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2016年10月31日月曜日

歓喜の裏で…日本ハム・斎藤佑樹の現在地「V旅行は全員参加ですか?」

 決意に満ちた表情だった。10年ぶりの日本一から一夜明けた30日、日本ハム・斎藤佑樹投手(28)は札幌ドームの荷物整理を行った後、来季への思いを吐き出した。「(2日からの)秋季練習では投げ込みと走り込み…もう練習あるのみです。来年へはもう始まってますから」

 今季は11試合登板で0勝1敗、防御率4・56。昨秋キャンプから先発一本で勝負を挑んだが、先発では4回途中5失点した7月28日の西武戦(西武プリンス)を最後に先発登板機会は巡ってこなかった。本来は周囲を笑顔にする明るい性格の持ち主のはずだが、「V旅行は全員参加なんですか? 断ることはできるんですか?」と逆取材してきたのが印象的。悔しさばかりのシーズンだったに違いない。

 今春、斎藤がプロ野球選手としてより、一野球人としての強い危機感を口にしていたのを、はっきり覚えている。「右肩をケガしてから、『もう野球をできなくなるんじゃないか。もう野球を辞めないといけないんじゃないか』と何度も思ったことがあります」

 プロ2年目の12年後半に右肩の関節唇を損傷した。翌13年以降は目立った活躍ができていない。この右肩痛が影響したのは明らかだ。相手よりも、思うような投球ができない自分、かつて斎藤フィーバーを巻き起こした自分と闘っているように見える。

 今年6月5日の巨人戦(東京D)。4点差の7回に名前がコールされると、巨人ファンも含めてドーム内がドッとわいた。1イニングを3者凡退。続く8回の攻撃で味方が1点差に迫る猛攻を見せ、その試合後、栗山監督から「球場を支配する。それも彼の持っている力」とたたえられた。今も熱心な追っかけファンはたくさんいる。斎藤は「ありがたい気持ちもありますし、結果を出せずに申し訳ない気持ちもあります。とにかく頑張らなきゃって思います」と言っていた。

 斎藤が輝いた06年夏の甲子園を駆けだし記者として取材し、「いきなり、すごいものを見させてもらった」と感動した一人だ。あれから11年となる2017年。己に打ち勝ち、チームの日本一連覇に貢献する投球を期待したい。(記者コラム・小谷 真弥)
(スポーツ報知)

 

【日本ハム】13年ドラ5の金平と来季の契約結ばず「トライアウトを受ける方向で」

 日本ハムは31日、千葉・鎌ケ谷市のファーム施設で、金平将至投手(25)に来季の契約を結ばないと通達した。

 金平は東海理化から13年のドラフト5位で入団。プロ3年間で通算11試合に登板し、0勝0敗0セーブ、防御率6・30で、今季は1登板に終わっていた。今後については「トライアウトを受ける方向で考えています」と語った。
(スポーツ報知)

 結果が出ないと厳しいね。斎藤佑樹は残留か。

【日本ハム】陽岱鋼、FA権行使結論を先送り「時間をくださいと伝えた」

 争奪戦へ 今季国内FA権を取得した日本ハムの陽岱鋼外野手(29)が30日、権利行使についての結論を先送りにした。広島から札幌へ戻り、札幌D内で球団幹部と会談。すでに親しい関係者に移籍を前提とした権利行使の意向を示しているが「自分の気持ちを伝え、球団の考えを聞いた。(決断まで)時間をくださいと伝えた」と話すにとどめた。

 陽岱鋼をめぐっては、オリックスが獲得調査に本腰を入れ、楽天など複数球団が獲得に名乗りを上げるとみられている。「日本ハムでずっとやりたい気持ちはある。試合を終えたばかりで気持ちの整理ができてない。また球団と話して、いい方向へいけば」と胸中を吐露した。
(スポーツ報知)

 移籍だろう。

【日本ハム】栗山監督「日本一になってチャラチャラするな」大谷と個人面談へ

 日本ハムの栗山英樹監督(55)が30日、お祝いムードに警鐘を鳴らした。10年ぶりの日本一から一夜明け、チームは空路で広島から北海道へ凱旋し、札幌D内で荷物整理を行った。全体ミーティングで指揮官は「ふざけんなよ。日本一になって、チャラチャラするでしょ。絶対にそんなのに乗るなよ―と言った」とナインに猛ゲキを飛ばしたことを明かした。

 若いメンバーが中心だからこその言葉だ。2日間のオフを経て11月2日から、ベテランを除くメンバーは秋季練習を開始する。「どこかでゆるみが出る。そこだけは気をつけてほしい。シーズン開幕までに、ここでしか差がつかない。(お祝いムードに)自分が引っ張られるようではそこまでの選手」とクギを刺した。

 来季二刀流5年目を迎える大谷とは、秋季練習期間に個別で面談するプランも明かした。「翔平が一番、心配は少ない選手だけど、トレーニングの一つ一つの方向性が大事になる年」。昨オフはレンジャーズ・ダルビッシュと合同自主トレを行い、肉体を強化。投手では3年連続2ケタ勝利となる10勝をマーク。打者でも22本塁打と圧倒的なパフォーマンスを残した。さらなるレベルアップに向けて、オフの過ごし方についてじっくりと話し合う。

 第7戦までもつれていれば、黒田と大谷との投げ合いが実現していた。幻の対決については「俺が一番見たかったよね。そのマッチアップは」とファンの視点で少し残念そうに話した。

 新千歳空港では約1000人のファンに出迎えられ、「すごかったね。北海道の人が盛り上がってくれることが一番。頑張ったかいがあった」とこの時ばかりは喜びに浸った。それでも「同じメンバーでも、来年は強くないかもしれない」と、すぐに表情を引き締めた。(後藤 亮太)
(スポーツ報知)

 第7戦が見たかった。

大谷翔平 中田の“おバカ”ぶりに笑い止まらず『野望知らないってビックリ」

 日本ハム・大谷翔平投手が30日放送のフジテレビ系「スポーツLIFE HERO’S」にチームメートの中田翔内野手とともにVTR出演し、中田の“おバカ”ぶりに必死に笑いをかみ殺していた。

 インタビューで2人は日本シリーズの裏話など明かしたが、最後にアナウンサーから「来年の野望を教えて下さい?」と問われた中田は「ヤボー?ヤボーって何?」と隣の大谷にこっそり聞いた。「夢とか、目標じゃないですか」と答えた大谷だったが、その瞬間から笑いがこみあげて止まらなかった。中田が話している間、口に手を当てたり、横を向いてみたり、笑いをこらえるのに必死。自身の番になると「リーグ優勝と日本一」ですニヤニヤしながら、連覇を宣言していた。

 それでも最後はたまらず「野望を知らないってことにビックリしましたよ」と先輩に直言すると、「これ流さないで」と中田も苦笑いするしかなかった。
(デイリースポーツ)

2016年10月30日日曜日

神戸旅行

初日
成田空港→関西空港(南海空港線)→南海難波(市営御堂筋線)
→新大阪(バス乗り場、①出口、新大阪阪急ビル2F→1F、阪急高速バス)
→有馬温泉駅→(散策)六甲有馬ロープウェイ→宿(兵衛向陽閣)

二日目
宿→有馬温泉駅(神戸電鉄)→有馬口(乗り換え、神戸電鉄)
→谷上(乗り換え、北神急行)→新神戸→宿(ANAクラウンプラザホテル、荷物預け)
→新神戸駅12(シティ・ループ 1日乗車券、新神戸駅前2F)→中突堤(ポートタワー前)1→神戸海洋博物館(カワサキワールド)

中突堤(ポートタワー前)1(シティ・ループ)→地下鉄三宮駅前7(徒歩4分)
→ポートライナー三宮駅→ポートライナー南公園駅→UCCコーヒー博物館・田崎真珠ギャラリー



南京町 シティ・ループ 4か12

MotoGP第17戦マレーシアGP 予選トップ3コメント

アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム(予選1位)
「いつもとは異なる戦略を取り、ピットストップの後、最後のアタックでタイムを更新することができた。今日のボクたちのスピードにはとても満足しているよ」

バレンティーノ・ロッシ/モビスター・ヤマハ・MotoGP(予選2位)
「とても難しいコンディションで、いつもとは異なるものだった。タイヤがヒートしすぎないように慎重に走らなければならかったし、同時にプッシュしなければならなかったんだ。2番手というのはいい結果。フリー走行4回目で進歩し、フロントロウからレースをスタートすることができ、とてもグッドだ」

ホルヘ・ロレンソ/モビスター・ヤマハ・MotoGP(予選3位)
「今週末は雨の中でも戦闘力がある。コースのグリップがいいからね。たぶん予選ではプッシュしすぎてしまったようだ。気をつけてはいたけど、タイヤがヒートしてしまった。とはいえ、3番手はいいポジション。フロントロウからスタートすることができるのでとてもハッピーだよ」
[オートスポーツweb ]

 ヤマハは雨が幸いか。

陽岱鋼 うれし涙も…FA権行使を近日中申し入れへ

◇SMBC日本シリーズ2016第6戦 日本ハム10―4広島(2016年10月29日 マツダ)

 日本ハム・陽岱鋼(ヨウダイカン)は日本一にうれし涙をこぼした。

 今季国内FA権を取得。近日中にも行使を正式に球団に申し入れる見込みだが、揺れる胸中を明かした。「やっと日本シリーズが終わってゆっくり(他球団と)話ができる」と話しつつ、「まだ(日本ハムに)残りたい気持ちもある」と続けた。FA宣言すれば、調査を進めている楽天、オリックスなど国内他球団の争奪戦に発展することは必至だ。中継ぎ左腕の宮西は、FA権を行使せず残留する見込みだ。
(スポニチアネックス)

 残留でなく移籍だろうか。

陽岱鋼、残留へ=プロ野球日本ハム

 今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハムの陽岱鋼外野手は29日の試合後、「優勝したし、残りたい」と残留の意向を示した。今後は来季の条件面などについて、球団と話し合う。
(時事通信)

 また好調な陽の姿が観れるだろう。

大谷翔平 日本ハム 代打の構えで相手に重圧 「ネクストに入ってくれ、と」

日本一に「なかなか経験できないこと」
 日本ハムの大谷翔平投手が29日、初の日本一に喜びをあらわにした。3勝2敗と王手をかけて迎えた広島との日本シリーズ第6戦(マツダスタジアム)。同点の8回に中田の決勝押し出し四球、レアードの満塁弾など一挙6得点。10-4で大勝して球団4年ぶりの栄冠をつかんだ。

 大谷はこの日出場機会はなかったが、4-4の8回2死満塁の中田の打席でネクストバッターズサークルに入り、相手にプレッシャーを与える場面も。結果的にマウンドのジャクソンは中田に勝ち越しの押し出し四球を与えることになった。

 試合終了後にチームメートと笑顔でハイタッチを交わした二刀流。日本シリーズを振り返った。

――高卒4年目で初の日本一に輝いた。

「うれしいです。点差も点差だったので、特に緊張することもなかった。最後まで勝ち抜いて、シーズンを終わるのはなかなか経験できないこと。それが出来たのは良かったと思います」

――この日の第6戦は代打出場、もしくはリードした場面の9回に守護神として登板する可能性もあった。

「今日は代打待機してました。ブルペンには全く入ってないです」
第1戦先発も白星ならず、「もう少しできたかなと思う」
――8回2死満塁の中田の打席で、ネクストバッターズサークルに入った。それでも、中田の押し出し四球で勝ち越した直後にはベンチへ下がった。

「打席が投手(バース)のところ。(首脳陣から)『おそらく代わらないと思うけど、プレッシャーをかける意味でもネクストに入ってくれ』と。僕的には打席に入る感じはなかったですし、バースがそのまま投げる展開でした」

――同点の8回に一挙6得点。日本一を決めた猛攻を振り返って。

「ジャクソンもストライクが入ってなかった。しっかりみんなが見極めて。1つ1つ、つないでいく姿勢が得点につながったかなと思いますし、レアードもその形で得点が入ったと思います」

――日本シリーズを振り返って。

「1戦目を取れなかったのは、もう少しできたかなと思います。(憧れの黒田との第3戦での対戦が)今後に生きて来れば、すごくいいかと思います」

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

日本ハムが2連敗から4連勝で決めた! 栗山政権初&10年ぶり日本一達成

8回一挙6得点で決めた、中田&大谷も初の日本一、広島は32年ぶり日本一ならず
 日本ハムが29日、日本シリーズ第6戦で広島に10-4で勝利し、4勝2敗で2006年以来、10年ぶりの日本一に輝いた。同点の8回に中田翔内野手の押し出し四球で勝ち越すと、ブランドン・レアード内野手の満塁本塁打も飛び出すなど一挙6得点。試合を決めた。広島はジャクソンが6失点と誤算。第7戦は今季限りで現役引退する黒田博樹投手が先発予定と見られていたが、舞台を作ることができず、32年ぶりの日本一はならなかった。
 
 先制したのは日本ハム。初回、第5戦で劇的なサヨナラ満塁本塁打を放った西川が、広島先発・野村の初球を右中間に運んで三塁打とした。続く中島卓はストレートの四球。3番に入った岡はカウント2-2からの8球目をショートに転がし、タイムリー内野安打で1点を先制した。

 一方の広島は2回、先頭の松山が日ハム先発・増井からセンター前ヒットで出塁。続く鈴木はレフトオーバーのツーベースで、無死二、三塁とチャンスを作った。小窪は空振り三振も、石原の打席で3球目のフォークはベース手前で大きく弾む。暴投で松山が生還し、同点に追いついた。さらに、石原は三ゴロも、サードのレアードが後逸。これがタイムリエラーとなった。広島が日本ハムのミスに乗じて一気に逆転に成功した。

 それでも、日本ハムは4回、無死一塁でレアードの遊ゴロを広島田中がファンブルし、無死一、二塁のチャンスで田中賢が打席に入った。野村のチェンジアップをすくい上げ、ライト前に運ぶ。二塁走者の近藤が生還し、同点に追いついた。なおも無死一、三塁のチャンスで大野は三ゴロ、増井の代打・矢野はフルカウントから空振り三振も、続く西川が右中間へ運び、三塁打で2者が生還。この試合2本目のスリーベースで勝ち越しの2点をもたらした。

 2点を追う広島は5回、2死走者なしの場面で丸が鍵谷の2球目を捉え、右中間席に運んだ。1点差に迫る反撃のソロ弾。さらに、2死二、三塁のチャンスで代打・下水流が遊撃内野安打。三塁走者の赤松が生還して同点に追いついた。

 そして迎えた8回、日本ハムは6試合連続登板のジャクソンを相手に2死から西川、中島卓、岡の3連打で満塁のチャンスを作る。ここで中田が打席へ入ると、ネクストバッターズサークルには大谷が登場した。ジャクソンは制球が定まらず、3球目の際どい球もボールと判定されるなど、ストレートの押し出し四球で勝ち越し点を献上した。

 栗山監督は結局、大谷を下げ、そのままピッチャーのバースを打席に送る。ここでバースがセンター前に値千金のタイムリー。さらに、続くレアードが2ボールから左中間へ満塁本塁打。一気に6点を勝ち越した。日本ハムは第5戦で西川のサヨナラ満塁本塁打で勝利しており、日本シリーズ2試合連続の同一チーム満塁本塁打は1993年の西武-ヤクルトの第5戦・鈴木健、第6戦・秋山以来、23年ぶりとなった。ジャクソンは6失点で失意の降板となった。

 8回はバース、9回は谷元が抑え、そのまま10-4で勝利。10年ぶりの日本一に輝いた。栗山監督は自身初の日本シリーズ制覇。中田翔や大谷翔平ら主力選手にとっても初の日本一となった。
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
 8回2死から始まった。

2016年10月29日土曜日

【日本シリーズ】「ナメられたもんだ」 “大谷温存”にカープファン怒りの声

 28日のマツダスタジアムでは、カープの投手練習が行われた。野手陣はチームのチャーター便で帰広後、松山らがマツダスタジアムの室内練習場でバットを振り、大粒の汗を流した。

 しかし球場を訪れた一部選手が帰宅し始めたタイミングで、日本ハムの“意外な動き”が広島サイドに伝わってきた。

 第6戦の予告先発がNPBから発表になり、日本ハム側は当初見込まれていた大谷ではなく、増井であることが明らかになったのだ。ミーティングを行って球場を後にしようとした緒方監督は報道陣から「明日の先発は増井になりましたが…」と振られると表情を変えることなく「今聞きました。頑張ります」とだけコメント。

 指揮官に動じる様子はなかったとはいえ、内心は穏やかでなかったかもしれない。地元ファンからは「大谷を第7戦があった場合の先発起用として“温存”し、第6戦ではブルペン待機させてリードしていたら9回にストッパーとして起用するつもりなのだろう。カープもナメられたもんだ」などといった声が上がった。

 そうそう都合よく、そちらのシナリオ通り好き勝手にさせるわけにはいかない――。日本ハム側の“大谷温存”でブチ切れたカープの怒りは、果たして第6戦で爆発するか。
(東スポ)

 3、4、5戦スタメンで、疲労困憊で最初から6戦目の先発は無理だろう。
 日本ハムとすれば、6戦で決めたいところだろう。
 
 

東京五輪会場 都調査チーム、バレー「横浜」提言へ ボートは複数案

 2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場計画の見直しを進めている東京都の五輪調査チームが、バレーボール会場について、新設予定の「有明アリーナ」(江東区)から既存の「横浜アリーナ」(横浜市)への変更を有力な選択肢として提言する方向で最終調整に入ったことが28日、分かった。ただ、サブアリーナの増設や観客入退場エリアの整備など解決すべき課題も山積しており、実現の可否はまだ不透明といえる。

 調査チームは11月1日に都庁で開催される都政改革本部会議で、調査報告書を小池百合子知事に提出する。

 調査チームは9月に大会総費用が3兆円超となる可能性を指摘し、会場の見直し対象として3競技を挙げた。有明アリーナの整備費は400億円超と試算されているが、調査チームは横浜アリーナへの変更で、大幅なコスト削減が可能と判断した。

 一方、調査チームはボート・カヌー会場について「海の森水上競技場」と「長沼ボート場」(宮城県登米市)の複数案を提示する。小池氏は28日の定例会見で、都と政府、大会組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)の4者協議に、調査チームの報告を踏まえて1つに絞らず複数案を提示する考えを示した。

 会見では、IOCのトーマス・バッハ会長と18日に会談後、電話などでやりとりした際、「(会場の見直しは)決め打ちせずに複数の中で調整したい」と要望があったと明らかにした。

 水泳会場については、江東区に建設予定の「オリンピック・アクアティクスセンター」の座席数を2万から1万5千席に減らすことを盛り込んだコスト圧縮案を示す。
(産経新聞)

 負のレガシーを作らないで、既存の施設でできるだろう。
 税金の無駄遣いを止めて、もっと有効な使い道があるだろう。

森友哉【西武】辻監督「森はキャッチャー一本」炭谷と相乗効果

 西武の辻発彦監督(58)が28日、来季は森友哉捕手(21)の外野手起用を封印し、捕手専念で臨ませることを明言した。

 この日は西武プリで合同練習が行われたが、指揮官は「(森は)キャッチャー一本で考えています」と断言。来月の宮崎・南郷キャンプでも「(外野と捕手)2つも一緒に練習はできないでしょ」と説明。持ち前の打撃に加え、守備力を徹底的に鍛え、扇の要として育て上げるつもりだ。

 一方で新監督は相乗効果も期待。長年レオの正捕手を務める炭谷について「銀仁朗もやばいと思ってやっているんじゃない? 自分は、若い選手に追いつかれたら終わりと思ってやっていた」と背番号27の奮起を促した。追いかける立場の森も「来季は捕手で、と思っている。銀さんを見習いながら、追いつき追い越せでやっていきたい」と気合が入っていた。(吉田 淳)
(スポーツ報知)

 正捕手に育てないと西武の未来はない。

 

大谷翔平 第6戦は守護神待機 吉井コーチ「投げるとすれば最後の9回」

◇SMBC日本シリーズ第6戦 日本ハム―広島(2016年10月29日 マツダ)

 日本シリーズは29日、マツダスタジアムに舞台を移して第6戦が行われる。3勝2敗で日本一に王手をかけている日本ハムの予告先発は大谷翔平投手(22)ではなく、増井浩俊投手(32)と発表された。大谷はもつれた場合、第7戦に先発することになったが、第6戦で救援登板する可能性もある。プロ野球新記録の165キロを連発したクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに続く「ストッパー大谷」で、10年ぶり3度目の日本一を勝ち取る。

 最終決戦の地、広島に降り立った大谷に、空港に居合わせたファンが一斉にスマートフォンを向けた。周囲の喧騒(けんそう)をよそに、22歳は表情を引き締めたまま、歩を進めた。

 「気合は入ると思う。意気に感じていける部分はある」

 日本一まであと1勝となり、首脳陣は第6戦に増井、第7戦に大谷を先発起用すると決めた。1、2戦と2人の順番を入れ替えた理由について、栗山監督は「いろんな使い方を含め、一番幅があるのはこれだなと思った」と説明した。DH制がない敵地。仮に順番通り第6戦に先発した場合、第7戦は代打待機に限定される。第7戦に大谷を回すことで、ベンチ待機となる第6戦は、勝っている展開なら救援登板、負けていれば代打と、起用法に「幅」が生まれる。吉井投手コーチも「投げるとすれば、最後の9回。準備がしやすい」と守護神起用の可能性を示した。

 2勝2敗で迎えた前日の試合前の練習後に、大谷と増井はそろってブルペン入り。首脳陣から「この試合の勝敗によって第6戦の先発が決まる」と通達された。第5戦で王手をかけたことで、あと1勝すればいい状況が生まれた。DHで3試合フル出場した疲労も考慮され、日本一になるための最善策として、大谷の第7戦起用が固まった。

 予行も済ませている。リーグ優勝した9月28日の西武戦(西武プリンス)では1安打完封で胴上げ投手となったが、実はその前日にベンチ入り。勝っている展開なら最後の回を締めくくる予定だった。劣勢で代打出場に終わったが、CSファイナルS第5戦ではDHから9回に救援。プロ野球最速を更新する165キロを連発する完全投球で締め日本シリーズ進出に導いた。劣勢で迎えた終盤に代打で逆転打を放ち、9回のマウンドに上がり、日本一をつかむ。今までにない「二刀流」も実現するかもしれない。

 本拠地で3連勝したが第2戦までの敵地では連敗を喫した。「ビジターでもしっかり勝って優勝するのがベスト。それは完全に勝つ(日本一になる)ために必要なこと」。強烈なファイティングスピリット。第6戦に敗れ第7戦にもつれれば、憧れの黒田と初めて投げ合うことになるが、今は第6戦に勝つことが全てだ。救援で締め、リーグ優勝、CSファイナルSに続き、3度目の胴上げ投手になる。 (柳原 直之)

 ≪先発含めれば初≫同一シーズンの公式戦、CS、日本シリーズの全てで胴上げ投手(V決定の瞬間に登板)となったのは、09年クルーン(巨)、13年田中将大(楽)、14、15年サファテ(ソ)だけ。今季日本ハムの胴上げ投手は公式戦(9月28日西武戦)が完封の大谷、CS(10月16日ソフトバンク戦)もセーブの大谷となっており、前記3人に次ぐ記録がかかる。なお、過去3人は3戦とも救援で達成したもので、先発完投を含む3連続胴上げなら史上初となるが、大谷が大役を果たすか。

 ▼1安打完封でリーグV 優勝マジック1で迎えた試合で5回1死まで完全投球。自身初の1安打完封&今季最多15奪三振でチームを4年ぶりのリーグ優勝に導いた。160キロ超は一球もなかったが、スライダー主体で125球。優勝決定試合では史上初の1―0完封勝利に「冷静だった。淡々と、いいあんばいに自分を制御しながら投げられた」。

 ▼リリーフ登板で史上最速165キロ 勝てば日本シリーズ出場となる試合に「3番・DH」で出場し、3点リードの9回にDHを解除して救援登板。自身が持つプロ野球最速を更新する165キロを計3球もマークした。「いい雰囲気でマウンドに上がれて、いいパフォーマンスを出せた」。フォークも驚きの151キロで3者凡退。史上初めて先発野手がセーブをマークした。
(スポニチアネックス)

 打者・大谷の不在がどう影響するだろうか。

大谷翔平 日本ハム あるぞ守護神!「日本一になりたい、中継ぎでもこだわらない」

「SMBC日本シリーズ2016」は29日、マツダに舞台を移して第6戦が行われる。日本ハムの大谷翔平投手(22)は第6戦に先発せず、守護神待機する可能性が28日、浮上した。

 順番通りなら大谷先発だったが、ベンチスタートが濃厚。チームが敗れた場合は第7戦先発が有力だが、栗山監督は「いろいろなパターンがある」と語り、第6戦はCS最終S同様、リードして9回を迎えればクローザーとしてマウンドに上がる見込みだ。シーズン、CSに続き、3度目の胴上げ投手となるか。

 ついに10年ぶりの日本一へあと1勝に迫った。空港で大勢のファンに見送られた大谷は、決戦の地・広島へ飛び立った。

 大谷「日本一になりたいですね。僕もそうですけど、なったことのないメンバーが多いし、やっぱり経験してみたい」

 気持ちの高ぶりを抑え、冷静に栄光のゴールを見つめた。

 三たび、胴上げ投手になる可能性が出てきた。一気の4連勝を狙う第6戦は順番通りなら第1戦に先発した大谷がマウンドに立つはずだったが、予告先発は第2戦から中5日となる増井だった。栗山監督は「増井で勝負に行く。いろんなバージョンを考えたけど、これが一番いい」と説明。大谷の起用法については「日本一になるために何が必要なのか。大谷の状態も含めていろいろな幅、たくさんのパターンがある。体の状態を見て決める。それ以上は戦略上の問題」と、二刀流の守護神は否定しなかった。

 DH制がない第6戦、大谷はベンチスタートで、負けている展開なら代打起用が濃厚だ。しかし、勝ちゲームなら9回限定で登板し、一気に決めにいく可能性が高い。マーティンが負傷し、抑えは日替わり状態で、安定感に欠けるチーム事情も後押しする。吉井投手コーチは「監督が決めることですけど、大谷をブルペンに入れるならクローザーじゃないですか?」と語った。

 今シリーズ、大谷はフル回転している。第1戦に「8番・投手」のリアル二刀流で先発し6回3失点で負け投手となったが、第2戦は代打、第3~5戦は「3番・DH」で全て出場し、第3戦では延長10回にサヨナラ打を放った。疲労を考慮して第6戦の先発を回避したとみられるが、チームが先に王手をかけたことで万が一、次戦を落としても、万全の状態で最終決戦にエースを投入できるメリットもある。

 ソフトバンクとのCS最終SではDHでスタメン出場し、9回からマウンドへ上がり、日本最速を更新する165キロを3度出して日本シリーズ進出を決めた。指揮官はその時、「こういうことは2度と起こらない」と断言していたが、この日は「やったことがあるかないかは問題じゃない。できるか、できないかの問題」と“軌道修正”した。

 シーズンで3度の胴上げ投手となれば、抑えを除けば13年の田中(ヤンキース)しかいない。

 大谷「言われたところで頑張ります。いつ行けと言われても、中(継ぎ)でもこだわりはない。気合は入るんじゃないですかね。意気に感じる部分はある」

 2ケタ勝利に20発、そして165キロ…。投打で常識を覆し、数々の伝説を生み出した大谷の2016年は、どんなエンディングを迎えるのだろうか。
(スポニチアネックス)

 今日で決まるか、広島の逆王手なるか。

日本ハム大谷サプライズ起用あるぞ!栗山監督“救援&胴上げ投手”プラン示唆

 日本ハム・栗山英樹監督(55)が28日、日本シリーズ第6戦(29日、マツダスタジアム)は大谷翔平投手(22)をベンチ待機させ、試合展開次第で柔軟に起用していくプランを立てた。

 日本一へ王手をかけ広島へ乗り込んだ日本ハム。敵地での残り2戦について指揮官は「体の状態、調子もある。2つのうち1つ勝てばいいから」と、第1戦先発登板から全試合出場している二刀流の疲労を考慮。中6日の先発起用は避け、第7戦に回す考えだ。

 第6戦の起用法については代打かリードした展開では抑えで胴上げ投手での起用の可能性も示唆。「いろんなパターンがある。日本一になるための戦略を考える」と栗山監督。切り札をサプライズ起用する可能性もありそうだ。
(デイリースポーツ)

富裕層の申告漏れ516億円=09年以降で最多―国税庁

 高額な資産や所得を持つ富裕層に対し、国税当局が6月までの1年間に4377件の税務調査を実施し、総額516億円の所得税の申告漏れを指摘したことが28日、国税庁のまとめで分かった。

 統計手法が現在と同じになった2009年以降で最も多い額となった。

 同庁によると、一般的な税務調査における申告漏れ額は平均941万円だったが、富裕層では平均1179万円。うち海外取引を利用していたケースでは全体平均の3倍に当たる平均2970万円に上った。

 国税庁は14年から主要国税局にプロジェクトチームを設置。富裕層の海外取引などの情報収集を強化したことが、増加の一因とみられる。
(時事通信)

 富裕層の課税強化か。

日本ハム・大谷は第7戦先発?それとも守護神起用? 第6戦は増井が先発

 29日に行われる日本シリーズ第6戦(マツダスタジアム)の先発投手が28日、広島・野村祐輔投手、日本ハム・増井浩俊投手と発表された。

 広島・野村の先発は大方の予想通りだが、日本ハムは22日の第1戦で先発した大谷翔平投手が中6日で先発するとみられていた。ところが、大谷ではなく第2戦に先発した中5日となる増井だった。

 このため、王手をかけている日本ハムが第6戦で敗れた場合、第7戦で大谷が先発することが濃厚だ。しかし、もうひとつ考えられるのは、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)・最終ステージでも見せた抑えとしてのサプライズ起用だ。

 16日のCS第5戦では、DH・3番で出場していた大谷が九回、抑えとしてサプライズ登板。日本最速の165キロを連発し、左足のけがで離脱した守護神・マーティンの穴を埋めた。

 守護神不在は日本シリーズでも浮き彫りとなっており、第3戦では九回に登板した谷元がリードを守れず同点に追いつかれるなど、ヒヤヒヤの状態が続いている。

 栗山監督はソフトバンク戦後、DHを解除してのリリーフ登板について「二度と起こらない」と1回限りの起用であると明言していたが…。29日の第6戦で九回までリードしていたら、「ピッチャー・大谷」とコールされる可能性は果たしてあるのか。
(デイリースポーツ)

 仮に今日負けたら、明日は大谷スタメンで、先発有原だろうか。

日本一王手の日ハム、大谷はなぜ第6戦先発回避? 鍵握る二刀流右腕の起用法

日本一へあと1勝の日本ハム、第6戦は増井が先発へ
 日本ハムの大谷翔平投手が、29日の広島との日本シリーズ第6戦(マツダスタジアム)での先発登板を“回避”し、第7戦での先発登板へ切り札として控えることとなった。

 「8番・投手」で先発出場した22日の第1戦から中6日。順当にいけば、登板が有力視されていたが、勝てば日本一が決まる第6戦は今季自身初の2桁勝利をマークした増井浩俊が予告先発された。4勝先取の日本シリーズ。1勝が大きな重みを持つが、なぜ大谷は王手をかけた第6戦の登板回避となったのか。

 大谷は22日の第1戦で6回3失点で敗戦投手に。第2戦は代打出場し、指名打者制のある第3戦以降は3試合連続で「3番・DH」で先発フル出場してきた。さらに、第4戦では一塁ベースを駆け抜けた際に右足首を捻った。第5戦でも全力疾走しており大事には至らなかった模様だが、25日からの3日間は本来の先発投手としての調整が出来ない状態だった。

 ソフトバンクとのCSファイナルステージ(札幌ドーム)では第1戦でリアル二刀流で出場し、第2戦以降は「3番・DH」でスタメン。日本シリーズ進出を決めた第5戦では3点リードの9回に指名打者制を解除。日本最速165キロをマークして胴上げ投手となったが、栗山監督は「こんな使い方は2度と出来ない。来年も。日本シリーズは普通にいく。これ以上、むちゃな使い方はできない。壊れてしまう」と慎重に起用していく方針を示していた。
第7戦までもつれれば、「黒田VS大谷」の可能性も
 栗山監督ら首脳陣は仮に第6戦で敗れても、1日の休養を挟んだ万全の大谷を投入できると踏んだのだろう。

 広島は第7戦で今季限りで現役引退する黒田博樹投手の先発が有力視されている。日本一を争う大一番で「黒田VS大谷」が実現すれば、ファンでなくても楽しみな投げ合いであることは間違いない。それでも、仮に第6戦でリードした場面で終盤を迎えれば……。その采配で周囲を驚かせてきた栗山監督だけに、再び守護神・大谷の期待も高まる。

「広島へ行っても、この勢いでぶつかっていくだけ。投げる、投げないは関係なく、全員で広島に勝ちに行きたいです」

 そう意気込みを語っていた大谷。いずれにしても、日本ハムの日本一は二刀流・大谷が大きな鍵を握っている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count
 もう大谷の先発はないだろう。
 ライトでスタメン起用し、最後は抑えだろう。

2016年10月28日金曜日

日本ハム・メンドーサ満塁斬り&0封ロングリリーフ

<SMBC日本シリーズ2016:日本ハム5-1広島>◇第5戦◇27日◇札幌ドーム

 日本ハムのルイス・メンドーサ投手(32)が、好リリーフで勝利を呼び寄せた。

 日本シリーズ登板2戦目は、序盤にやってきた。1点ビハインドの2回1死満塁。「体のほうもメンタルのほうも、十分いい準備が出来ていたよ」。上位打線の菊池を三ゴロ、丸を空振り三振に切り、大ピンチを切り抜けた。5回の菊池からは、イニングをまたぎ4者連続三振を奪うなど、5回2/3を投げ1安打無失点で流れを渡さなかった。

 「とにかく最少失点に抑えること。何が何でもという気持ちだった」と気迫あふれる投球が実った。
(日刊スポーツ)

 メンドーサの好投で勝ちに繋がった。

斎藤佑樹 札幌D合流「調子はまずまず」入れ替えの可能性も

◇SMBC日本シリーズ2016第5戦  日本ハム5―1広島(2016年10月27日 札幌D)

 宮崎で行われていたフェニックス・リーグに参加していた日本ハムの斎藤、新垣、榎下、松本が札幌ドームに合流した。

 この日はベンチ入りしなかったが、斎藤は早速ブルペン入りするなど精力的に汗を流した。「宮崎では雨で3試合しか投げられなかった。でも、調子はまずまず」とリラックスした様子。吉井投手コーチは「展開次第で(6戦目以降のメンバーを)入れ替えることはあるかも。調子は良さそうだったよ」と含みを持たせていた。
(スポニチアネックス)

 使えないだろう。

大谷翔平 日本ハム 第6戦先発へブルペン調整 「王手をかけたので、この勢いで」

「日本シリーズ・第5戦、日本ハム5-1広島」(27日、札幌ドーム)

 スーパーエースが日本一を導く。頂点に王手をかけ、29日の第6戦(マツダ)で先発することが確実な日本ハム・大谷翔平投手(22)は、静かに闘志を燃やした。

 ドラマチックなサヨナラ勝利をネクストバッターズサークルで見届けた。「中継ぎから点を取れたのは、みんなでプレッシャーをかけた結果。偶然じゃない」。西川を手荒く祝福する歓喜に浸りながら、次なる戦いに思いを向けた。

 この日は、試合前練習でキャッチボールを行うとブルペンに入り、2日後に向けた投球練習で調整した。22日の第1戦では11三振を奪うすごみを見せながら、6回3失点で敗戦投手となった。再び敵地で迎えるリベンジの舞台は、くしくも大一番のマウンドになる。

 「王手をかけたので、この勢いで初回からぶつかっていきたい」。連敗から3連勝を飾った勢いに乗る。最速165キロの直球を武器に、2016年を華々しく締める。
(デイリースポーツ)

 最後は大谷が締めて終わりだろう。

【日本ハム】西川、シリーズ史上2人目のサヨナラ満塁弾!劇的3連勝で日本一へ王手

◆SMBC日本シリーズ2016 ▽第5戦 日本ハム5x―1広島(27日・札幌ドーム)

 「SMBC日本シリーズ2016」は第5戦が行われ、日本ハムが劇的な勝利で2連敗から3連勝。10年ぶりの日本一に王手をかけた。同点の9回2死満塁、西川が右翼席にサヨナラ満塁弾。シリーズでは92年にヤクルト・杉浦享が西武との第1戦で記録して以来、24年ぶりのサヨナラ満弾だ。先発・加藤が2回1死満塁で降板。後を受けたメンドーサの7回までの快投が勝利を呼び込んだ。28日の休養日を挟み、29日の第6戦はマツダスタジアムで行われる。

 札幌Dが激しく揺れる。西川の祈るような思いは、右中間中段まで伸びた。何度もガッツポーズを作った。腹の底から叫んだ。10年ぶり日本一へ王手をかけるサヨナラグランドスラム。無我夢中でダイヤモンドを駆け回った。

 「何が起きたか分からないぐらい興奮してます。頼むから入ってくれと。本当に興奮していた。叫びすぎて、喉がかれてしまいそうです」

 心は熱く、頭は冷静だった。同点の9回2死一、三塁。1番・岡が死球を受けて激高。両軍ベンチからナインが飛び出し、乱闘寸前だった。それでも、ネクストの西川だけはクールだった。

 「乱闘に加わって、打席に立ち遅れたりするのが嫌だった。岡さんの死球で燃えるものはありましたけど、冷静に打席に向かいました」。第1戦で見逃し三振に倒れた守護神・中崎の外角スライダーを見逃して続く2球目。スライダーから直球に狙いを切り替えた。高く浮いた直球を強振。シリーズでのサヨナラ満塁弾は92年第1戦のヤクルト・杉浦以来2人目の劇弾だった。

 栗山監督の高い期待に応えた。今季はリーグ2位の打率3割1分4厘と打撃開眼。それでも、指揮官の比較対象は常に2年連続トリプルスリーを達成した同級生のヤクルト・山田哲人だった。「それが普通でしょ。オレは遥輝がトリプルスリーに一番近い選手と本気で思っているんだから」。今季5本塁打の男の大きな成長を信じ続けている。

 少しの打撃フォームの乱れも許さない完璧主義者。シリーズも第2戦から3試合連続無安打。この日も同点の7回2死二塁で空振り三振するなど打席前まで18打席連続無安打だった。それでも、シーズンを通して毎試合後に城石打撃コーチとブルペンでのティー打撃。自信を保った。「『自分が監督だったらどうするか』を考えたりもしました。あきらめずに城石コーチと練習してきた結果。少しは恩返しできた」と声を弾ませた。

 チームはシリーズ2度目のサヨナラ勝ち。ムード最高潮で広島へ向かう。西川は「早く決めたいですし、日本一を味わったことがない。今から準備は始まっている。しっかり準備したい」と表情を引き締めた。栗山監督が「今年一番成長した選手」と言う24歳の若武者と共に、一気に栄冠をつかみ取るまであと1勝だ。
(スポーツ報知)

 チャラ男がやっと仕事をしてくれた。

2016年10月27日木曜日

日本ハム3―1広島 日本シリーズで2勝2敗は27度目 2度の逆転勝ちは吉兆

◇SMBC日本シリーズ2016第4戦 日本ハム3―1広島(札幌D)

 日本ハムが2勝2敗のタイに戻した。シリーズで2勝2敗となったのは27度目。過去、26度のうち追いついたチームの優勝は11度でV確率は42%になる。この日は第3戦に続き逆転勝利。日本ハムの同一シリーズ2試合以上の逆転勝ちは

 年  回戦  途中  → 最終

62 (4)戦 0―1 → ○3―1

〃  (5)戦 0―2 → ○6―4

06 (2)戦 1―2 → ○5―2

〃  (3)戦 0―1 → ○6―1

〃  (5)戦 0―1 → ○4―1

16 (3)戦 1―2 → ○4―1

〃  (4)戦 0―1 → ○3―1

 62、06年に次ぎ3度目。過去2度のシリーズはいずれも日本一になっており、日本ハムにとっては吉兆データだ。
(スポニチアネックス)

 今日勝ったチームが優勝だろう。

<大川小津波訴訟>「7分前に危険性予見」学校の過失を認定

◇仙台地裁 石巻市と宮城県に総額14億2658万円賠償命令

 東日本大震災の津波で児童、教職員計84人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校を巡り、児童23人の遺族が市と県を相手取り約23億円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は26日、市と県に総額14億2658万円の支払いを命じた。高宮健二裁判長は「教員らは津波襲来の7分前には危険性を具体的に予見したのに、安全な裏山ではなく不適当な場所へ避難しようとした」と指摘し、学校の過失を認定した。

 大震災による最悪の学校災害に対する司法判断は、教育現場に重い課題を突きつける内容となった。

 裁判の大きな争点は(1)大川小への津波襲来を予見できたか(2)安全な場所への避難は可能だったか--の2点。判決はまず、校舎付近が震災までに大津波に襲われた経験がなく、ハザードマップの浸水予測区域外だったことから、震災前や地震直後の段階では襲来は予見できなかったとした。

 一方で当時の市職員の法廷証言から、北上川河口への津波襲来や高台避難を呼びかける広報車が校舎前を午後3時半ごろに通り、7分後に実際に津波が襲ったと認定。「教員らは広報を聞いた段階で、大規模な津波が襲来し、児童に危険が生じることを予見したと認められる」と指摘した。

 教職員や児童らはその後、北上川の橋のたもとにある標高約7メートルの「三角地帯」と呼ばれる高台に向かう途中に津波にのまれた。市側は、遺族側が主張する裏山への避難について「山崩れや倒木の危険があった」と反論したが、判決は「児童らはシイタケの栽培学習で登っており、裏山への避難を決断すべきだった」として、学校側に過失があったと結論付けた。賠償額は慰謝料、逸失利益など児童1人について約5300万~6000万円とした。

 大川小の被災を巡っては、市が2013年2月に第三者検証委員会を設置。14年2月、被災の直接原因を「避難決定が遅れたこと」とする報告をまとめたが、その背景事情には踏み込まず、遺族が同年3月に市と、国家賠償法に基づき教職員の給与を負担する県の責任を問うため提訴した。【百武信幸、鈴木一也】

 亀山紘・石巻市長の話 大変重く受け止めている。控訴するかどうかは検討し、早い段階で結論を出したい。

 ◇大川小津波訴訟判決の骨子

 ・宮城県と石巻市は、児童23人の遺族に対し約14億円を支払え

 ・教職員は市の広報車の避難呼びかけを聞いた段階で、津波襲来を予見していた

 ・北上川の橋のたもと(三角地帯)への避難は不適当で、裏山に避難させるべきだった

 ◇大川小学校

 石巻市中心部から北東約15キロ、北上川河口から約4キロの川沿いにあった小学校。東日本大震災による津波襲来時は児童数108人のうち78人が学校近くにおり、70人が死亡、4人が現在も行方不明。生存者は4人だけだった。教職員も学校にいた11人中10人が死亡した。現在は約10キロ離れた市立二俣小敷地内の仮設校舎で授業を続けており、児童数は29人。2018年4月に二俣小と統合する。被災した旧校舎は多くの教育関係者や見学者が訪れる防災学習の場になっており、市は今年3月、震災遺構として保存することを決めた。
(毎日新聞)

 パニック状態で7分前に生死に関わる危険を予見できたのだろうか。

大谷翔平4タコ2三振 8回走塁で右足首ひねるも軽症強調

◇SMBC日本シリーズ2016第4戦 日本ハム3―1広島(札幌D)

 前夜サヨナラ打を放った日本ハムの大谷は3番・DHで出場も、4打数無安打2三振に終わった。

 初回1死一塁の先制機は、岡田の外角低めのチェンジアップに空振り三振。5回2死走者なしでは、3球連続直球で1ボール2ストライクと追い込まれて再び外角低めチェンジアップを振らされた。今シリーズ先発した試合で初めて無安打に終わり「(岡田は)速いというか真っスラ系。初見だと難しかった」と脱帽した。

 8回の遊ゴロで一塁に駆け込んだ際に右足首をひねり、試合後はアイシングを施してロッカールームから出てきたが「もともと(足首の関節が)緩いので」と軽症を強調。第5戦の広島先発・ジョンソン相手に第1戦は3打数2安打。「初見だとタイミングが合わないけど、2、3回やると大丈夫」と攻略へ自信を見せた。
(スポニチアネックス)

 戻って広島での戦いが難しい。
 打者・大谷不在で勝てるだろうか。
 増井、有原の先発で、大谷の打者専念もありだろう。

【日本ハム】栗山監督「しびれました!」決勝弾レアード「ファイターズ、ダイスシ~!」

◆SMBC日本シリーズ2016 ▽第4戦 日本ハム3―1広島(26日・札幌ドーム)

 日本ハムがレアードの決勝2ランで勝利し、対戦成績を2勝2敗の五分に戻した。

 以下、栗山監督、レアード内野手のコメント

 栗山監督「しびれました!(最後は)一番信頼している宮西が絶対抑えてくれると信じていました。(レアードの決勝弾は)レアードが試合中にイライラしていたので、ベンチからイライラするなと合図を送っていた。最後、冷静に相手のボールを捕まえてくれて久々に興奮しています」

 レアード内野手「最高の気分です。みんなが盛り上がってくれて幸せです。ジャクソンはいいピッチャーで失投は少ないけど、失投を待っていました。いいところにスライダーが来たので振り切りました。入るか分からなかったけど、ファンのみなさんの反応でホームランだと分かって良かったです。ファイターズ、ダイスシ~!」
(スポーツ報知)

 今日も勝って王手だろう。

2016年10月26日水曜日

超富裕層の税逃れ監視、全国展開 国税庁、来年7月から

 国税庁は25日、国際的な租税回避や富裕層による海外への資産隠しなどに対応する「国際戦略トータルプラン」を公表した。このなかで、富裕層の中でも特に資産を持っている人たちの情報を専門的に集めて監視する取り組みを、来年7月から全国に拡大することを明らかにした。

 「パナマ文書」の公開やOECD(経済協力開発機構)による税逃れ対策の進展で、国民の関心が高まっていることから、国際的な課税への取り組みを初めて取りまとめて示した。

 超富裕層への取り組みは「重点管理富裕層プロジェクトチーム(富裕層PT)」といい、2014年7月に東京、大阪、名古屋の各国税局に設置した。現在は計約50人で構成する。
(朝日新聞デジタル)

日本ハム中田、復調なるか 日本シリーズ第4戦見どころ

 第4戦の先発投手は、日本ハムは3年目の高梨、広島はドラフト1位の新人・岡田。CS最終ステージではともに第4戦に投げ、高梨は4回4失点、岡田は5回4失点といま一つの内容だった。この大舞台で、どちらが本来の力を取り戻せるか、が序盤の大きなポイントになりそうだ。

 抑え投手が固定されていない日本ハムにとっては、点差を広げてリードする展開が理想。打線は指名打者の大谷が好調なのは心強い。それだけに、大谷の直後を打つ4番中田がカギを握っているが、打撃内容は本調子にはほど遠い。第3戦で放った一時は逆転となる2点二塁打を、何とか上向くきっかけにしたいところだ。

 初黒星を喫した広島だが、九回に一時は追いつく粘りをみせ、シーズン同様にしぶとさを発揮している。打線では、第2戦まで当たりのなかった鈴木が2安打と復調気配を見せたのは、明るい材料。3試合連続本塁打と、絶好調のエルドレッドの前に走者をためる展開に持ち込みたい。
(朝日新聞デジタル)

 大事な場面では、大谷敬遠で中田で勝負だろう。

有原、2失点で踏ん張る=プロ野球日本シリーズ・日本ハム

 日本ハムの有原は、7回を2失点で踏ん張った。一回に幸先良く1点を先制してもらったが、直後の二回にエルドレッドに浮いた球を右翼席に運ばれる逆転2ランを浴びた。手痛い一発にも「切り替えて、1球1球と思っていた」。その後は崩れず、追加点は許さなかった。

 大舞台で投げ合った黒田からは、学ぶことも多かったようで「コントロールが良く、ストライク先行で、高めにいっていなかった。この経験を生かして成長していきたい」と語った。
(時事通信)

 有原好投で、中4日で7戦先発だろう。

日本ハム4―3広島 大谷翔平サヨナラ打で劇的1勝 広島“集大成マウンド”黒田に白星贈れず

◇SMBC日本シリーズ2016第3戦 日本ハム4―3広島(2016年10月25日 札幌D)

 SMBC日本シリーズ2016(7回戦制)は25日、札幌ドームに決戦の場を移して第3戦が行われ、日本ハムが4―3でサヨナラ勝ちを収めて今シリーズ初勝利。通算成績を1勝2敗とした。3―3で迎えた延長10回、大谷が広島5番手・大瀬良からサヨナラ打を放った。

 日本ハムは初回、近藤、大谷の連打で1死二、三塁としてから中田の遊ゴロの間に1点先制。だが、先発・有原が2回、エルドレッドに右越え2ランを浴び、逆転を許して1点ビハインドのまま終盤へと進んだ。

 1―2で迎えた8回、この回から登板した広島4番手のジャクソンから2死二塁とチャンスを迎えた場面で、広島は打席に入った大谷を敬遠で歩かせ、中田と勝負。ここで中田が4番の意地を見せ、バットの先でしぶとく左前へ。ダイレクトでの捕球を狙った広島左翼手・松山が突っ込んで後逸する間(記録は二塁打)に一挙2点が入った。

 だが、広島も諦めない。9回、先頭の鈴木が右越え三塁打を放つと、2死から安部が右前へ同点タイムリー。しかし3―3で迎えた延長10回、日本ハムは2死二塁から大谷が右前へサヨナラ打を放って接戦に決着をつけた。

 広島は先発した41歳の黒田が初回に先制を許しながら2回以降は好投を続け、6回途中4安打1失点で降板。勝てば1950年の若林(毎日)以来66年ぶり史上2人目となる40代でのシリーズ勝利投手となるところだったが、白星を贈ることができなかった。
(スポニチアネックス)

 大谷がいないと勝てなかった日本ハム打線の貧打は深刻だろう。
 広島に戻っても、大谷の打者専念でいいだろう。

2016年10月25日火曜日

大谷翔平vs 黒田博樹 【日本ハム】大谷、最初で最後の黒田を「打ち崩す」

「SMBC日本シリーズ2016」は札幌ドームに舞台を移し、25日に第3戦が行われる。今季限りで引退を表明した広島・黒田博樹投手(41)は24日、第3戦の先発に備えて札幌ドームのマウンドから投球練習。現役最後になるかもしれない決戦のマウンドに備えた。2連敗と苦しい状況の日本ハムは、「3番・DH」での先発出場が濃厚な大谷翔平投手(22)が、チーム全員での黒田打ちを宣言した。

 憧れの男気エースを打ち崩し、大谷がその魂を継承する。負ければ広島に王手がかかる3戦目。相手は今季限りでの現役引退を表明している黒田が先発する。「3番・DH」でスタメン出場する二刀流は「勝負自体は楽しみだけど、個人的な対戦よりも、まずは勝つことが大事。しっかりと全員で黒田さんを打ち崩したい」と闘志を燃やした。

 球界の至宝が、日米通算203勝を挙げたレジェンドと頂上決戦で初めて対決する―。広島空港で取材に応じた栗山監督はふと、あるシーンを思い出していた。

 「スポーツ界ってなんかバトンタッチする感じが、俺の中にはあるんだよ。千代の富士さんが貴乃花に負けたように」

 91年夏場所初日。時の大横綱だった千代の富士が、若手のホープだった貴花田(現貴乃花親方)に敗北。この取組の2日後に千代の富士は現役引退を表明した。今もなお語り継がれるスポーツ界の名場面を引き合いに出し、最初で最後になるかもしれない戦いに大きな期待を寄せた。

 さらに黒田と戦うことで若いチームが成長すると確信している。シリーズでは2戦18イニングで計2得点、本塁打以外の適時打は0と打線が不調だが、「本当に生きざまを含めて尊敬する野球人と大舞台で戦えるのはすごく運がある。今年は流れが来たら連勝できると思っている。クロの力を借りられるような気がする」と、指揮官は前を向いた。

 この日チームは空路で広島から北海道へ移動した。真っ赤に染まった敵地での2連戦を終え、舞台は本拠地・札幌Dへと移る。大谷は初戦先発として6回3失点で負け投手となり、2戦目は代打で空振り三振を喫するなど、悔しさがある。3戦目に向けて「一人一人役割は違うけど、みんなが仕事をできたら勝てると思う」。最高の舞台で球史に残る名場面を生み出し、まずはシリーズ1勝目をつかむ。(後藤 亮太)
(スポーツ報知)

 大谷翔平vs 黒田博樹が今日の見どころだろう。
 黒田の好投か、炎上か。

【MotoGP 第16戦オーストラリア】クラッチローが今季2勝目、マルケスはまさかの転倒

 2016年のMotoGP第16戦オーストラリアGPの決勝が23日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、カル・クラッチロー(ホンダ)が今季2勝目を飾った。

 気温12度、路面温度33度のドライコンディションでレースがスタート。ポールポジションのマルク・マルケスが序盤から先行。先日の日本GPに続き後続を圧倒していくレース運びをみせるが、10周目の4コーナーで転倒。今季初のリタイアとなってしまった。その後トップに立ったクラッチローは、他の追随を許さず、終盤は6秒以上のアドバンテージを作り独走。そのまま第11戦チェコGPに続いて今季2勝目を挙げた。

 2位には予選まで苦戦を強いられていたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が15番手から追い上げ表彰台を獲得。3位にはマーベリック・ビニャーレス(スズキ)が続いた。

 また、怪我で欠場のダニ・ペドロサに代わって出場したニッキー・ヘイデン(ホンダ)は終盤まで激しい7番手争いを繰り広げたが、残り2周で転倒。再スタートは切ったものの大きく遅れてしまい、17番手でフィニッシュ。ポイント獲得はならなかった。
(レスポンス)

 ロッシファンには嬉しいレースだろう。

タワマン、高層階ほど増税検討 節税に利用との指摘受け

 タワーマンションの所有者にかかる固定資産税について、政府・与党は「高層階ほど増税、低層階ほど減税」にする検討を始めた。フロアごとに資産価値は違うのに、どの階も床面積あたりでは同じ税額となる不公平感や、一部の富裕層が相続時の節税に使っている問題が指摘されていた。この対策として来年度の与党税制改正大綱に盛り込み、早ければ2018年度から実施する。

 おおむね20階建て以上の新築マンションは、階に応じて固定資産税を増減する方向で調整中だ。1棟の課税総額は変えない。年末までに具体的な対象や税額の計算方法を詰める。

 マンションの固定資産税は現在、まず1棟全体で価値を評価して税額を算出。フロアに関係なく、各部屋の床面積に応じて税額を割り振っている。
(朝日新聞デジタル)

2016年10月24日月曜日

日本ハムは敵地で2連敗 連敗スタートから日本一になったケースは?

東映時代の62年には2連敗から日本一
 22日に開幕した日本シリーズは、パ・リーグ王者の日本ハムが、敵地でセ・リーグ覇者の広島に連敗スタート。第1戦はエース・大谷翔平が松山竜平、エルドレッドに2本のソロを浴びるなど1-5で敗戦。第2戦は同点の6回に菊池涼介のタイムリー、エルドレッドのソロなどで4点を奪われ、1-5で敗れた。日本ハムは2連敗で、本拠地・札幌ドームに帰ることとなった。

 ここでは連敗スタートとなったが日本一となったケースを見ていきたい。まずは2連敗スタートから見てみると、日本ハムは東映時代の1962年に2連敗から引き分け挟んで4連勝で日本一となった。阪神と対戦したこのシリーズは、今回のシリーズと同じように敵地・甲子園で連敗。主催試合となった3戦目に引き分けたが、神宮での第4戦、後楽園での第5戦に連勝しタイに戻す。これで勢いを取り戻した東映は、甲子園での第6戦と第7戦に連勝し球団初の日本一を達成した。

 これまで2連敗スタートし日本一となったケースは、東映を含めて5度。また敵地で2連敗か日本一となったチームは62年東映と79年広島の2度となっている。

<2連敗>
1962年 東映(vs阪神)
●●△○○○○

1979年 広島(vs近鉄)
●●○○○●○

1980年 広島(vs近鉄)
●●○○●○○

2000年 巨人(vsダイエー)
●●○○○○

2011年 ソフトバンク(vs中日)
●●○○○●○
3連敗から4連勝したケースも
 3連敗から4連勝で日本一となったケースもある。89年の巨人がそうだった。この年、近鉄と対戦した巨人は敵地で2連敗。本拠地・東京ドームに戻っても、近鉄先発・加藤哲郎に抑え込まれ崖っぷちの状況となった。

 だが、巨人は第3戦の試合後には先発した加藤哲のヒーローインタビューでの発言に発奮し、第4戦で香田勲男が完封。第5戦には原辰徳の満塁弾、第6戦も3-1で勝利し逆王手をかける。そして第7戦、巨人は駒田徳広が近鉄の先発・加藤哲から先制ソロを放つと、これで勢いに乗った巨人は10安打8得点を挙げ勝利。8年ぶりの日本一を飾った。

<3連敗>
1958年 西鉄(vs巨人)
●●●○○○○

1986年 西武(vs広島)
△●●●○○○○

1989年 巨人(vs近鉄)
●●●○○○○

 これまでに66回日本シリーズが開催されたが、これまでに連敗スタートしたチームが日本一となったのは8度しかない。過去を振り返ると日本ハムは厳しい状況にある。ただ、第3戦から5戦までは本拠地・札幌ドームの大声援を受けて戦うことができる。日本ハムは、06年以来3度目の日本一を達成することができるだろうか。

BASEBALL KING

 日本ハムの優勝確率は1/8はおもしろい。
 パ・リーグ優勝の確率はもっと低かったことを考えると、まだまだわからない。

 

 

日本ハム 貧打連敗…いまだ適時打なし 得点圏打率・067

◇SMBC日本シリーズ2016第2戦 日本ハム1―5広島(2016年10月23日 マツダ)

 約3分間のリプレー検証後に判定が覆ると、真っ赤に染まったスタンドから地鳴りのような歓声が降ってきた。三塁側ベンチの日本ハム・栗山監督は表情を変えず、相手の決勝点を受け入れるしかなかった。

 まさかの2連敗スタート。試合後、問題の場面については「これ(リプレー検証)が今年の形」と淡々と振り返ったが、その後もバッテリーミスや増井の失策で続いて一挙4点を失っただけに「(チームとして)時間が空いて切り替えるのが難しかった」と話した。

 リプレー検証で流れが変わったとはいえ、2連敗の大きな要因は貧打だ。初戦は広島を上回る10安打を放ちながらレアードのソロによる1点のみ。この日もわずか4安打で、得点は4回に菊池の適時失策による1点に終わった。2試合で適時打はなく、チームの得点圏打率は15打数1安打、打率・067。ジョンソン、野村の左右の2本柱相手に元気がない。栗山監督は「(野村は)打てそうで打たされた。打者にとって嫌な感じ。(8回まで)ヒット2本だからね」と相手の先発右腕に脱帽した。

 ただ、光明はある。初戦は3三振を喫するなど4打数無安打だった4番の中田は2安打をマーク。25日からは本拠地の札幌ドームに舞台を移し、DHで大谷を起用することができる。地元の広島で連敗を喫したが、中田は「本拠地のファンの皆さんの力を借りて頑張りたい」と反攻を誓った。

 「まだこれから。追い込まれ必死にやることに価値がある。必ず何かが生まれ、それが宝物になる」と栗山監督。ファンが待つ札幌でやり返す。 (山田 忠範)

 ▼日本ハム・西川(4打数無安打)打てば勝てると思う。投手は踏ん張って投げているので、攻撃陣次第。

 ▼日本ハム・レアード(5番に昇格も野村を打てず)打順は関係ない。制球が良く、低めに集まっていて、失投もほとんどなかった。

 ≪3度目連敗発進≫日本ハムは第1、2戦ともわずか1得点で連敗を喫した。シリーズ初戦から1得点以下で連敗したのは51年南海、54年西鉄、05年阪神、11年ソフトバンク、12年日本ハムに次ぎ6度目。得点は第1戦がレアードのソロ、第2戦が敵失で、走者得点圏では打率・067(15打数1安打)と抑えられ、いまだ適時打がない。なお、日本ハムの連敗スタートは62、12年に次ぎ3度目。ともにその後2勝2敗に追いついており、今回も意地を見せられるか。
(スポニチアネックス)

 貧打の一言に尽きる。

【日本ハム】主砲・中田、タイムリー出ない打線に危機感募らす

◆SMBC日本シリーズ2016第2戦 広島5―1日本ハム(23日・マツダスタジアム)

 想定外の2連敗に中田は危機感を募らせていた。4回先頭、今シリーズ6打席目で初安打となる左前安打を放つなど3打数2安打1四球。CS最終SでMVPを獲得した調子が戻ってきた。それでも「勝てていないので、どうこうはない。早い話、負けるべくして負けた試合」と吐き捨てた。

 2戦18イニングで適時打が出ない打線、失策からの防げる失点、と日本ハムらしい堅実な野球ができていない。「投手を援護できていないのが自分自身情けない。このままのスタイルでやっていたら正直勝てない。自分を含めて何かを変えてやらないといけない」。敵地で打ちのめされた現実を受け入れ、警笛を鳴らした。

 何としても現状を打破したい。「調子のよしあしはありますから、『打て』と言われても簡単ではない。でも向こうは積極的な打者が多い。ジョンソン、野村にしても丁寧に投げられてしまった感じがする」とセ王者の勝因を分析した。25日からは地元・札幌で戦う。「ホームに帰ってファンの力を借りて、ウチのよさを前面に出していければいい」と、劣勢からの挽回を誓った。
(スポーツ報知)

 明後日から打線奮起で3連勝しかないだろう。

日本ハムドラ6履正社・山口が入団拒否 岡田監督「信用問題になる」

 日本ハムからドラフト6位指名を受けた山口裕次郎投手(18)=履正社=が、入団を拒否する方針であることが23日、分かった。岡田龍生監督(55)が「本人が『行きません』と言っているので、こちらとしても(プロへ)行かせることはできない」と明かした。

 ドラフト前に調査書を提出した11球団には、4位以下の指名であれば社会人野球へ進む方針を伝えていた。前日夜になり、複数球団から4位以下での指名が可能かどうか最終確認が入った。「今だったら修正ができる」と岡田監督が本人に伝えても、意思は変わらなかった。

 日本ハムからは事前連絡がなく、翌日に日本ハム・大渕スカウトディレクター、木田GM補佐、芝草スカウトが強行指名の経緯を説明しに同校を訪問。本人は同席しなかった。筋を通し、指名を回避した球団もあるだけに「信用問題になる」と岡田監督は厳しい表情を浮かべる。

 11月には入社試験を控えており「今週中に結論を出します」と語った岡田監督。山口は今春から4位以下なら社会人野球に進むと明言し、その意思は一度もぶれなかった。次のステージでレベルアップを果たし、3年後の指名を待つ方針だ。
(デイリースポーツ)

2016年10月23日日曜日

MotoGP第16戦オーストラリアGP 決勝:クラッチローが独走で今季2勝目

 MotoGP第16戦オーストラリアGP、MotoGPクラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで決勝レースを行い、カル・クラッチロー(LCRホンダ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝レースは気温12度、路面温度33度のドライコンディションで争われた。好スタートを切ったのは3番グリッドのポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)。ポールスタートのマルケスは1周目の4コーナーでポル・エスパルガロを交わしてトップに浮上すると、後続とのリードを広げ、4周目には2番手以下に2秒8のリードを取って独走態勢を築く。

 レース序盤は2番手をクラッチロー、アレイシ・エスパルガロ(スズキ)、ポル・エスパルガロ、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が争い、後方から追い上げてきたバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が7周目に2番手争いの集団に追いつき、9周目のストレートエンドで3番手に浮上する。この時点でクラッチローは単独2番手に立っており、トップを行くマルケスを追っていた。

 トップを快走していたマルケスだったが、9周目の4コーナーでスリップダウン、リタイアに終わってしまう。これでクラッチローがトップに立ち、2番手争いの先頭にロッシが浮上。クラッチローはここから1分29秒台を連発して逃げにかかり、単独2番手に浮上したロッシは1分30秒台での周回が続き、その差が広がっていく。レース中盤にはその差は約4秒に広がり、クラッチローはその後も危なげないペースで周回を重ね、結局、一度も背後を脅かされることなく、トップでチェッカーを受け、チェコGPに続いて今シーズン2勝目をドライコンディションのレースでマークした。

 ロッシは単独2位でゴール、3位には追い上げたマーベリック・ビニャーレス(スズキ)が入賞した。13番グリッドからスタートしたビニャーレスは序盤は中団に沈んでいたが、中盤にポル・エスパルガロを交わした後、3番手を争っていたアレイシ・エスパルガロ、ドビジオーゾに追いつくと、23周目に3番手に浮上。そのままポジションを守り、日本GPに続いて2戦連続で3位表彰台に立った。

 4位にドビジオーゾ、5位にポル・エスパルガロが続き、ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)は序盤から単独走行が続き、自らポジションを挽回することができず、上位の脱落にも助けられて6位入賞。

 終盤まで接戦が繰り広げられた7位争いをスコット・レディング(プラマック)が制し、ゴールライン直前にスリップから抜け出した、ブラドリー・スミス(ヤマハ・テック3)が8位、9位にダニロ・ペトルッチ(プラマック)、10位にジャック・ミラー(マークVDS)の順で続いた。

 ステファン・ブラドル(アプリリア)は11位、アルバロ・バウティスタ(アプリリア)は12位、ヨニー・エルナンデス(アスパー・チーム)は13位、ユージン・ラバティ(アスパー・チーム)は14位、マイク・ジョーンズ(アビンティアレーシング)は15位に入賞。ティト・ラバット(マークVDS)は16位でゴール。代役参戦のニッキー・ヘイデン(レプソル・ホンダ)は7番手争いの集団でバトルを繰り広げていた26周目に4コーナーで転倒、再スタートし17位でチェッカーを受けた。

 終盤まで3番手争いを展開していたアレイシ・エスパルガロ(スズキ)は23周目の4コーナーで転倒リタイア、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)は25周目に6コーナーで転倒リタイア。ロリス・バズ(アビンティアレーシング)はスタート直後にリタイアに終わった。
[オートスポーツweb ]

広島5-1日本ハム 増井バスターに動揺、ミス響き4失点KO

<SMBC日本シリーズ2016:広島5-1日本ハム>◇第2戦◇23日◇マツダスタジアム

 日本ハム増井浩俊投手(32)が、自らの失策も響いて6回途中4失点でKOされた。

 2回に1点を先制され、4回に広島菊池の適時失策で同点。譲らぬ展開で迎えた6回に、大乱調で一気に勝ち越しを許した。 先頭田中に左翼線二塁打。続く菊池に左前へバスターを決められた。二塁走者の田中が本塁を狙って1度はタッチアウトと判定されたが、リプレー検証へ。その結果、セーフに覆って勝ち越しを許すと、3番丸の犠打を処理したが一塁へ悪送球。その失策でこの回2失点目。その後に1死を奪ったが、1死二塁のピンチを残して降板の判断が下された。2番手鍵谷も追加点を許し、この回に大量4点を失った。

 増井は「想定してないこと(バスター)をやられて動揺してしまいましたね。そのあとのバント処理も自分のミスで傷口を広げてしまったので、もう少し準備をしておけば防げたかもしれません。とはいえ、試合はまだ終わってないので最後の最後までしっかり応援します」と後悔しきりだった。
(日刊スポーツ)

 2連敗もこれからだろう。

大谷まさかのサイン見逃し、送球カットせず重盗許す

<SMBC日本シリーズ2016:広島5-1日本ハム>◇第1戦◇22日◇マツダスタジアム

 広島と同じく「一、三塁の重盗」を得意とする日本ハム。対策も練れていただけに、大谷のミスが悔やまれた。

 カウント2-2となった時点で重盗の警戒を高め、ピッチャーカットのサインが出た。しかし大谷は頭上を通った捕手大野の送球にかがみ、三塁走者の突入を許した。「詳しいことは言えない。僕が処理しておけば良かった」としつつ、「まず、(送球と)タイミングが合っていなかった。次のバッターがピッチャーなので(一塁走者に)進まれても構わないケース」とも話した。

 コメントには、2死一、三塁での9番打者なら重盗があるだろうという思いが透けて見える。しかし広島は、1死でも果敢に重盗を仕掛けてくるチーム。相手の戦略を把握していたベンチと認識のズレがあった。

 栗山監督 (間違いが)誰か、は分かるでしょ。一生懸命やっていて、うまくいかないときもある。仕方ない。

 白井内野守備走塁コーチ兼作戦担当 うまく意思疎通ができなかった。

 想定外の送球が来た遊撃手の中島は、横っ跳びでボールを止め、外野へ抜ける事態を阻止した。迷わず本塁に投げたが、間に合わないタイミングだった。一、二塁間に挟まれた格好となった安部のアウトを狙いにいけば、間一髪の三振ゲッツーでチェンジの可能性はあった。止めただけでも御の字だが、センス豊かな中島なら狙う手もあった。【高山通史、宮下敬至】
(日刊スポーツ)

 1プレーで流れが変わってしまうのも野球の面白さだろう。

【日本シリーズ観戦記】巨人一筋20年の鈴木尚広氏、ジョンソンの名演技にだまされた

 巨人一筋20年、今季限りで現役引退した鈴木尚広氏(38)が、日本シリーズ第1戦を訪れ、スポーツ報知に「観戦記」を寄稿した。初めてネット裏の記者席から野球を見た足のスペシャリストは、両チームの走塁に注目。勝負を分けたポイントを、独自の視点で分析した。

 ジョンソン投手、だまされました。初回を見た時は「あれっ」と思った。無死一塁、中島選手がバントの構えをしている中、西川選手にけん制球を3球。走者をすごく気にしているように見えました。神経をすり減らして、後半に影響するのではと。日本ハムベンチにもそう映ったでしょう。でも、それは計算し尽くされた名演技。単なるエサまきに過ぎなかったのです。

 けん制球は、投げれば投げるほど、走者にヒントを与えます。ジョンソン投手はあえて、初回にけん制を多投して情報を相手に提供。3回に中島選手、6回に岡選手を一塁に背負うと、初回のけん制球と同じフォームで本塁に投げたり、投球の間隔を変えて投球。細かな工夫で、俊足の走者をくぎ付けにしました。

 この日、個人的に一番のハイライトは7回2死で一塁走者・西川くんの場面。長打の少ない中島くんが打者で、盗塁で得点圏に進めたいところ。走者としては走る前、けん制を1球もらいたい、という心理が働きます。しかし、けん制球は全4球で1球もなし。西川くんはスタートを一度も切れなかった。初回の「3球のけん制」が明らかに利いていました。結果的に中島選手は中前安打でしたが、傷は最小限でした。

 現役時代、ジョンソン投手は走りにくい投手の一人でした。クイックは速くないですが、足の上げ方は何種類もあって傾向がつかみづらく、よく逆をつかれました。重圧のかかる大一番で、これだけ緻密に、冷静に走者とのかけひきができる。日本ハムの機動力を封じた投球を見て、改めてクレバーな投手だな、と感心しました。

 決勝点となった2回の鈴木誠選手の本盗ですが、僕は特に好走塁とは思いませんでした。むしろスタートが少し遅かったですね。1死一、三塁、石原選手の打席で重盗。走者はサイン通りに走っただけで、思い切って動いた広島ベンチが見事でした。大谷投手はクイック、けん制は球界トップクラスで1点を取るのは難しい。次が投手の打順ということもありましたが、執念の采配が大谷投手の動揺を誘い、あそこからリズムを崩したように見えました。

 プロに入って初めて緊張感なく野球を見ましたが、投手がセットポジションに入ると、ついつい投球動作に反応してしまう自分がいました。外から見ると、いろいろなことが見えてとても勉強になりました。
(スポーツ報知)

 残念ながら、ジョンソン投手の出来が良かった。

日本ハム打線、奮起なるか 日本シリーズ第2戦見どころ

 広島が第1戦を制した今年のプロ野球日本シリーズ。第2戦の先発は広島・野村と日本ハム・増井。野村は今季16勝(3敗)を挙げたセ・リーグの最多勝投手。増井はシーズン途中に抑えから先発に転向し、大車輪の活躍で日本ハムをリーグ優勝に導いた。ともに打たせて取るタイプで、安定感抜群の両右腕を打線がいかに攻略するかが勝負のかぎになる。

 広島は第1戦で重盗を決めて流れに乗った。セ・リーグ最多118個の盗塁を誇る広島らしい足を使った攻撃が、重圧のかかる初戦から威力を発揮した形だ。ただし、今後は警戒されるのは明らかだ。

 第1戦では、1番田中、2番菊池が、2人あわせても1度しか出塁できなかった。シーズン中のように、2人の出塁から重圧をかける形に持ち込みたい。

 大谷で初戦を落として劣勢となった日本ハムは、打線の奮起が必要だ。特に第1戦で4打数無安打、3三振の4番中田が目覚めることが不可欠になる。好調な7番レアードの前に走者をためる形も作りたいところだ。

 登板翌日の大谷の起用法が難しく、スタメンから外せば打線の威力が落ちるのが悩ましい。栗山監督がどう策を練るのか、注目される。
(朝日新聞デジタル)

 大谷スタメンで、何としても第2戦を勝ちたい。

【順位結果】MotoGP第16戦オーストラリアGP予選

 MotoGP第16戦オーストラリアGPの予選がフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がポールポジションを獲得した。

 MotoGP第16戦オーストラリアGP 予選

 天候:曇り 路面:ハーフウェット

Pos./No./Rider/Team/Motorcycle/session/Time
1/93/M.マルケス/レプソル・ホンダ・チーム/ホンダ/Q2/1'30.189
2/35/C.クラッチロー/LCRホンダ/ホンダ/Q2/1'30.981
3/44/P.エスパルガロ/モンスター・ヤマハ・テック3/ヤマハ/Q2/1'31.107
4/41/A.エスパルガロ/チーム・スズキ・エクスター/スズキ/Q2/1'31.673
5/43/J.ミラー/エストレージャ・ガルシア・0.0・マ-ク・VDS/ホンダ/Q2/1'31.754
6/9/D.ペトルッチ/オクト・プラマック・ヤクニック/ドゥカティ/Q2/1'32.420
7/69/N.ヘイデン/レプソル・ホンダ・チーム/ホンダ/Q2/1'32.944
8/6/S.ブラドル/アプリリアレーシング・チーム・グレシーニ/アプリリア/Q2/1'33.015
9/4/A.ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム/ドゥカティ/Q2/1'33.090
10/8/H.バルベラ/ドゥカティ・チーム/ドゥカティ/Q2/1'33.914
11/45/S.レディング/オクト・プラマック・ヤクニック/ドゥカティ/Q2/1'34.682
12/99/J.ロレンソ/モビスター・ヤマハ・MotoGP/ヤマハ/Q2/1'36.840
13/25/M.ビニャーレス/チーム・スズキ・エクスター/スズキ/Q1/1'40.744
14/38/B.スミス/モンスター・ヤマハ・テック3/ヤマハ/Q1/1'41.129
15/46/V.ロッシ/モビスター・ヤマハ・MotoGP/ヤマハ/Q1/1'41.368
16/50/E.ラバティ/プルアンドベア・アスパー・チーム/ドゥカティ/Q1/1'41.532
17/68/Y.エルナンデス/プルアンドベア・アスパー・チーム/ドゥカティ/Q1/1'41.766
18/19/A.バウティスタ/アプリリアレーシング・チーム・グレシーニ/アプリリア/Q1/1'41.850
19/7/M.ジョーンズ/アビンティア・レーシング/ドゥカティ/Q1/1'42.261
20/76/L.バズ/アビンティアレーシング/ドゥカティ/Q1/1'43.128
21/53/T.ラバット/エストレージャ・ガルシア・0.0・マ-ク・VDS/ホンダ/Q1/1'44.096
[オートスポーツweb ]

 ヤマハの元気のなさが気になる。

日本ハム1―5広島 重盗カットのはずが…大谷 痛恨「タイミングが合わなかった」

◇SMBC日本シリーズ2016第1戦 日本ハム1―5広島(2016年10月22日 マツダ)

 エースの振る舞いだった。日本ハム・大谷は丁寧な言葉で、冷静に試合を振り返った。プロ4年目で初の日本シリーズ。小雨のマウンドで先制点を許し、一発攻勢を浴びた。敗戦の責任を一身に背負い込んだ。

 「大一番なので点をやらないことが一番だけど、それができなかった。僕の失点が勝敗を分けた」

 リズムが狂ったのは2回に喫した重盗。捕手・大野の送球を、マウンド上の大谷がカットするはずだった。「タイミングが合わなかった。次の打者が投手なので二塁に進まれても良かったけど、サインプレーなので詳しくは言えない」。一度失った流れは取り戻せなかった。4回、先頭打者の松山に155キロを右中間スタンドに被弾。エルドレッドには150キロを捉えられ、バックスクリーン右へ叩き込まれた。1イニング2被弾は14年4月27日のロッテ戦(札幌ドーム)で角中、井口に許して以来2度目だった。

 「8番・投手」で迎えた2回の日本シリーズ初打席で左中間二塁打。パ・リーグ投手のシリーズ安打は04年の西武・松坂以来12年ぶりで、7回にも一塁内野安打を放った。ただ、投球では一度も160キロ台が出ず、最速158キロで6回3失点。2桁11三振を奪ったが、CSファイナルSまで今季9試合で8勝0敗1セーブと無敵だった「リアル二刀流」で敗れた。

 なぜ本来の力を発揮できなかったか。吉井投手コーチは「(ぬかるんだマウンドの)上の砂がスパイクの歯に絡むので踏ん張りが利かない」と説明した。マツダスタジアムでの登板は新人だった13年以来2度目。大谷も「(軸足の)蹴りも甘かった。しっかり体重の乗っていない球が多かった」と言い、慣れないマウンドに最後まで対応できなかった。

 栗山監督は「球自体は悪くなかった。悔しくてもいい。次に絶対に生きる」。23日の第2戦は代打での出場が濃厚。「全体的に打線はつながっていた。まず明日、打者として頑張りたい」と大谷。二刀流らしく、この悔しさはバットで晴らす。(柳原 直之)

 ≪13年マー君以来の2桁奪三振≫大谷(日)が6回11奪三振。日本シリーズの2桁奪三振は13年第2戦の田中将大(楽=現ヤンキース)以来19人目で21度目となり、初登板では同じく田中以来7人目の記録だ。もっとも、この日は3失点で敗戦投手。2桁奪三振で黒星の不運は13年第1戦の則本(楽)に次ぎ5人目で、そのうち07年第5戦のダルビッシュ、12年第2戦の武田勝、今回の大谷と日本ハム勢が最多の3人と目立つ。

 ≪投手で2安打は98年野村(横浜)以来≫打っては大谷は2安打。パ・リーグの投手で安打を記録したのは04年第6戦松坂(西=1安打)以来。また、シリーズで投手の猛打賞はおらず、2安打は98年第1戦の野村(横浜)以来18年ぶり23人目(28度目)。シリーズ初登板試合では51年第1戦藤本(巨)、59年第1戦杉浦(南海)、65年第1戦金田(巨)、前記野村に次いで5人目だ。なお、過去の4人はその試合に全て勝利投手。デビュー戦マルチ安打で黒星は大谷が初めて。
(スポニチアネックス)

 敵地の雨が勝てなかった理由だろうか。

大谷翔平 大谷も人の子だった?2被弾6回3失点、11Kも「もう少し粘って…」

◇SMBC日本シリーズ第1戦 日本ハム1―5広島(2016年10月22日 マツダ)

 日本ハムの大谷翔平投手(22)が11三振を奪ったものの、2被弾を含む6回を5安打3失点で敗戦投手となった。

 165キロ右腕もやはり人の子だった。プロ4年目で初体験となった日本シリーズの舞台。大谷は2回、先頭を四球で歩かせると、1死一、三塁から重盗を決められ、先制を許した。4回には松山、エルドレッドにソロを被弾。6回まで毎回の11三振を奪ったものの、ピリッとしなかった。

 「2点目を取られないようにもう少し粘って投げることができれば流れが変わったかもしれないし、球数を抑えて投げられれば良かった」

 この日の最速は初回、初球の158キロ。先発だったとはいえ、160キロ台がなく本来のねじ伏せるような姿はなかった。球数も4与四球の113球と6イニングにしては多く、リズムをつくれなかった。

 今季ここまでCSファイナルSも含め8勝0敗1Sと無敵を誇った「リアル二刀流」で臨んだ初戦。「8番・投手」で先発すると2回の第1打席で左中間フェンス直撃の二塁打を放ったが、その裏、先頭を歩かせ先制を許しただけに、その影響があったのかもしれない。

 投手としては第6戦先発が濃厚。雪辱の機会を待つしかない。

 ▼日本ハム・レアード(3点を追う7回に先頭で中越えに1号ソロ)打ったのは直球。センター方向にしっかり自分のスイングができた。
(スポニチアネックス)

 重盗のミスと中田の大ブレーキで負けてしまった。
 広島の投手陣に抑えられて、日本ハムの敗退だろうか。

 

2016年10月22日土曜日

【有藤氏&野村氏 日本S予想】大谷で2勝阻止へ第1戦がカギ

◇日本シリーズ

 激戦必至!22日に開幕する日本シリーズのポイントを、スポニチ本紙評論家の有藤通世氏(69)と野村謙二郎氏(50)が対談形式で熱く語った。スポニチ評論家11人の日本一予想は広島が6人、日本ハムが5人と真っ二つ。広島は過去6度出場した日本シリーズ全てで6試合以上を戦っており、今年も最後まで熱戦が展開されるに違いない。

 有藤 優勝チーム同士で力は拮抗(きっこう)。面白い戦いになるだろう。

 野村 広島は、本拠地で最大4試合できるのは大きい。ホームの真っ赤に染まったスタンドは圧倒的ですから。

 有藤 日本ハムは今季、マツダで試合をしていないからね。

 野村 他球団の選手も「圧迫感、重圧を感じる」と言っていました。あとはパ・リーグに少ない天然芝の球場。守備面で影響を及ぼす可能性もあります。

 有藤 その敵地で日本ハムはまず1勝1敗、本拠地で2勝1敗。王手をかけて広島に戻った6戦目を中6日の大谷で取る…とのシナリオで4勝2敗と読んだ。大谷で2勝が日本一への条件だ。

 野村 広島はジョンソンで初戦を勝って相手の切り札から白星をもぎ取りたい。大谷以外の投手には打線は対応できると踏んでいます。

 有藤 その時は6~9回のリリーフ勝負。マーティン不在で、谷元らの踏ん張りでどうしのぐか。加藤もリリーフに回るだろう。ズバリ、大谷攻略法は?

 野村 連打は難しい。空振りでもいいので、どんどん振っていくこと。直球をいかに捉えるか。塁に出てプレッシャーをかけたいですね。走者一塁で、ボール球なら二盗も狙えるランエンドヒットとか思い切った作戦も…と思います。

 有藤 日本ハムは4番・中田の前を打つ打者が鍵。上位が出塁し、3番打者がいかにつなぐか。丸に対抗したいが、DHの大谷はともかく、近藤が抜けるとなると痛い。ただ、長打力は日本ハムが上だろう。

 野村 CSで不振だった鈴木が“神ってる”復活なるか。彼が打てばチームは乗る。逆に短期決戦だけにレアードは封じたいですね。

 有藤 CSもそうだったが、栗山監督は勝負度胸、決断力がある。評論家時代に、長く高校野球を見てきた経験かな。一発勝負で、後手にならない早めの仕掛けが目立つ。日本シリーズでも、あっと驚く勝負手を打つかも…。

 野村 緒方監督はシーズン中と同じでよそ行きの野球はしないはず。「タナキクマル」の上位打線が大きな鍵を握るのも同様です。広島にすれば、いかに機動力を早い段階で相手に意識させるか。裏を返せば、過剰に意識しすぎた方が落とし穴にはまる。バッテリーが警戒しすぎれば普段の投球ができなくなりますから。
(スポニチアネックス)

 大谷が、キーマンだろう。

日本ハム6位指名の履正社・山口、入団拒否も…JR東日本へ就職か/ドラフト

 プロ野球ドラフト会議(20日、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール)日本ハムから6位で指名された最速145キロ左腕・山口裕次郎投手(履正社高)は、下位指名のため入団を拒否し、社会人のJR東日本に就職する可能性がある。「素直に指名がかかったことはうれしいです」としながらも、進路については「親や監督と話し合って決めたいです。どの道が自分に合っているか考えていきたい」と答えるにとどまった。
(サンケイスポーツ)

 指名順位なんてどうでもよく、入団後いかに成長するかだろう。
 鎌ヶ谷スタジアムで見られないとすれば残念。

ワイン・ガードナー、いまだ取り調べ中か

 栃木県茂木署に暴行容疑で逮捕され、17日に宇都宮地方検察庁に送検されたワイン・ガードナーが、21日現在も取り調べを受け勾留中であることが、関係者への取材でわかった。

 ワイン・ガードナーは、MotoGP世界選手権シリーズでMoto2クラス参戦するレミー・ガードナーのマネージャーとして家族と共に来日していた。

 ワイン・ガードナーは16日朝8時頃、国道123号線に接続する北ゲートから関係者用レーンを通過して会場となるツインリンクもてぎ内に入ったが、同じタイミングで一般レーンから駐車場へ進入しようとしたもう1台の乗用車とトラブルになった。

 当時、ガードナーが乗る乗用車は、レースのために先を急いでいて止まることなく、2台はパドック近くまで走り続けた。そこで当事者同志が話し合いをすることになったが、駐車場整理員から通報を受けた施設関係者が到着した時には、すでにもみあっている両者の間に割って入らなければならない状態だったという。ワインの暴行容疑は、このとき被害者の胸ぐらをつかんだというものだ。

 なおレミーの無免許運転は、この時の被害者の訴えなどから発覚した。ガードナーは自身の容疑については、今も認めていない。
(レスポンス)

【日本ハム】“無敵”大谷で先勝!栗山監督「期待値無限大」

◆SMBC日本シリーズ2016 広島―日本ハム

 「SMBC日本シリーズ2016」が22日、マツダスタジアムで開幕する。21日は監督会議が行われ、2年ぶりに予告先発を実施することが決定。広島はクリス・ジョンソン投手(32)、日本ハムは大谷翔平投手(22)で開幕する。日本ハムは、今季「リアル二刀流」で無敗の大谷が、敵地でチームを勢いづける。

 初の日本シリーズでも、二刀流を完遂する。敵地・マツダでの前日練習後。大谷はオンリーワンの使命感に燃えていた。

 「何とか初戦を取れるように、いい入りができるように頑張ります。打撃は数少ないチャンスをモノにできたら。緊張するかもしれないけど、いつも通りのパフォーマンスを出したい」

 無敵のリアル二刀流で先陣を切る。今季投手として出場し、打席に入った試合では9戦8勝1セーブ、防御率0・29。3番スタメンから9回にDH制を解除した16日のソフトバンクとのCS最終S第5戦(札幌D)では日本最速165キロをマークして突破を決めた。「(広島は)つながりのある打線。基本的には僕は僕の投球をできれば。特に相手によって変わることはない」。剛速球を軸に、攻めの投球を展開するつもりだ。

 バットでも打率3割7分(27打数10安打)、1本塁打、4打点と好成績を残す。打順について、栗山監督は「2通りある。もう少し考えます」と言葉を濁したものの、8番など下位での起用が有力視される。広島の初戦先発・ジョンソンとは今年6月8日に札幌Dで対戦し、1打数無安打、死球と四球が1つずつ。「シーズンの成績通り、いい投手。シュートはケアしますし、配球の中で捉えられたら」と力を込めた。

 前日練習では打撃練習を行わず、ブルペンで23球。練習後にチェックしたマツダのマウンドに上がるのは、プロ1年目の13年6月18日以来。「5番・投手」として二刀流デビューした“原点”とも言える地だ。「嫌いなマウンドではない。明日は広島のファンがほとんど。画面越しでも何でも精いっぱい応援いただけたら力になる」。栗山監督からは「今年はチームにも彼にも大きな意味を持つ年。期待値は無限大」と信頼を寄せた。16年二刀流ストーリー最終章が、いよいよ幕を開ける。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)

 DHなしとDHあり(打者・大谷)の対戦だから、日本ハムが有利だろう。

MotoGPオーストラリアGP初日:悪天候によりFP2は中止。トップはクラッチロウ

 MotoGP第16戦オーストラリアGP、MotoGPクラスは、オーストラリアのフィリップアイランドサーキットで1日目の2回のフリー走行を行なったが、午後の2回目はコンディション不良により、当初のスケジュールより40分遅れでスタートしたものの6人のライダーが数周を回るに止まり、開始約15分で赤旗が提示されて中断。コンディションの回復を待たれたものの、現地時間の午後3時30分にMotoGPクラスとMoto2クラスのフリー走行2回目のセッションキャンセルが発表された。

 この結果、MotoGPクラスのフリー走行1日目はフリー走行1回目の順となり、1回目トップのカル・クラッチロウ(ホンダ)が1分40秒957で初日トップに立った。

 2番手に1分41秒010でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、3番手に1分41秒457でジャック・ミラー(ホンダ)、4番手に1分41秒511でマルク・マルケス(ホンダ)、5番手に1分41秒569でアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、6番手に1分41秒813でマーベリック・ビニャーレス(スズキ)、7番手に1分42秒465でポル・エスパルガロ(ヤマハ)、8番手に1分42秒956でアルバロ・バウティスタ(アプリリア)の順で続き、ダニ・ペドロサ(ホンダ)の代役として参戦するニッキー・ヘイデン(ホンダ)は1分43秒012で9番手に。

 10番手に1分43秒070でステファン・ブラドル(アプリリア)、ヨニー・エルナンデス(ドゥカティ)は1分43秒132で11番手、スコット・レディング(ドゥカティ)は1分43秒314で12番手、マイク・ジョーンズ(ドゥカティ)は1分43秒483で13番手、ロリス・バズ(ドゥカティ)は1分44秒176で14番手、ティト・ラバット(ホンダ)は1分44秒178で15番手の順で続き、16番手に1分44秒181でユージン・ラバティ(ドゥカティ)、17番手に1分44秒551でアレイシ・エスパルガロ(スズキ)、18番手に1分44秒792でエクトル・バルベラ(ドゥカティ)、19番手に1分45秒651でホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)の順。

 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)はフリー走行1回目で1分40秒998のベストタイムを記録し2番手で終えていたが、セッション終了後に、インラップ、アウトラップ含めて10周以上の走行が禁止されているミシュランの1008Bスーパーソフトフルウエットフロントタイヤで、ロッシが10周以上走行したことが分かり、当該ラップが抹消され、その後に記録していた1分47秒225で20番手となった。ブラドリー・スミス(ヤマハ)は1分49秒008とトップのタイムの107%をクリアできず、順位はつかなかった。
[オートスポーツweb ]

 そんなルールがあったのか。

大谷翔平 日本ハム「何とか初戦を」日本S第1戦は二刀流

 日本ハム大谷翔平投手(22)が21日、必勝を期した。

 22日から始まる日本シリーズへ向けて、マツダスタジアムで前日練習に参加。ブルペン入りし、第1戦の先発登板へ向けて最終調整した。

 「何とか初戦を取れるように。いい(試合の)入りが出来れば」と、立ち上がりをポイントに掲げた。DH制がなく、必然的にリアル二刀流での登場となる。打撃については「状態は、そこまで悪くない」と、投打で活躍することを誓った。
(日刊スポーツ)

 大谷が抑えて、打って勝つだろう。

<鳥取・地震>20人が重軽傷 3000人が避難か

◇震度6弱、M6.6 

 21日午後2時7分ごろ、鳥取県を中心に強い地震が発生し、同県倉吉市と湯梨浜(ゆりはま)町、北栄町で震度6弱を観測した。鳥取市や岡山県鏡野町などで震度5強、近畿や四国地方でも震度4を観測し、広い範囲で強い揺れに見舞われた。気象庁によると、震源は鳥取県中部で、震源の深さは11キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.6と推測される。鳥取県三朝(みささ)町では86歳男性が行方不明になった。鳥取県のまとめでは、県内で16人が重軽傷。岡山、兵庫、大阪の3府県と合わせると、重軽傷者は約20人にのぼる。

 北栄町によると、町内で住宅2棟を含む計7棟の建物が全壊し、約10棟が半壊した。倉吉市や湯梨浜町でも建物の損壊を確認。鳥取県各地に避難所が設置され、約3000人が避難しているとみられる。境港市では小学3年生の男児が避難途中に転倒して、右手の指を亀裂骨折し重傷。

 同県は倉吉市、湯梨浜町、北栄町に災害救助法適用を決めた。倉吉市では市役所庁舎が損壊したため職員らが屋外へ避難。市内の同県中部総合事務所に市の災害対策本部を置いた。三朝町で行方不明の男性は、「竹を切りに行く」と言って地震前に家を出たまま帰宅していないという。同県伯耆(ほうき)町によると、町内の県道で土砂崩れが発生したが、車などは巻き込まれていないとみられる。

 岡山市東区では地震が起きた際、机の下に潜り込もうとした女性(74)が転倒して右脚を骨折、兵庫県加古川市の女性(78)が転倒してかかとを骨折するなど、いずれも重傷だった。

 警察庁は21日午後、警備局長をトップとする災害警備本部を設置。鳥取県倉吉市に岡山県警や島根県警による広域緊急援助隊を派遣した。

 気象庁によると、震源の近くに明瞭な活断層は確認されていない。内陸で起きたため、津波はなかった。この地震後、鳥取県中部では22日午前0時までに震度1以上の地震を103回観測し、うち6回は震度4を観測した。

 鳥取県では1943年に最大震度6を観測した「鳥取地震」(M7.2)、2000年に震度6強を観測し1府8県で計182人の重軽傷者が出た「鳥取県西部地震」(M7.3)などが起きている。鳥取地震の約半年前にはM6.2の地震が2日続いて発生したことがあった。こうした経緯を踏まえ、同庁地震津波監視課の青木元課長は記者会見で「揺れの強かった地域では同規模の地震が続く可能性もある。建物が倒壊しやすくなっている危険性があり、十分注意してほしい」としている。【高嶋将之、山崎征克】
(毎日新聞)

 いつ、どこで大地震が起きてもおかしくない状況だろうか。

日本シリーズ初戦先発、ジョンソンと大谷 黒田は第3戦

 プロ野球の日本シリーズ(22日開幕)の監督会議が21日、マツダスタジアムであり、今シリーズを予告先発制で行うことが広島の緒方監督、日本ハムの栗山監督の合意で決まった。第1戦の先発は広島がジョンソン、日本ハムが大谷と両監督が明言した。

 また広島の緒方監督は、第3戦の先発を今季限りでの引退を表明している黒田に任せることを宣言。「チームが黒田とともに日本一になるための投手起用。ファンもそれは知りたいでしょうし」と説明した。
(朝日新聞デジタル)

 日本ハムの優勝だろう。

2016年10月21日金曜日

平尾誠二さん死去 気さくな人柄、惜しむ声 神戸

 ラグビー日本代表で主将、監督を務めた、神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネジャーの平尾誠二さんが20日に死去した。気さくな人柄で親しまれ、地元で親交のあった人たちは、53歳という早すぎる死を惜しんだ。

 ラグビーファンが集うバー「サードロー」(神戸市中央区)を経営する金村泰憲さん(52)は、神鋼のライバルだったワールドの元選手。自宅療養していると聞いていたが、突然の訃報に絶句した。最後に来店したのは今年初め。「絶対に弱音を吐かない人やから、体には気いつけてと声を掛けたんやけど」と悼んだ。

 同市を拠点に、小中学生を対象としたラグビースクールを開く澤村春雄さん(80)は「練習場所に困っていたころ、神鋼のグラウンドを使わせていただいた。競技の裾野を広げようと尽力していただけに本当に残念」と声を落とした。

 神戸製鋼神戸本社(同市中央区)の近くにあり、平尾さんが現役時代に訪れた飲食店「富義」。石本栄造店長(77)は、阪神・淡路大震災直後、ラグビー部の選手らが水やガスボンベなどの支援物資を店に届けてくれたことが印象深いという。

 神戸本社近くで居酒屋を経営していた楠正美さん(72)は「スーツ姿が決まっており、仲間といつも紳士的で楽しそうに飲んでいた」と振り返る。「主人ががんで闘病中、サインボール持って励ましに来てくれて。いい思い出をたくさん残してくれました」と感謝の思いを語った。

 飲食店「キッチンロスタイム」(同市東灘区)の店主永見士朗さん(52)は、神鋼が7連覇を達成した頃からのファン。最近まで近くにラグビー部の寮があり、数年前には平尾さんが来店したことも。「オーラがあるのに気さくな方だった」と惜しんだ。
(神戸新聞)

 がんだろうか。

ハイビームの使い方、「交通の教則」に明記へ

 警察庁は、交通ルールやマナーを解説した「交通の方法に関する教則」にハイビームの使い方を明記する方針を決めた。

 定着していないハイビーム走行の必要性をドライバーに理解してもらい、夜間の死亡事故抑制につなげたい考え。改正教則を今月下旬に公布し、来年3月に施行する。

 道路交通法は、100メートル先まで照らせるハイビームと40メートルのロービームの使い方について、対向車や先行車がいる時はロービームに切り替えると規定。同法に基づく教則には、「交通量の多い市街地や、対向車などがいる時は、前照灯を下向きに」「見通しの悪い交差点やカーブの手前は上向きに」とだけ記され、他の状況でどちらを使うべきかは明確に書かれていなかった。

 新教則では、歩行者らを早期に発見するため、交通量の多い市街地を除き、ハイビームを使うべきだと明記。対向車と行き違う時や、他の車の直後を通行している時は、ロービームへのこまめな切り替えを求める。

 昨年の交通事故死者は4117人で、状況別では、歩行中の事故が最多の1534人。うち約7割が夜間に起きていた。なかでも、交通量の比較的少ない郊外で夜間、発生した車と歩行者の死亡事故は164件あり、96%の157件がロービームだった。全国で夜間の歩行者の死亡事故が多発しているうえ、ハイビーム走行を基本とする考え方が周知されていないことが教則改正の背景にある。

 免許取得時の学科教習や更新時の講習は教則の内容に基づいて行われている。新教則が施行されれば、ドライバーはハイビームの使用法について、自動車教習所などで、これまでより具体的に学ぶことになる。
(読売新聞)

 原則、上向きのようだ。

【日本ハム1位】広島新庄・堀、大谷との「100マイルコンビ結成」に意欲

◆2016年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(20日)

 日本ハムから1位指名を受けた広島新庄・堀瑞輝投手(18)は大谷との「100マイルコンビ結成」に意欲を見せた。「155キロぐらいは投げたい。(160キロは)出せたらいいんですけど」と控えめながらも意欲を見せた。今秋の国体で自己最速の150キロをマークした左腕。「大谷選手には打者に向かっていく姿勢、トレーニングの方法を学べたらと思います」と弟子入りを志願。地元で行われる日本シリーズも観戦予定で、大谷の投打にわたる活躍を目に焼きつけるチャンスとなる。

 栗山監督が抽選5連敗を喫したが、広島新庄・堀の1位指名を喜んだ。1位で創価大・田中、外れ1位で桜美林大・佐々木を選択したが、いずれも5球団競合の末、抽選を外した。それでも「左(投手)が最重要課題だった。うちとしては欲しかった選手」と振り返った。ただ13年に抽選3連敗を喫し、これで通算5連敗となった。最後は「もう一回クジを練習します」と雪辱を誓った。
(スポーツ報知)

 結果オーライだろう。

2016年10月20日木曜日

消費税6億円、不正還付容疑=会社前代表を逮捕―大阪地検

 腕時計を輸出したと架空の取引を申告し、不正に約6億円の消費税などの還付を受けたとして、大阪地検特捜部は19日、消費税法違反容疑などで宝飾品販売会社「ジュピター宝飾」(名古屋市)の前代表取締役長谷川彰被告(49)=別の消費税法違反事件で公判中=を逮捕した。

 特捜部は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は2011~14年、自身が代表などを務める別の3社が、国内で仕入れた腕時計を輸出したように装って69回確定申告し、計約5億9700万円の消費税などの還付を受けた疑い。

 国内で仕入れた商品を輸出した場合、仕入れ時に掛かった消費税分の還付を受けられる制度を悪用した。

 長谷川被告は、奈良県や大阪府の時計輸出販売会社の経営者らの不正還付を手助けしたとして、消費税法違反容疑などで逮捕、起訴され、保釈されていた。
(時事通信)

創価大・田中正義 最大7球団競合!右肩不安も156キロ右腕欲しい

 プロ野球のドラフト会議が、20日午後5時から東京都内のホテルで開かれる。1位指名は創価大・田中正義(22)、桜美林大・佐々木千隼(22)、作新学院・今井達也(18)、履正社・寺島成輝(18)の4投手に集中するもようだ。田中については19日、巨人、広島がロッテに続いて指名を公表。日本ハム、ソフトバンク、楽天、オリックスを加えたドラフト史上2位タイの7球団競合となる見込みだ。

 運命の日を前に、報道陣約40人、テレビカメラ7台が詰めかけても、田中は気持ちの高ぶりを見せない。穏やかな笑みを浮かべて言った。

 「楽しみになってきたかな。こればっかりは、どうなるか分からないので、それも含めて楽しみに待っていればいいのかなと」。そして現在の心境を「人事を尽くして天命を待つ」と表現した。

 3年春に156キロを計測し、12球団競合の可能性もささやかれて迎えた今年。4月に右肩の違和感、7月に右太腿裏の肉離れを発症した。「4年生になって正直、まともな投球はまだない」。回復した今はエース兼主将として、明治神宮大会出場を目指し練習に励む。一時は故障を不安視していた球団も、相次いで田中を再評価している。

 周囲の盛り上がりにもぶれないのは、冷静な自己分析があるから。「課題の多い投手。大学生の中では高い評価をもらっている立場だと思うが、自分自身の評価は皆さんと全く違う。自分が思う自分の評価を大切にしたい」と言い切る。体調管理に集中し、新聞やテレビの報道も「あまり見ていない」という。

 チームメートで同じくドラフト候補の右腕・池田から前日に「どこ行きたい?」と水を向けられても「いや別に。マジ、プロ野球選手になれるかどうかすら分からないから」とクールに返答。池田も「そういうタイプ。正義らしい」と苦笑いしつつ感心した。この日の練習前も田中は普段通り。疲労回復などに効果があるとされる水素吸引をしながら小説「下町ロケット」を読みふけり、リラックスに努めた。

 クライマックスシリーズ・ファイナルステージでは同い年の日本ハム・大谷が日本最速を更新する165キロを記録。「同じ立場では考えられない。一ファンとして凄く感動した」というが、自身も目標の一つに160キロを掲げ、同じ舞台で勝負に挑もうとしている。「どこに行っても自分の力をつけるという一点しかない」。改めて12球団OKの姿勢を示し、泰然と当日を迎える。(大林 幹雄)
(スポニチアネックス)

 日本ハムは田中回避で、高校生投手の1位指名もあるだろう。

2016年10月19日水曜日

早実・清宮に仰天“二刀流”プラン浮上 球界の至宝をプロと大学が奪い合い

 空前の豊作といわれる20日のドラフト会議まで、あと1日。投手に好素材がそろう一方、野手には1位指名で競合するような逸材が不在だ。未来の大砲を欲する球団の視線は、すでに来年へ向けられている。その2017年のドラフトで間違いなく目玉中の目玉となるのが、早実・清宮幸太郎内野手(2年)。既に高校通算74本塁打を量産している豪打の17歳をめぐって、思惑が複雑に絡み合う中、学校関係者の間からスラッガーの将来を左右する仰天“二刀流”プランが浮上した。 (片岡将)

 新チームの主将として来春のセンバツ出場を目指す清宮は、15日の秋季東京都大会2回戦の日大一高戦(市営立川)で中堅バックスクリーンへの通算73号と、右翼場外への74号を連発。秋の公式戦では1次予選から3試合連発中だ。

 ドラフトの対象になるのは1年後だが、類いまれな長打力を誇る若きスラッガーに、各球団は早くも担当スカウトを置き徹底マークしている。

 あるセ・リーグ球団幹部は「彼がもし今年のドラフトに掛かったとしても1位。それくらい飛び抜けた力がある」と断言。某他球団のスカウトも「現時点でも大学、社会人を含めたアマチュア全体でトップクラス」とやはり最上位の評価だ。

 プロ野球の世界では「力がある選手は高校から直接プロ入り」が定説。過去には早実からも、王貞治氏や榎本喜八氏らが大学などを経ずにプロ入りし名選手になっている。しかし近年の早実は日本ハム・斎藤佑、巨人・重信のように大学を経由しプロ入りするのが定番で、直接のプロ入りは1984年の板倉賢司氏(元大洋)と上福元勤氏(元巨人、故人)の2人が最後で30年以上も途絶えている。

 歴史に「たら、れば」は禁物だが、「もし斎藤佑が早大を経ずに直接プロ入りしていれば、これほど田中(ヤンキース)に差をつけられることはなかった」とみる向きが球界には多い。

 それだけにプロ側は清宮にも、高卒から直接入団し早くから高いレベルで力を磨くことを勧めるが、周囲は否定的だ。

 というのも父、克幸氏(49)=ラグビートップリーグ、ヤマハ監督=の存在がある。早大ラグビー部で現役時代からスター選手。引退後も監督として3度の全国大学選手権優勝に導くなど、早大の“レジェンド”。長男の公式戦を欠かさず観戦し、練習試合にも足を運ぶほど熱心に応援している。

 ある野球部関係者は「清宮のように早実の初等部から通い続けていて、早大に進まないというのは最近ではまずありえない。家族も進学を望んでいるのではないか」とみる。

 プロと早大が清宮の両腕を引っ張り合う格好だが、実は早大関係者の間では、両方を立てる“ウルトラC”プランが浮上している。

 「ドラフトで指名されプロ入りした上で、早大の通信課程を受講するのです。これならプロにいながらでも学歴を手に入れられる」

 早大は2003年からほとんどの講義やレポートの提出などをインターネットを通じて行う『eスクール』を開講。卒業すれば4年制大学と同じく学位が得られる。卒業生にはアイドルグループ『KAT-TUN』の中丸雄一やJリーガーなど他のスポーツ選手も多く、プロ野球界では田辺前西武監督が卒業。広島の東出打撃コーチも在籍していたことがある。

 NPB関係者は「当然、野球部には所属できないが、大学在学が野球協約に引っかかることはない。過去にはオフシーズンに聴講生として大学の講義を受けていた選手もいたはずです」と強調。“プロと大学生の二刀流”はルール上も問題はなさそうだ。

 大学側も、清宮の顔と名前を在学生、卒業生として、受験者募集のパンフレットなど宣伝に使えるメリットがある。プロと学生のいいとこ取りの仰天プランといえる。

 勝てば8強進出となる早実の次戦は23日の片倉高戦(八王子)。いずれにせよ来年の今ごろは、今年のドラフトどころではないフィーバーが巻き起こることになる。
(夕刊フジ)

 来年のドラフトの目玉だろうけど、大成できるだろうか。

 

日本ハム栗山監督1位指名決まるも「公表しません」

 日本ハムは19日に都内のホテルで、翌20日に控えたドラフト会議へ向けた戦略の最終会議を行った。

 栗山英樹監督(55)も同席して約4時間、1位入札する選手の選定も含めて入念に協議した。1位指名選手も決定したが、栗山監督は「戦略上の問題もあるので、公表はしません」とするにとどめた。球団幹部らも緊迫ムードで「1位選手に関しては、何も話しません。ノーコメント」と話すだけ。報道陣の取材にも、ヒントになるようなキーワードを漏らさぬように努める徹底ぶりだった。
(日刊スポーツ)

 田中を諦めて、別の選手だろうか。

 

小池都知事バッハ会長会談 小池百合子氏「五輪会場の見直し、今月中に結論出す」と明言

 2020年東京五輪・パラリンピックの開催コスト削減に向け、会場計画の見直しを検討している東京都の小池百合子知事と、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の会談が18日午後2時20分ごろ、都庁で始まり、小池氏は「五輪会場の見直しは今月中に結論を出し、さまざまな準備を進めていきたい」と述べた。

 これに対しバッハ氏は「すべての運営の中心にアスリートを置く必要がある」などと応じた。

 会談はバッハ会長の到着が遅れるなどして、予定より20分遅れでスタート。当初、冒頭のみが報道陣に公開されることになっていたが同日午後になって、会談のすべてが取材可能となり、会場には多くの報道陣が詰めかけた。
(産経新聞)

 見直しをしたくないバッハ会長の発言がおもしろい。

【侍ジャパン】1番・坂本&3番・大谷!小久保監督、世界一奪回オーダー・テストへ

 侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)が18日、都内で会見を開き、来年3月に行われる第4回WBCに向けた強化試合(11月10、11日対メキシコ、12、13日対オランダ・東京D)のメンバー28選手を発表した。日本ハム・大谷翔平投手(22)を今回は野手として、DHや代打で起用する方針を明言。二刀流で起用するWBC本番へ向け、3番打者としてテストする可能性が浮上した。

 日本が世界に誇る二刀流モンスター・OHTANIが、打者として国際舞台デビューを果たす。メンバー28人の名前を読み上げた後、小久保監督はこう付け加えた。「なお、大谷翔平に関しては、この秋の強化試合に関してはDHまたは代打で使います」

 打順については「決めてません。その辺はこれから考えていきます」と話すにとどめたが、「投打ともに日本のトップクラスという認識。(打線の)ポイントになるのは1番、3番だと思う」と発言。坂本、山田、柳田らライバルも多いが、打者としての才能を一気に開花させた大谷が、侍ジャパンで3番を任される可能性は十分にある。

 大谷は今季、打率3割2分2厘、22本塁打、67打点をマーク。登板時も含めて打席に立った先発出場87試合のうち、52試合が「3番・DH」。“指定席”とも言えるなじみのあるポジションだ。指揮官にとっても、今回の強化試合で3番・大谷をテストしておけば、WBC本番での二刀流起用に向けて、戦術的なオプションが増えることは間違いない。

 また、大谷が3番に入った場合、1番には坂本が座ることが想定される。指揮官は「今の時点では何番ということは決めてない。4試合の中で、どれが一番機能するか試したい」としたが、坂本はシーズン中は3番に固定され打率3割4分4厘で首位打者を獲得したが、CS第1Sではリードオフマンとして強烈な存在感を発揮。その姿は、指揮官の脳裏にしっかりと焼き付いている。

 筒香と中田が争う4番、菊池と山田の二塁など、打順、ポジションともに不確定な要素を多く残しているが、全てはWBCを勝ち抜く最強のラインアップを模索するため。打者・大谷が世界一奪還のキーマンになる。(片岡 泰彦)
(スポーツ報知)

 大谷の起用法に注目だろう。

【MotoGP 第16戦オーストラリア】怪我のペドロサの代役にニッキー・ヘイデンを起用

 今週末、オーストラリアで開幕する2016MotoGP第16戦。前戦の日本GPで負傷したダニ・ペドロサに代わり、ニッキー・ヘイデンが参戦することが発表された。

 ペドロサは14日にツインリンクもてぎで行われた日本GPのフリー走行で、激しく転倒。右鎖骨を骨折し、その日のうちにスペインへ帰国。現地時間の15日には手術も無事に終え、現在は治療に専念している状況だ。

 Repsol Honda Teamはもてぎでの週末はHRCテストライダーの青山博一が代役を務めたが、フィリップ・アイランドで行われる第16戦については、ヘイデンを起用する。

 昨年限りでMotoGPを離れ、今年はワールドスーパーバイクに参戦。また7月には鈴鹿サーキットで行われた“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースにも参戦。また第14戦アラゴンGPでは、こちらも負傷欠場したジャック・ミラーの代役で参戦し、見事15位に入ってポイントを獲得している。

 またチームは現在、ヤマハとコンストラクターズ、チームズの両部門でチャンピオン争いを展開中。彼の活躍に期待がかかっている。
(レスポンス)

 ヤマハに勝つために、青山でなくヘイデン起用か。

徳島県 阿波市議会 藤川豊治副議長 市議会9月定例会最終日の本会議欠席 ネパール旅行

趣味の登山のため 29日は市議会9月定例会最終日
 徳島県の阿波市議会の藤川豊治副議長が29日にあった市議会9月定例会最終日の本会議を欠席し、ネパールに旅行していたことが30日、分かった。趣味の登山のためとみられる。

 市議会事務局によると、本会議直前の27日夕、藤川副議長から「ネパールに行くので29日は出席できない」と事務局に電話で連絡があり、事務局が江澤信明議長に伝えた。規則では、議員が本会議を欠席する場合は、事前に議長へ文書による欠席届を提出するよう義務づけている。帰国期日の連絡はなかった。

 江澤議長は「副議長という立場の自覚が足りない。帰国の時期が分からず、10月上旬に副議長が出席すべき研修会があるので、困っている」と話した。

 藤川副議長は3期目で、今年6月から副議長。登山愛好家で過去に複数回ヒマラヤに遠征しているという。【数野智史】
(毎日新聞)

2016年10月18日火曜日

黒田博樹 広島 引退会見「新井だけには話していた」

 広島黒田博樹投手(41)が18日、広島市内で会見を開き、今季限りで現役を引退することを表明した。

 黒田はまず「本日はお忙しい中、そしてこのような時間帯に、こういう場を設けていただきありがとうございます。昨日、球団の方に引退の意向を伝え、そして了承していただき、本日の練習前にまずは監督、コーチ、選手、裏方さんの前で引退することを伝えました。そして、その後にこう言う場を設けていただき、今までたくさんのファンの人に応援していただいたので、そういう人たちに、最後の登板の前になんとか報告できればいいかなと思い、こういう場を設けてもらいました」と話した。

 一問一答は以下の通り。

 ―引退を決意した理由

 黒田 理由はたくさんあるんですが、まだ、みなさんご存じのように日本シリーズの登板も残っていますし、なかなか、すべてをお伝えするというのはなかなか難しいですが、まず1つは今年リーグ優勝して日本シリーズに進出できたということが、1つの大きな要因だったのかなと思います。

 ―いつ頃から考え始めた

 黒田 それは2、3年前からずっと、毎年毎年そういう気持ちでシーズンを迎えていたので。ただ、本当に自分の中で考え始めたのは9月過ぎですね。優勝が決まってから本格的に自分で考え出しました。

 ―誰かに相談は

 黒田 相談というか、引退に関しては自分自身で決めましたし、後は横におられる鈴木さん(球団本部長)にも何度かお話させてもらって。選手の中では新井だけには話していたんで、それ以外には話していなかった。

 ―新井にはいつごろ話した

 黒田 はっきりとは覚えていないですが、優勝が決まった後だったと思います。

 ―新井からは何か言われたか

 黒田 もう1年やらないんですかと言われましたけど、自分の意志が結構固かったので。本人もある程度、納得してくれたと思います。

 ―このタイミングでの発表

 黒田 いろいろ難しいところがあったんですけど、僕自身は日本シリーズがすべて終わってからみんなに伝えようと思っていたんですが、次が最後の登板になるかもしれないので。まずはチームメートに伝えなくてはいけないという気持ちと、今までたくさんの人に応援していただいたので、自分の口から伝えないといけないんじゃないかなということで、このタイミングになりました。

 ―決断に悔いは

 黒田 本当に、今年みんなの力で優勝を経験させてもらって、最高の経験をさせてもらったので、まったく悔いはないですね。

 ―日本シリーズへ

 黒田 あと何試合登板できるかわからないですけど、今までも常に最後のつもりでマウンドに上がってきたので、それは変わらないと思いますけど、めいっぱい、最後はケガを恐れずに投げていきたいと思います。

 ―ファンへ

 黒田 今まで、本当にたくさんの声援をいただいたので、日本一という形で恩返しできるように選手一丸となって日本シリーズを戦っていけたらと思います。
(日刊スポーツ)

 日本ハムファンのぼやき。黒田引退で、まとまるのが怖い。

【MotoGP 第15戦日本】ビニャーレスが3位、スズキが14年ぶりに日本ラウンドで最高峰クラス表彰台

 ツインリンクもてぎで行われた2016MotoGP第15戦MOTUL日本グランプリで、Team SUZUKI ECSTARのマーベリック・ビニャーレスが3位に入り、スズキ陣営が母国日本でのレースで14年ぶりに最高峰クラスの表彰台に上がった。

 レース序盤から、アレイシ・エスパルガロが4番手をキープ。そこにマーベリック・ビニャーレスも追い上げ19周目にはチームメイト同士の激しいバトルを制し、4番手に浮上。その直後に、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が転倒し3番手となってチェッカーフラッグ。アレイシも4番手でフィニッシュし、スズキの母国レースで素晴らしいリザルトを残した。またビニャーレスにとっては今回が世界選手権の全クラス通算100戦目ということもあり、表彰式では笑顔をみせていた。

 またスズキにとっては、世界選手権の最高峰クラスで表彰台に上がるのも久しぶりのこと。日本ラウンドでは鈴鹿サーキットで行われた2002年の開幕戦で梁明が2位に入って以来、14年ぶりの表彰台。またツインリンクもてぎでは2000年にケニー・ロバーツJrが優勝して以来16年ぶりと表彰台となった。

 ビニャーレスは「この表彰台獲得は、多くのファン、そしてスズキのファクトリーで働く従業員の方々の前でそれが果たせたということで、とてもエモーショナルだよ。日本のファンはいつも本当に全力で応援してくれるから、このレースは毎年とても楽しみにしているし、その応援に結果で応えようといつも思っているんだ。そういう意味で、この3位表彰台は本当に本当に嬉しいよ」とコメント。

 一方チームメイトに競り負けて表彰台を逃す形となったアレイシは「最終的なリザルトにちょっとガッカリだよ。もっと良い結果を期待していたからね。とは言え、今季最高位のリザルトだし、この結果を誇りに思いたい」と語った。

 今回は、結果的にヤマハのバレンティーノ・ロッシとロレンソの2人が転倒リタイアを喫する形となり、その中での3位ではあったが、今季は着実に力をつけて上位に食い込む走りをみせているだけに残り3レースでの活躍も期待できそうだ。
(レスポンス)

 スズキいいね。
 ヤマハ残念だね。

大谷翔平 日本最速3発に米騒然!165億円メジャー争奪戦も

 165キロで165億円超え!? 16日のクライマックスシリーズ・ファイナルステージのソフトバンク戦(札幌ドーム)で、日本記録の球速165キロを出した日本ハム・大谷翔平投手(22)に対する米大リーグの評価が、さらに上昇していることが17日、分かった。メジャー球界は、早ければ来オフにもポスティングでの移籍の可能性があるとみて騒然。2013年オフに年俸総額1億5500万ドル(約161億円、7年)でヤンキースに移籍した田中将大投手(27)を上回る金額での大争奪戦となりそうだ。

 「SAPPORO JAPAN」を発信源とする衝撃が、日本だけでなく米球界を動かしていく。大谷は16日のソフトバンク戦の九回にDHから救援登板し、4年ぶり7度目の日本シリーズ出場決定に貢献。自身の持つ日本記録を更新する球速165キロを3度マークした。打者としても活躍する、世界にも類をみない二刀流が出した数字。米国からの視線が、さらに熱くなってきた。

 「米国の各球団は来年以降、田中投手のときの金額をベースに戦略を練っていくと思います」

 こう予測したのは米本土で活動する米大リーグの関係者。岩手・花巻東高卒業時に海を渡る夢も持っていたプロ4年目の22歳、大谷が最短で海外フリーエージェント(FA)権を得るのは5年後の2021年で、それより前のメジャー移籍はポスティングシステムになる。大谷本人や日本ハムはメジャー移籍について言及しておらず、方向性は未知数だが、大リーグ側は165キロ右腕を待ちきれない。早ければ来オフにも“大谷争奪戦”が展開されるという予測が広がっている。16日の快投で、一気に騒然とし始めた。

 大谷に対する評価は高まるばかり。同関係者によると、提示される年俸は、14年1月にポスティングシステムでヤンキース入りした田中将大投手への金額が“基準”になるという。田中の年俸は7年総額で1億5500万ドル(約161億円、当時のレートで1ドル=104円)。大谷の獲得には、同程度か上回るほどのビッグマネーが必要とされ、MAX165キロとちょうど同じ165億円前後が、各球団の攻防ラインになってくるという見立てだ。

 アストロズの大慈彌功・環太平洋担当スカウト部長は「常時100マイル(161キロ)はメジャーでも(最速169キロの)カブスのチャプマンら数人。大谷選手の存在は米30球団全てが認めている」と明かした。さらに「第2のイチローは絶対に出ないと思うし、第2の大谷も出ないと思うほどの選手であるのは間違いない」と絶賛した。

 快投から一夜明けた17日、チームはオフ。大谷は札幌市内の合宿所で静養した。広島との日本シリーズは、22日の第1戦(マツダ)で打席にも入る“リアル二刀流”での先発でスタートすることが濃厚だ。「日本一になりたい」と掲げる背番号11は、第2戦以降も代打やDHでフル回転する。

 田中は13年に楽天の日本一に貢献し、メジャーの評価をつり上げた。大谷も日本シリーズ、来春のWBCの活躍次第では、さらに金額が上がる可能性も。二刀流の今後に熱い視線が注がれる。
(サンケイスポーツ)

 来オフの移籍ありか。

【日本ハム】栗山監督、大谷の守護神封印貫くはず…担当記者が起用法を占った

 日本ハムの大谷翔平投手(22)が17日、22日から始まる日本シリーズでは守護神起用を封印されることになった。CS最終S第5戦で「3番・DH」でスタメン出場後、9回から登板、165キロを3度出すなど圧巻の投球で「大谷の15球」は伝説となった。衝撃の「守護神・大谷」から一夜明け、チームは全休だったが、栗山監督の胸の内を、日本ハム担当の後藤記者が「占う」。

 固い決意を感じた。CS突破を決めた直後、栗山監督は報道陣の前でこう断言した。

 「2度とこれは起こらない。日本シリーズで無理をさせることはしない」

 大谷はCS最終S第5戦に「3番・DH」でスタメン出場し、3点リードの9回からは抑えとして登板。自身の持つプロ野球最速を更新する165キロを3度出すなど圧巻の投球で、歴史を作った。指揮官の言葉を額面通りに受け取れば、球界の至宝が成し遂げた偉業は、日本シリーズで再現されることはない。

 ただ、昨季までは登板前日と翌日には必ず休養日を与えていたが、二刀流4年目の今季は違った。最終Sでは初戦にDHを解除して「8番・投手」のリアル二刀流で起用後、中0日で2戦目以降は打者でスタメン出場。そして最後は中3日でのクローザー起用…。頂上決戦でも「もしかして」を期待したくなるが、シーズン中に痛めた左足首に違和感があり、第5戦にベンチ入りしなかった今季21セーブの守護神・マーティンは、シリーズには状態が戻るはず。大谷の体への負担も計り知れないため、冒頭のコメントにつながっている。

 あの時も、決意は固かった。14年ソフトバンクとのCS最終S。2勝3敗で迎えた5戦目に大谷は先発した。7回4失点12Kの力投がチームの勝利につながり、日本シリーズへ逆王手をかけた。試合後、指揮官は一部のコーチから「中0日で打者で起用するべき」と進言されたという。

 だが、首を縦に振ることはなかった。その時も報道陣に「(起用は)ありません。あいつに無理をさせた申し訳なさがある」と断言していた。チームは結果的に6戦目で敗れたが、「一番使いたいのは俺だけど、あいつを守らないといけない」と振り返っていた。

 日本シリーズで大谷は初戦に先発、2戦目は休養、3~5戦目は野手で起用し、中6日で6戦目に先発と、通常のルーチンで起用される見込みだ。仮に3勝3敗で7戦目を迎えた場合は、中0日での打者起用はあるだろう。個人的には9回のマウンドに再び上がり、リーグ優勝、CS突破に続き、「守護神・大谷」として3度目の胴上げ投手になる瞬間を見てみたい。1点リードならなおさらだが、指揮官は「親心」を貫くはずだ。(日本ハム担当・後藤 亮太)
(スポーツ報知)

 大谷で、2勝できれば、楽勝だろう。

2016年10月17日月曜日

【MotoGP】ヤマハ、ロッシ&ロレンソが転倒、波瀾の展開

■Movistar Yamaha MotoGP、劇的なエンディング

Movistar Yamaha MotoGPのJ・ロレンソとV・ロッシのトップ争いから始まった日本GP。ところがふたりがともにリタイアする波瀾の展開となった。

■ロッシ、転倒、リタイア

ロッシはポールポジションからスタート後、マルケスとロレンソに先行を許してしまう。その後はマルケスとA・エスパルガロ(スズキ)に挟まれ激しいバトルとなり、オープニングラップを終了した時点で3番手。しかしここから再び追い上げを開始し、5ラップ目にはロレンソをパス。さらにトップを目指してペースを上げていったが、7ラップ目の第10コーナーで転倒した。

■ロレンソ、残り5周で転倒、リタイア

この間にトップを行くマルケスが着々とリードを広げていたため、ロレンソは後方から追い上げてくるA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)との距離を意識し、2位確保を目指した。ところが残り5ラップとなったところで転倒、そのままリタイアとなった。

■ヤマハ、ランキング2位をキープ

ロッシとロレンソは、それぞれ196ポイントと182ポイントでランキング2位と3位をキープ。コンストラクターズ・ランキングではヤマハが合計288ポイントとなり、トップから28ポイント差のランキング2位。チーム・ランキングでは、Movistar Yamaha MotoGPが合計378ポイントでランキング2位につけている。

■中須賀克行が11位を獲得

予選で1分46秒627を記録して16番手スタートとなったYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACINGの中須賀克行。そして前日のスタート練習で「かなり手応えがある」と中須賀が語っていたとおり、抜群のスタートを決める。

直後の第2コーナー近辺での大渋滞には一歩引く形でクリアすると、オープニングラップを15番手で戻ってくる。その後、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)、ジャック・ミラー(ホンダ)、バレンティーノ・ロッシが転倒。こうしたことも手伝い9周目には12番手に浮上した。

レース中盤に中須賀は1分47秒台をキープして走行。レース終盤では1分48秒台に落ちたが、単独走行ながらコンスタントに走り続け、最終的には11位という結果で日本GPを終えた。

■エスパルガロがヤマハ勢トップ

Monster Yamaha Tech 3のP・エスパルガロは、同チームで50回目のMotoGPに出場して6位獲得と健闘した。

グリッド3列目から好スタートを切り、ストップ&ゴーのコースを順調に駆け抜けながら1周目で1台をパス。ここからさらにリズムよく走行を続け、前方のC・クラッチロー(ホンダ)を追って行った。コンスタントなペースで後続を引き離したエスパルガロは、レース中盤で7番手に浮上すると、終盤、もうひとつ順位を上げて6位でチェッカーを受けた。

■スミスもポイントゲットの大健闘

B・スミスは、8月以来のMotoGP出場。右膝の怪我の影響で万全の状態ではなかったが、果敢にもレースを走り切って13位を獲得した。グリッド5列目からスタート後、オープニングラップの混戦のなかで18番手へ後退。

しかしすぐにリズムをつかむと、集中力をキープして着実に順位を挽回していった。そしてレース中盤で14番手まで上がり、最終的には13位でゴール。体調を考えれば、予想をはるかに超える好成績となった。
(TopNews)

 ヤマハが元気ない。
 ヤマハとミシュランタイヤの相性は良くない。
 ブリジストンに戻さないとダメだろう。
 

オートバイ元世界王者ガードナー氏が暴行で逮捕「日本GP」会場で男性ら3人の胸ぐらつかむ

 栃木県警茂木署は16日、接触事故を起こした際、相手とトラブルとなり胸ぐらをつかんだなどとして暴行疑いで、オーストラリア国籍でオートバイ元世界王者のワイン・マイケル・ガードナー容疑者(57)=モナコ公国=を現行犯逮捕した。「車のカギを取った男の腕をつかんだり、私の体をつかんだ腕をふりほどこうと体をゆすっただけ」と容疑を否認している。

 茂木署によると、同日午前8時ごろ、オートバイ世界選手権シリーズ第15戦「日本GP」が開催された「ツインリンクもてぎ」の敷地内にあるコース脇の車道で、ガードナー容疑者が運転していた車が、都内在住の49歳の男性ら3人が乗っていた車と接触。口論となり、3人の胸ぐらをつかみ、体を揺すったりしたという。現場にはパトカー数台、サーキットの関係者が駆けつけるなど物々しい雰囲気だった。

 同署によると、同容疑者の息子は別のレースに出場予定で送迎と応援の予定だった。被害者の3人は観戦予定だったという。

 ガードナー容疑者は鈴鹿の8時間耐久レースで4度王者となり「8耐男」と称された。1987年にはロードレース世界選手権500ccクラスで王者に。ホンダのバイクを操り、マシンカラーから「ブルー・サンダー」の異名を取り、日本にもファンが多い。
(スポーツ報知)

 懐かしい。情けない。

【MotoGP日本グランプリ】ホンダのマルク・マルケス選手、ワールドチャンピオン獲得

 10月16日、「2016 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第15戦 MOTUL 日本グランプリ」(以降、MotoGP日本グランプリ)の決勝レースがツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町、全長4.801km)で行なわれ、マルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)が今季7回目の優勝を果たし、同時にワールドチャンピオン獲得を決めた。

 2位はアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(Ducati Team)、3位はマーベリック・ビニャーレス選手(Team SUZUKI ECSTAR)だった。

■MotoGPクラス、ヤマハのロッシ選手とロレンソ選手が相次いで転倒

 気温24度、路面温度36度のドライコンディションでスタートした決勝レース。オープニングラップでホルヘ・ロレンソ選手(Movistar Yamaha MotoGP)が抜け出すと、マルケス選手、バレンティーノ・ロッシ選手(Movistar Yamaha MotoGP)とともに先頭集団を築き上げる。

 5周目にマルケス選手がロレンソ選手をかわしトップに立つと、7周目、3番手を単独走行中のロッシ選手がまさかの転倒。レースに復帰するもすぐにピットインし、そのままリタイアとなった。

 マルケス選手、ロレンソ選手、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(Ducati Team)の順位でレースは進み、このまま終了するかと思われた残り5周、ロレンソ選手がスリップダウンしリタイア。その後もマルケス選手はペースをキープしたまま快走し、トップでチェッカーを受けた。

 ロレンソ選手、ロッシ選手の2人がノーポイントで終わったことにより、マルケス選手はシリーズランキング2位のロッシ選手に79ポイント差をつけ、3戦を残しワールドチャンピオン獲得を決めた。23歳8カ月での計5回(下位クラスを含めた)のタイトル獲得は、ロッシ選手よりも短い最年少記録となる。

【MotoGPクラス決勝レース結果順位】
1:マルク・マルケス選手(Repsol Honda Team)
2:アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(Ducati Team)
3:マーベリック・ビニャーレス選手(Team SUZUKI ECSTAR)
4:アレイシ・エスパルガロ選手(Team SUZUKI ECSTAR)
5:カル・クラッチロー選手(LCR Honda)
6:ポル・エスパルガロ選手(Monster Yamaha Tech 3)
7:アルバロ・バウティスタ選手(Aprillia Racing Team Gresini)
8:ダニーロ・ペトルッチ選手(OCTO Pramac Yakhnich)
9:スコット・レディング選手(OCTO Pramac Yakhnich)
10:ステファン・ブラドル選手(Aprillia Racing Team Gresini)

日本人ライダーの決勝結果

11:中須賀克行選手(Yamalube Yamaha Factory Racing)
15:青山博一選手(Repsol Honda Team)

■Moto2、日本人ライダーの最上位は中上貴晶選手(IDEMITSU Honda Team Asia)の4位

 Moto2クラスに参戦した中上貴晶選手(IDEMITSU Honda Team Asia)は、ファイナルラップで3位を巡りつばぜり合いを繰り広げるも、一歩及ばず4位。その他日本人ライダーは14位に長島哲太選手(Ajo Mortorsport Academy)、21位に浦本修充選手(Japan-GP2)、22位に関口太郎選手(Team Taro Plus One)が入った。

■Moto3に参戦した日本人女性ライダーの岡崎静夏選手(UQ & TELURU KOHARA RT)は完走を果たす

 Moto3クラスに参戦した日本人ライダーは、鈴木竜生選手(CIP-Unicom Starker)が15位、女性ライダーの岡崎静夏選手(UQ & TELURU KOHARA RT)が26位と完走を果たした。

 尾野弘樹選手(Honda Team Asia)は、序盤から6人で形成された先頭集団の後方から上位を伺い、最後は激しい3位争いを演じて表彰台に上ったものの、レース後にレギュレーション上の最低重量をオーバーしていたことが発覚し、失格となった。

■ワールドタイトルを獲得したマルク・マルケス選手のコメント

マルク・マルケス選手:信じられない、本当に信じられない、勝てて最高の気持ち。今朝はいつも通りの緊張感で、いつものレースだと思っていたし、ここでチャンピオンを決めるとは思っていなかった。

 レースウィーク中はロッシがとてもナーバスに感じて、その時点からレースで勝てるかなと思った。最近は、フリー走行をレースのつもりで100%の力で走り、逆にレースでは落ち着いて走ることを心がけていて、今回も同じように頑張った。でも、レース中はロレンソが転倒した後、これは本当にタイトルを獲れると思ってしまい、集中力を失ってしまった。普段なら4速で走るべきところを3速で走ったり、5速のところを4速で走ったり。

 チームも本当に頑張ったし、ホンダのホームの日本で優勝できたのは幸せ。(MotoGPでは)初めてのもてぎでの優勝ということもあり、これは大変特別な勝利。今回の優勝は「無理なことはない」と言ってくれた祖母に捧げたい。

 今年のシーズンの初めは、(チャンピオンを獲れなかった)昨年のことがあって、アプローチを変えなければいけないとチームとともに考えていた。昨年は全てのレースがファイナルレースのつもりで走っていた。結果、狙っていたチャンピオンを獲得できなかった。そのアプローチはだめだった。考え方を変えて、特に前半はチームが考える通りに走るようにして、僕の気持ちは抑えていた。

 チャンピオンになるには、全てのレースに勝つ必要はない。それよりは安定した走りでクラッシュしないでいこう、と言われていたので、完璧主義の僕にとってそうするのは難しかったけれども、ホンダのエンジニアはみんな応援してくれて、「あなたを信じている」と勇気づけられたこともあった。今年のタイトルは自分のキャリアのなかでも最も幸せだと思う。

 緊張しているとトイレの数が増えたりすることもあるけれど、今朝は起きてから顔を洗って、ご飯を食べて、トイレに行って、という本当にいつもどおりの朝のパターン。全て何も変わらず、落ち着いて今日という1日を迎えられたので、緊張はなかった。普通のレースだと思ってここへ来たつもりが、タイトルを獲れたのはびっくり。今年は(タイトルを獲った)2014年の時よりずっと大きなプレッシャーを感じていた。昨年はチャンピオンを狙って失敗したのが悔しくて、アプローチを変えなければいけないのが難しかったけれど、その成果が今日出て本当に良かった。

■MotoGPクラス2位、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手のコメント

アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手:スタートは良かった。バレンティーノにちょっと邪魔されてスロー走行を余儀なくされ、ポジションもロスしてしまったが、気を取り戻して(アレイシ・)エスパルガロを追いかけた。ロッシがクラッシュしてからはロレンソを狙い、でもロレンソも100%(いつも通り)の走りじゃないなと思って、クラッシュに巻き込まれないようにレースを続けた。非常にブレーキに厳しいサーキットなので、ブレーキングポイントにも気を付けていた。

 今年のミシュランのタイヤは、どのレースでもリアのグリップはすごくいいが、フロントのグリップを得るのが難しくて、レースの後半になってなじんでくるような状況。それがミシュランの特徴であり、難しい部分。タイヤのリミットとクラッシュが非常に近いので、学ばなければいけないと思っている。

■MotoGPクラス3位、マーベリック・ビニャーレス選手のコメント

マーベリック・ビニャーレス選手:スタートで出遅れたので、前半はタイヤを温存して走り、レースの後半にポジションアップしようと考えていた。何回かオーバーテイクにトライするもうまくいかず、それでも最終的に3位を獲得できたのが非常にうれしい。

 これからももっと勝たなければならないと思っているが、チームも200%の力を出して頑張っているので、それが僕の自信にもつながる。チームのホームである日本でポディウムに上がることができて良かった。ただ、これ以上の結果を出せるはずなので、残りのレースもベストを尽くしていきたい。

Car Watch,日沼諭史

 ほとんどの観客は、ロッシのポール・トゥー・ウィンを予想していた。
 まさかの転倒リタイヤで、会場の盛り上がりは無くなってしまった。