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2019年7月4日木曜日

渡邉諒 日本ハム渡辺に漂う“レギュラーらしさ”/森本稀哲

<日本ハム5-3西武>◇3日◇札幌ドーム

日本ハム渡辺が“レギュラーらしく”なってきた。追い込まれても簡単にアウトにならず、粘るだけではなく、甘いボールはとらえそうな雰囲気もある。

4点を奪って逆転した4回も、渡辺が2-2から放った中前打が起点。西武十亀は外角のスライダーと直球をケアしなければいけない投手。外を意識する中で、内角の速球を詰まらせながら中前へ運んだ。

「うまく打ってやろう」という考えではないからこそ対応ができた。「詰まってもあそこに落ちる」という感覚的なものが、わかり始めているのではないだろうか。打率こそ2割5分台だが、今季は効果的な本塁打も多い。レギュラーとしてのスタミナがつき、試合を動かせる選手になってきている。

渡辺を含め下位打線でつくった満塁の好機。決勝打を放ったのは、若いうちからレギュラーを張ってきた西川だった。この日、他3打席の内容はよくなかったが「ここぞ」の集中力はさすが。勝負どころを感じることができる選手の存在は、チームにとって大きく、強みでもある。今季はマークが厳しく、盗塁は13個と伸びていないが、西川の足は相手の脅威であり、優勝するためには必要なもの。持っている盗塁技術、成功率の高さはすばらしく「今年もタイトルを取る」という強い意志で臨んでいって欲しい。(日刊スポーツ評論家)
(日刊スポーツ)

打撃も好調で、不動のレギュラーらしくなってきた。

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