FP4の途中から降り出した雨が一気に強まったことで、予選Q1はセッション開始直後に赤旗中断となった。
その後雨が降り止み、約1時間20分の走行中断を経て、現地時間16時30分から改めて予選Q1がスタートした。
まず速さを発揮したのはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)。刻々とコンディションが変化し走れば走るほどタイムが上がっていく中、暫定トップタイムを更新したブラッドリー・スミス(KTM)が転倒を喫するのを尻目に、エスパルガロがスミスのタイムを上回っていった。
しかし終盤、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)が好タイムをマーク。エスパルガロのタイムを破り、バウティスタとエスパルガロがQ2進出の権利を勝ち獲った。
ホルヘ・ロレンソの代役としてFP3から出走しているミケーレ・ピッロ(ドゥカティ)は最速ペースを刻んでいたものの、アタックをまとめきれず4番手。スコット・レディング(アプリリア)が3番手だった。
中上貴晶(LCRホンダ)はタイムが伸び悩み、Q1を12番手で終えた。
Q2は最初のアタックで2分12秒161をマークしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が暫定トップに。ダニーロ・ペトルッチ、ジャック・ミラーのプラマック・ドゥカティ勢が2番手、3番手に続いたが、マルケスとは1.2秒と大差をつけられた。
プラマック勢はピットに戻りタイヤを交換。対してマルケスは走行を継続したが、4コーナーへのブレーキングでスリップダウンを起こし転倒を喫してしまった。幸いエンジンはかかり、バイクを乗り換えて再びアタックに向かった。
セッション残り1分を切るとヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)やアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が次々とポジションを上げたが、マルケスのタイムには届かない。
ドヴィツィオーゾはさらに最速ペースでセクター1を駆け抜けるが、9コーナーで転倒を喫してしまい、ここで一足早く予選を終えることになってしまった。
各ライダーがラストアタックに臨む中、上位に飛び込んできたのは、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。マルケスと0.848秒差ながら9番手から2番手にジャンプアップした。最終的にはザルコが土壇場で2番手に飛び込んだため、ロッシは3番手。それでもヤマハ勢は2台がフロントロウを獲得した。
結局、ザルコに対しても0.548秒差をつけたマルケスがトップで予選終了。転倒の前に記録したタイムでポールポジションを獲得した。
イアンノーネはフロントロウに届かず4番手。ドヴィツィオーゾは5番手だった。ヤマハのビニャーレスは11番手と奮わなかった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181103-00000010-msportcom-moto
ヤマハの復調で、久々のロッシの表彰台を期待しています。
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