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2016年11月30日水曜日

ビール系飲料の酒税改正は「庶民イジメの税制改悪」

 酒飲みの敵「ビール税」改正が来年度税制大綱に盛り込まれる。“ビールが安くなる”と財務省は喧伝するが、世界一高いと言われる日本の悪しきビール税のこと、今回の値下げにもカラクリがある。100年以上にわたる庶民イジメの改悪に新たな黒歴史が加わろうとしている。

 政府与党が12月8日にまとめる2017年度税制改正大綱で、麦芽比率や原料によって異なる「ビール系飲料」にかかる酒税額の統一が加わる見込みだ。現在、ビール77円、発泡酒47円、第三のビール(新ジャンル)28円の税額(いずれも350mlあたり)をおよそ10年後の2026年10月までに、段階的に一律55円にする方針だという。税制が専門の立正大学法学部客員教授の浦野広明氏が解説する。

「改正内容は財務省の提案通りの内容で、同省の意向に沿ったものと言っていいでしょう。ビール系飲料それぞれの標準小売価格を基に計算すると、税率はビールで35%が25%に下がる一方、発泡酒は29.5%が34%に、第三のビールは20%が42%と倍以上に跳ね上がります」

 350ミリリットル缶の価格に換算すると、ビールが1本あたりの税額が22円下がる(77円→55円)のに対し、発泡酒は8円アップ(47円→55円)、第三のビールは27円アップ(28円→55円)に値上がりする計算となる。

◆取れるところから取れ

 ビール市場が1994年のピーク時から約25%縮小するなか、「安くてビールに劣らぬ美味さ」でシェアを拡大し、“家飲み”の主役に躍り出たのが発泡酒や第三のビールだ。前出の税制改正大綱を取りまとめる自民党税制調査会幹事の竹本直一・衆院議員に話を聞いた。

「同じような味のお酒なのに税金や価格が大きく違うのは税制的に不適切との声が以前からあり、この不公正を是正するという目的がまず1点。加えて、日本のビールは割高だとの世論も根強く、価格の押し上げ要因となっているビールにかかる税額を改める必要があると考えたためです」

 日本のビール税が諸外国と比べて非常に高いのは事実だ。アメリカの9倍、ビール大国ドイツの19倍に達し、日本では酒類の中で最も高い税率が課せられている。ただし、それは「“取る側の論理”ではないか」と指摘するのは前出の浦野氏である。

「“不公正の是正”や“一律課税”など、一見公平な印象を与える今回の税制改正ですが、それらはカモフラージュに過ぎません。税の基本は負担能力に応じた課税です。本来は、高級な酒の税率を高くして、第三のビールのような庶民向けの飲料は低くするというのが税法上の正解です」

 経済ジャーナリストの荻原博子氏もこう話す。

「発泡酒や第三のビールの普及は企業努力の賜物です。それを増税のターゲットにするのは、産業政策としてもおかしい。家計にとって大きなマイナスとなるし、今回の改正は庶民イジメの“税制改悪”に他なりません」

※週刊ポスト2016年12月9日号

斎藤佑樹 【日本ハム】佑、4年連続ダウン…3季ぶり未勝利に「下がって当然」

 日本ハムの斎藤佑樹投手(28)が29日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円ダウンの年俸2000万円でサインした。先発一本で勝負した今季は3年ぶりに1軍勝ち星なし。4年連続ダウン更改となった。7年目の来季は先発、中継ぎとポジションにこだわらずに復活を目指す。

 悔しさいっぱいだった。斎藤は真一文字に口を結び、厳しい表情で会見に臨んだ。300万円ダウンの年俸2000万円で判を押し「チームが日本一になって、自分自身は活躍できなかった。悔しい気持ちです。下がることは当然と思っています」。厳しい現実を受け入れるように話した。

 昨秋キャンプから先発一本で勝負したが、今季は3年ぶりに勝ち星なし。11試合に登板(3先発)し、0勝1敗、防御率4・56。ポストシーズンでの登板機会もなかった。右肩痛に苦しんだ13年以降は計3勝。4年連続で年俸が減っている。「先発で勝つことができず、悔しい思いをしていた。中継ぎか先発かは起用法は監督が決めること。もうやるしかない。与えられた場所で精いっぱいやるだけ」と力を込めた。

 光は見えている。15年シーズンに見つけた、フォークをカウント球から使っていく攻めの投球だ。「一番使えたボールはフォーク。フォークを軸に、より磨きをかけて。自分に足らないことを克服できるように」。11月上旬の秋季練習で黒木投手コーチから「ブルペンのままを試合に出せれば…」と背中を押されたという。栗山監督は来季の先発ローテを含めた陣容について「白紙」としているだけに、この勝負球で活路を見つけたいところだ。

 先発陣は大谷、有原、増井と剛腕が多い。「1試合でも多く投げて1試合でも多く勝てるように」という技巧派の斎藤が、連続日本一へのスパイスとなる。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)

 中継ぎで結果を残せるか。

 

2016年11月29日火曜日

斎藤佑樹 今季未勝利で4年連続の年俸ダウン「精いっぱいやるしかない」

 日本ハム・斎藤佑樹投手(28)が29日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み2300万円からダウン提示を受け、更改した。

 今季は先発の一角として期待されたが3年ぶりの未勝利に終わった。4年連続ダウンとなった斎藤佑は「チームが日本一になった年に活躍できなかったので、すごく悔しい」と振り返った。その中でも今季はフォークの精度には手応え。今オフのトレーニングでは、フォークに磨きをかける。「やるしかない。精いっぱい与えられた場所で精いっぱいやるしかない」と、7年目の来季への決意をにじませた。
(デイリースポーツ)

 いくらダウンして、いくらの年棒だろうか。
 来季は正念場だろう。
 鎌スタじじいは、引退してもハムの営業で安泰と言っている。

朴槿恵(パク・クネ)大統領 「条件付き退陣表明」とは?

 朴槿恵(パク・クネ)大統領の「条件付き退陣表明」とは、いったいどういうことなのでしょうか。ソウル支局からの報告です。

 朴槿恵大統領の口からついに「大統領職を退く」という言葉が初めて出ました。ただこれは「条件付き」。安定的に政権を委譲できる方策、環境が整えば大統領職から退くということと、大統領の任期の短縮を含め、進退を国会に任せるという表明をしました。ただ、国民の怒りは頂点に達していて、先週末のデモも全国で190万人が集まり、国民からすれば、「いつ辞めるの?今でしょ」という思いが強いようです。市民からはよく発表したという評価の声もある一方で意味はないとか、腹が立つといったような冷たい反応も多かったようです。

 朴大統領としては、政治の混乱を避けるためにうまく政権を移譲できる仕組みができてから辞めると国民に理解しやすいような説明をした上で、本音のところでは弾劾案の可決という最悪のシナリオを避ける狙いがあったようです。しかし、野党側は早くも弾劾逃れだと激しく反発しています。あくまでも来月の2日か9日の弾劾案の採決方法は譲らないという構えです。

 そこで、今後の焦点となるのが与党の非主流派の動きです。韓国の国会は300議席あります。弾劾に必要なのは3分の2ですから200議席以上ということです。野党は29日の説明を聞いても納得がいかないということなので、野党は弾劾に突き進むということですが、172議席ということで28足りないわけです。これまでは与党の中の非主流派の議員が30~40人に増えているという情報もあり、このままいけば可決される可能性が非常に高かったわけです。ただ大統領があのような会見をしたわけで非主流派の人たちが会見をどう判断するのかが焦点になるということです。自分ですぐに辞めないというのなら弾劾しようという動き、そしてこの弾劾案をめぐって緊迫した動きはしばらく続きそうです。
(TBSニュース)

 進退の時期不明で、先送りの対応だけで、急場を凌ぎたいだけだろう。

<飛行機墜落>コロンビア山岳地帯 チャーター機76人犠牲

◇管制塔へ「電気系統の故障が発生」報告

 【ハバナ朴鐘珠】南米コロンビアの報道などによると、28日午後10時(日本時間29日正午)ごろ、同国北西部メデジンの空港から約50キロ離れた山岳地帯で、着陸態勢に入っていたチャーター便の航空機が墜落した。ロイター通信によると、コロンビア警察当局は76人が死亡したと明らかにした。

 同機には乗客72人、乗務員9人が搭乗しており、乗客にはブラジルのプロサッカーリーグ1部「シャペコエンセ」の選手と首脳陣ら48人が含まれていた。他に21人の同行記者もいた。AFP通信などによると、少なくとも選手1人を含む5人が生存していた。

 墜落した航空機はボリビアのラミア航空2933便。28日、ボリビアのサンタクルスダセハを離陸し、メデジンへ向かっていた。事故直前に操縦士から管制塔へ、電気系統の故障が発生したとの報告があった。

 シャペコエンセはメデジンで30日に南米クラブ選手権の決勝に出場する予定だったが、事故を受けて試合は延期された。
(毎日新聞)

岐阜県美濃加茂市 藤井市長「現金授受ない」=逆転有罪、目に涙浮かべ―名古屋

「現金の授受はない。この判断は受け入れられない」―。

 岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(32)は判決を受けた28日午後、名古屋市内で記者会見し、目に涙を浮かべながら訴えた。

 黒色スーツにトレードマークの明るい緑のネクタイ。法廷で逆転有罪の言い渡しを受けた藤井市長は、背筋を伸ばしたまま身じろぎもせず聞いていた。

 名古屋高裁近くの会場で、藤井市長は弁護団と並んで椅子に掛け、大きく息を吐いた。

 2時間半におよぶ判決言い渡し後も「逮捕時のままの主張だ」とあくまで無罪を強調。控訴審で自身に発言の機会はほとんどなく、「もう1回直接聞いてほしかった」と悔しさをにじませた。

 「事実でないことをでっちあげるのはあってはならない」と強気の姿勢で、上告の意思を表明。市長職については、「続けていきたいが、市民の皆さんと相談して決める」と話した。

 主任弁護人の郷原信郎弁護士は「全く予想外で大変驚いた。問題だらけの判決」と厳しい表情で語った。
(時事通信)

 授受があったのか、でっちあげか。
 裁判期間で、任期満了だろうか。

横審、年間最多勝の稀勢の里、初場所Vでも横綱昇進に否定的「もろ手を挙げて賛成とはいかない」

 大相撲の横綱審議委員会の定例会合が28日、両国国技館で行われた。守屋秀繁委員長(75)は大関・稀勢の里(30)=田子ノ浦=が、来年初場所(1月8日初日・両国国技館)で優勝しても昇進させることに否定的な見解。「優勝争いに絡んでませんからね。(勝ち)星だけみると準優勝ですが…。来場所優勝しても、もろ手を挙げて賛成とはいかない」と言い切った。

 27日の九州場所千秋楽で12勝目を挙げた和製大関に突如として綱取りの資格が付与された。二所ノ関審判部長(元大関・若嶋津)は、「明確な綱取り場所ではない。でも内容が良ければ可能性がある」とハイレベルで優勝すれば来場所の綱取りを認めた。史上初めて優勝なしで年間最多勝を確定。安定した地力と3日連続で横綱を撃破した実力を高く評価したからだった。

 それでも最終的に推挙を認める立場の同委員長は現場のムードに“安易な迎合”はしない。「不思議な大関だなと思います。もっとメンタル的に強くならないと。地力はあるが緊張しすぎて空振りの感じは受けている」。横綱3人斬りと同時に平幕に3敗した事実も見逃さなかった。(網野 大一郎)
(スポーツ報知)

 平幕に3敗は置いといて、横綱3人に勝ったことの強さを評価すべきだろう。

高梨裕稔 <プロ野球>新人王 セは阪神・高山、パは日本ハム・高梨

 プロ野球セ・パ両リーグの最優秀新人賞(新人王)が28日、発表され、セは阪神の高山俊外野手(23)、パは日本ハムの高梨裕稔投手(25)が選ばれた。

 セの高山は開幕から先発メンバーに名を連ね、外野の定位置を確保。134試合に出場し、打率2割7分5厘、8本塁打、65打点を記録。記者投票で220票を獲得し、2位の今永昇太投手(DeNA、32票)に大差をつけた。阪神からの選出は2007年の上園啓史投手以来9年ぶり8人目。

 パの高梨はプロ3年目での初勝利を含む10勝(2敗)を挙げ、防御率も2.38と安定。記者投票で131票を得て、2位の茂木栄五郎内野手(楽天、116票)を15票差でかわした。日本ハムからの新人王は昨年の有原航平投手に続き、13人目。またパは00年の「該当者なし」を挟み、1999年から17回連続で投手が受賞した。
(毎日新聞)

 10勝は立派だね。

2016年11月28日月曜日

MVPは大谷 ベストナインW受賞に続く栄冠 セは広島・新井がリーグ最年長受賞

 プロ野球の「NPB AWARDS 2016 supported by リポビタンD」が28日、都内のホテルで開かれ、最優秀選手(MVP)にパ・リーグは日本ハムの大谷翔平投手(22)、セ・リーグは広島・新井貴浩内野手(39)がそれぞれ選ばれた。

 大谷は、規定投球回と規定打席には到達していないものの、投手として21試合で10勝4敗、防御率1・86、打者としては打率・322、22本、67打点と投打にハイレベルな成績を挙げた。投手とベストDHで史上初のダブル受賞を達成したベストナインに続き、リーグ最高の栄冠を初めて手にした。

 新井は打率・300、19本塁打、101打点をマーク。投手の黒田とともにチームを精神的にも支え、球団25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。セでは、ほかにも史上初となる2年連続トリプルスリーを達成した山田(ヤクルト)、本塁打、打点の2冠王の筒香(DeNA)もいたが、優勝への貢献度が高く評価され、初受賞となった。39歳304日での受賞はリーグ最年長記録となった。
(スポニチアネックス)

 大谷は順当も、セ・リーグは混戦。

2016年11月27日日曜日

大谷翔平、日本ハム入団 次回交渉で表明/復刻

<日刊スポーツ:2012年11月27日付>

 プレーバック日刊スポーツ! 過去の11月27日付紙面を振り返ります。2012年の1面(東京版)は花巻東・大谷翔平投手の日本ハム入団が決定的となったことを報じました。

 ◇ ◇

 日本ハムがドラフト1位指名した花巻東・大谷翔平投手(18)がメジャー志向から一転、日本ハム入団が決定的なことが26日、明らかになった。この日、栗山英樹監督(51)が岩手・奥州市内で直接交渉。将来的な米球界での成功には日本ハム入りが得策と判断したもよう。次回交渉で球団側へ入団の意思を伝える見通しとなった。日米注目の最速160キロ&高校通算56本塁打のスーパー高校球児が、苦悩の末に日本球界を進路に選んだ。

 大谷の日本ハム入りが決定的となった。栗山監督との初交渉で、少しずつ傾いていた気持ちが固まった。「メジャーで長く、トップで長く活躍したいというのは変わりません。『そこにいくまで一緒に頑張ろう』と言われました。日本球界を選ぶ可能性? そういう道もあると、伝えさせていただきました」。次回交渉で、球団側へ入団する意向を正式に申し入れる見通しとなった。

 将来的に描いてきた、メジャーでのサクセスストーリーの過程を描き直した。日本ハムが自分自身の将来性を最優先に考えてくれた環境と条件が、心変わりの決め手になった。突出した投手と野手の両面での才能の一方だけではなく、ともに伸ばす可能性を探る「エース兼4番」という規格外の育成プランを提示された。大谷本人が2度目の出席となった前回17日の交渉では、そのために球団が整えている育成システム、受け入れ態勢も説明された。

 最大の理解者である父徹さん(50)母加代子さん(48)は日本球界入りを勧めていた。大谷本人もメジャーの第一線で活躍する目標の近道は、日本のプロ野球を極めることが最適、との考えへと傾いていった。大谷は「説得ではなくて、親身になって考えていただきました。ありがたいですし、感謝しています」とすがすがしい表情で話した。

 苦渋の決断だった。ドラフト会議まであと4日に迫った10月21日に、メジャーへ挑戦することを正式に表明。その意思を尊重して指名を見送った国内数球団、また奔走させた米球団に対し、初志貫徹しないことへの強い葛藤があったという。「自分の中で悩んでいる時期もありました」と素直に心境を吐露した。

 メジャーで成功するという野球人生のプラン設計を逆算して考えた時、来季からは米でのマイナー選手ではなく、日本ハムをスタートラインに、夢をかなえる道を選ぶ。紆余(うよ)曲折を経て、日本球界待望のスター候補「日本ハム大谷」が誕生する。

◆日本ハムの大谷交渉経緯◆

 ▼10月25日 ドラフトで日本ハムが単独1位指名。大谷はその時点での入団の可能性を「ゼロ」と発言。

 ▼26日 山田GMらが花巻東高を訪問し指名あいさつするも、大谷は同席せず。

 ▼11月2日 山田GMらが2度目の指名あいさつで自宅を訪問。初めて本人と面会、栗山監督のメッセージ入りサインボールを手渡す。大谷は「高校生からは初なので、パイオニアとしてやっていきたい」。

 ▼10日 花巻市内のホテルで入団交渉。本人は同席せず、山田GMらが両親にメジャー挑戦のリスクなどを説明。

 ▼17日 奥州市内ホテルでの交渉に本人と両親が出席。“エース兼任4番”の二刀流プランに大谷は「少しニコッとした」(山田GM)。父徹さんは「全くNOという感じでもない」。

 ▼21日 球団が、26日の交渉に、栗山監督と山田GM、大渕スカウトディレクターで、本人を含めた大谷側と交渉することを発表。栗山監督は「用意しているけれど、それは秘密」と何らかの準備を明かす。

※記録と表記は当時のもの
(日刊スポーツ)

 4年前か。

稀勢の里「喜んでいいのか…」複雑Vなし年間最多勝

<大相撲九州場所>◇千秋楽◇27日◇福岡国際センター

 大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が平幕宝富士(29=伊勢ケ浜)を寄り切って、単独での年間最多勝を決める12勝目を挙げた。慣例であれば、琴奨菊との大関戦が組まれるはずだったが、審判部の意向で好調の平幕力士に変更。それでも「力はありますから」と油断することはなかった。

 今年の白星は69勝となった。ただ、優勝は1度も成し得なかった。優勝なしでの最多勝の受賞は、年6場所制となった58年以降、初めて。「喜んでいいのか、悔しんだらいいのか、分からない感じです」と素直な気持ちを明かした。

 昇進を預かる二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は、来年1月の初場所の成績次第では綱とりとなる可能性も示唆した。ただ、本人がその話に興味を示すことはなく「いろいろ経験させてもらって、非常に成長できた1年だったと思います。また新しい気持ちで来年に向けてやっていきたい」と、31歳を迎える2017年を静かに見据えた。
(日刊スポーツ)

 稀勢の里は来場所につながっただろう。
 白鵬は力の衰えで引退間近か。
 鶴竜の強さが際立った今場所も、土をつけた稀勢の里は立派でしょう。

日本エレキテル連合、ピコ太郎を引き合いに自虐ネタ 「まだ生きてますよ~」

「ダメよ~、ダメダメ」のフレーズでおなじみのお笑いコンビ、日本エレキテル連合が27日、東京都庁で行われた「麻薬・覚醒剤乱用防止運動東京大会」に出席した。

 先月25日に肺炎と診断されて入院し、今月7日の所属事務所ライブで復帰していた中野聡子(33)は「もう大丈夫です。完治しました」と全快をアピール。イベントには変態オヤジ「小平市の細貝さん」の姿で登場し、「ピコ太郎じゃなくてゴメンね~。エレキテル、まだ生きてますよ~」と「PPAP」で話題の中年歌手を引き合いに自虐で笑わせた。

 相方の橋本小雪(32)は顔面白塗りの「未亡人朱美ちゃん3号」にふんし、「薬物乱用はダメよ~、ダメダメ」とおなじみのフレーズで注意喚起。2014年に「ダメよ~、ダメダメ」で流行語大賞を獲得している2人は、「PPAP、大賞、間違いなしです」と太鼓判を押していた。
(サンケイスポーツ)

 まだ生きていたか。

張本氏、大谷のベストナインW受賞に「現場は面白くない」

 野球評論家の張本勲氏(76)が27日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)に生出演。大谷が投手と指名打者でベストナインをダブル受賞したことに「現場は面白くない。特別賞をあげればよかった」と持論を展開した。

 張本氏は「ファンは喜んでますよ、人気者だから」と一度はたたえたが、「現場は面白くない」と一喝。その理由として、「規定(投球)回数、規定打席が足りないから。規定があるのに話題性、人気で選んだんではないか」と不満を口にした。「私は特別賞をあげれば良かったと思ってる。ピッチャーは最多勝もいる。彼は10勝でしょ?15勝もいるし、14勝もいる。1点台だけど14勝の石川は2点台だからね。DHも西武のメヒヤが36本ホームラン打ってる。ちょっと打率は低いけど」と言いながら、「不満はあるんだけど人気者だからね、話題性はすごかったからねこれはこれで認めます」。大谷の人気と実力の前に、牙を抜かれたかのような発言。MCの関口宏(73)から「今日はおとなしいですね」とツッコミが入る場面もあった。
(スポーツ報知)

 面白くないのは張本氏だけだろう。
 二刀流でチームの優勝に貢献したことを認めたくないのだろう。

ウィスコンシン州再集計は「ばかげてる」 トランプ氏が批判

ワシントン(CNN) 米大統領選の不正疑惑をめぐり、ウィスコンシン州が小政党「緑の党」の要請で再集計を実施することになった問題で、ドナルド・トランプ次期大統領は26日、再集計を「ばかげた詐欺」と批判する声明を出した。

トランプ氏は声明で、同州に要請を出した緑の党の元大統領候補、ジル・スタイン氏が再集計の資金集めと称して「私腹を肥やそうとしている」と主張。集まった資金の大半が「このばかげた再集計」には使われないだろうとの見方を示した。「ばかげた」再集計という言葉は、声明の表題にも使われている。

声明はさらに、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏がすでに敗北を認めたことを指摘し、疑念の的になっているウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアの各州ともトランプ氏が「大差で」勝利していると主張した。

スタイン氏は同州での再集計にかかる費用をインターネット上で募り、すでに500万ドル(約5億6000万円)以上の資金を集めた。再集計は今後1週間のうちにも実現する見通しだ。

同氏はCNNとのインタビューでトランプ氏の主張を退け、集まった資金は再集計専用の独立口座に入っていて、ほかの目的で使うことはあり得ないと強調。選挙戦ではトランプ氏自身、選挙制度が「仕組まれている」との主張を展開していたと指摘した。

クリントン陣営とホワイトハウスは、投票システムが不正に操作された証拠はないとの立場を示している。ただクリントン陣営は26日、公正さを確保するためとして、再集計への動きに参加すると表明した。
(CNN)

電子投票システムは、不正操作が可能だから、日本で採用されない。 

<留萌線>増毛町長、廃線後の街模索 最終運行まで1週間

 利用者減少などにより95年の歴史に幕を下ろすJR北海道の留萌線の留萌-増毛間(16.7キロ)の最終運行が12月4日に迫った。往時を知る北海道増毛町の堀雅志町長(62)は、廃線を受け入れる苦渋の役割を担った。「列車が来なくなっても、増毛駅は地域の中心だ」と、鉄道が消えた後の街づくりを模索している。【横田信行】

 堀さんは「時刻表を持って列車で旅をするのが大好き」という鉄道ファン。高校時代には増毛から1人で急行を乗り継ぎ、九州まで行ったこともある。鉄路は連絡船を経て、全国につながっていた。

 留萌-増毛間も、高校通学で利用。朝の列車は150人ほどの高校生や「ガンガン部隊」と呼ばれた海産物の行商人でにぎわった。だが次第に道路整備が進み車も普及して、娘2人は高校の通学に、鉄路と並行するバス路線を選んだ。町の人口はピーク時の約4分の1の4500人余りに減少。増毛高校も2011年に閉校した。

 この区間の1日1キロ当たりの利用者は1987年度の480人から2014年度は39人に落ち込み、100円の営業収益を得るのにかかった費用を示す「営業係数」は4161円に膨らんだ。

 町役場でJR北との協議の担当課長だった堀さんは線路沿いに住み、列車の音が聞こえる日常が揺らぐ中で15年2月、町長に初当選。JR北は同年5月、廃止前提の協議を拒む町に「我々の判断で進めるしかなくなる」と通告してきた。その姿勢に反発が募り、今年4月の廃止同意書への署名は耐え難かった。せめて抗議の意思をと、最近まで最終運行日の式典欠席を考えていたほどだ。

 だが「町民が乗らないのは事実」と言葉をのみ込み、廃止後の地域振興に協力を得ることに力を注いできた。

 増毛駅は、81年に製作された故高倉健さん主演の映画「駅 STATION」のロケ地となった。夫婦でエキストラに参加し、思い入れも深い。廃線後は駅を往時の姿に戻し「これからも町民や観光客が集まる場所にすることから始めたい」と話す。
(毎日新聞)

 「駅 STATION」のロケ地でしか知らないけど、廃線は寂しい。

外国人犯罪 ベトナム人集団のマフィア化懸念

 摘発が増加するベトナム人犯罪。関東・近畿地方の団地では外部から実態が把握しづらい「ベトナム人コミュニティー」が形成されており、「犯罪の温床」になる可能性もあると指摘する捜査関係者もいる。留学生が犯罪に加担することもあり、警視庁幹部は「中国人犯罪が激増した初期と似ている」と分析する。

 「結束は固い。警察でも簡単には入ってこられない」

 20代の“ベトナム出身”の男性は声を潜めてこう明かした。日本語をよどみなく話し、日本名を名乗るが、両親はベトナム戦争後の混乱から逃れて難民として来日した。

 男性が語るのは、生まれ育った関東近郊の団地のことだ。築数十年が経過し、日本人はあまり住んでいないという。「1人が生活の拠点を作ると、ベトナムから親族や知人を次々と呼び寄せる。そうやってコミュニティーが広がる」

 もちろん団地に住むベトナム人の多くは付近の工場や飲食店、土木作業の現場などで正規の職を得ている。しかし一部は犯罪を“生業”としているという。

 数年前には団地に住むベトナム人が付近の倉庫を借り上げて運営していた「大麻工場」が摘発。ベトナム国内の犯罪組織と連携し、盗んだ工具や盗難バイクを「輸出」した事件もあった。「盗品売買や生活保護の不正受給などいろいろな犯罪が行われる。留学生と結託して犯行に及ぶこともある」という。

 捜査当局はこうした各地のコミュニティーに加え、人的交流が活発化したことが犯罪増の要因と見る。

 国際観光振興機構によると、昨年来日したベトナム人は18万5395人で、平成17年と比べ約8倍に増加した。

 また日本学生支援機構の統計では、26年度に2万6439人だったベトナム人留学生は、わずか1年で3万8882人に増えた。「こうした動きの中で現地の犯罪組織と在日ベトナム人が連携するケースが増えた」(捜査幹部)

 ベトナム人が起こした主な犯罪では27年9月、大阪市生野区でベトナム人同士の殺人事件が発生し4人が殺人容疑で逮捕。今年9月には東京都あきる野市の路上でアルバイト女性が襲われる通り魔事件があり、ベトナム人の男(22)が傷害容疑で逮捕された。

 警視庁幹部は「中国人犯罪が激増した初期と似ている。窃盗などの軽微な犯罪が増え始め、出身者同士の凶悪事件が起きている。ベトナム人グループのマフィア化も懸念され、今後警戒が必要だ」と語っている。(安里洋輔)
(産経新聞)

F1アブダビGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

F1アブダビGPの予選が26日(土)、ヤス・マリーナ・サーキットで行われた。

今シーズン最後の予選。ポールポジションを獲得したのは、逆転タイトルを狙うメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にはニコ・ロズベルグが続き、2016年のワールドチャンピオンを争う二人がフロントローからスタートすることになった。

3番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)、4番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。

マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが9番手、ジェンソン・バトンが12番手で予選を終えた。

いよいよ2016年のワールドチャンピオンが決するF1アブダビGP 決勝レースは、明日27日(日)の22時(現地時間17時)から行われる。
(F1-Gate.com)

 相変わらずホンダはダメか。

林芳正・元農相 自民党 政治資金からキャバクラ代 林元農相の団体

 自民党の林芳正・元農相(55)の資金管理団体が、林氏が農相在任中だった昨年9月、女性スタッフが接客するキャバクラで「飲食代」を支出していたことが26日、政治資金収支報告書で分かった。

 「林芳正を支える会」の2015年分の収支報告書によると、政治活動費の「組織活動費」のうち、同年9月11日に計上した飲食代の支出先として、東京・赤坂にあるキャバクラの店名が記されていた。金額は4万8700円だった。

 この店では客の隣に女性スタッフが座り接客。女性が飲むドリンクは有料で客が支払う。

 林氏の事務所は取材に「政治資金は法令に従って適正に処理している。さまざまな方との間で情報の収集や意見交換のため、適当な場を利用して会合をしている」と回答した。〔共同〕
(日本経済新聞)

 アホな政治家ばかりで、飲食代を禁止にしないとダメだろう。

稀勢の里、史上初の優勝なしで年間最多勝「頂けるものは頂いていいんじゃないですか」

◆大相撲 九州場所14日目 ○稀勢の里(寄り切り)照ノ富士●(26日・福岡国際センター)

 稀勢の里が初の年間最多勝を獲得した。照ノ富士を寄り切り自己最多タイの年間68勝目。前日まで67勝で並んでいた日馬富士が敗れたため、千秋楽を前に受賞が決まった。

 1957年の設立以降、優勝なしで受賞する力士は史上初。安定感の指標ともいえる初タイトルに「頂けるものは頂いていいんじゃないですか」と淡々と話した。今場所は昭和以降10人目の3日連続横綱撃破を達成したが、平幕に3敗する不安定さで初優勝を逃した。来場所の綱取りも絶望的だが「まだまだこれからですよ。まだあした残っているので集中して」と気持ちを切り替えた。
(スポーツ報知)

 稀勢の里らしい記録だろう。

大谷翔平 人類最速170キロに意欲「一番速い球を投げる人に…」

 日本ハム・大谷翔平投手(22)が将来的な球速の目標に「人類最速」を掲げた。26日、北海道旭川市内のホテルで行われた「プレミアムトークライブ」に出演。今季にプロ野球最速記録を165キロまで伸ばした右腕は、アロルディス・チャプマン投手(28=カブスからFA)が持つ世界記録の105・1マイル(約169キロ)を超える球速を出すことに強い意欲を示した。

 日本一に突き進んだ軌跡を見届けて、心の中に湧き上がるものがあったのか。今季のチームの戦いを振り返るVTRが流れた後に始まったトークショー。有原と並んでマイクを握った大谷は、司会者から「165キロの次の目標は」と聞かれ、力強い言葉を返した。

 「人類最速まであと4キロなので、一番速い球を投げる人になってみたい」

 続けざまに飛んだ「170キロは?」の質問にも「投げられたらいいですね」と笑顔で答えた。14年に出した162キロから、今季は163、164と自己最速を更新。10月16日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(ソフトバンク戦、札幌ドーム)で165キロをマークした。CSでの投球は「あのときはたまたま。いい投げ方はできなかった。球場の雰囲気もそうですし、CSラストの場面だったので」と回想。思い描くフォームで投げればさらに記録を塗り替えられる、という可能性が見える。

 人類最速――。いまはチャプマンがその称号を持っている。レッズ時代の10年9月24日に105・1マイルを計測し、「野球の最速投球」としてギネス世界記録に認定された。今年7月18日にもヤンキースで同じ数字を出している。

 投手大谷が打者大谷をどう抑えるかと、二刀流ならではの質問を受けると「真っすぐじゃないですか。バッターをやっていて一番嫌なのは速い真っすぐ」と答えた。ならば、その直球を究極まで突き詰めるのみ。早ければ来オフにもポスティングでメジャー移籍の可能性がある右腕が、そのメジャーの頂点に立つ記録を視界の中に入れた。

 日本シリーズまでフル回転した体を休めるため、オフに入ってノースローを続けているが、近日中に千葉・鎌ケ谷でWBC公式球を使ってキャッチボールを再開する予定。侍ジャパンで、そして球速で、「世界」をにらんだ挑戦が始まる。

 ≪今季165キロ以上はMLB2人だけ≫大リーグで今季100マイル(約161キロ)以上を記録したのは、大リーグ公式サイトによると31人(うち先発投手は9人)。そのうち165キロ(102・6マイル)以上を計測したのはチャプマンとブレーブスの23歳救援右腕カブレラの2人だけだ。チャプマンが165キロ以上を記録したのは何と143球で、全投球の14・7%。100マイル以上なら55・35%だ。ドミニカ共和国出身で今季メジャーデビューしたカブレラの最速は103・5マイル(約166・6キロ)で、165キロ以上は18球だった。
(スポニチアネックス)

 来オフ移籍だろうか。

2016年11月26日土曜日

5週連続の抗議集会=過去最大200万人参加か-韓国

【ソウル時事】朴槿恵韓国大統領の親友、崔順実被告による国政介入事件をめぐり、大統領退陣を求める大規模集会が26日午後、ソウル中心部や主要都市で開かれた。週末の抗議集会は5週連続。主催者側によると、ソウルでは過去最多の約150万人(警察予想30万人)が集まり、全国で計約200万人が参加する見込み。集った参加者らは「下野しろ」と大声で退陣要求を突き付けた。
 集会は午後から断続的に開かれ、大統領府に迫る形での行進も予定。夕方ごろには光化門広場で中心となる行事が始まる。先週に続き、大統領支持者による退陣反対集会も開かれるという。
 検察が20日、崔被告と共謀関係があったとして、朴氏を容疑者と認定して以降、大規模集会は初となる。ソウルでは26日、初雪を観測。厳しい冷え込みが集会の規模に影響する可能性もある。
(時事通信)

 辞めたら逮捕されるから、居座り続けるしかないのだろう。

今季MVPは誰の手に? 混戦のセ・リーグに対して1強のパ・リーグか?

パはベストナインW受賞の大谷が最有力候補
 2016年度のプロ野球年間表彰式「NPB AWARDS 2016」が28日、都内のホテルで行われる。当日には両リーグの最優秀選手(MVP)、新人王が発表される予定だ。

 パ・リーグのMVPは、日本ハムの大谷翔平投手の初受賞で間違いないだろう。プロ4年目の今季は、投手で21試合登板、10勝4敗、防御率1.86の成績を残し、打撃では打率.322、104安打、22本塁打、67打点、7盗塁をマーク。規定投球回数、規定打席には到達できず、個人タイトルこそ獲得できなかったものの、チームを4年ぶりのリーグ制覇、10年ぶりの日本一へ導いた。

 25日に発表されたベストナインでは、投手部門、ベストDH部門 で史上初のダブル受賞。プロ野球担当記者の投票によって決められているベストナインは、これまで禁止されていた同一選手に対する投手と野手、投手と指名打者の重複投票が認められるように9月に規定を変更。この“大谷ルール”の制定1年目で、いきなりのW受賞となっていた。リーグMVPと合わせた“3冠”獲得となるか注目だ。
セはリーグ優勝の広島勢が有力も、チーム内でも混戦
 対するセ・リーグは投票が分かれるところ。2位・巨人に17.5ゲーム差を付けてリーグ制覇した広島からの選出が濃厚となっているが、25日発表のベストナインでは野村祐輔(投手部門、5年目で初)、石原慶幸(捕手部門、15年目で初)、新井貴浩(一塁手部門、11年ぶり2度目)鈴木誠也(外野手部門、4年目で初)、丸佳浩(同、2年ぶり2度目)がそれぞれ受賞した。

 ベストナインは逃したものの、初の沢村賞を受賞したクリス・ジョンソン、4年連続でセ・リーグ二塁手部門でゴールデングラブ賞を受賞した菊池涼介もいる。ゴールデングラブ賞では菊池のほか、石原慶幸(捕手部門、初)、丸佳浩(外野手部門、4年連続4度目)、鈴木誠也(同、初)が受賞している。

 個人タイトルでは野村祐輔が最多勝(16勝)、最高勝率(勝率.842)をそれぞれ初受賞。打者では菊池涼介が初の最多安打のタイトルを獲得している。

 日本ハム・大谷のような突出した存在感を求めるなら、今季限りで現役引退する黒田博樹投手は外せない。チーム内外で圧倒的な存在感を見せ、今季中に日米通算200勝を達成した。4番として通算2000本安打を達成し、シーズン101打点を挙げた新井貴浩も見逃せないところだ。

 パ・リーグは大谷の“1強”に違いないが、セ・リーグはカープ内での大接戦が予想されるところ。今年のセ・リーグの“顔”が誰になるのか注目だ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count
 広島は鈴木だろうか。

大谷翔平の伝説誕生 メジャー公式サイト 大谷のベストナインW受賞伝える「伝説が誕生」

 その規格外の活躍は海の向こうでも注目の的だ。日本ハムの大谷翔平(22)が今季のベストナインに投手と指名打者の両部門で選出。この史上初のダブル受賞はメジャーリーグの公式サイトでも伝えられている。

 同サイトの記事は「みなさん、大谷翔平の伝説が誕生しました」という書き出しで始まり、今季は打者としてオールスター戦のホームラン競争で優勝、さらに投手では日本球界最速の165キロを記録したとその怪物ぶりを伝え、侍ジャパンとして出場したオランダ代表戦での“東京ドーム天井打”も紹介している。

 また、成績をメジャーリーガーと比較。大谷の今季のOPS(出塁率と長打率を足した値。.900以上なら一流)は1.004で、これを上回るのはレッドソックスのオルティスが記録した1.021のみ。また、防御率1・86に関しては今季メジャーでこれよりも良い数字をマークした投手はいなかった(最高はカブスのヘンドリックスで2・13)とあふれる才能を称賛している。
(スポニチアネックス)

 

<長野・乾燥大麻>自家栽培か 天井からつるして干す

 長野県の山間部などに住む男女22人が大麻を所持したとして逮捕された事件で、容疑者の一部が自宅天井から大麻草をつるして乾燥させていたことが、捜査関係者への取材で分かった。「山で栽培しているものを刈り取り、自分で乾燥させていた」と供述している容疑者もおり、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は乾燥大麻を自家栽培していた可能性が高いとみて調べている。

 大麻取締法違反(所持など)容疑で逮捕されたのは長野県大町市、池田町、静岡県湖西市に居住する27~64歳。捜査関係者によると、23日に同部と長野、神奈川両県警が22人の自宅を家宅捜索。袋や缶に入った大麻や大麻が練り込まれたクッキー、乾燥中の大麻草などが見つかった。押収した乾燥大麻は少なくとも約8キロに上るという。

 同部によると、22人は東京や神奈川などの都市部から大町市と池田町に移住したとみられ、それぞれ自給自足のような生活を送っていた。音楽イベントなどで交流を深め、「ゆるやかな大麻コミュニティー」を作っていたとみている。【斎川瞳】

 ◇フェイスブックで連絡取り合う?

 大麻取締法違反容疑で逮捕された容疑者の男女22人の多くは長野県大町市と同県池田町に散らばって生活していたが、フェイスブックなどで連絡を取り合っていたらしい。

 このうち5人は旧美麻村の大町市美麻に住んでいた。自営業、今塚裕明容疑者(64)は十数年前まで地元の森林組合に勤務。組合職員は「まじめな人だった。まさか逮捕されるとは」と驚く。1983年には村議選に立候補して落選。かつては音楽イベントにもよく姿を見せていた。知人男性は「移住者仲間ではよく知られていた。悪いことをするような人ではないのに」と話した。

 自営業、後藤聡(46)と妻順子(43)両容疑者は市営住宅で子供2人と暮らしていたとみられる。近隣住民によると、昨年4月に移住してきたらしく、聡容疑者は副地区長を務め、順子容疑者は陶芸に打ち込んでいた。近所の女性は「夫はおとなしい感じで、奥さんは明るく元気な人。地域に子供が増えるのがうれしかったが……」と驚いていた。

 美麻地区は人口約970人。市美麻支所によると、高齢化率は3割を超え、住民の約4割が移住者という。30年ほど前まで布の材料となる麻の栽培が盛んだった。【ガン・クリスティーナ】
(毎日新聞)

 大麻コミュニティか。

40階建てなら10%差=マンションの固定資産税見直し―新築対象に・政府

 2017年度税制改正で、政府が検討しているタワーマンションの固定資産税見直し案の概要が25日、分かった。

 現在は床面積が同じなら、どの階でも税額は同じだが、見直し後は新築物件で1階上がるごとに税額も上がるように設定。40階建てのマンションでは、1階と最上階の税額の差を10%程度とする方向だ。

 18年度の課税から適用することを軸に調整する。自民、公明両党の税制調査会で議論し、12月8日の取りまとめを目指す与党税制改正大綱に盛り込む。

 タワーマンションは、眺望などで人気の高層階ほど販売価格が高い傾向にある。ただ各住戸の固定資産税額は現在、床面積が同じなら税額が変わらず、「不公平感を生んでいるという指摘があった」(高市早苗総務相)。このため、政府は高層階への課税を強化し、低層階は減税する方向で検討を進めていた。

 具体的には、高さ60メートルを超え、20階建て以上となるような新築マンションを対象とする。マンション全体での税額は変えず、階層ごとに差が生じるよう案分する。

 例えば、各住戸の税額が現行制度なら20万円の40階建てマンションで10%の税額差を反映させると、1階は約19万円、最上階は約21万円となる。50階建ての場合は税額差が12~13%程度に広がる。
(時事通信)

 10%程度では、販売価格差と乖離している。

<年金法案採決>与党迅速、批判封じ 野党は「強行」演出

 与党が25日の衆院厚生労働委員会で年金制度改革関連法案の採決に踏み切ったのは、与野党対立が深まる中で今国会中の成立を確実にするためだ。法案成立に向け、政府・与党は今国会の会期延長を決めたが、延長幅は最小限にとどめる方針だ。野党からの批判を早期に封じようとする本音も見え隠れする。

 「私が述べたことを全く理解していないようでは、何時間やっても同じだ。間違った認識に基づいて相手を非難しても民進党の支持率が上がるわけではない」。安倍晋三首相は25日の衆院厚労委で、「年金カット法案」と繰り返して批判する民進党の柚木道義氏に色をなして反論した。

 柚木氏は基礎年金を巡り、「団塊ジュニア世代が年金を受給する2040年代には30%カットされる」と追及。首相は、3割減は年金額ではなく、現役世代の平均手取り収入に対する年金額の割合だと説明した上で、「レッテル貼りで、デマゴーグだ」「民主党政権はこの財政検証を基に運営していたのに、何もしなかった」と批判し、野党議員が反発して騒然となった。

 政府を悩ませたのは、「年金カット」などの野党の批判だ。法案審議は今年の通常国会からの継続で、来年の通常国会に持ち越されれば3国会にわたって批判を浴びる。そうなれば政権へのダメージとなり、来夏の東京都議選にも悪影響を与えかねない--。与党が採決を急いだのはこうした懸念からだった。

 一方、採決時には野党の厚労委理事が丹羽秀樹委員長(自民)を取り囲み、約20人の野党議員が「年金カット反対」「強行採決反対」のビラを手に「国民の声を聞け」などと大声を張り上げた。

 野党が「強行採決」と印象づける「演出」にこだわったのは、早期の衆院解散を警戒しているためだ。民進党の蓮舫代表は25日、所属議員に「解散風はビュンビュン吹いている。台風だ」と漏らした。採決後は記者団に「あまりにも乱暴で立法府を軽視した採決の是非を問わせていただきたい」と次期衆院選で争点化する考えを示したが、解散を意識した発言は、野党共闘を含め選挙準備が遅れていることへの危機感の裏返しとの見方が与党からは出ている。【阿部亮介、葛西大博】
(毎日新聞)

 超高齢化社会で年金カットか、社保の負担率引き上げのどちらを選択するかは、国民的議論が必要だろう。

稀勢の里、また取りこぼし=大相撲九州場所

 稀勢の里は平幕の栃ノ心に完敗。3敗に後退し、初優勝の夢は大きく遠のいた。左を差せずに攻めあぐねているうちに相手得意の右四つに。最後は投げられて土俵下に転げ落ちた。

 支度部屋では背中を丸め、大きなため息。相手の形になったことが敗因かと聞かれ、「そうじゃないですか」。一言、小さな声で答えた。3横綱を連続で破りながら、また大事なところで取りこぼした。
(時事通信)

 どうして平幕に負けるのか。

大谷翔平 ベストナイン 大谷「二刀流」受賞に「規定に届いていなかったので、まさか」

 セ、パ両リーグは25日、今季のベストナインを発表。日本ハムの大谷翔平投手(22)が「投手」と「ベストDH」のダブル受賞を達成した。日本一となった日本ハムから大谷のほか、中田、レアード、西川が選出された。

 ▼大谷 投手と指名打者の2部門で選んでいただけたことを大変ありがたく、光栄に思います。規定打席にも規定投球回にも届いていなかったので、まさかという気持ちです。来季は投手としても打者としても今季以上の結果を残せるように、いまからしっかりと準備していきます。そして、自分の成績が、ひとつでも多くチームの勝ちにつながって、2年連続で日本一になれるように頑張ります。

 ▼中田 日本一、打点王に続いてベストナインも受賞することができ、非常にうれしいです。僕一人の力だけでなくチームメート、ファンに支えられたおかげのタイトルだと思っています。連続日本一を目指す事ができるのはファイターズだけでなのでV2を目指して頑張りたいです。

 ▼レアード ベストナインを取るのは今季のひとつの目標だったので、大変うれしく思います。今季はホームランタイトル、リーグ優勝、日本一、そしてベストナインとうれしいことばかりでした。しかし、よろこんでいられるのも今日までです。もう来年に向けての戦いは始まっているので、連覇できるように気持ちを切り替えて一生懸命頑張ります。

 ▼西川 10人しか選ばれないベストナインに選んでいただいたことは光栄です。チームの日本一という目標もそうですが、個人としては2年続けてベストナインに選ばれるようにオフシーズンもしっかり野球に取り組んでいきたいです。
(スポニチアネックス)

 規定を変えても、人気・実力のある大谷は外せないだろう。

 

2016年11月25日金曜日

大谷翔平 栗山監督の見解 WBCで大谷“リアル二刀流”は「難しい」

 日本ハムの栗山監督は来年3月に開催されるWBCでの大谷の起用法についても言及した。

 投打で同時に出場する「リアル二刀流」を、国際舞台で解禁するかが注目されるが「難しい。70、80球の球数制限があり、あの(滑りやすいとされる)ボールだと(大谷)翔平は3回ぐらいまでしか投げられない」と個人的な見解を語った。

 二刀流は試合だけでなく調整から大きな負担がかかる。それだけに指揮官は、故障防止のために常に細心の注意を払っている。侍ジャパンの首脳陣も本格的に預かった経験がない二刀流だけに、「もし(大谷が)選ばれたら使い方も含めて提案する」と、大谷の取り扱い方法について、引き続き協力していく意向だ。
(スポニチアネックス)

 大谷が酷使されると公式戦に影響ありだろう。

 

2016年11月24日木曜日

大谷翔平、米各記者から絶賛の嵐 驚異の投打成績で上がり続ける評価

大谷は「世界で最も魅力的な選手」
 今季投打で好成績を残し、日本ハムの日本一達成に貢献した大谷翔平投手に関して米国内でメジャーでも投打両面でトップクラスとの見方が高まっている。

 日本時間23日に特集記事を掲載した米ニューヨークの地元紙「デイリー・ニューズ」電子版では、取材歴30年近くのベテラン記者、アンソニー・マキャロン氏が「オオタニはおそらく世界で最も魅力的な選手だろう。あるスカウトによると、オオタニは投手としての才能は十分であり、彼は『すぐにでも、メジャーで衝撃を与えることができる』という」と伝えている。

 最近では米紙「ニューヨーク・ポスト」の名物コラムニスト、ジョエル・シャーマン氏も「その世代で最高の才能」と評し、メジャー球団のスカウトが釘付けになっている様子を紹介。「彼は非常に魅力的な存在だ。彼を実際に見た複数の人の話をまとめれば、『世界有数の投手』ということだ。しかし、彼は打者としても素晴らしい」と、投打でトップクラスの評価を受けていることを伝えていた。

 また、MLB公式サイトのヤンキース番記者、ブライアン・ホック氏もヤンキース公式サイトの記事の中で「先発登板の間にDHを務める二刀流選手を目撃することは素晴らしいはずだ」との見方を示し、メジャーで大谷が二刀流を貫くことに大きな期待を寄せている。

 今季、投球回、打席ともに規定には届かなかったとはいえ、投手として21登板し10勝4敗、174奪三振、防御率1.86、打者として323打数104安打、打率.322、22本塁打、67打点、OPS1.004(長打率+出塁率)の好成績を残した22歳。今秋は侍ジャパンで東京ドームの天井に打球を打ち込んだことも大きな話題を呼んだ。その衝撃的な成績、パフォーマンスによって、米国内でも二刀流右腕に対する期待は高まり続けている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count
 早く高値で送り出すべきだろう。

稀勢の里が3横綱撃破…日馬富士破り1敗の鶴竜を猛追

◆大相撲九州場所12日目 ○稀勢の里(寄り切り)日馬富士●(24日・福岡国際センター)

 西大関・稀勢の里(30)=田子ノ浦=が東横綱・日馬富士(32)=伊勢ケ浜=を寄り切り、2敗に引きずり下ろした。

 稀勢の里は立ち合いで、日馬富士ののど輪にのけぞりながらも、食いついていき、左を指して前に出て、寄り切った。これで白鵬、鶴竜に続き初の3横綱撃破となった。

 この一番が両者の60回目の対戦で、日馬富士の36勝24敗。

並んでいた年間最多勝争いも67勝で稀勢の里がリードした。

 優勝争いは、稀勢の里が日馬富士、石浦と2敗で並び、1敗の鶴竜を追う展開となった。
(スポーツ報知)

 来場所も3横綱と互角ならば、横綱にすべきだろう。

ネイマールに禁錮2年求刑=移籍時の脱税疑惑で―スペイン・サッカー

【ロンドン時事】スペインの検察当局は23日、サッカーの同国1部リーグでバルセロナに所属するブラジル代表FWネイマール選手が移籍時の詐欺行為に関与したとして、禁錮2年と罰金1000万ユーロ(約11億8000万円)を求刑した。裁判資料で明らかになったと欧州メディアが報じた。

 バルセロナは2013年にネイマール選手をサントス(ブラジル)から獲得した際、実際よりも低い移籍金を公表し、詐欺や脱税の疑いが掛けられていた。
(時事通信)

大谷に開幕ゴーサイン WBC帰りでも吉井投手コーチ「大丈夫」のワケ

 来年3月のWBC出場が確実な日本ハム・大谷に、3年連続開幕投手へのゴーサインが出た。来年の開幕戦は3月31日の西武戦(札幌ドーム)。日本時間23日に行われるWBC決勝に進出して投げれば、開幕戦は中7日となる。

 WBC公式球からNPB球への再対応が求められるが、吉井投手コーチは「人にもよるけど、彼は“ひねる系”の投手だから大丈夫だと思う」と太鼓判を押した。

 「ひねる系」とは投球時に手首を内側にひねるスライダーを得意とする投手のこと。今月の侍ジャパン強化試合で「抜く系」のフォークやカーブを多投する投手が対応に苦しんだ一方、スライダーを得意とする宮西らは本来の力を発揮した。大谷はまだWBC公式球で本格的な投球練習をしておらず、「握った感じは大きい」と不安を口にするが、現役時代に日米で121勝を挙げた吉井コーチは「そんなに神経質になる必要はない」。巨人・菅野も同様にWBC出場が確実ながら、高橋監督からすでに開幕投手に指名されている。栗山監督は開幕投手を「白紙」としているが、シーズン第1戦に間に合わせることもスターの役目だ。

 この日、大谷は札幌ドームで「ファンフェスティバル2016」に参加。来季に応援大使を務める町が北海道月形町に決まった。札幌市内から車で約1時間と近く、「月形メロン」などで知られる町で「イメージ通り」と笑顔。WBC後に控える5年目のシーズンへ向けては「やるからには(日本一を)連覇したい」と誓った。調整の難しさを言い訳にするつもりはない。 (柳原 直之)
(スポニチアネックス)

 なるほど、ひねる系か。

稀勢“覚醒”綱連破 白鵬に続き全勝鶴竜にも「自分の相撲取れた」

◇大相撲九州場所11日目(2016年11月23日 福岡国際センター)

 力強さが戻った大関が横綱連破で優勝戦線に踏みとどまった。稀勢の里はただ一人の全勝の横綱・鶴竜を豪快な右小手投げで撃破。2敗を死守した。1敗は鶴竜、日馬富士の両横綱、新入幕の石浦の3人で、2敗で稀勢の里、横綱・白鵬が追う展開。稀勢の里は12日目の日馬富士戦に勝って横綱3連破を果たせば、初優勝のチャンスは広がっていく。

 前日の白鵬に続き、鶴竜も破った。それでも、支度部屋では笑みひとつこぼさない。取組前からの落ち着いた表情は福岡国際センターを後にするまで変わらない。淡々と報道陣の質問に答える姿は日に日に風格が増してきている。

 「自分の相撲が取れました。(立ち合いは)いいんじゃないですか」

 そう振り返ったように、全勝の横綱相手に力強さが際立つ内容で勝ちきった。先場所の対戦では立ち合いで右から踏み込んだが、この日は前日の白鵬戦と同様に左足で踏み込んだ。それで左おっつけの威力が増した。相手の右差しを封じると、土俵際で十分の左四つに。鶴竜が巻き替えに来たところで出て、右から力ずくの小手投げを決めた。勢い余って、最後は両手で相手を押しつぶすような形になった。

 負ければトップと3差で優勝は絶望的となるところだったが、勝ったことで1差に迫った。そして12日目は1敗の日馬富士戦を迎える。稀勢の里が1場所に3横綱と対戦したのは過去に8度あるが、3連破したことはない。最近では琴奨菊が今年初場所に横綱3連破を成し遂げ、初優勝につなげた。優勝争いについては「まあ、しっかりやるだけ」と気合の高ぶりはないが、3連破を達成すれば琴奨菊、豪栄道に続いて賜杯を抱くチャンスとなる。

 日馬富士とは年間最多勝も争っており、現在66勝でトップに並んでいる。勝てばそのタイトル獲得にも前進する。「あしたまた、集中してやるだけ。力を出し切ってやるだけ」。誰もがその実力を認めながら、これまでは大一番でことごとく敗れてきた。同じ轍(てつ)は踏まない。千秋楽まで必死に優勝争いに食らいつく。

 ▼八角理事長(元横綱・北勝海) 稀勢の里は自信を持っている感じがした。優勝争いは稀勢の里、豪栄道が鍵になるだろう。2人が頑張れば大混戦で面白くなる。石浦は大したものだ。小ささを利用している。相手にとったら嫌だろう。

 ▽稀勢の里の鶴竜戦 この日の勝利により幕内対戦は31勝17敗、今年1年では3勝2敗となった。初場所は寄り切り、春場所は小手投げで倒したが、夏場所は寄り切られ、秋場所も下手投げで敗戦
(スポニチアネックス)

 安定した強さも、大一番で勝てない稀勢の里の初優勝はあるだろうか。

2016年11月23日水曜日

米大統領選、3州で不正操作か 専門家が不審な傾向を指摘

 今月8日に投開票された米大統領選をめぐり、激戦となった一部の州で票数が不正に操作されたり、コンピューターシステムへの不正侵入があったりした可能性を、著名な専門家らのグループが指摘していることが23日までに分かった。

ミシガン大学のコンピューター科学者、アレックス・ホルダーマン教授らによると、大統領選で民主党地盤とされながら共和党のドナルド・トランプ氏が制したウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニア各州の集計結果に不審な傾向がみられるという。

同教授らのグループは17日、敗北した民主党候補、ヒラリー・クリントン氏の陣営幹部らに対し、3州の再集計を要請するべきだと申し入れた。

申し入れの内容に詳しい情報筋によれば、これらの州では機械を使った電子投票方式の郡でクリントン氏の獲得票が少なく、投票用紙に記入する方式の郡での票数を7%も下回っていたことが判明した。

グループは不正侵入の証拠が見つかったわけではないとしたうえで、独立機関による調査が必要だと主張している。

米誌ニューヨーク・マガジンが最初に報じた。CNNは同グループやトランプ氏の政権移行チームに取材を試みたが、22日夜の時点で回答は得られていない。クリントン陣営の関係者は、この指摘に基づく監査を要請するかどうかについて明言を避けた。
(CNN)

 トランプ側の不正があったのだろうか。 

雪で立ち往生の車に罰金=チェーン装着を促進―国交省検討

 国土交通省は22日、積雪時に幹線道路で立ち往生の原因をつくった車に対し、罰金を科す方向で検討を始めた。

 タイヤチェーンの装着を促すことで、立ち往生による渋滞を防ぐのが狙いだ。また、降雪予測を早めに住民などに周知し、大雪の際は車による移動を控えるよう呼び掛ける方針。

 気象庁の統計データによると、近年は短時間に大雪が降る「ゲリラ豪雪」が局所的に発生。直近6年間に観測史上最高の積雪を記録した地点は全国の32%を占めており、雪の降り方は極端になった。2014年2月に関東甲信越を襲った大雪では、長野県軽井沢町の国道などで車の立ち往生による大規模渋滞が発生。除雪作業の妨げにもなるなど問題となった。

 国交省は今後、具体的な金額などを詰め、道路法で罰則を規定する方針だ。来冬以降の実施を目指す。担当者は「鉄道を止めると損害賠償が請求されるケースがあるが、道路も同じ。勾配が5%を超える区間では立ち往生が多く発生するのでチェーンを装着してほしい」と話している。

 15年度に国が管理する国道で立ち往生があったのは547件。9割以上がチェーンを装着しておらず、ノーマルタイヤの車も25%あった。
(時事通信)

 つまり、ノーマルタイヤで、チェーンを用意しないで、雪道を走るということか。
 どんどん罰金を課すべきだろう。

栗山監督 ドラ1堀に400勝指令「34といえば金田さん」

 日本ハム・ドラフト1位の堀(広島新庄)に、栗山監督が「400勝指令」を出した。

 「(背番号)34といえば金田さん。400勝してほしい」と往年の大投手を引き合いに、次代のエース候補として期待。金田氏と同じ左腕で、サイドスローからの最速150キロの直球とスライダーが持ち味の堀は「1年目からローテーションに入って2桁勝利。同い年の中では一番で白星を挙げたい」と決意を口にした。
(スポニチアネックス)

 甘くはないと思うが、活躍してもらいたい。

北方領土問題 ロシアメディア、択捉島と国後島に新型地対艦ミサイル配備と報じる

 ロシアメディアは、新型の地対艦ミサイルシステムが、北方領土の択捉島と国後島に配備されたと報じた。
 ショイグ国防相は2016年3月、北方領土を含む千島列島へのミサイル配備を年内に完了すると発表し、7月には、極東で発射訓練を実施していた。
 ロシアは、国後島と択捉島で軍事関連施設の建設も進めていて、実効支配をいっそう強めている。
(フジテレビニュース)

 次期大統領のおかげで強気の態度なのだろう。
 北方領土問題は、確実に後退している。
 ロシアとプーチンを信じてはいけない。

衝撃トレードから4年弱…そして誰もいなくなった

衝撃を与えた大型トレード
 みなさんに印象に残る「トレード」について尋ねたら、一体どれを選ぶだろうか。

 今では当たり前のようにあるフリーエージェントという制度がなかった頃、選手の移籍となるとトレードくらいしか手段がなかったもので、さほど珍しいものではなかった。しかし、近年はその数も激減。年に数回あるほどで、有名選手が絡むと大きな衝撃を持って伝えられる。

 近年の“大型トレード”というと必ず挙がるのが、2013年の1月に成立した日本ハムとオリックスのトレード。冒頭の質問を見た時、この一件を思い出したファンの方も少なくないのではないか。
監督、選手にも衝撃...
 2013年1月25日。キャンプを来週に控えた球界に激震が走った。日本ハムとオリックスの間で総勢5名が絡むトレードが成立。日本ハムはチームの中心選手である糸井嘉男と八木智哉を放出し、木佐貫洋、大引啓次、赤田将吾の3名を獲得した。

 糸井と言えば日本ハムの中心選手であり、このオフには侍ジャパンの一員としてキューバとの強化試合に参戦。第2戦ではジャパンの4番を任されたほどであった。

 しかし、契約更改では日本ハムとなかなか折り合いがつかず。越年が決まり、決着に注目が集まっていたさなかのトレード決定。栗山英樹監督が「悲しいこと」という異例のコメントを残し、チームメイトはあ然。驚きは海の向こうにも渡り、日本ハムから世界へと羽ばたいたダルビッシュ有も「糸井さんトレードとか、ありえん」と直球のつぶやきを残している。

 あの衝撃からもうすぐ4年...。糸井がFAでオリックスを去ったこの秋をもって、この大型トレードの選手たちは全員それぞれのチームから去った。
戦力外から這い上がった男
 糸井とともにオリックスへと渡った左腕の八木智哉は、移籍後2年間で一軍登板はわずか6試合。0勝2敗とオリックスでは1勝も挙げられないまま戦力外となった。

 しかし、トライアウトを経て中日との契約を勝ち取ると、加入1年目の2015年には開幕ローテーション入りを果たして4勝(6敗)をマーク。4月4日の広島戦ではあの黒田博樹と投げ合い、982日ぶりの一軍勝利を挙げたことで大きな話題を呼んだ。

 今シーズンは1試合のみの登板に終わるなど結果を残せず。来シーズンは勝負の一年となりそうだ。
気がつけば皆セ・リーグに?
 一方で日本ハムに渡った3人はどうか。大引啓次は持ち前のシュアな打撃と堅守で貢献。2年目の2014年には異例の主将も務めるなど、2年間で252試合に出場した。

 しかし、2年目は打撃で不振に苦しみ、クライマックスシリーズではショートの経験がない若手にポジションを奪われる屈辱も...。結局、オフにFA権の行使を宣言し、在籍2年でヤクルトへと移籍している。

 そして、大引とともに日本ハムへと移った木佐貫洋、赤田将吾の2名はすでに引退。木佐貫は古巣・巨人に戻ってスカウトとして活躍を見せており、赤田も今年は古巣・西武で育成コーチを務め、来季からは二軍の打撃コーチ兼守備・走塁コーチとして後進の育成にあたる。

 あの衝撃から4年...。気づけば現役でプレーを続ける当事者は3人になり、それぞれのチームを飛び出してセ・リーグに集まった。

 3人による競演、対決は見られるか。来季のたのしみのひとつになる。
BASEBALL KING
 お金がない日本ハムならではのトレードだろう。

稀勢の里「やるべきことをやるだけ」 悲願の初優勝へ一縷の望み

真っ向勝負で両者が力を出し尽くす、まさに“銭の取れる相撲”だった。攻めと守りがめまぐるしく入れ替わる激しい攻防の末に、稀勢の里が白鵬を倒した。

 破壊力抜群の左おっつけで白鵬の体勢は崩れ、右の差し手を封じた。そして、突き押しの応酬。はたいて呼び込んだ土俵際は徳俵に左足1本で残った。立て直して左差し、右上手でつかまえ形勢逆転。両まわしをひきつけ万全に寄り切った。

 3場所続いた綱取りの夢に破れ、豪栄道に初優勝で先を越された秋場所後。「巡業ではやれるところまでやろうと思うんだ」と言った。殻を破れない現状を打破するために求めたのは自らを支えてきた稽古だった。

 横綱、大関陣でただ一人、秋巡業初日から相撲を取った。そこから15カ所連続で土俵へ入り、番数は計209番を数えた。疲れから、終盤には左腕に膿がたまる炎症の蜂窩織炎を患ったほど。がむしゃらな姿を見て、貴乃花巡業部長(元横綱)は「稽古をしていけば必ず結果は出るぞ」と激励していた。

 今場所前半で取りこぼした2敗は悔やみ切れない。第一人者を倒してなお先頭と2差で賜杯は遠いのが現実。積み重ねてきた稽古を無駄にせぬためにも「やるべきことをやるだけ」と残された横綱との闘いに燃える。悲願の初優勝へ一縷の望みを託し、まずは全勝の鶴竜戦で意地を見せたい。(藤原翔)
(産経新聞)

 2敗維持で優勝に準じる成績となるか。

2016年11月22日火曜日

【広島】男気!広島市に5億寄付、うち1億円は原爆ドーム保存費用

 広島は21日、広島市に5億円を寄付すると発表した。少年野球やソフトボールなどができるスポーツ広場の整備に4億円、原爆ドームの耐震強化など保存費用として1億円が充てられる。

 “鯉の恩返し”だ。昨年オフに前田健太投手(28)がポスティングシステムで米大リーグのドジャースへ移籍。その譲渡金2000万ドル(契約時のレートで約23億6000万円)を分割で得ていることもあり、超太っ腹な“男気還元”を決めた。松田元オーナー(65)は「色々な形で手助けしてくれた行政に寄付したいと。これだけのお金が入るんだから」と説明。25年ぶりのリーグ優勝を果たした今季は球団史上最多の観衆215万7331人を集め、入場料収入に加えグッズ売り上げなども絶好調だが「当初から決めていた。優勝どうこうは関係ない」と強調した。

 広島らしさが色濃く出たのが、被爆の惨禍を後世に伝える原爆ドームの保存費用としての寄付だ。「原爆というものは、我々の球団ができる上で大きな動機になったもの。(ドームは)復興の原動力になっていったものだと思う」と同オーナー。球団として、平和への祈りも込めた。

 今春にはキャンプ地の宮崎・日南市と沖縄市にもそれぞれ1億円を寄付したカープ。12球団屈指の人気球団となっても、地域密着の精神を忘れることはない。
(スポーツ報知)

 空前の利益で、寄付なんだろう。 

日本ハム・中田 大谷のこと「本当に嫌いだった」 二刀流に本塁打抜かれる危機に

 日本ハムの中田翔内野手(27)が21日放送のフジテレビ系「SMAP×SMAP」の人気コーナー「ビストロSMAP」に出演し、“二刀流”で日本一の原動力になった後輩の大谷翔平投手(22)について「最後の方は、いじめようかと思いました」と、ぶっちゃけた。

 チームメートの中島卓也内野手(25)、西川遥輝内野手(24)とともに出演した中田は、コーナーの進行役を務める中居正広から「大谷ってすごいですか?」と問われると、「すごいっすよ。化け物ですよ、ホントに」と断言。「バケモンなんだ」と驚く中居に、続けて「投げてる方があれだけ注目されているじゃないですか。打つ方だけでも、超一流の選手だと思うんですよ。それをシーズン中いっぺんにやっちゃうから」と絶賛した。

 今季の大谷は投げては10勝、打っても22本塁打をマーク。中田が今季25本塁打と聞いた中居から、大谷に抜かれる可能性もあったとして「危なかったですね」と言われると、「危なかったです」と即答した。

 「僕も、頭よぎるんですよね。中田よりホームラン打った。チームの4番より多くホームランを打ったって(言われるんじゃないかと)」と当時の心境を“吐露”。「(大谷は)半分ちょいぐらいしか(打者として試合に)出てないもんね」と、さらに中居が畳みかけると、「だから余計に…。僕も人間ですから、最後の方はホントに嫌いやったですね」と“本音”をもらしていた。
(デイリースポーツ)

<自民・中谷氏>米国の存在に「日本国民、感謝の念は希薄」

◇言論NPOの会合で

 衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を務める自民党の中谷元(げん)前防衛相は21日、言論NPOの会合で、トランプ次期米大統領が大統領選中に在日米軍駐留経費の負担増を主張した背景について「日本国民は米国の存在にどれだけ関心を持っているのか。感謝の念は非常に希薄だ。そういうことがトランプ氏に伝わり、米国が日本を守るならもっと感謝しろ、カネを出せという発言につながる」との見方を示した。

 そのうえで中谷氏は日本が世界の安全保障により自覚的に関与すべきだと指摘。「憲法に国の安全保障をしっかり規定しなければならない。自衛隊のさまざまな規定を書かなければならない」と述べた。9条改正には直接言及しなかった。【中田卓二】
(毎日新聞)

 引き続き米軍に守ってもらうのか、憲法改正で自前でやるか、だろう。

<大相撲>豪栄道を破った稀勢の里 静かな闘志ちらつかせ

 大相撲九州場所9日目の21日、豪栄道を破り、2敗を維持した稀勢の里は、土俵際で余裕があったかとの問いに「うーん、自分の足が出ていないことは分かった」と落ち着いた口調で振り返った。

 自身の綱取りに失敗した先場所の雪辱を果たし、「それはいいことだと思います」。10日目の白鵬戦以降、3横綱との対戦を残し、優勝争いの鍵を握りそうな大関は「まあ、あしたからですね。集中して」と静かな闘志をちらつかせていた。
(毎日新聞)

 3横綱に勝てるだろうか。

2016年11月21日月曜日

FAの陽岱鋼やはり“巨人待ち”

 国内他球団移籍を前提にFA権を行使した陽岱鋼外野手(29)の去就が、思わぬ長期戦の様相を呈してきた。その裏にはやはり、あの球団の存在が…。長期契約を望む陽岱鋼サイドは、オリックスではなく巨人の出方を気にしているという。

 陽岱鋼は20日、札幌市内で行われた日本ハムの優勝パレードに参加し、集まった13万8000人のファンに最後の感謝を伝えた。リーグ優勝を引き寄せた9月21日の天王山・ソフトバンク戦(ヤフオク)での「ザ・キャッチ」など、ファンに強く支持され愛されてきた台湾の英雄には、沿道のファンから「ありがとう」と感謝の言葉が贈られ、一人ビジターユニホームを着込んだ背番号1の目は真っ赤に充血していた。

 パレード終了後、2012年まで着用していた背番号24のユニホームを持っていた理由について、陽岱鋼は「このユニホームを着るのが最後ですし、自分が日本ハムに入った時の背番号が『24』。ボクにとっては、すごくいい日でしたね」と感慨深げに、ファンとの“別れの場”になった30分間を回想した。

 その言葉通り、すでに陽岱鋼が日本ハムに残留する可能性はゼロ。FA交渉の進捗状況については「全てエージェント(代理人)に任せているので、いい報告を待っている」としながら「条件は自分の中で決めている。ここで言う必要はないと思います。イメージとしては年内に決まればいいが、焦る必要はない。自分が納得できればいい。ゆっくり、ゆっくり考えたいですね」と、ここにきて長期戦の構えを示している。

 どういうことか。選択肢が真っ先にアプローチしているオリックスだけなら決断までに、そう多くの時間はかからないはず。一部でささやかれる楽天も“本気度”は、それほどでもないという。

 にもかかわらず、陽岱鋼が「長期戦」をチラつかせたのはズバリ、巨人の出方を気にしているから。巨人が慎重に調査を継続しているのは本紙既報通りだが、陽岱鋼サイドは、その巨人の動きを待ってから結論を出したいというわけだ。

 残留の道を強く望みながら「若手育成」の球団の方針との折り合いをつけられなかった日本ハムを出る以上、陽岱鋼にとっては自分の積み上げてきたキャリアを高く評価してもらえることが絶対条件。陽岱鋼サイドの重視する条件は「必要とされ、より長くプレーできるチーム」(近い関係者)であることから、オリックスの3年を超える5年以上の長期契約も望める巨人の出方を、じっくりと待っている。
(東スポ)

 巨人のアプローチがあるだろうか。

綱取り豪栄道、死に体2敗…横審・守屋委員長「かなり厳しい」

◆大相撲九州場所8日目 ○隠岐の海(押し出し)豪栄道●(20日・福岡国際センター)

 東大関・豪栄道が痛恨の2敗目を喫し、今場所後の横綱昇進が遠のいた。西関脇・隠岐の海との一番に、物言いの末に軍配差し違えで敗れた。平成以降に誕生した横綱9人中、綱取り場所で中日までの2敗は2人。昇進確率22%と狭き門の突破を目指し、9日目の大関・稀勢の里戦から始まる上位対決に臨む。西横綱・鶴竜が唯一無敗を守って勝ち越し。1敗は東横綱・日馬富士、東横綱・白鵬、東前頭15枚目・石浦の3人。

 沈痛な空気が豪栄道の周りを取り囲んだ。2敗目を喫した直後の東支度部屋。「なんとも言えないですね。足が出た感覚? なかったんじゃないかな。もう一丁でも? それは分からないですけど…」。いつもはリズムよく続く記者とのやり取りが続かない。

 隠岐の海に左を差されて押し込まれた。苦し紛れに右から繰り出した今場所初の首投げは不発。相手が倒れると同時に土俵を割った。軍配は綱取り大関に上がったが物言いがついた。隠岐の海は「(豪栄道の)足は出ていない。僕が負けていた」と敗戦を予感。だが土俵下の友綱審判長(元関脇・魁輝)は「(左)かかとよりも体が土俵の中になかった」と判定の理由を毅然(きぜん)と説明した。行司差し違えで勝敗が覆り、場内にため息が充満した。

 平成以降に誕生した横綱は9人中7人が1敗以上で中日を折り返し、13勝以上で優勝している。勝っていれば数字上は秋場所後の横綱審議委員会で設定された13勝以上の優勝につながっていたはずだった。同委員会の守屋秀繁委員長は「かなり厳しい。よく勝ったという相撲があったが今日は『よく勝った』にならなかった。地力が足りない。よほど(同じ2敗の)稀勢の里のほうが地力が発揮されている」と厳しかった。

 本調子ではないことは、豪栄道自身がよく知っている。「内容は良くないですよ。(6日目の初黒星から)バタバタしている」。狂ったリズムのまま、残り7日間は6人の横綱・大関と対戦する。9日目は先場所まで綱取りに挑んでいた稀勢の里と激突。「振り返っても仕方ない。あしたから気合を入れてやりますよ」。早くも瀬戸際に追い込まれた綱取り物語は、大団円を迎えられるのか。(網野 大一郎)
(スポーツ報知)

 優勝できるか。

日露首脳会談 プーチン氏「8項目は良い計画」“タダ食い”懸念、領土交渉と歩調合わせた進展不可欠

 19日の日露首脳会談では、安倍晋三首相とプーチン大統領の双方が経済協力の進展を歓迎し、取り組みの加速で合意した。両政府は優先して具体化する約30事業について最終的な調整を急ぐ。ただ、経済分野ばかりが先行すればロシアに“食い逃げ”されたとの批判も避けられない。政府は領土問題の進展と歩調を合わせる必要がある。

 「日露間の経済関係を前進させるため8項目の協力案は良い計画だ」

 プーチン氏は首脳会談で、安倍首相が提案した極東開発など8項目の協力案を高く評価した。安倍首相も「プーチン氏の訪日に向けた優先プロジェクトの成果づくりが進展している」と述べ、経済協力の加速を確認した。

 ただ、ロシアへの経済協力では苦い記憶もある。三井物産や三菱商事などが手掛けた極東サハリン州沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」は、ロシア側の圧力で政府系企業ガスプロムへの経営権譲渡を迫られた。

 今回の経済協力にも、国内からは「前のめりになりすぎだ」(日露貿易筋)と困惑する声もある。政府は18日合意した作業計画に基づき、領土交渉を踏まえて調整を進める構えだ。
(産経新聞)

 領土問題が進展しなければ、交渉中止で訪日もなしだろう。

糸井嘉男 阪神FA移籍を決断 両球団に意思伝え発表へ

 オリックスから国内FA権を行使した糸井嘉男外野手(35)が阪神移籍を決断したことが20日、分かった。21日にも両球団に意思を伝え、発表される。

 阪神は、4年総額18億円を提示したオリックスと同等の大型契約を用意。移籍が秒読み段階となってからも、慎重に水面下で連絡を取り続けてきた。非公開の交渉課程では、現在西岡がつけている背番号7の譲渡も提案している模様。さらに金本監督が無期限で返答を待つ姿勢を明かすなど、糸井の胸中を最大限気遣った交渉を続け、待ちに待った朗報を聞くことになる。
(日刊スポーツ)

 最下位のチームよりは阪神だろう。

 

2016年11月20日日曜日

日ロ首脳会談、安倍首相“平和条約”「そう簡単でない」

 ペルーを訪れている安倍総理大臣は19日、日本時間の20日午前7時半ごろから、ロシアのプーチン大統領と首脳会談に臨み、平和条約締結交渉に対して「そう簡単ではない」と慎重な見通しを示しました。ペルーの首都・リマからの報告です。

 首脳会談が行われていた会場前です。会談が終わってみれば、北方領土問題の解決に向けた平和条約交渉に関して、安倍総理、かなり慎重な見通しを示しました。

 「平和条約について言えば、70年間できなかったわけでありまして、そう簡単な課題ではないわけであります」(安倍首相)

Q.交渉はどうでしたか?
 「よかったです」(ロシア プーチン大統領)

 対照的な両首脳の反応ですが、会談の冒頭、プーチン大統領は余裕の表情を見せていました。前日、日ロの次官級協議で合意された経済協力プランにプーチン大統領が大きくうなずいて目を通していたということです。

 その後の両首脳と通訳だけを入れた35分間の会談が行われました。安倍総理はその会談後、疲れた様子で、平和条約締結に向けて「一歩一歩山を越えていく必要がある。大きな一歩を進めるのは、そう簡単ではない」と慎重な見通しを繰り返しました。

 プーチン大統領の来日時は、12月15日には山口、16日には東京に滞在と、スケジュールが明らかになり、準備は着々と進んでいます。しかし、経済協力については、一定の成果が得られそうなものの、肝心の北方領土問題の解決に向けた交渉が12月15日まで大きく前進する要素も見当たらず、日本側としては楽観的にはなれず、交渉は厳しい局面を迎えています。
(TBSニュース)

 領土問題が進展しないで、経済協力だけだと、支持率が下がるだろう。

朴大統領も「共謀関係」…韓国検察、友人ら起訴

 【ソウル=宮崎健雄】韓国検察は20日、朴槿恵(パククネ)大統領の友人、崔順実(チェスンシル)容疑者(60)の国政介入疑惑を巡り、崔容疑者と大統領府の前政策調整首席秘書官の安鍾範(アンジョンボム)容疑者(57)、前付属秘書官のチョン・ホソン容疑者の3人を職権乱用や公務上秘密漏えいなどの罪で起訴したと発表した。

 検察幹部は記者会見で、朴氏も「いままで確保された証拠資料を根拠に、3容疑者の犯罪事実と関連して、相当部分が共謀関係にあると判断した」と述べ、引き続き捜査を進める意向を示した。今後、退陣圧力が強まるのは必至だ。ただ、検察幹部は「憲法の規定で大統領を起訴できない」とも述べた。
(読売新聞)

 大統領の事情聴取も行われていないのに、検察が共謀と発表はおかしいだろう。

九州南方海底に活動的マグマ 神戸大が確認

 神戸大学海洋底探査センター(神戸市東灘区)は18日、九州南方の海底に広がるくぼみ「鬼界(きかい)カルデラ」を調べた結果、熱くて濁った水が海底から湧き出る「熱水プルーム」を5カ所で確認した、と発表した。海底からの高さは最大約100メートルに上る。現時点では噴火予測はできないが、カルデラ直下のマグマが活動的であることを示しているという。

 同センター長の巽好幸教授(マグマ学)のチームは10月13~27日、大学保有の練習船「深江丸」を使い、鹿児島県の薩摩半島南約50キロに位置する鬼界カルデラ(直径約20キロ)内で、ドーム状に盛り上がっている場所などを調べた。

 音響測深装置で、水深約200~300メートルの海底に向けて船から音波を出し、反射波を観測。少なくとも5カ所で、海底からの高さ数十メートル~100メートル程度の熱水プルームを見つけた。

 チームは地震計5台、電位差計2台を海底に設置。来年3月に行う調査で回収するまで、鬼界カルデラの地震活動などを観測する。巽教授は「熱水プルームがあるということは、地下にマグマがあるということ。数年間調査を続け、マグマの規模や場所を明らかにしたい」と話した。

 鬼界カルデラは約7300年前に噴火を起こし、九州南部の縄文文化を滅ぼしたとされる。巽教授によると、こうした超巨大噴火は日本では過去12万年で10回発生。実際に起これば国内で死者が最悪約1億人と想定している。(上田勇紀)
(神戸新聞NEXT)

 死者1億人?

ピコ太郎、紅白からアポ 企画枠での出場見込み

 動画「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」で知られる謎の中年男性キャラ、ピコ太郎が、大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場することが18日、分かった。関係者によると、この日までに内定した。また、オリエンタルラジオらによるダンス&ボーカルグループRADIO FISHの初出場も決まった。ともに企画枠での出場となる見込みだ。

 ピコ太郎の快進撃が止まらない。「PPAP」は17日発表の「2016ユーキャン新語・流行語大賞」にもノミネートされ、同日発表された日本レコード大賞の特別話題賞も獲得。関係者によると、NHKサイドも話題性十分と判断し、紅白出場が決まったという。以前から「フジロック・フェスティバルと紅白歌合戦に出たい」と公言していた目標をかなえた。

 「PPAP」はタレント古坂大魔王(43)がプロデュースし、今年8月25日にユーチューブで公開された。ペンをリンゴとパイナップルに刺すジェスチャーと独特のフレーズが、ネットユーザーなどに強い印象を残した。9月28日に歌手ジャスティン・ビーバー(22)がツイッターで動画を紹介したことから、一気に人気に火が付いた。今月中旬にはトランプ次期米大統領の孫アラベラ・ローズちゃんが「PPAP」を踊る様子を親族がインスタグラムに投稿。国内外で一大ムーブメントを巻き起こしている。

 「PPAP」の尺は45秒で、「ビルボード全米トップ100にチャートインした曲の中で1曲の尺が最短」というギネス記録に認定された。2分30秒のロングバージョンもあるが、通常の歌手枠ではなく、企画枠での出場となりそうだ。

 一方、RADIO FISHは、昨年12月に配信限定シングルとして発売した「PERFECT HUMAN」が大反響。藤森慎吾(33)のラップと中田敦彦(34)のダンスが話題で、新リズムネタとして定着した。

 今月1日に都内で行われたイベントでは、藤森がピコ太郎よりRADIO FISHをよろしく」と話し、ピコ太郎をライバル視していたが、晴れて2組とも出場となった。企画枠としての出場が濃厚で、ピコ太郎との「対決」などで、紅白を盛り上げることになりそうだ。
(日刊スポーツ)

 紅白出場か。

日本ハム、ドラ1堀に背番「34」 移籍吉川が使用

 日本ハムが、ドラフト1位の広島新庄・堀瑞輝投手(18)に背番号「34」を用意していることが19日、分かった。

 今オフに交換トレードで巨人に移籍した吉川光夫投手(28)が背負っていた番号。ともに高校時代を広島で過ごした、ドラフト1位左腕。12年にリーグMVPに輝いた先輩同様の期待をかけられた。
(日刊スポーツ)

かごに食品100点以上… 「消費するため」"万引き" 札幌の税務署職員逮捕

 11月12日午前、北海道石狩市にあるスーパーで、札幌国税局の職員が食料品を万引きしたとして現行犯逮捕されました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは札幌・中央区に住む札幌国税局札幌東税務署の職員、三浦一樹容疑者(41)です。

 三浦容疑者は12日午前11時40分ごろ、石狩市花川北3条3丁目のスーパーでハムなど800円相当を万引きした疑いがもたれています。

 警察の調べに対し、三浦容疑者は「消費する目的だった」「ほかにもいっぱい盗んだ」と容疑を認めています。

 警察によりますと、三浦容疑者がそのほかレジを通さずに店から持ちだした商品は100点以上、総額約4万円にのぼるとみられていて、警察は余罪について調べています。

(UHB 北海道文化放送)

会談にイバンカ氏「政治の私物化」 米でトランプ氏批判

 トランプ次期米大統領が17日にニューヨークで安倍晋三首相と会談した際、長女イバンカ氏(35)らを同席させたことに「政治の私物化」との批判が出ている。国内外でホテルや不動産業を手がけてきたトランプ氏は当選後も「トランプ・ファミリー」を重用しており、政治とビジネスの境界が問題になっている。

 イバンカ氏は、ファミリーの中核企業「トランプ・オーガニゼーション」の幹部で、同社ホームページによると、不動産事業の利益を拡大する責任者を務めるほか、世界各地に展開するホテル事業にも関わる。

 会談は「非公式」とされ、報道陣に非公開だったが、後に公表された写真でイバンカ氏の同席が判明した。ニューヨーク・タイムズ紙は「(政治とビジネスの)利害対立の可能性」と指摘。米フォーチュン誌はイバンカ氏に国家の機密情報にアクセスする権限がない点も問題視している。
(朝日新聞デジタル)

 トランプ批判は収まりそうにない。

2016年11月19日土曜日

MotoGP:Moto2&Moto3へレステスト/中上貴晶が2日連続でトップタイムを記録

 スペインのヘレスサーキットで2017年に向けて、Moto2クラスとMoto3クラスの2日間のテストが行なわれた。テストはMoto2クラスとMoto3クラスの混走で行なわれた。

 Moto2クラスでは中上貴晶(カレックス)が初日に63周、2日目に71周を回り、初日、2日目共にトップタイムを記録、初日に記録した1分42秒181がベストタイムとなり、総合トップでテストを終え、来季に向けて好スタートを切った。このタイムは今年のスペインGPでサム・ロウズ(カレックス)が記録したポールタイム(1分42秒408/サーキットベストラップ)を上回るもの。

 総合2番手に1分42秒302でアレックス・マルケス(カレックス)が続き、総合3番手に1分42秒413でロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)。

 Moto3クラスではファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)が1分46秒995で総合トップ。総合2番手に1分47秒017でボ・ベンスナイダー(KTM)、総合3番手に1分47秒144でエネア・バスティアニーニ(ホンダ)が続いた。チームを移籍したロマーノ・フェナティ(ホンダ)は初日はトップだったが、2日目は5番手となり、1分47秒157で総合5番手。

 日本人ライダーは、鈴木竜生(ホンダ)は不参加。鳥羽海渡(ホンダ)と佐々木歩夢(ホンダ)は今週末にMoto3ジュニア世界選手権の最終戦バレンシアを控えているため不参加だった。

 以下、順位結果。

■Moto2ヘレステスト2日間総合
Pos./Rider/Bike/Time
1/中上 貴晶(カレックス)/1.42''181
2/アレックス・マルケス(カレックス)/1.42''302
3/ロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)/1.42''413
4/ダニー・ケント(スーター)/1.42''633
5/アクセル・ポンス(カレックス)/1.42''698
6/ルカ・マリーニ(カレックス)/1.42''780
7/ドミニク・エガター(スーター)/1.42''863
8/エドガー・ポンス(カレックス)/1.42''954
9/フランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)/1.43''151
10/ミゲール・オリベイラ(KTM)/1.43''265
11/イサック・ビニャーレス(カレックス)/1.43''308
12/ファビオ・クアルタラーロ(カレックス)/1.43''346
13/ヨニー・エルナンデス(カレックス)/1.43''350
14/ホルヘ・ナバーロ(カレックス)/1.43''756
15/マッティア・パシーニ(カレックス)/1.43''804
16/カイルール・イダム・パウィ(カレックス)/1.44''124
17/アクセル・バッサーニ(スピードアップ)/1.44''526
18/アンドレア・ロカテッリ(カレックス)/1.44''679
19/ステファノ・マンジ(カレックス)/1.45''142
20/ブラッド・ビンダー(KTM)/1.48''979

■Moto3ヘレステスト2日間総合
Pos./Rider/Bike/Time
1/ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)/1.46''995
2/ボ・ベンスナイダー(KTM)/1.47''017
3/エネア・バスティアニーニ(ホンダ)/1.47''144
4/アンドレア・ミーニョ(KTM)/1.47''150
5/ロマーノ・フェナティ(ホンダ)/1.47''157
6/ホルヘ・マルティン(ホンダ)/1.47''188
7/アロン・カネト(ホンダ)/1.47''321
8/マルコ・ベゼッチ(マヒンドラ)/1.47''503
9/ニッコロ・アントネッリ(KTM)/1.47''512
10/アルベルト・アレナス(マヒンドラ)/1.47''541
11/マルコス・ラミレス(KTM)/1.48''281
12/ジュール・ダニーロ(ホンダ)/1.48''318
13/アレッサンドロ・デル・ビアンコ/1.48''796
14/ダビデ・バルディーニ/1.49''840

[オートスポーツweb ]

 中上いいね。
 いずれGP昇格だろう。

大統領になっても戦う!? パッキャオがメイウェザーと再戦する可能性は…

 元6階級王者であり、現在はフィリピンの上院議員でもあるマニー・パッキャオが、日本時間6日に現役復帰。

 来月には38歳になるレジェンドは、27歳のジェシー・バルガス(米)に判定勝ちし、WBO世界ウェルター級新王者となった。

 さすがに「全盛期の強さはない」と囁(ささや)かれるものの、ボクシングライターの原功(いさお)氏は、「それでも次元が違う」と語る。

 「20代の頃と比べれば、踏み込みや足さばきは衰えています。それでも、若く、上り調子のバルガスを圧倒してしまうレベルなのだから驚くしかない」

 そして、早くも気になる次戦について、パッキャオは「私の戦いを望んでいる人がいて、プロモーターが試合を用意するなら戦うだろう」と発言。

 もちろん、多くのファンが望むのは、2015年5月に“世紀の一戦”と呼ばれ、パッキャオが判定で敗れたフロイド・メイウェザー(米)との再戦だろう。プロモーターのボブ・アラム氏は、再戦の可能性を「75%といったところ」と語っている。

 フィリピン国民から圧倒的な支持を受けるパッキャオ。もしや、いつの日か、戦う大統領の姿すら見られるかもしれない!?

(写真/ロイター/アフロ AP/アフロ)
(週プレNEWS)

 来春に再戦するだろう。

2016年11月18日金曜日

遠藤、白鵬を破り金星!一気に寄り切り完勝、全勝は鶴竜のみ、綱取りの豪栄道は玉鷲に痛恨の1敗

◆大相撲九州場所6日目 ○遠藤(寄り切り)白鵬●(18日・福岡国際センター)

 結びで東横綱・白鵬(31)=宮城野=が、今場所、3大関を倒し好調の東前頭3枚目の遠藤(26)=追手風=に寄り切られ1敗を喫した。金星の遠藤は白鵬と5回目の対戦で待望の初白星。遠藤の金星は、2014年夏場所の鶴竜戦以来、2個目。

 同じく5連勝だった西横綱・鶴竜(31)=井筒=は西前頭2枚目の嘉風(34)=尾車=をはたき込み6連勝を決めた。

 綱取りに挑む東大関・豪栄道(30)=境川=は、西小結・玉鷲(32)=片男波=に突き落とされ、初黒星を喫した。先場所初日からの連勝も20でストップした。

 6日目を終えて全勝は鶴竜ただ1人となった

 大関取りの東関脇・高安(26)=田子ノ浦=は、西前頭筆頭・碧山(30)=春日野=と取り直しの一番となり、押し出され痛い連敗を喫した。5日目に西小結の玉鷲(32)=片男波=に敗れた高安は、これで3勝3敗。大関昇進の目安は今場所、12勝で昇進へ残り9日間で1敗もできない窮地に追い込まれた。
(スポーツ報知)

 遠藤の今場所いいね。
 嫌いな白鵬の終わりが近づいている。
 稀勢の里が静かにやってくれるだろう。

大谷翔平 シャーザ―倒す!徹底解剖に意欲「凄く見てみたい」

 来年3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一奪還を目指す侍ジャパンのエースとして期待される大谷翔平投手(22=日本ハム)が17日、米国代表で出場予定のマックス・シャーザー投手(32=ナショナルズ)の徹底解剖に意欲を示した。この日、シャーザーは自身2度目のサイ・ヤング賞を受賞。過去最強のメンバーが参戦見込みの米国のエースを倒すべく、日本が誇る二刀流がベンチや打席でチェックして丸裸にする。

 スーパースターはスーパースターを知る。シャーザーの映像を見たことがあるかと聞かれた大谷は「もちろん!はい」と野球少年のように目を輝かせた。昨季は2度のノーヒットノーランを達成。今季も大リーグで投手最高の栄誉であるサイ・ヤング賞を受賞したメジャーの現役最強右腕だ。

 「あれだけノーヒットノーランとかもやっていますし。投げ方も見ていて独特なので、ストレートとか相当切れるんじゃないかなと」

 憧れのカーショー(ドジャース)らと同様に、大谷が日頃から熱い視線を注ぐシャーザーは「準備を進めるし、ぜひプレーしてみたい」と大会に初出場する意向を表明済み。球団も容認している。過去3大会とも決勝まで進めなかった米国は2年連続でナ・リーグの本塁打、打点の2冠王に輝いたアレナド(ロッキーズ)、ダルビッシュ(レンジャーズ)の女房役ルクロイらが参戦予定。かつてない本気モードで臨む。その象徴がシャーザーだ。米国とは準決勝か決勝で対戦する可能性があり、大谷と投げ合うことも考えられる。

 「僕の個人的な意見ですけど」と繰り返し強調しながらも「凄く見てみたいという気持ちはありますね」と率直な思いを語った。二刀流の大谷ならではの長所は投手だけでなく、打者としての視点も持っていること。「打席に入れば、もっともっといろんな(得られる)ものがあると思います。ただ、なかなかそんな簡単に打てるピッチャーではないので」。そう警戒しつつも「打倒シャーザー」に向けてベンチや打席で、生きたデータの収集に意欲を見せた。

 この日は、前日同様に千葉・鎌ケ谷でウエートトレーニング。強化試合を終えた13日以降、ボールやバットを使った練習は封印している。「計画は立てている。(現在は)他のところに時間を割きたい」。シーズンの疲労回復を優先させつつ、WBCから逆算した調整を進めている。

 来オフにもポスティングシステムを利用してメジャー挑戦の可能性がある22歳は、WBCの位置付けをこう話していた。「このために、(プロ野球選手を)やっていると言っても過言ではない大会。世界にどれだけ凄い選手がいるのか。自分の見ていない技術があるのかワクワクする」。シャーザーら世界トップクラスの選手の技術を目に焼き付け、二刀流の進化につなげる。それが、侍ジャパンを頂点に押し上げることにもなる。(大林 幹雄)
(スポニチアネックス)

 シャーザーと大谷の対決は盛り上がるだろう。

勝ち星ゼロの斎藤佑樹、「僕は目標とか言ってる立場じゃない」 V旅行参加にためらい

 甲子園のマウンドで爽やかに汗を拭い、深紅の優勝旗を手にしたのは2006年の夏だった。それから10年。元ハンカチ王子・斎藤佑樹(28)の今季の勝ち星はゼロ。2軍選手にまでバカにされ、悔し涙に暮れざるを得ない悲惨なオフを迎えているのだった。

 ***

 1軍での登板機会は11。うち先発は3ゲーム。こうした散々な成績とは裏腹に、今年の「元王子」はグラウンド外で結構目立っていた。

 夏には出版社の社長にポルシェをおねだりしていたことが報じられたし、日本ハムがリーグ優勝した際のビールかけで「今年は活躍できなかった」と口走って、ファンは「今年『も』だろ!」とツッコミを入れた。日本一となった後の10月末には、スポーツ紙の記者に「V旅行は全員参加なんですか? 断ることはできるんですか?」と問うたことが記事になったのだ。

「今年の日ハムのV旅行は12月の中旬、ハワイに5日間の予定ですが……」

 と首を傾げるのは、さるスポーツ紙のデスクである。

「旅行は既婚者が奥さんサービスで行くケースが多く、独身の選手で行かない者はよくいます。斎藤も4年前にリーグ優勝した際は参加しましたから義務でないことは知っているはず。わざわざ記者に聞いたのも“自分の立ち位置わきまえてます”とのアピールではないかと勘繰ってしまいます」

 斎藤は囲み取材の際に記者証をよく凝視するそう。記事を過度に気にしているらしいが、あれほど記者を引き連れていた人がそれとは、思わずハンカチで目頭を押さえたくなるのである。

■トレード志願

「球界では嘲笑の対象になってしまっていますね」

 と言うのは、全国紙の運動部記者である。

「同学年の巨人の坂本勇人は常々“恥ずかしいから俺たちをハンカチ世代って言うな!”と言っていますし、他球団の2軍選手にすら“対戦したけど、棒球でバッティングピッチャーみたいだ”と笑われていました」

 さるスポーツライターはこんな逸話を披露する。

「斎藤の身体を触ったトレーナーが“よくこの身体でやっているな!”と感心していました。それほど骨格や肉の付き方が他の選手と違うのです。Bクラスに生まれついた選手はどう頑張ってもAクラスにはなれない。生き残るためには、変則的でとびぬけた一芸を身につけるしかありません。彼は高校、大学と日本一になったプライドが邪魔してか、本格派に拘り、割り切ることが出来ないのです」

 とは言え、ここまで6年間で通算14勝、直近4年に限ればわずか3勝の成績では、いつ戦力外通告されてもおかしくない。

 日ハムの先輩・野球解説者の金石昭人氏は、

「生き残るためには、トレードを志願するしかないんじゃないかな。ユニフォームも球場もチームメイトもすべてをガラッと変えて、一から出直さないと、本当におしまいだと思います」

 と言うけれど、秋季練習に勤しむ斎藤選手ご本人に聞くと、

「旅行のことはまだわかりません。来季の目標? 僕は目標とか言ってる立場じゃないんで。頑張るしかないんです」

 そう言えば、「ハンカチ王子」には「持ってる男」との異名もあった。来季はどん底から大復活の「超常現象」をぜひ期待したいものだ。

ワイド特集「神帰月の超常現象」より

「週刊新潮」2016年11月17日号 掲載

新潮社

 大復活を期待しているけど・・・

2016年11月17日木曜日

大谷翔平 日本ハム <プロ野球>正力松太郎賞に栗山監督 10年ぶり日本一

 その年のプロ野球に最も貢献した球界関係者に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会(王貞治座長)が17日、東京都内のホテルで開かれ、日本ハムを10年ぶりの日本一に導いた栗山英樹監督(55)が満場一致で選ばれた。日本ハムからの受賞は初めて。賞金500万円が贈られる。

 選考過程では、今季限りで現役を引退した黒田(広島)や投打の「二刀流」で活躍した大谷(日本ハム)、2年連続でトリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁)を達成した山田(ヤクルト)らの名前も挙がった。特に黒田、大谷については栗山監督とのダブル受賞や特別賞を与える案も出たが、賞の権威を守るには受賞者は1人であるべきだとの意見でまとまったという。

 王座長は「大谷君はずぬけているが、そうした選手の力を引き出した栗山監督の手腕は本当に立派。賞にふさわしいのは栗山監督だという結論だった」と語った。【神保忠弘】

 ◇正力賞選考委員

 王貞治(座長)、杉下茂、中西太、山本浩二、門田隆将(作家)

 ◇さらなる大胆采配を予告

 栗山監督は東京都内のホテルで記者会見し、「野球界にとって大切な賞。僕ではなく、球団全員で頂いたと捉えている。本当にありがたい」と喜びを語った。選考にあたり王座長が、大谷を「1番・投手」で起用するなど固定観念にとらわれない発想を高く評価したと聞き、「翔平(大谷)の1年目、王さんに『大変だけど頑張りなさい』と背中を押していただいた。それが今でも励みになっている」と感謝。来季に向けて「同じ形では絶対に優勝できない。今年以上に大きな手を打っていこうと思う」と、さらなる大胆な采配を予告した。
(毎日新聞)

 間違っているだろう。
 大谷の活躍で日本一だろう。

【motoGP】ロッシ、合同テストで大クラッシュ「初日の大半の時間を失ってしまった」

バレンシア合同テストに参加しているロッシは、初日での大きなクラッシュや来季マシンの感触について語った。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、バレンシア合同テストの初日に転倒を喫した。彼はそれまで、全体のトップタイムを記録していた。

 最終的にロッシは新たなチームメイトとなるマーベリック・ビニャーレスに次ぐ、0.02秒差の2位でテスト初日を終えた。転倒後はセッションの後半で復帰したが、彼の走行時間はトップ6の中で最も短かった。

「残念なことにそれは小さなクラッシュではなく、とても大きなクラッシュだった」とロッシは語った。

「使用したタイヤは柔らかいコンパウンドの2本だけだった。新しいマシンではもっとやるべきことがあった」

「幸いなことに僕は怪我しなかったけど、マシンがかなり傷ついてしまった。そのせいで僕たちは1日の走行時間の半分を失ってしまった」

「今、みんなは明日(合同テスト2日目)のために作業しているだろう。明日は明日で別のやるべき仕事がある」

「走行に復帰した後はそれほど悪くはなかった。ラップタイムもかなり良かった。僕は結局2位だったから、初日はポジティブだ」

エンジンは「まだやるべきことがある」
 ロッシは新型シャーシに自信を持って初日を臨んだ。また新しい仕様のヤマハエンジンはかなり期待されていたが、その日の終わりに『素晴らしいとは言えない』とロッシは語った。

「シャーシはファーストインプレッションが良かったけど、残念なことに僕が7〜8周し、マシンを色々試そうとした時に転倒してしまった」

「エンジンはまだ開発初期の段階だが、僕はもっと良いものを期待していた。素晴らしいとは言えないと思う。まだまだやるべきことがある」

 motoGPバレンシア合同テストは2日間で終了する。
(motorsport.com)
 ヤマハの出来はどうだろうか。
 また、ストレートで遅いだろうか。

<がん治療薬>「オプジーボ」50%下げ 中医協了承

 厚生労働省は16日、厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)を開き、極めて高額のがん治療薬「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)の薬価50%引き下げを提案し、了承された。原則2年に1回の薬価改定時期を待たず来年2月1日から実施する。厚労省は当初、「最大25%下げ」で調整していたが、政府内で不十分との意見が強まり、大幅引き下げとなった。

 オプジーボの海外での価格は日本の半額程度で、首相官邸や政府の経済財政諮問会議などが大幅引き下げを求めていた。肺がん患者1人当たりで年約3500万円かかることから、中医協でも「薬価が高額のまま患者が増えれば、医療保険財政を破綻させかねない」などの意見が出ていた。このため、厚労省は、2018年度予定の次回薬価改定よりも前に緊急値下げすることを決めた。

 製造販売元の小野薬品工業(大阪市)は今年4月、オプジーボの年間売り上げ見込み額を1260億円と発表。この数字を、年間販売額が想定を超えたヒット薬の薬価引き下げルール(特例拡大再算定)に当てはめると引き下げ幅は「最大25%」となる。一方、厚労省は流通経費などを考慮して独自に試算し、販売額が年1500億円を突破すると判断した。ヒット薬ルールでは1500億円を超えると50%の引き下げが可能になる。

 オプジーボの価格は類似薬がなく、開発費や製造原価、営業利益、流通経費などを積み上げて算出された。開発に約20年かかるなど開発費が膨らんだ。最初は対象患者数が約470人と少ない皮膚がんの一種「悪性黒色腫」を対象に発売され、採算を取るため100ミリグラム73万円という高い薬価が付いた。昨年12月に一部の肺がんにも使えるようになり、対象患者数は年1万5000人程度に急増したが、16年度改定には間に合わなかった。【細川貴代】

 ◇超高額薬、対応が課題

 高額の医療費には年収に応じて上限が定められており、オプジーボのような高い薬価でも本人負担が大きく変わるわけではない。

 政府がオプジーボの薬価を特例で、しかも50%という大幅引き下げに踏み切ったのは医療保険財政への影響を考慮したからだ。医療保険は税金と健康保険料で賄っており、保険料を負担する側にとってのメリットが大きい。

 オプジーボは患者数の少ない疾患を対象にしていたが、患者数の多い一部の肺がんにも保険適用され、財政面の課題がクローズアップされた。

 だが、これで「薬と財政」の難題が解決したわけではない。オプジーボに限れば、次回の改定で引き下げが見込まれていた。問題は、今後も超高額薬が次々と登場する可能性があるということだ。

 一方で、新薬を開発する企業にとっては今回のような「ルール外」の引き下げが続けば、開発意欲をそぐことにもなりかねない。厚労省は2018年度改定までに新ルールを設ける方針だが、透明性の高い仕組みとすることが求められている。
(毎日新聞)

 薬価の決め方がアバウトで、医薬品会社は儲かっているのだろうか。

2016年11月16日水曜日

配偶者控除「150万円」軸に検討、自民税調

 いわゆる「103万円の壁」を是正するため、配偶者控除の見直しについて詰めの議論が始まりました。税金の控除が受けられる収入の上限を150万円に変更する案を軸に検討が進められています。

 自民党の税制調査会は非公式の幹部会合を開き、パートタイムなどの女性が働く時間を調整して収入を抑える、いわゆる「103万円の壁」をなくすため、税金の「控除」を受けられる収入の上限を引き上げる検討が行われました。

 関係者によりますと、現在、「壁」とされる収入の上限を103万円から150万円に引き上げた上で、夫の所得が900万円を超える世帯を対象からはずす案を軸に検討が進められているということです。

 一方、経団連が来年の春闘で企業が従業員に支払う配偶者手当の廃止や縮小を会員企業に要請する方向で検討に入ることが分かりました。配偶者手当は配偶者の年収が103万円を超えると支給しない企業が多く、手当分の浮いた原資は、子育て世代の支援などに向けることを提案する方針です。(16日17:27)
(TBSニュース)

 社保や配偶者手当も変えないと、実効性はないだろう。

渡辺諒 日本ハム渡辺20万円減「のんびりしていられない」

 日本ハム渡辺諒内野手(21)が危機感を巻き返しの力に変える。

 16日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で契約更改交渉に臨み、20万円減の年俸730万円でサインした。

 今季は「春先にケガをした分、出遅れた」と、右太もも肉離れなど故障に泣いたが、唯一の1軍出場となったレギュラーシーズン最終戦の9月30日ロッテ戦(札幌ドーム)ではプロ1号となる本塁打を放った。「最後にホームランも打てたし、日本一を裏から見られた。いい経験になった」と振り返った。4年目を迎える来季へ「来年のドラフトでは僕ら世代が入ってくる。のんびりやっていられない」と、力を込めた。
(日刊スポーツ)

 来季は活躍しないと。

清宮はメジャーリーガー、安田は松井秀喜 阪神スカウトが評価

「明治神宮野球大会高校の部・決勝、履正社11-6早実」(15日、神宮球場)

 履正社(近畿)が来年のドラフト1位候補・安田尚憲内野手(2年)の一発を含む2安打4打点の活躍で初優勝を飾った。早実(東京)は同ドラフト1位候補の清宮幸太郎内野手(2年)が、高校通算76号となる先制アーチを含む2安打2打点をマークしたが逆転負け。

 清宮と安田を担当する阪神・畑山統括スカウト補佐は、神宮のネット裏から視察し「2人とも大したもの。ここで対戦できたのは、今後の成長にもつながるんじゃないかな」と目を細めた。

 周囲にライバルと目される強打者がいないだけに「清宮は技術的に成長している。ボールの待ち方、間合い、打つべくして打っている。安田は清宮に触発されたと思う。気持ちが前面に出ていた。形を意識することも大切だけど、ここぞの場面では気持ちで打つということを覚えてほしい」と評価する。

 2人の比較については「安田は松井秀喜のイメージ。長嶋さんとの練習で形を作ったように、しっかりとした形で打つパワーヒッター。清宮はメジャーリーグが好きなせいか、メジャーの打者みたい。日本でああいう打ち方をする選手はなかなかいない」と語った。
(デイリースポーツ)

 来年のドラフトが楽しみ。
 

【日本ハム】栗山監督、大谷の早期メジャー移籍示唆 ポスティング入札金の上限撤廃求める

 日本ハム・栗山英樹監督(55)が15日、入札金の上限が2000万ドル(約21億6000万円)に設定されている現行のポスティングシステムに異議を唱えるとともに、大谷翔平投手(22)の早期メジャー移籍の可能性を示唆した。

 指揮官はこの日、都内の外国特派員協会で会見。同制度について聞かれ、「僕が大谷翔平だったら、球団のみなさんに恩返しがしたいと思ってると思う」と話すにとどめた。だが、その後の取材で「上限が決まる意味があるのかな。フリー(上限なし)の方が球団も翔平も喜べる。たとえば、出て行って500億円が残って球場が建った方がいいじゃない」と、入札金で“大谷スタジアム”建設という壮大なプランを明かした。

 また、大谷の今後については「いつ行くかは知らないが、早く米国で最高の評価を受けて、技術を上げるところまで持っていく責任がある。(打者として)前には進んでいると思うが(投手は)まだ足りないものがある」とし、投球面での成長を移籍の条件に挙げた。
(スポーツ報知)

 早期メジャー移籍で高く売りたいのが本音だろう。

2016年11月15日火曜日

清宮幸太郎 早大で4年間過ごせば斎藤佑樹の二の舞か

 来春のセンバツ甲子園出場を確実にした早稲田実業の怪物・清宮幸太郎(2年)。早大に進むのか、高卒プロ入りか──早くもその「進路」が注目を集めている。
 清宮が主将を務める早実は11月3日の秋季東京大会決勝で日大三を相手に逆転サヨナラで優勝を決めた。
 「清宮自身は5三振でしたが、来春の甲子園では昨夏のフィーバーの再現が期待されます。すでに高校通算74本塁打の実力は飛び抜けている」(スポーツ紙記者)
 決勝には日本ハム・栗山英樹監督がお忍びで視察に訪れ、とくに名門校・早実ということが様々な観測を生んでいる。
 「かつて早実のスター選手といえば王貞治(1959年卒、巨人)、榎本喜八(1955年卒、毎日)から荒木大輔(1983年卒、ヤクルト)まで、高卒プロ入りが当たり前でした。それが1984年の板倉賢司(大洋)、上福元勤(巨人)を最後に、高卒プロ入りがいないのです」(同前)
 近年は有力選手も早稲田大に進学し、六大学野球を経るのが定番コースなのだ。
 「しかも清宮の場合、父・克幸さん(ヤマハ発動機監督)が早大ラグビー部出身で早大の監督も歴任した。幸太郎の早大進学は確実とみられてきました」(同前)

 ところが最近になって変化があるという。在京球団の元スカウトが説明する。
 「克幸さんが“高卒プロ入りも視野に入れている”と周囲に漏らしたそうです。栗山監督の視察もそうした事情があってのこと。やはり、早実出身者の『早大進学組』がプロで実績を残せていないことが背景にあるのではないか」

 10年前に夏の甲子園で「ハンカチ王子」旋風を起こし、全国制覇を果たした斎藤佑樹は、早実から早大に進学。大学卒業後に日ハム入りしたが、プロ6年間でわずか14勝。甲子園決勝で投げ合った田中将大(ヤンキース)とは大差がついた。

 「もし斎藤が早実からそのままプロ入りしていれば、ここまで差は開いていなかったという見方が多い。プロと大学では指導者のレベルも、練習の量・質も全く違う。成長期にプロ水準の技術に触れる機会がない影響は大きい。それはバッターでも同じです」(同前)

 とくに長距離ヒッターでは、中田翔(高校通算87本、大阪桐蔭→日本ハム)、鈴木健(同83本、浦和学院→西武)、中村剛也(同83本、大阪桐蔭→西武)など高卒プロ入り組がプロで実績を残す傾向が顕著だ。

 「清宮で気になるのは、ファーストしか守れないところ。プロでは外国人かチーム一の強打者の指定席です。出場機会を得るのは容易ではないし、少しでも調子を崩せばすぐに外される。

 斎藤もそうだが、甲子園のスターだと大学で特別扱いされがち。清宮も早大で“一塁さえ守れればいい”という環境になると、プロで大成しにくくなる。早大に進むメリットは大卒の学歴を手に入れて引退後の進路の幅を広げることくらいですが、清宮にとってどこまで意味があるか疑問です」(同前)

 早実から早大、毎日オリオンズに進み、コーチ時代に榎本喜八や王貞治を指導した荒川博氏はこういう。
 「進路は難しい問題ですが、清宮クラスが大学で大きく伸びることはないでしょう。だから僕はプロでやればいいと思う。メジャー志向もあるそうですが、高卒で即メジャーは無理。ただ、プロの高いレベルでやれば成長の余地はあると思う」

 1年後、清宮はどんな“結論”を出すのか。

※週刊ポスト2016年11月25日号

 清宮が、松井を超えられるか。難しいかもしれない。

斎藤佑樹 日本ハム・栗山監督 斎藤の再生について「もう少し時間をください」

 日本ハム・栗山英樹監督(55)が15日、東京・千代田区の外国特派員協会で会見を開き、ここ4年間で3勝6敗、防御率5・01と結果の出ていない、プロ6年目を終えた斎藤佑樹投手(28)について「もう少し時間をください」と“陳情”した。

 会見後半で飛び出した「ファイターズは若い選手の育成がうまい球団なのに斎藤は育っていない。彼はどうしてダメなのか?」という直球の質問に、「まずはボクが悪いんですね」とおわびを口にした栗山監督。そして、多くの野球ファンが知りたいその原因と現状についてこう続けた。

「もちろん斎藤よりもスピードがあるピッチャーはたくさんいる。それは高校時代も同じだったはずで、でもあれだけの実績を残している。ボクが一番信頼しているのは、勝ち方を知っていること。彼に特別な投手としての能力があることはボクが一番信頼しているし、信じている部分。その中でプロのレベルになった時に、佑樹が自分で思ったような内容の投球ができる時とできない時がある。その(できる)確率を高めていかないといけない。そのためには一軍で数を投げていかなければならない。そこがなかなかこの2年間ぐらいは整っていない」

 その課題を克服するために必要なのは時間のようだ。指揮官は「こっちは本当に何とかしないといけないと思っているので、もうちょっとだけ時間をください。絶対に何とかしますので待っていてください。2日ぐらい前に本人とも話をしましたし、本人も絶対に何とかしないといけないと感じているので来年、頑張ります」と斎藤再生を諦めない思いを語った。

 今季も0勝1敗、防御率4・56と日本一に貢献できなかった斎藤にとって、プロ7年目となる来季はいよいよ待ったなしの背水シーズンとなりそうだ。
(東スポ)

 来季の再生を見られるか、それとも、結果が出せず戦力外か。

野村大樹【明治神宮大会】早実1年4番打者・野村23号!清宮先輩超えた

◆第47回明治神宮大会第4日 ▽高校の部・準決勝 福岡大大濠4―6早実(14日・神宮)

 早実(東京)の1年生4番・野村大樹三塁手が、高校の部・準決勝の福岡大大濠(九州)戦で高校通算23号を放ち、先輩・清宮幸太郎一塁手(2年)の1年秋終了時の22発を超えた。あと二塁打でサイクル安打の3安打4打点。76年以来40年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。清宮は無回転の二塁強襲二塁打など全5打席出塁。斎藤佑樹(現日本ハム)を擁した05年4強を超え、80年準V以来36年ぶりの決勝進出。NKコンビが、15日に履正社(近畿)と雌雄を決する。

 小柄な172センチの体に詰め込んだパワーを、一気に放出した。ルーキーの野村が左中間最深部に運んだアーチは、高校通算23本目。全国の舞台で放った初の一発で、清宮の1年秋時点の22発を上回った。横浜・筒香嘉智(19本)、星稜・松井秀喜(16本)らもしのぐハイペースだ。「清宮さんからは『超えたな、次も打てよ』と言われました」。一塁走者としてホームで出迎えた先輩と、満面の笑みでハイタッチを交わした。

 4点リードから1点差に迫られた直後の7回無死一塁。「正直、狙いました。流れが悪かったし、追加点が欲しかった。自分が決めないと」。13日の明徳義塾戦で完封したプロ注目の最速144キロ右腕・三浦銀二(2年)の真ん中直球を仕留め、4番の一撃で流れを引き戻した。

 初回にスライダーをおっつけ、中前に先制打。3回には内角直球を引っ張り、左翼フェンス直撃の適時三塁打で3安打4打点。高校入学までの捕手経験を生かし、ともに追い込まれてから配球を読み切った。中学時代から2ストライク後は、ノーステップ打法に切り替え、バットを指2、3本分短く持つ。「4番が三振したら、士気が下がる。だから、自分は絶対に三振しちゃいけない。今日(5回に)しちゃったんですけど」と白い歯をのぞかせた。

 怪物の先輩も舌を巻く。全5打席出塁で2得点の清宮は「野村がたくさん打ってくれたので。自分もその前に全部出ることができたので、それが勝利につながったかな」。3番として5試合連続打点なしでも、チャンスメイクで4番の奮闘を呼ぶ。「頼もしい。野村の前にランナーがいれば、点が入る。自分が打てなくても、後ろにつなげば、必ずかえしてくる信頼感がある」とうなずいた。

 8回の打席で二塁打が出れば、サイクル安打だったが、野村は気づかず。「試合後に、やらかしたかなって」と頭をかいた。決勝進出は、1年生エースの荒木大輔(元ヤクルト投手コーチ)を軸に準優勝した80年以来。「平成の大ちゃん」は3日の東京都大会決勝・日大三戦で9回に劇的な2ランを放ち、逆転サヨナラVを決めている。40年ぶりの頂点へ。決勝で再び大仕事をやらかす。(山崎 智)

 ◆野村 大樹(のむら・だいじゅ)2000年9月10日、大阪府生まれ。16歳。宝塚小1年で軟式の末広ルーキーズで野球を始める。京都・同志社中時代は、大阪福島シニアで2年まで三塁手、3年時に捕手。U―15日本代表。早実では1年夏から4番・三塁。憧れの選手は西武・森友哉。172センチ、82キロ。右投右打。
(スポーツ報知)

 清宮よりも良いかもしれない。

ピコ太郎が「PPAP」解説!実は刺さっていなかった…

 「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」で世界的ヒットを飛ばしている「ピコ太郎」が14日放送の日本テレビ系バラエティー番組「しゃべくり007」(毎週月曜・後10時)で“しゃべくりバージョン”のPPAPを披露した。

 「世界を巻き込む大ヒット」とMCの上田晋也(46)から紹介されたピコ太郎は「まだ1円ももらっていない」と言い、制作費について「古坂さんの10万円だけ」と明かし、まだ利益は出ていないという。

 さらに、大ヒットの楽曲については、刺したからペンパイナッポーアッポーペンではなく、「同一線上に並んだもの」と解説し、「刺さっていないからキープしたまま踊っている」と語った。

 番組途中でバイトのためピコ太郎が退席すると、ピコ太郎のプロデューサーのお笑いタレント・古坂大魔王(43)が登場し観客を沸かせていた。
(スポーツ報知)

 寸止めか。

大谷翔平 長嶋茂雄氏「セ・パ通じてあんな選手いない」大谷に夢中

 ミスターも大谷に夢中です! 巨人終身名誉監督の長嶋茂雄氏(80)が13日、故郷の千葉・佐倉市で少年野球教室を開催。侍ジャパンでも傑出した才能を光らせる日本ハム大谷翔平投手(22)に「すごいね。男の子も女の子もみんな大谷だね」と国民的スーパースターの領域に入ったことを認めた。

 前日12日のオランダ戦の140メートル弾を聞かれ、声のトーンが上がった。「見ているよ。すごいよね~。(スタンド)上段だったの? セ・リーグ、パ・リーグを通じてあんな選手いないよね。男の子も女の子もみんな大谷だよね」。老若男女問わず、愛される。国民的スーパーヒーローとしての絶対的資質。まさに具現化してきたのが長嶋氏だった。

 ミスターのように-。大谷を育む人々の願いでもあった。日本ハム栗山監督は昨季、初の開幕投手を通達するにあたり、2月20日、長嶋氏の79歳の誕生日を選んだ。手紙を渡し「長嶋さんがつくってくれたものを翔平に受け継いでもらわなければいけない。翔平が歴史をつくっていくと思う」と願いを託した。大谷自身はルーキー時に「雲の上の存在です」と話した。長嶋氏のスター道を想像もできなかったが、着々と階段を歩んでいる。ベーブ・ルースをも超える二刀流で道なき道を切り開いている。

 来年はWBC、4年後の20年には東京五輪も控える。長嶋氏は「五輪も素晴らしいし、野球をやること自体、素晴らしい。大きな思いを持ってね」と。野球人の夢が詰まった国民的、いや世界的行事。その中心は大谷がふさわしい。「この中から1人でもああいう選手が出てくれたら。みんな夢が持てるよね」。ミスターが大谷に野球の夢物語の新たなページを託す。【広重竜太郎】
(日刊スポーツ)

 ミスターの名を継ぐのは大谷だろうか。

大谷の天井ボール球 屋根の縁で発見!殿堂博物館へ

 13日オランダ戦で日本ハム大谷翔平投手(22)が放った天井打のボールが発見された。14日午後、東京ドーム関係者が捜索したところ、一塁側2階席上部の屋根の縁で発見された。「内幕」と呼ばれる天井の幕の傾斜に添って転がったとみられる。

 02年に松井秀喜(巨人)が天井に消える打球を放っているが、このボールは野球殿堂博物館に寄贈された。同博物館の関係者は「松井さん以来2度目で、なかなかないこと。我々としては、ぜひコレクションに加えさせていただきたい。リクエストはしています」。今後、大谷のサイン入りで展示されることになりそうだ。

 大谷は13日の侍ジャパン-オランダ戦の7回に代打で登場。右翼方向に放った大飛球が天井の隙間に吸い込まれ落ちて来ず、特別ルールで二塁打になった。推定飛距離160メートルという声も出ていた特大打から火が付き、侍ジャパンはこの回、6得点し同点に追いついていた。
(日刊スポーツ)

 特大本塁打の打球が消え、二塁打はおもしろい。

2016年11月14日月曜日

MotoGPバレンシアGP決勝:ロレンソがヤマハでのラストレースを勝利で飾る

 MotoGP第18戦(最終戦)バレンシアGP、MotoGPクラスは、スペインのバレンシア、リカルド・トルモサーキットで決勝レースを行ない、ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝は気温22度、路面温度25度のドライコンディションで争われた。ポールポジションから好スタートでトップに立ったロレンソは、トップを独走。レース中盤には2番手以下に4秒以上のリードを取り、終盤には追い上げてきたマルク・マルケス(ホンダ)にリードを縮められたものの、危なげない走りでヤマハでのラストレースを完全勝利で飾った。

 2番手争いは、序盤からアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が接戦を展開。この中からドビジオーゾが遅れ、イアンノーネとロッシが激しくポジションを争う。何度か順位を入れ替えた戦いを後方で見守っていたマルケスは残り10周となったところでスパート。19周目にロッシを交わして3番手に浮上すると、20周目にはイアンノーネを交わして2番手に浮上。終盤はトップのロレンソとの差を周回ごとに縮め、1秒185差まで追い詰めたが、届かず2位となった。

 ロッシとイアンノーネのバトルは中盤まではロッシが優勢だったが、マルケスが先行したあたりからイアンノーネが優勢となり、そのままイアンノーネが3位表彰台を獲得。4位にロッシ、5位にビニャーレスの順で続いた。

 2番手争いから脱落したドビジオーゾは終盤には後方のポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)、アレイシ・エスパルガロ(スズキ)、ブラドリー・スミス(ヤマハ)に追いつかれ、ポル・エスパルガロがドビジオーゾを交わして6位に入賞。ドビジオーゾが7位、アレイシ・エスパルガロが8位、スミスが9位に入賞した。

 アルバロ・バウティスタ(アプリリア)が10位入賞。11位にエクトル・バルベラ(アビンティアレーシング)、12位にダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、13位にステファン・ブラドル(アプリリア)、14位にスコット・レディング(ドゥカティ)、15位にジャック・ミラー(マークVDS)が入賞。ユージン・ラバティ(アスパー・チーム)が16位、ティト・ラバット(マークVDS)が17位、ロリス・バズ(アビンティアレーシング)が18位でチェッカーを受けた。

 カル・クラッチロウ(LCRホンダ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、ヨニー・エルナンデス(アスパー・チーム)は転倒リタイア。KTMのMotoGPクラスデビューを担当したミカ・カーリョ(KTM)は19周を走りピットに戻ってリタイアとなった。

 優勝したロレンソはランキング3位を確定。コンストラクタータイトルをホンダが獲得し、チームタイトルはロレンソとロッシが所属するモビスター・ヤマハMotoGPが獲得した。
[オートスポーツweb ]

 来季は、ホンダ、ヤマハ、ドゥカティの争いが熾烈になるだろう。

【侍ジャパン】大谷、松井の再来打!推定170メートル打球が天井へ消えた

◆侍ジャパン強化試合 日本12―10オランダ=延長10回=(13日・東京ドーム)

 来年3月に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を控える侍ジャパンは、強化試合最終戦でオランダにタイブレイクの末、競り勝ち3勝1敗とした。7回先頭、代打の大谷が、東京Dの天井に消える規格外の二塁打。これをきっかけに一挙6点を奪い試合を振り出しに。連夜のタイブレイクとなった延長10回、鈴木の満塁弾で試合を決めた。WBCは来年3月6日にソウルで開幕。日本は同7日から東京Dで行われる1次ラウンドB組でキューバ、オーストラリア、中国と対戦する。

 誰もが目を疑った。大谷の強烈な打球は東京ドームのライト方向に飛び、勢いよく天井へ伸びると、突然消えた。大歓声で沸いていたスタンドが一転、騒然となる。判定を下すはずの審判団も右往左往。主人公だけはニヤニヤと両手を広げ、ダイヤモンドを駆けた。

 「出塁することだけを考えてました。打球は見えてました。打った瞬間、飛距離は十分だと思った。あとは打球が切れるかを見てました」

 1分後。審判団が170メートルは飛んでいるであろう一打を協議した結果、グラウンドルールに沿い認定二塁打に。劣勢で静まり返っていた侍ベンチが、沸きに沸いた。

 6点ビハインドの7回先頭、大野の代打で登場した。この日一番の大歓声を背中に受け、2ボールからの3球目。右腕・フロラヌスの内角高めに抜けてきた141キロ直球を、思い切り振って出た。東京Dの天井に消えた二塁打は2002年7月18日横浜戦の巨人・松井秀喜以来、2度目の珍事。3試合連続安打は、誰も想像できなかった“ゴジラ級”の一撃となった。

 「(天井に打球が)入ったところがインフィールド。ルール上で二塁打と分かっていたが、一応ホームまで走りました。松井さん以来? それは知らなかったです」

 規格外の一打が、6回まで4安打2点と眠っていた侍打線の目を覚ました。5連打を含む6長短打で一挙6点。面白いようにつながり同点に追いついた。6番でスタメン出場した前夜は4点を追う5回先頭で右翼最深部を襲う140メートル弾を放ち、侍打線も1イニング6得点と爆発した。2夜連続で6点のビッグイニングを演出。広島・鈴木の代名詞でもある「神ってる」を日本代表で具現化したかのような神懸かりっぷりだった。

 「いい状態で打席に向かうことができた。相手選手を観察しながら、自分でも試せた。いい経験ができたと思っています」

敬遠ブーイング 人生初の日本一から約2週間。この強化試合中は連日のように筋力トレに精を出している。

 「強化試合を見据えては、やっていない。もうオフのトレーニングに入らないと。(シーズン中の)試合という感じでは入りません」。

 そんなオフの猛練習へシフトする段階で、想像を超える一打を放ったのだから驚きだ。WBCでは侍のエースとして期待されるが「打者・大谷」も捨てがたい。小久保監督にとっては、うれしい悩みになるだろう。大谷はこう力を込める。

 「そこ(WBC)を見て調整したい。起用されたところで、いつでも活躍できる準備ができれば」

 打者一巡した同点の7回2死二塁。場内が大ブーイングに包まれる中、敬遠四球。それは世界が「OHTANI」のバットの圧倒的なパワーを、認めた瞬間だった。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)

 規格外の170メートルはすばらしい。

大谷翔平 打球が消えた…大谷が天井裏へ仰天二塁打!

 日本代表強化試合第4戦(13日、日本代表-オランダ代表、東京ドーム)日本は七回に代打で出場した大谷(日本ハム)が天井裏へ消える仰天の二塁打を放った。

 オランダの選手が天井を見つめながら、目を丸くする。6点ビハインドの七回、先頭打者として代打で登場した大谷の打球は高々と舞い上がると、屋根として覆われている膜と膜の隙間へ消えた。東京ドームのローカルルールで、記録は二塁打。

 天井がなければスタンドインしていたような強弾道の打球に、大谷はダイヤモンドを一周して、一度ベンチに戻った。二塁に戻る際はオランダ選手と顔を合わせ、両手を広げながら、笑みを浮かべた。
(サンケイスポーツ)

 大谷の存在感が違う。

2016年11月13日日曜日

吉川光夫 大田泰示 「未完の大器」巨人・大田を損して獲得した日本ハムの狙い

 11月2日に発表された巨人の大田泰示外野手(26)と公文克彦投手(24)、日本ハムの吉川光夫投手(28)と石川慎吾外野手(23)のトレードが話題になっている。

 吉川は、プロ10年で通算48勝、12年には14勝を挙げて最優秀防御率(1.71)のタイトルを獲得。一方の大田は、プロ8年通算で打率2割2分9厘、9本塁打。年俸でも吉川が9000万円で大田は2100万円と“格差”がある。日ハムの狙いは? 

「年俸がつりあったら、意味がないんです」と解説するのは、ベテラン記者だ。

「優勝したことで大谷翔平や中田翔らの年俸アップは不可避。その費用を捻出するために、そこそこ年俸は高いが活躍してない中堅を出していくのが“日ハム流”です。本当は金銭トレードで出したいくらいですが、ファンの手前それもできないので」(同前)

 実は吉川はシーズン中からトレード要員だったという。

「彼は在京球団志向が強く、チーム内で『FA権取ったら巨人に行くんだろ』と囁かれていた。巨人は即戦力左腕として期待してますが、気の小さいところがあり、注目度の高い巨人でどうか」(同前)

 一方の大田。188センチ、95キロという恵まれた体躯で、ポスト松井秀喜と期待されて背番号“55”を引き継いだが、鳴かず飛ばず。

「沖縄キャンプを視察したラグビーのエディ・ジョーンズ前日本代表監督が『3年で日本代表にできる』と絶賛した身体能力の持ち主ですから、そりゃ期待されます。実際フリーバッティングでは凄い打球を飛ばすんですが、試合では落ちる球にクルクル空振りを繰り返す……学習しないんですよ」(スポーツ紙デスク)

 それでも高校(東海大相模)の先輩でもある原辰徳前監督は、自らが「聖域」と評していた巨人の4番として何度も打席に立たせた。

「トレード話が浮上しても、原さんが止めてたんです」と前出デスクは言う。

「ところが、当の本人は『今年が勝負』と言いながら、自転車で転んでケガしたり、すぐ風邪をひいたり。なのに遊び好きでキャンプ中もキャバクラのVIPルームに出入りして、先輩たちに『大田様、VIPに入ってたって』と揶揄されてました」(同前)

“すすきの”の誘惑を断ち切って、大化けできるか。


<週刊文春2016年11月17日号『THIS WEEK スポーツ』より>

「週刊文春」編集部

 結果を出せないと、2軍の4番で終わりだろう。

大谷翔平 侍1号は140メートル弾!メジャー52勝腕撃ち

◇侍ジャパン強化試合 日本9―8オランダ(2016年11月12日 東京D)

 侍ジャパンの大谷翔平投手(22=日本ハム)は12日、強化試合でオランダとの第1戦に「6番・DH」で出場し、1―5の5回に右中間へ140メートルの特大ソロを放った。日本代表初アーチで勢いづけ、この回一挙6点を奪って逆転に成功。二刀流は来年3月に控える第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも打線に欠かせない存在となりそうだ。試合は延長10回、タイブレークで1点を奪い、9―8でサヨナラ勝ちした。

 空気を一変させた、とはこのことを言うのだろう。1―5で迎えた5回、先頭の大谷はフルカウントまで一度もバットを振らなかった。そして6球目の内角低めの137キロの速球を振り抜くと、打球は右中間席の上段まで飛んだ。代表初アーチは特大の140メートル弾だ。刀を振り抜くように、最後は右手一本。劣勢の展開に静まり返った東京ドームを沸かせたのは、やはりこの男だった。

 「打った瞬間(感触は)良かった。フルカウントだったので四球でも良かったのかなと思った。ホームランはたまたま」

 オランダの先発ジャージェンスは09年にブレーブスで14勝を挙げ、11年にはオールスターにも出場したメジャー通算52勝の右腕だ。2回の第1打席では外角に沈む変化球に空振り三振を喫し「やられた投手から打ちたいと思った」という。強烈なファイティングスピリット。この一発で打線が目覚め、打者10人でこの回一挙6点を奪った。タイブレークとなった延長10回無死一、二塁では三ゴロに倒れたが、サヨナラ勝ちに笑顔を見せた。

 外国人投手特有の手元で動くボールに対し、なぜ大谷はすぐ対応できるのか。その理由について「テークバックはそんなに大きく取っていない。“コンパクトに”ではなく、なるべく無駄な動きを省きたい」と明かした。「構え」の時点でバットをシーズン中より顔の近くに置き、右足を踏み出す際にもバットを後ろに大きく引くことはない。「しっかりボールを見て、鋭く振れるようにしている」。できるだけボールまで最短距離でバットを出し、確実に芯で捉えることが狙いだ。大谷は「シーズン中から取り組みたかった」と言うが、優勝争いが白熱したため、試すことはなかった。「この期間(11月)に実戦はなかなかない。思い切って試してもいいんじゃないかと思った」。今回の強化試合は世界を、メジャーを肌で感じる貴重な機会。その高い向上心も世界レベルだ。

 前日も2安打3得点1盗塁で勝利に大きく貢献した。来年3月のWBCでは「投手メイン」で起用される予定が、小久保監督はこの2試合の「打者・大谷」の活躍に「もう(WBCの)日程は出ているので、その中でどういう起用ができるのか考えたい」と方針転換を示唆。本番でも打者でのスタメン機会が増えそうだ。これこそが大谷の底知れぬポテンシャル。衝撃弾で、世界にまたその名をとどろかせた。(柳原 直之)
(スポニチアネックス)

 投手メインも、打者・大谷も魅力的で、起用法が難しい。

石川慎吾 日本ハムからトレードの巨人・石川“名刺代わり”特大V弾

◇練習試合 巨人16―4韓国・ハンファ(2016年11月12日 サンマリン宮崎)

 巨人は宮崎秋季キャンプで韓国・ハンファと練習試合を行い、日本ハムからトレード移籍した石川が「3番・DH」で出場。1―1の3回1死一塁、バックスクリーンへ特大決勝2ランを放った。134キロ直球を豪快に振り抜き、巨人移籍後初の対外試合で猛アピール。「初めてで緊張したけれど、結果が出せて良かった。環境が変わってもやることは変わらない」と笑顔を見せた。

 「巨人初打席」となった初回1死三塁で中前適時打。崩されながらも左手一本で打ち返し「プレースタイルは泥くさくやること。日本ハムで教えてもらった」と振り返った。韓国で2度の最多勝に輝いた通算128勝のペヨンスから2打数2安打3打点。高橋監督は「良い打撃でした。すぐに見せてくれたのは来季に向けて楽しみ」と期待した。(神田 佑)
(スポニチアネックス)

 結果を出すしかない。

2016年11月10日木曜日

【日本ハム】斎藤佑樹、来季は中継ぎもOK「どこでもいい。やるしかない」不退転の決意

 日本ハムの斎藤が不退転の決意で完全復活を目指すと明かした。昨秋から先発一本で練習を積んだものの、今季は11試合登板、0勝1敗、防御率4・56と不本意なシーズンに。

 この日、千葉・鎌ケ谷市の2軍施設での秋季練習を打ち上げ、「(先発、中継ぎ)どこでもいい。結果を出すためにやるしかない」と意欲。投球ではプレートの三塁側を踏んでいたものを一塁側へ変更。「いろいろと試しながら固めていきたい」と表情を引き締めた。
(スポーツ報知)

 来季ダメなら戦力外だろう。

クリントン氏が敗北宣言 トランプ氏との協力表明

【AFP=時事】(更新)米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏に敗れた民主党候補のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官は9日、ニューヨーク(New York)で敗北宣言を行い、トランプ氏と協働する意向を表明、大統領としての成功を祈ると述べた。

 クリントン氏は時折涙をこらえながら、「昨夜、私はドナルド・トランプ氏に祝意を伝え、私たちの国のために彼と協力すると申し出た」「私は彼が全ての米国民にとって成功を収める大統領となることを願っている」と表明。

 また、今回の選挙によって米国が「私たちが思ったよりも深く分断されている」ことが示されたと述べた上で、「私たちは広い心を持ち、彼に指導者としてのチャンスを与える義務がある」と呼び掛けた。【翻訳編集】 AFPBB News

 変化を求めたのだろう。

2016年11月9日水曜日

米国で注目浴びるダルビッシュの次回契約 6年総額200億円超の可能性も

来季でレンジャーズとの契約が満了となるダルビッシュ
 大リーグ・レンジャーズに所属するダルビッシュ有投手の今後の契約規模が米国内で大きな注目を集めている。2011年のオフに日本ハムからポスティングを経てレンジャーズに移籍した右腕は今季で5年目のシーズンが終了。来季で契約満了を迎える。そんな右腕に関しては今季終了時に同球団のジョン・ダニエルズGMが早々と契約延長交渉に臨む姿勢を見せていたが、米国内では相次いで大型契約となる可能性が報じられている。

 ダルビッシュは渡米1年目で16勝9敗、防御率3.90の好成績をマーク。すると、2年目の13年には13勝9敗、防御率2.83、さらにリーグ最多の277三振を奪い、サイ・ヤング賞投票で2位に入った。14年は3年連続の2桁勝利をマーク。15年シーズンの開幕直前に右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けて長期間のリハビリを余儀なくされたが、今季途中に復帰すると、7勝5敗、防御率3.41と、復帰1年目としては上々の成績を収めた。

 渡米5年でメジャーを代表する投手となったダルビッシュは他球団からも熱視線を送られる存在。来季FAとなれば、争奪戦に発展するのは必至だ。それだけにレンジャーズが流出阻止のために大型契約を提示するのは当然の流れと言える。今シーズン終了後、地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」が組んだ特集の中で、レンジャーズ番記者を務めるエバン・グラント氏は「私が考えるに6年契約で、最大1億8000万ドル(約188億5000万円)となるだろう」とし、平均年俸で3000万ドル(約31億4000万円)の大台に達すると予想した。
ダルビッシュがFAなら「極端に高騰」
 さらに同記者はその1週間後、その金額を“上方修正”。「6年、2億ドル(約209億4000万円)近くになるだろう」と予想し直した。同記者は球団側が巨額な条件を提示する要因として、新球場建設により収益が増加する可能性があることに言及。また、「もし(ダルビッシュが)FAとなれば、彼と契約するのは難しい。市場は極端に高騰することになるだろう。しかし、今なら先手を打って契約をまとめることができる」と指摘している。

 その後、地元メディア「ダラス・オブザーバー」もダルビッシュがFAとなった場合に2億ドル以上の契約を得る可能性を報じるなど、複数のメディアは相次いで大型契約となることを予想。田中将大が3年前にヤンキースと結んだ契約は7年総額1億5500万ドル(約162億円)で、今後ダルビッシュが結ぶであろう契約はそれを上回り、日本人最高額となる可能性が高まっている。

 今季完全復活への第一歩を刻み、さらなる飛躍が期待される30歳はどこまでその価値を高めるのか。今後の動向から目が離せない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
 6年で200億はすごいね。

日本ハム、ドラ6指名山口との交渉断念 2度目の指名あいさつも意思覆せず

 日本ハムからドラフト6位で指名された山口裕次郎投手(18)=履正社=が9日、同校で2度目の指名あいさつを受けた。

 この日は日本ハムからは大渕スカウトディレクター、芝草担当スカウトが来校。山口側は岡田龍生監督、山口の父である一郎さん、山口本人が出席した。

 あいさつは約1時間にわたって行われ、最後は5人そろって会見に臨んだ。大渕ディレクターは「ドラフトのルールに則って交渉させていただいて、真剣に話を聞いていただいた。その上で本人の意思を確認したが、意思は固く、これ以上の交渉は断念することにしました」と説明。

 山口は「丁寧に説明していただきました」と日本ハム側の姿勢に感謝を示したが「いろいろ悩んだが、やはり3年後にプロで指名していただける選手になれるよう、3年間頑張りたい。そして3年後に今の評価よりももっと上の評価をいただける選手になりたい」とコメント。今後はJR東日本への就職を目指す。

 岡田監督も「お互いルール通りに話させていただいて、非常に丁寧に説明していただき、感謝しています。これからも温かく見守っていただけたら」と話した。

 大渕ディレクターは「彼は左のパワーピッチャーとして評価していたし、スライダーのキレも素晴らしい。また(今回のことで)自分の意思を貫くというプラスアルファな面の評価も得た。今後もマーク?もちろんです」と、3年間、山口を追いかけることも明言していた。

 山口はドラフト前から4位指名以下ならば社会人野球へ進む意向を示しており、ドラフト前夜の各球団の問い合わせにも山口の意思は変わらなかった。だが日本ハムは6位で指名。履正社の岡田監督は、筋を通して指名を回避した球団もあったことから、「信用問題になる」などと語っていた。

 なお、ドラフト指名を受けながら、入団しなかった支配下選手は2011年に日本ハムから指名され、断った菅野智之(現巨人)以来。
(デイリースポーツ)

 履正社の監督がおバカだから、選手はかわいそうだね。
 3年後のドラフトで上位指名されるだろうか。

トランプvsクリントン 米政治の行き詰まり映す=米大統領選

【ワシントン時事】次期米大統領となるトランプ氏をめぐり最後まで予想外の展開を見せた今回の選挙は、米政治の行き詰まりを映し出した。

 民主、共和両党の対立による政治の機能不全に嫌気が差した有権者は、型にはまらないトランプ氏が停滞を打ち破ると期待し、大統領に押し上げた。しかし、選挙戦では候補者同士が次元の低い個人攻撃に力を注ぎ、分断はさらに広く、深くなった。トランプ氏は勝利演説で「分断の傷を縫合する時だ」と述べたが、深手は容易に癒えそうにない。

 選挙戦では、有権者から「政治が選択肢を示せていない」という声が聞かれた。トランプ氏は中央政界への抵抗勢力として旋風を起こした。他方、女性蔑視やイスラム教徒、移民らへの差別的発言で多くの国民の怒りを買った。共和党内の体制派からも嫌われ、「党内無所属」とも言える立ち位置にいた。

 一方、体制側を代表するようなクリントン氏は、「特権階級」への反感を一身に受け、私用メール問題を追及され「彼女を投獄しろ」という罵声を浴びた。ある男性有権者は「どちらがより『悪い』のか、判断する踏ん切りが本当に付かない。自分たちの政治状況が全く恥ずかしい」と語った。希望の一票を投じるというより、消去法の選挙だった。

 「焦土作戦」ともいわれた候補の激烈な非難の応酬で、国民の間にも険悪なムードが漂った。トランプ氏は10月末の選挙演説で、クリントン氏なら「6億5000万人」の移民を受け入れるかもしれないと真顔で言った。うそと即座に分かる主張で平然と相手を攻撃する異様な選挙戦だった。

 ピュー・リサーチ・センターの調査によれば、クリントン氏支持者の6割近く、トランプ氏支持者の4割が、相手候補の支持者に敬意を払うのは難しいと答えている。

 「お互いに尊敬する良い点を一つ挙げてほしい」。10月9日にミズーリ州で開かれた大統領選の第2回討論会で、非難し合う両候補に男性有権者が最後に質問した。それまでのとげとげしい雰囲気が一瞬和らぎ、トランプ氏も「一つの国民として団結する時だ」と呼び掛けたが、今回の選挙で党派対立はまたひどくなった。残されたのは、国民和解という重い課題だ。(了)
(時事通信)

 オバマ政権の失敗で、トランプに変えてもらいたい表れなのだろう。
 米政治・経済の行き詰まりだろうか。
 数年後、どのような評価が下されるのか。

37歳で王座返り咲き…パッキャオが愛され続ける理由〈dot.〉

 現地時間11月5日、ボクシングの6階級王者マニー・パッキャオの現役復帰戦がラスベガスで行われた。37歳になったフィリピンのスーパースターは、WBO世界ウェルター級王者ジェシー・バルガス(アメリカ)からダウンを奪っての判定勝利。10歳も若い選手をスピード、スキル、スタミナで上回り、再び世界王者に返り咲いた。

「僕のパンチも何発かは当たったが、彼の方が経験豊富だった。パッキャオはレジェンドだよ。彼を称賛しなければいけない」

 敗れたバルガスの方にも伝説的な選手へのリスペクトが感じられた。

 実に21年にわたるプロキャリアのうち、パッキャオは18年間を王者として過ごしてきた。その間にフライ、スーパーバンタム、スーパーフェザー、ライト、ウェルター、スーパーウェルター級を制して6階級制覇。フェザー、スーパーライト級でも最強と目された選手に勝っており、事実上の8階級制覇と記されることも多い。そして、これほどの実績を積み重ねる過程で、パッキャオは世界的な興行価値を誇るアスリートに成長していった。

 1990年代以降の米ボクシング界では、ビッグファイトのテレビ放送は視聴者がコンテンツを選んで見た分だけ課金されるPPV(ペイパービュー)が主流になった。売り上げ次第で多くの歩合を手にできるシステムで、一部の人気選手は1000万ドル(約10億4000万円)以上に及ぶ報酬を手にできる。ただ強いだけでなく、ファンに“金を払ってでも見たい”と思わせなければ大金は稼げない。

 パッキャオは過去にこのPPVで通算約1840万件を売り上げ、実に12億ドル(約1253億円)以上の収益を挙げてきた。個人のPPVの売り上げランキングでも、フロイド・メイウェザーに次ぐ史上2位。3~5位のオスカー・デラホーヤ、イベンダー・ホリフィールド、マイク・タイソンといったアメリカのスーパースターたちをも上回っている。

 アジアの島国出身、英語が母国語でもない小柄な選手が、ボクシングの本場と呼ばれるアメリカで超人気を誇るファイターになった。異国で抜きん出ることの難しさと意味は、特に海外暮らしの経験がある人には理解できるのではないか。幾つものタイトルを獲得する以上に至難なことを成し遂げたパッキャオを、“アジアの奇跡”と呼んでも決して大げさではないのだろう。

「五輪で実績を残したわけでも、無敗で勝ち続けてきたわけでもない。そんなパッキャオがこれほどの人気になったのには、階級を上げてもアグレッシブなスタイルを変えなかったことが大きかった。自分より一回りもふた回りも大きなボクサーを相手にエキサイティングなファイトを連発した。そんな姿を見て、アメリカのファンも興奮し、感動したんだ」

 バルガス戦のファイトウィーク中、あるフィリピン系アメリカ人の記者はそんな説明を加えてくれた。

 その言葉通り、攻撃的なファイトスタイルの魅力は全世界共通。112ポンドのフライ級から154ポンドのスーパーウェルター級(#注)まで次々と階級を上げながら、同じようにアグレッシブに前進し、強烈なパンチを振り回し続けた。メイウェザーのようにリスク回避の選手が勝ち残ることが多い近代のボクシング界で、パッキャオは異端児であり、一服の清涼剤だった。

 ボクシングキャリアと並行させて政治家としても活動するパッキャオは、今年5月には上院議員選挙にも当選。議員活動とボクシングキャリアを両立させようとすることに、近年は好意的なフィリピン国民ばかりでもないという。2009年以降はKO勝利からも遠ざかり、“ボクサーとしてはそろそろ潮時ではないか”と指摘する声も出てきている。5日のバルガス戦でもスキルフルではあったものの、全盛期の迫力が失われたことを残念に思ったファンも多いだろう。

 ただ…そんなマイナス面を差し引いても、これまでのパッキャオの実績が素晴らしく、ボクシング界にとって宝物のような存在だったことを否定できるものはいない。アメリカンドリームの体現者は、文字通りの“レジェンド”。現代に生きる私たちは、この選手と同じ時代に生きたことを、孫の世代にまで自慢げに語る日がいつか必ず来るのだろう。(文・杉浦大介)

 (#注/2010年11月にパッキャオが臨んだスーパーウェルター級王者決定戦は150ポンドの契約ウェイトで行われた)
(週刊朝日)

 前に出て攻めるの単純明快さが愛される理由だろう。

陽岱鋼、涙のFA宣言「戦力構想に入ってないと感じた」

 涙の決別宣言――。日本ハムの陽岱鋼外野手(29)が7日、札幌市内の球団事務所で会見を行い、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。国内他球団への移籍を前提とした権利行使のため、涙を浮かべて北海道のファンやチームメートに別れの思いを語った。走攻守を備えたスラッガーに楽天、オリックスなど複数球団が調査しており、今後はさらなる争奪戦に発展することが必至だ。

 その表情が一瞬にしてゆがんだ。目には涙が浮かんだ。愛着ある北海道、そしてファンとの決別――。球団事務所でFA宣言の手続きを終えて臨んだ会見。陽岱鋼は言葉を詰まらせながら「プロで11年間、お世話になった北海道のファンの皆さん、球団、裏方さん、チームメート。感謝の思いしかない」と語った。

 今季は打率・293、14本塁打、61打点でリーグ優勝に貢献。抜群の身体能力を生かした中堅守備で何度もピンチを救い、チームも10年ぶりの日本一に輝いた。日本シリーズ終了翌日の10月30日に、球団事務所で吉村浩GMと会談した。

 今季年俸1億6000万円からの金額増や複数年契約の希望も胸にあったが、話し合いの途中で球団の限られた予算や若手を積極的に起用する方針を感じ「自分が戦力構想に入ってないと感じた」と言う。ただ、自身もプロ入り当初から出場機会をもらって成長してきただけに「球団も僕のために考えてくれた。(育成)システムも予算も分かってる」とわだかまりはない。

 11日から解禁となる国内他球団との交渉は、主に代理人に任せる。早くから楽天が獲得に向けて調査を行っており、オリックスも好条件を用意して参戦する準備を整えている。新たな球団が名乗りを上げる可能性もある。台湾では国民的なスターで、13年に盗塁王、12年からは3年連続でゴールデングラブに輝いた29歳。複数球団の争奪戦となるのは必至だ。

 「正直さみしいけど、自分のため、家族のために決めた。北海道に(試合で)戻ってきたら応援してほしいし、プレーで恩返ししたい」。8日から数日間は妻子と母国・台湾で静養する。20日の優勝パレード、ファン感謝祭については「出たい」と希望した。

 この日、球団との最後の会談を終えた際に吉村GMから「卒業おめでとう」と声を掛けられ、ガッチリと握手を交わした。北海道のファンに愛された男が、第二の人生に向けて歩み出した。(山田 忠範)
(スポニチアネックス)

 岡、大田が活躍できるだろうか。

2016年11月8日火曜日

1兆2189億円 税金の無駄、会計検査院が指摘

 会計検査院は1兆2189億円あまりに及ぶ税金の無駄遣いなどを指摘した、2015年度の決算検査報告を安倍総理に提出しました。

 税金の無駄遣いなどと指摘されているのは455件、1兆2189億円あまりで、過去10年間では2番目に大きい金額となりました。

 このうち、東日本大震災の関連事業では、虚偽の領収書の作成や水没した車両の数の水増しがあったとして、1億7530万円に上る国庫補助金の支出が「不当」と判断されました。また、鹿児島県の航空自衛隊・下甑島分屯基地では、警戒管制レーダー装置の部品を交換した際、初期不良が見つかった938個が無料で修理や交換ができる保証期間を過ぎていたため、24億5815万円あまりの税金が無駄になっていました。

 さらに、原発関連事業では、島根県が内閣府の事業で1530万円をかけて15か所に設置した電子線量計が、太陽光パネルの発電量が不十分で放射線量を適正に測定できていない事態が発生しました。
(TBSニュース)

 虚偽や水増しは大馬鹿野郎だろう。

FA陽岱鋼の行方は…オリックス補強の軸に、楽天慎重姿勢も

 オリックスは7日、国内FA権の行使を表明した日本ハム・陽岱鋼の獲得に乗り出すことを決めた。すでに獲得へ向けた本格調査を進めており、球団幹部は「走攻守そろった選手。陽に限らず調査はしていきます」と説明した。同じ外野手でFA権を行使する糸井が他球団に流出する可能性もあるが、陽をFA補強の軸とする考えに変わりはない。FA宣言した選手の公示は10日。正式交渉へ、誠心誠意を尽くした条件を準備していく。

 一方、楽天の球団幹部は「能力の高い選手ということは分かっている」と評価しつつ「(FA公示の)10日までに球団内で検討します」と慎重な姿勢もみせた。獲得に名乗りを上げた場合、最低でも年俸2億円の複数年契約プラス出来高以上の条件を用意するとみられる。
(スポーツ報知)

2016年11月7日月曜日

日本ハム陽岱鋼が退団確実に FA権行使で移籍決断

 今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム陽岱鋼外野手(29)が権利行使し、退団が確実になったことが6日、分かった。

 日本シリーズ終了翌日の10月30日に、札幌ドームで球団幹部と会談した際は「何日間か時間を下さい」と結論を保留していたが、この日までに他球団移籍を目指すことを決意したもよう。7日に札幌市内の球団事務所で球団と交渉後、正式表明する。
(日刊スポーツ)

 やはり移籍か。

2016年11月6日日曜日

<BOX速報>引退撤回のパッキャオが3-0判定で王座復帰!

 WBO世界ウエルター級タイトルマッチが現地時間5日(日本時間6日)、米国・ラスベガスのトーマス&マックセンターで行われ、元6階級王者のマニー・パッキャオ(37、フィリピン)が、現役復帰戦で同級王者のジェシー・バルガス(27、アメリカ)に挑戦、3-0の判定でタイトルを獲得した。引退を撤回、7か月ぶりのリングとなったパッキャオだが、ブランクを感じさせずに2ラウンドには左ストレートでダウンを奪うなど、プレッシャーをかけ続ける危なげないファイトでフルラウンドを戦い抜いた。通算成績は59勝(39KO)6敗2分。

 リーチ差が10センチ。パッキャオは、上体を動かしながらジワリジワリとプレッシャーをかけて、ワンツーで飛び込んでいくが、バルガスの懐の深さと距離への戸惑いが見える。

 だが、2ラウンド残り30秒で、バルガスのジャブの打ち終わりにノーモーションの左ストレートが突き刺さる。バルガスは、尻餅をつくように腰から落ちた。劇的なダウンシーン。これが一度は、グローブを吊るした男のスピードと、タイミングなのか。

「ラストファイト!」と銘打った4月9日のディモシー・ブラッドリー(33、アメリカ)戦に判定勝利。試合後「これで引退」とリング上で引退を明言した。実際、練習からは数か月離れたが、米国メディアは、トップランク社のボブ・アラムや周辺関係者のコメントを拾いながら、する引退が撤回されるだろうと報じ続けてきた。 パッキャオは、フィリピンで上議院議員となり、ボクシング続ける環境は厳しくなったが、現役復帰を決めるのに、そこまで時間はかからなかった。
「議会欠席は一度もない。両方をやるのは大変なので皆さん真似はしないでください」
 前日会見では、そう冗談も飛ばしたが、「歴史に残る1試合を見逃さないで欲しい」とも語った。

 一度は、現役引退を決めたが、7カ月のブランクでは、パッキャオは錆付かなかった。

 だが、バルガスに大きなダメージはなかった。うまく立ち直り、4ラウンドには、パッキャオの入り際に右ストレートをヒットさせ、5ラウンドも攻勢。

 この試合が初防衛戦となる王者のバルガスは、今年3月の決定戦でロンドン五輪代表のサダム・アリを9ラウンドTKOで葬って2階級王座に成功していた勢いに乗るボクサーである。再び“距離”でパッキャオを支配しようとするが、パッキャオも、強引にテンポアップして対抗、プレッシャーを弱めない。
 バルガスは8ラウンドに眉間のあたりをカット、ラウンドを重ねるごとに右目が腫れ始めた。

 スタミナが不安視される終盤も、パッキャオは、前へ前へと出ながら左のパンチを狙い、バルデスの反撃を封じ込む。11ラウンドには、ひっかけるような右フックで、バルガスが手をつくシーンもあったが、レフェリーはスリップのジャッジ。パッキャオは、途中、ダメージを負うような危険な場面もないまま、フルラウンドを戦い抜いた。全盛期の回転力や爆発力はなかったが、随所にパッキャオらしいスピードとステップインの鋭さは見せつけて、37歳とは思えない存在感は十分にアピールした。

 判定は、114-113、118-109、118ー109の3-0の圧勝だった。
(THE PAGE)

 慎重な試合運びは見事。
 上院議員として国民のために試合をしているのだろう。