広島黒田博樹投手(40)が、9回途中126球を投げ、8安打無失点に抑えて11勝目を挙げた。3位阪神との直接対決を制し、クライマックス・シリーズ進出へ逆王手をかけた。
立ち上がりからストライク先行の投球で押した。「(球種の)何がいいとかではない。何とか粘り強く投げようと思った」。5回、6回とそれぞれ2安打を許しピンチを招いた。それでも5回は代打西岡をスプリットで二ゴロ併殺。6回はゴメスをツーシームで遊ゴロ併殺に打ち取った。「ゲッツーを狙って取れた。野手もしっかりと守ってくれた」。その後も踏ん張り、8回も、9回も、続投を志願した。
しかし9回2安打で1死一、三塁としたところで降板。「最後は申し訳ない」。自身の完封ではなく、連投が続く中崎を登板させたことを悔いた。
黒田の熱投で3位阪神にゲーム差なしに迫った。7日中日戦(マツダスタジアム)に勝てば、3年連続クライマックス・シリーズ出場が決まる。
(日刊スポーツ)
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