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2019年6月16日日曜日

日本ハム6カード連続勝ち越しへ さあ菅野撃ちだ

日本ハム5-8巨人(16日、札幌ドーム)

 追撃実らず…。日本ハムは15日、札幌ドームで巨人と対戦。先発した金子弌大投手(35)が立ち上がり制球に苦しみ、いきなり3点を献上。さらに二回は丸佳浩外野手(30)に10号2ランを浴びるなど三回途中6失点でKOされ、5―8で敗れた。しかし、九回の石井一成内野手(25)の2号3ランなど、終盤に明日につながる攻撃を見せた。勝ち越しを懸けたきょうの相手は菅野智之投手(29)。難攻不落な右腕を撃ち、6カード連続の勝ち越しを決める!

 試合の行方は、早々と決した。投手陣が巨人打線につかまり、五回まで毎回失点。中盤までに0―8と一方的に打ち込まれた。前夜は鮮やかな逆転勝ちを収めたが、この日の敗戦により首位から転落。天下は長く続かなかった。
 抜群のコントロールを武器とする金子が、わずかに精密さを欠いた。一回1死二塁から3連続四球で押し出し。本意ではない形で先制点を献上した。その後も阿部に2点二塁打を浴び傷口は拡大。「きわどい球もあったけど、もう少し変化球をストライクからボールになるところへ投げたかった。あからさまなボールも多かったので」と、右腕は細かな制球に苦しんだ85球を振り返った。

 一度、火の付いた強力打線を止めることは難しい。二回にも丸に2ランを被弾。続く三回も小林に適時打を許し、降板を余儀なくされた。三回途中で移籍後ワーストの6失点。金子は「大胆にいくところ、気をつけていくところがかみ合わなかった。打たれたまま、終わりたくない。次回は抑えて、チームが勝てるようにしたい」と、悔しさを胸に畳んだ。
 引き分けを挟んだ連勝は3で止まったが、一度の黒星を悲観する必要はない。試合後の栗山監督は「いろんな時がある。勝ちきれなかったので、私自身がしっかりやります」と前を向いた。チームは5カード連続勝ち越し中で、6月は8勝3敗2分けの快進撃。3年ぶりのV奪還へ向け、良好な波が生まれている。

 負けてなお強し―。劣勢から巻き返す力があることを、終盤の粘り強い攻撃が証明した。七、八回に1点ずつ返すと、九回には石井の3ランで3点差まで接近。ゲームを最後まで捨てない心が、ナインに浸透している。
 無安打に終わった中田は、再びの白星街道構築へチームの思いを代弁する。「ピン(石井)が打ってくれて、最後まで分からないという姿勢を見せられたことはよかった。あしたはいい投手(菅野)が来る。簡単には取らせてもらえないと思うけど、切り替えて頑張りたい」。首位・楽天とのゲーム差はたったの0・5。少しの風が吹けば、犬鷲もすぐに追い越せる。 (宮西雄太郎)
(道新スポーツ)

 杉浦が6回を3点で抑えたら勝機はあるだろう。

 

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