ページビューの合計

2017年11月25日土曜日

【日本ハム】ドラ1清宮、背番号「21」披露

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=ら7選手が24日、札幌市内の大倉山ジャンプ競技場で入団会見を行った。

 契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で正式契約し、背番号「21」を初披露。「これから大きくジャンプして飛躍していければ。北海道の地から世界へ羽ばたく思いがある」と抱負を語り、開幕1軍、2020年東京五輪、そしてメジャーへ思いをはせた。(金額は推定)

 真っ白な銀世界。大きくそびえるジャンプ台を背に、清宮は希望に満ちていた。「北海道の地で頑張って、将来的に世界へ羽ばたける選手になっていたい。(この日を)忘れずにやっていければいい」。気温は氷点下まで下がっていたが、熱い思いがあふれ出ていた。

 新入団発表が行われた大倉山ジャンプ場は、72年冬季五輪の会場にもなったウィンタースポーツの聖地。日本ハムは近年、時計台、赤れんが庁舎、国の重要文化財である豊平館などで会見を行ってきたが、新人に大きく飛躍してほしい思いを込め、異例の場所を設定。清宮も「これから大きくジャンプして飛躍していきたい」と思いを新たにした。

 披露された「21」にも球団の願いが込められた。大渕スカウト部長は「今まで存在しない新たなプロ野球選手。まだ色のついていない『野手・21』に選定した」と説明。メジャーで社会貢献活動に熱心だった名選手ロベルト・クレメンテがつけていたことも理由の一つだった。

 清宮は「クレメンテの番号、(トランプの)ブラックジャックで一番強い番号(笑い)。あと2+1は(高校時代の)3だったり。合っているなと」と印象を語った。その上で「ポスト何々、誰々というのは嫌だったので。自分の色を出したい。ありがたい番号。21といえば清宮と言っていただけるように」。新庄の「1」、ダルビッシュ、大谷の「11」、稲葉の「41」と、下1ケタ「1」は日本ハムでは特別。清宮も「21」を自分色に染めていく。

 世界への道は自ら切り開く。開幕1軍について聞かれ「絶対目指さないといけない」と、初めて目標として公言。春季キャンプは1軍のアリゾナスタートが有力で「自分の実力を確認しながら、課題をクリアして進んでいければ」と1年目からの活躍を誓った。

 その先に見据えるのは20年東京五輪だ。「出たくない人はいないと思う。もちろん自分もそのうちの一人。まだまだ実力が足りない。少しでも可能性が増えていけるように」と3年目に行われる祭典へ目を向けた。「あらゆる可能性を伸ばして日本を代表する打者になれればいい」。清宮が自らの「K点」を超え、球界の「バッケンレコード」王貞治の868本塁打を目指していく。(岸 慎也)
(スポーツ報知)

 そんなに甘くはないけど、活躍を期待したい。

0 件のコメント:

コメントを投稿