◆オリックス1―3日本ハム(3日・京セラドーム大阪)
上沢は右拳を強く握りしめると、雄たけびを上げた。2点リードの9回2死。中島を遊ゴロに仕留め、今季初先発を2安打1失点完投勝利で飾った。「オフに取り組んできたことが間違いじゃなかったことを、証明できた」。昨年の対オリックス戦成績が4勝3敗、防御率2・63という相性の良さを買われ、今季初戦に起用された4年目右腕が期待に応えた。
人知れず「2年目のジンクス」に、おびえていた。昨年4月に3年目でプロ初登板初勝利を挙げると、そこから白星を積み重ね、チーム2位タイの8勝を挙げるまでに成長。それでも「活躍した次の年が大事だと言われた。一発屋にならないようにしないと」と気を引き締め、投球の幅を広げることに着手した。このオフ、ツーシームとシンカーを新たに習得。この日も有効に織り交ぜ、的を絞らせず。強力打線を封じ込め、最高のスタートを切った。
チームは3連勝。栗山監督は「(オリックス打線は)高給取りのいい打者がたくさん並んでいたけど、臆することなく投げた」と闘争心を評価した。「キャンプではうまくいかず迷惑をかけてつらかったけど、起用してくれて感謝したい。シーズンで貢献していく」と上沢は誓った。引き締まった表情に、さらなる飛躍を予感させた。(後藤 亮太)
(スポーツ報知)
すばらしい投球でした。
オリックス打線を抑えたことに意義がある。
その前に投げた誰かさんと違って、先発ローテ入りでしょう。
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