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2019年5月25日土曜日

日本ハム 渡邉諒が2ラン、西武キラー!打率4割超え

<西武10-5日本ハム>◇24日◇メットライフドーム

日本ハム渡辺諒内野手が西武キラーぶりを発揮した。

2点を追う2回1死一塁の場面で、西武榎田から同点4号2ランを放った。「コントロールのいいピッチャーなので、ストライクは積極的に打ちにいこうと思っていました。しっかり内側をたたくことができましたし、いい結果につながってくれて良かったです」。

試合前まで、今季の西武戦の対戦打率は9試合出場で30打数12安打の打率4割、2本塁打、7打点。相性のよさを、第1打席から結果で示した。
(日刊スポーツ)

完全に正二塁手定着だね。

2019年5月12日日曜日

【日本ハム】大田、V打&6号2ラン パ最多49安打も「次が悪かったら意味がない」

◆日本ハム8―0西武(11日・札幌ドーム)

 日本ハム・大田が6号2ランを含む2安打3打点の大暴れでチームを4月24、25日以来となる連勝に導いた。これで5月は打率4割と絶好調。さらに今季の安打数49は、ソフトバンク・今宮と並んでリーグトップとなった。首位・ソフトバンクを追い、3チームが2位で並んでいたが、ロッテと楽天は敗れて一歩後退。日本ハムだけが2・5差をキープした。

 緑色に染まった左中間席にぶち込んだ。カーブを捉えた大田の打球が、満員のハム党のど真ん中に着弾した。「甘いところに入ってきたので思い切って振り切れた。気持ちいいです」。6点リードの5回1死一塁。8戦ぶりの6号2ランで試合を決めた。

 3回無死一塁では外角直球を踏み込んで引っ張り、左中間を破る先制適時二塁打。2安打3打点で5試合連続安打とし、5月は40打数16安打の打率4割。安打数49はリーグトップタイと好調を維持するが「1日良くても、次が悪かったら意味がない」と表情を引き締めた。

 開幕から全試合出場と疲労がある中でも、誰よりも早くグラウンドに出て汗を流す。そこには巨人時代の経験が生きている。08年にドラフト1位で巨人入りしたが、思うような結果を残せず「自分がイメージする選手像にはなれなかった」とプロの壁にぶち当たった。

 2軍では「結果が出なくて、もがいて、歯がゆい思いを持った選手がいる」ことを知った。プロの厳しさを目の当たりにして「もっとやらなきゃ。まだまだ足りない」と感じ取った。移籍を経験し、不動のレギュラーとなったが「その気持ちは絶対に忘れちゃいけない。(自分が出ることで)1軍で出られない人がいると思ったら、手は抜けない」。姿勢は当時と変わらない。

 4月24、25日以来の連勝で首位・ソフトバンクとは2・5ゲーム差のまま。今季3度目のお立ち台に立った背番号5は「シーズン終わっての数字が全て」と冷静だ。2試合連続3打点でも慢心はない。頼もしい背中は、かつて思い描いた理想像へと近づいているはずだ。(小島 和之)
(スポーツ報知)

 巨人の2軍戦で、打てない大田のイメージが強かったが、最近の活躍を見ると本当に素晴らしい。日本ハムに移籍して、本来の実力が開花し、よかったと思います。

日本ハム 谷口雄也 965日ぶり安打!登場曲は日向坂46「キュン」だった

 チームは13試合ぶり連勝
 日本ハム8-0西武(11日、札幌ドーム)

 戦える位置まで戻ってきた。谷口雄也外野手(26)が「6番・左翼」で3季ぶりのスタメン出場を果たした。
 そして、待望の一打は三回に生まれた。1死一、二塁の場面で外角低めの直球にバットを合わせた。打球は左翼前に弾み、2016年9月18日のロッテ戦以来となる安打を記録。965日ぶりの一打に「長かったですね」と笑みを浮かべた。四回には投手強襲の内野安も放ち、同年6月27日西武戦(札幌ドーム)以来1048日ぶりの複数安打も記録。復活を印象づけた。
 ファンからの愛称は「きゅん」
 “再スタート”となった第1打席。球場には日向坂46の「キュン」が鳴り響いた。ファンの間で「きゅん」の愛称で呼ばれている谷口。開幕1軍が決まった際にも、日向坂46ファンの浅間と浦野が、ひそかに“谷口用”にと狙っていた。
 同じ坂道グループの曲を使用している浅間は「(登場曲を)『キュン』にするとしたら、絶対谷口さんです」とニヤリ。谷口は「自分からは絶対にしない」と断固拒否していたが「勝手にやられました…。すぐ変えましたよ」と苦笑い。執念にも近い2人のエール?!が届いた形となった。
 右膝前十字靱帯損傷から復活
 17年3月に損傷した右膝の前十字靱帯(じんたい)を手術。歩くことから始まったリハビリを乗り越え、ここまでやってきた。「野球が自分の仕事。やりがいを感じて、楽しいことばかりだった。いい一日だったと思えるようにやっていきたい」と「19・5・11」をしっかりと胸に刻んだ。
 余韻に浸るのも、この日まで。シーズンはまだまだ続いていく。「きょうはきょう、あしたはあした」。1軍定着を目指す谷口がグラウンドで躍動する。(十島功)
(道新スポーツ)
 谷口・左、近藤・三、王・DHだろうか。

日本ハム 渡邉諒 逆転弾!上沢とチーム救った!

日本ハム7-5西武(10日、札幌ドーム)

 若武者の一撃がチームを救った|。日本ハムは10日、西武と7回戦(札幌ドーム)に臨んだ。3点リードで迎えた六回、先発・上沢直之投手(25)が中村剛也内野手(35)に満塁弾を浴びて逆転を許す。この厳しい状況を救ったのは渡辺諒内野手(24)だった。無死一塁から西武先発・多和田真三郎投手(26)から会心の3号逆転2ラン。6回5失点と苦しんだ上沢に4月12日・ロッテ戦以来の3勝目を贈り、チームは再び貯金1とし2位タイに浮上した。
 左中間スタンドへ今季3号
 若武者の一振りがエース、そしてチームを救った。渡辺が値千金の逆転2ラン。西武との打ち合いを制し、大事なカード初戦を取った。
 1点を追う六回無死一塁。ベンチからバントのサインはない。指揮官の期待を背中に感じながら、狙っていた西武・多和田の初球を振り抜いた。打球は日本ハムファンが待つ左中間スタンドへ。今季3号は試合をひっくり返す大きな大きな逆転V弾となった。
 「『打て』のサインが出たので、なんとしても打ちたかった。(監督から)期待されている部分もあった。しっかり結果で返すことができて良かった」


 帰ってきたエースに黒星をつけさせるわけにはいかなかった。直前の六回の守り。2軍調整から戻ってきた上沢が、まさかの逆転満塁本塁打を浴びていた。「上沢さんも苦しんでいる面があった。逆転された直後に逆転し返したことがうれしく思います」。開幕から思うように状態が上がってこないエースに、何よりの良薬となる白星をプレゼントした。
 2014年、東海大甲府高からドラフト1位で入団。大型内野手として、大きな期待を寄せられてきた。しかし、故障もあり1軍と2軍を行ったり来たり。本意ではない時間を過ごした後に、昨季は自己最多の60試合で7本塁打を記録、ブレークの兆しを見せた。「昨年、あれだけ出させてもらって今年結果が出なかったら、信用もなくなる」。プロ6年目。背水の思いで今シーズンを歩んでいる。

 さらにレギュラー二塁手を長年務めてきた田中賢が今季限りでの引退を表明し、定位置確保への決意はより強くなった。「『俺がやった方がいい』と思われないように。安心して引退してもらうためにレギュラーに定着して、チームが優勝できるように。恩返しがしたい」
 スカウティングと育成を球団方針に掲げる日本ハム。渡辺の活躍は、チームの取り組みを象徴する。昨年11月の秋季キャンプ中、栗山監督は言った。「ドラフト1位の選手が輝かないと、このチームは優勝できない」。時間をかけて育てた才能は今、芽吹きの時を迎えている。原石の輝きが増すほどに、3年ぶりの歓喜は近づく。 (中田和樹)
(道新スポーツ)

【日本ハム】渡辺諒、逆転弾&今季初猛打賞「入ってくれと思いながら走ってました」

◆日本ハム7―5西武(10日・札幌ドーム)

 日本ハムの渡辺諒内野手(24)が6回、逆転の3号2ランでシーソーゲームを制した。今季初の猛打賞も記録。平成最後の日の4月30日に誕生日を迎えたスラッガーが、10日遅れのバースデー弾を放った。打線が今季8度目の2桁安打で、先発・上沢に3勝目をプレゼント。再び貯金1を作った。

 渡辺は燃えていた。満塁弾で逆転された直後の6回無死一塁。「1点追う場面で『バントかな』と思ったら、『打て』のサインが出た」。「迷ってない」と渡辺を全面的に信頼した栗山監督の期待に、体が熱くなった。先発・多和田の内角低め140キロの直球を迷わずフルスイングし左中間スタンドへ。「しっかり捉えられたので。入ってくれと思いながら走ってました」と笑顔を見せた。

 今季初の猛打賞で勝利に貢献した。第1打席にはチーム初安打の中前打。5回の第2打席では、大田の3点適時二塁打のきっかけを作る右前打と大当たりだった。

 二塁の定位置をつかみつつある中で、日々壁にぶつかる。「本当に日によって調子が違う。精神的に一喜一憂したりする日が続くので」。8日のオリックス戦(札幌D)では3バントを失敗。真の定位置をつかむには凡ミスはいらない。「バントやエンドランのサインプレーもしっかりやらなきゃいけない。出たらこの前みたいに失敗しない様に。一発で決められるように」と信頼を勝ち得るためにやるべきことはまだ多い。

 長年二塁を守ってきた田中賢が今季限りで引退する。「賢介さんも最後の年なので。恩返しするためにも、レギュラーに定着して優勝して送れるように」。ベンチ裏では打撃の助言をもらうこともある。「まだ俺がやった方がいいって思われないように」。平成最後の日、4月30日に誕生日を迎えた24歳。令和のファイターズを担う二塁手に成長することが、大先輩へのはなむけになる。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 長打で試合をひっくり返せるのは最大の魅力だね。

2019年5月10日金曜日

【MLB】大谷翔平、復帰初安打&223日ぶりマルチで大勝貢献 復活の179キロ痛烈安打

初回にチームを勢いづかせる221日ぶりヒット、打球速度163キロの痛烈内野安打も

■エンゼルス 13-0 タイガース(日本時間10日・デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地タイガース戦に「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1打点1四球と活躍して13-0での勝利に大きく貢献した。第1打席で復帰後初安打となる先制打を放つと、第2打席には相手のグラブを弾く痛烈な内野安打。223日ぶりのマルチ安打をマークした。メジャー復帰から3試合連続でスタメン出場し、復活をアピールした。
(Full-Count)

 今季は、打者・大谷でどれだけの結果が残せるか楽しみです。

2019年5月5日日曜日

<MotoGP> サプライズ! 神の子がマルケス超え!~ファビオはクワッタハッホなのかクアルタラロなのか~

 この週末は、MotoGP第4戦スペイングランプリが行なわれています。舞台はヘレス“アンヘル・ニエト”サーキットで、土曜は公式予選日――。よほどのことがなければ土曜からニュースを上げることはないWebオートバイですが(笑)、その「よほどのこと」が起きました!
 予備予選ことQ1と、最終予選のQ2を終えてポールポジションを獲得したのは、なんとペトロナスYAMAHAのファビオ・クアルタラロ! 今シーズンMotoGPクラスに昇格してきたルーキーで、開幕戦でほら、スタート直前にグリッドでエンジンストールしちゃって最後尾スタートした、あのルーキーです! 

FP1からFP3までの総合順位で決まるQ2進出は、以下の10人。
1:ダニロ・ペトルッチ    (ドゥカティ・ファクトリー) 
2:マルク・マルケス     (レプソルホンダ) 
3:ファビオ・クアルタラロ  (ペトロナスヤマハ) 
4:アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・ファクトリー) 
5:ジョアン・ミル      (スズキECSTAR) 
6:アレックス・リンス    (スズキECSTAR) 
7:中上貴晶         (LCRホンダIDEMITSU) 
8:カル・クラッチロウ    (LCRホンダCASTROL) 
9:フランコ・モルビデリ   (ペトロナスヤマハ) 
10:ホルヘ・ロレンソ     (レプソルホンダ)

 そしてQ1を勝ち上がってきたのは
11:マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジーヤマハ)
12:フランチェスコ・バニャイア(プラマック・ドゥカティ)
なんと、バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジーヤマハ)もジャック・ミラー(プラマック・ドゥカティ)もQ2に進めませんでした。

 そのQ2では、まずマルケスが2周目にトップタイム1分36秒970を出すと、5分経過頃に続々とタイムアタックが始まって、モルビデリが2番手、ペトルッチが3番手、リンス、ドビツィオーゾが4番手を争って、クアルタラロが5番手に上がって来たり。
 このへんでみんなニュータイヤに履き替えてファイナルアタックに入ります。コースイン早々、ロレンソがフロントを切れ込ませて転倒すると、残り2分半ごろにクアルタラロがトップタイムをマーク! コメンタリーブースがドッと沸くと、間髪入れずにチームメイトのモルビデリが2番手に浮上! セッション中盤のドビツィオーゾ、終盤のペトルッチと、ドゥカティはセクター3くらいまではベストタイムできていたんだけれど、最終セクターで伸びなかったりで、マルケスも抜き返すことなくセッションは終了! ドゥカティ勢、調子よさげだけれど、この最終セクターがカギですね。

 これでクアルタラロがポールポジション、モルビデリが2番手と、ペトロナススプリンタYAMAHAが予選1-2を決めてしまいました! ペトロナススプリンタは、言うまでもなくヤマハのサテライトチーム。ファクトリーのロッシとビニャーレスはQ1落ちで、なんとかビニャーレスはQ2進出できたものの、ロッシは進出ならず5列目13番手! しかもモルビデリはロッシ道場の門下生みたいなものですから、ちょっとヤマハファクトリーの、ロッシの心中穏やかじゃないでしょうねぇ……。
 まったくマシンがよくならないよ……ってロッシやビニャーレスがボヤいたって、同じマシンか、ともすれば最新パーツがまだ入っていない方のサテライトマシンが予選1-2なんだから、ちょっとどうなってんだろう……。YZR-M1が調子いいんだか悪いんだか、ホントによくわかりませんね。

 クアルタラロは、もちろんこれがMotoGPクラスの初ポールポジション。1999年4月20日が誕生日、つまりまだ20歳と14日のクアルタラロは、最高峰クラスのポールポジション最年少記録を更新です! それまでは、まだ記憶に新しい、マルケスが2013年の第2戦アメリカズグランプリで達成した「20歳62日」でしたが、クアルタラロはこれを48日短縮したことになります。ま、どっちも「ハタチになってすぐ」には変わりないんですが、記録っていうのはそういう細かいもんですw。
ちなみにマルケスは、レースキャリアで初めて、フロントローの中で「最年長」になっちゃったそうです。クアルタラロ20歳、モルビデリ24歳、そしてマルケスは26歳です。

 「信じられない! スゴい! 36秒なんてスゴいタイム出すなんてね! ここヘレスで2回目(初回は2015年Moto3クラス時代)のポールポジションなんだ! ホントにビックリ! この結果はチームスタッフのおかげだよ。ルーキーチームなのに1-2なんてスゴいよ。今シーズン、またこういう結果を出していきたい」と走行直後のクアルタラロ。クールダウンラップでは、マルケスにコース上で祝福されて、いぃぃぃヨーーーッシャ!ってガッツポーズが初々しかったです。

 ちなみに、ここヘレスで行なわれた2018年の最終テストでトップタイムをマークした中上貴晶(LCRホンダIDEMITSU)はキャリア初のQ2ストレート進出からの3列目8番手を獲得。この予選順位も自己ベストですね。しかしタカ中上とポールポジションとの差が0秒452! ポールポジションから18番手のヨハン・ザルコ(レッドブルKTMファクトリー)までが1秒以内に収まるというモノスゴい予選でした!

 そして、ファビオ? クアルタラーロ?クワッタハッホとは別人なの?――なんてよく言われる「ファビオの苗字、読み方のナゾ」にもちょっと触れときます。
表記は「Fabio QUARTARARO」。クワッタハッホって呼び方は、MotoGPの日本でのTV中継で使われている呼び方で、これは日テレジータスMotoGPチームの方が、いつも最初に現地で本人に名前の発音を確認するものです。
 ファビオがMoto2クラスに昇格した2017年ごろに放送で使い始めたんじゃなかったかな……。2015年にCEV(=スペイン選手権)からMoto3に参戦を始めたばっかりの頃には「クワルタラロー」みたいな呼び方をしていて、確か一定していなかったはずです。

 MotoGPの英語放送を聞いていると「ファービオ・クァルタラーロ」みたいな発音をしているし、「ラーロ」のあたりが「ラーホ」に聞こえたり、「クワッタハッホ」って字幕が出ていたらそう聞こえるしで、僕もこの発音の仕方は疑問だったんです。
 で、2019年からのMotoGP昇格が決まった後、2018年の日本グランプリで、顔見知りの外国人プレスに聞いてみました。聞いた相手はイギリスのジャーナリストで、まぁ同じEU圏内だもん、わかるだろ、と。
――ねぇねぇ、ファビオのファミリーネームってどう発音するの?
「QUARTARAROだよ」
――は? なんて?
「だからQUARTARARO!QU・ARTA・RAROだよ」
――いや、わかんねぇし。
「……じゃファビオでよくね? あいつの名前はファビオだ!」
いや、そうじゃなくて(笑)。念のために、その知人からフランス人ジャーナリストにも聞いてもらったんだけど
「QUARTARAROですよ」と。か、解決にならねぇ(笑)。

 もともと、英語をカタカナに直すのさえ正解がないのに、フランス語だものね。人名だって、少し前には「ホルヘ・ロレンソ論争」がありましたよね。「ホルヘ」なのか「ホーゲ」なのか、「ロレンソ」なのか「ロレンゾ」なのか「ロレンツォ」なのか――。クルマの世界だって、JAGUARのことを「ジャグワ」って呼ぶ評論家もいるし、それでも日本人のほとんどは「ジャガー」って発音するし、カタカナ表記の正解ってないんですよね。 「メーツェデス」なのか「メルセデス」なのか、「ハーレー・ダビッドソン」なのか「ハーレー・デイビッドソン」なのか――。

 決着は、公式表記にかかっています。というのも、Moto2時代まではファビオは日本メーカー契約ではなかったため、日本語でプレスリリースが出されることがありませんでしたが、今年はヤマハのサテライトチーム所属ということで、ヤマハが日本語でプレスリリースを出しているんです。
 結論は「ファビオ・クアルタラロ」。ヤマハが発表しているんだから、これが正解! ホントは統一したいんですけどね、ここは日テレG+が折れてくれたら平和的解決なんだけど……どうなるかなー。そーっと直してもいいんですよ、G+さんw
 ちなみにWebオートバイでは今後も「ファビオ・クアルタラロ」で統一して行きます。決勝レースは、あす日曜! クアルタラロはどーなる、マルケスは? ドビツィオーゾは? そしてロッシは? タカもいちばん好きなこのコースで、トップ争い見せてくれーっ!

■MotoGP第4戦 スペインGP 公式予選結果
1 ファビオ・クアルタラロ   ヤマハ   1’36.880s
2 フランコ・モルビデリ    ヤマハ   +0.082s
3 マルク・マルケス      ホンダ   +0.090s
4 アンドレア・ドビツィオーゾ ドゥカティ +0.138s
5 マーベリック・ビニャーレス ヤマハ   +0.234s
6 カル・クラッチロウ     ホンダ   +0.295s
7 ダニロ・ペトルッチ     ドゥカティ +0.329s
8 中上貴晶          ホンダ   +0.452s
9 アレックス・リンス     スズキ   +0.471s
10 フランチェスコ・バニャイア ドゥカティ +0.504s

写真/Yamaha Honda motogp.com 文責/中村浩史
(carview)

 ヤマハのサテライトの1、2はすばらしい。
 決勝が楽しみです。

2019年5月3日金曜日

壁を越え、1軍の戦力になった渡邉諒――今ファイターズ打線に必要なパンチ力【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#100】

 それから渡邊諒に成長の跡が見えた。24日は勝ち越しタイムリー、25日は試合をいったんひっくり返す3ランホームラン。ヒーローインタビューのお立ち台にも立った。下位打線でパンチ力のあるところを見せてくれたのだ。まさに今、ファイターズ打線にいちばん必要なところだ。

 僕がハッとしたのは24日のタイムリー2塁打だった。2点ビハインドを追いついて尚も1死1、2塁の場面。あ、打つなぁと思ったのだ。あまりにもざっくりした感覚的な物言いで恐縮なのだが、得心するように「あ、なべりょ、これは何とかするな」と思った。渡邉諒からそういう感じを受けたのは初めてだ。これまでは「これからの選手」「ガマンして使う選手」という認識だった。が、そのとき渡邊諒は壁を越えていたのだ。いつから越えた? 僕は見落としていたのだろうかと思う。

 戦力になった。感覚的にはしっくり、サマになって見えたのだ。この打席何とかするなぁと思える。(結果は)何とかならないこともあるけど、何とかしようとした意図が見える。球を一球一球追いかけない。狙いがある。渡邉諒がこの先、一流の選手になるかどうかは本人次第だけど、1軍の戦力になった。僕はものすごく嬉しかったのだ。

 だから25日の2号3ランはやってくれたなぁと飛び上がった。僕はこの2試合が渡邊諒のブレークスルーだった気がしている。後々、振り返ってそう言われることになるんじゃないか。昨シーズンから試合に使ってもらって、打席に立ち続けたことが実を結んだと思う。これが経験ってやつだ。

 脇腹をケガして戦列を離れ、焦りもあったに違いないけど、よく戻ってきてくれた。もうすぐ清水優心も帰ってくる。これはプラス材料だ。故障で苦しんだ選手が1軍復帰して、戦力になってくれるのだ。ムードが明るくなる。そうやって打線も少しずつ上向いてくれたらいい。
(ベースボールチャンネル)

 二塁定着で間違いなく1軍の戦力も、後はチャンスでの勝負強さでしょう。

元稀勢の里 荒磯親方、高安を21番20勝と圧倒「体は準備していたからね」

 大相撲の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)が2日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で大関・高安(29)の稽古相手を務め、21番取って20勝1敗と圧倒した。

 当たってすぐに右上手を取り、まわしを引きつけて前に出る相撲がほとんどで、後退する場面は少なかった。「体は準備していたからね」と言う通り、春場所前に稽古相手を務めた時よりもはるかに力強かった。高安の状態について聞かれると「疲れていたんじゃないか」と大関を気遣うほどだった。

 高安にとっては、この上ない稽古相手だ。この日は勝ちにこだわるのではなく「思い切って当たって前に出る」ということが狙いだった。「当たってから勝てなかったが、ためになる稽古ができた」と大敗の中にも収穫を得た様子だ。

 自身のために体をつくってきた荒磯親方については「左四つは天下一品」と舌を巻いた。「勝てない自分もおかしいけど、力強い方ですから。それで勝ち越せるようになれば、本場所では誰にも負けない。部屋に稽古相手がいなくて、胸を貸してくれるのは幸せ。期待に応えられるように精進したい」

 6日には横綱審議委員会による稽古総見、7、8日には二所ノ関一門連合稽古を控えているが、そこまでは出稽古をせず、荒磯親との稽古を続けるもようだ。「番数が全て。力を出し切る稽古をたくさん重ねないといけない。」。最高の稽古相手の胸を借りて、令和になって初めての本場所となる夏場所(12日初日、両国国技館)に向けて仕上げていく。
(スポニチアネックス)

 現役復帰できるだろう。
 格闘家の道もあるだろう。

2019年5月2日木曜日

【日本ハム】“栗山流オープナー”で初勝利 新戦術成功で単独3位浮上

◆西武2―7日本ハム(1日・メットライフドーム)

 新戦術がようやく花開いた。救援投手を先発させた後に本来の先発投手を送る米大リーグの「オープナー」をアレンジし、先発、2番手ともに2、3回程度の短い回を投げさせる「栗山流オープナー」。今季5度目の採用で西武打線を6安打2失点に封じ、同戦術での初白星を挙げた。日本ハム・栗山監督は「それぞれの選手が自分の持ち場で責任を果たしてやってくれれば、こういう形になりやすい」と冷静に勝利を振り返った。

 アクシデントを乗り越えて勝利をつかんだ。今季初先発の堀は予定の2回を1失点と好投。3回も続投したが、先頭の金子侑を一ゴロに抑えたところで左手人さし指のマメがつぶれて降板。だが救援した玉井は落ち着いた投球で源田、秋山を打ち取り、4回からのロドリゲスにチェンジ。助っ人右腕は3回1失点の好投でリードを保った。木田投手チーフコーチは「みんなで勝てた試合だった」と各投手の働きをたたえた。

 令和初戦を制して単独3位に浮上。2位・楽天とは1ゲーム差だ。西武3戦目となる3日は加藤が先発し、この日と同様の「栗山流オープナー」での起用となる可能性が高い。「目いっぱい行くよ。あした投手がいなくなっても行ききるということが大事」と指揮官。新時代も勝利への最善手を探り続ける。(小島 和之)
(スポーツ報知)

 西武打線を抑えたことはすばらしい。
 令和最初の本塁打は山川でした。ちなみに平成は原監督。

2019年5月1日水曜日

天皇陛下お言葉全文 「即位後朝見の儀」

天皇陛下が1日、「即位後朝見の儀」で述べたお言葉は次の通り。

 日本国憲法および皇室典範特例法の定めるところにより、ここに皇位を継承しました。

 この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。

 顧みれば、上皇陛下にはご即位より、30年以上の長きにわたり、世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その強い御心をご自身のお姿でお示しになりつつ、一つ一つのお務めに真摯に取り組んでこられました。上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。

 ここに、皇位を継承するに当たり、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、自己の研鑽に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望します。
(共同通信)

 世界の平和と国民の幸せを願い、象徴としての責務を果たすことが、天皇陛下のお仕事のようです。
 平成は災害やテロが多かったけど、令和の時代はどうなるでしょうか。

【日本ハム】渡辺諒、二塁定着へ3ラン…23歳若き大砲が完璧2号

◆日本ハム6x―5楽天=延長12回=(25日・札幌ドーム)

 日本ハムの渡辺諒内野手(23)が2号3ランを放った。1点を追う7回。楽天の2番手・宋家豪のチェンジアップを左翼席中段に運んだ。一時、逆転となるアーチで勝負強さをアピール。二塁の定位置獲得を目指す6年目の若き大砲が今季2本目の放物線を描いた。試合は大田の2打席連続弾などで今季5試合目の延長戦にもつれこんだが、12回裏、途中出場の杉谷拳士(28)の適時打で6―5。今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。

 渡辺は集中力を研ぎ澄ました。1ボール1ストライク。宋家豪の抜けたチェンジアップを完璧に振り抜いた。文句なし。左翼席中段に飛び込んだアーチに、ダイヤモンドを1周しながら感情を爆発させた。

 もらったチャンスをものにした。1点を勝ち越された直後の7回裏。先頭中田が右前打で出塁。楽天守備陣の失策も絡み無死一、二塁となると、栗山監督は代打・石川亮をコール。迷うことなく初球を送らせ1死二、三塁を作った。6年目のスラッガーへの期待の表れだ。燃えないわけがなかった。

 5日の西武戦(東京D)以来の2号3ラン。チャンスでの打撃は課題の1つだった。自己最多60試合に出場し、7本塁打を放ちブレイクの足がかりを作った昨季。得点圏打率は1割8分5厘。今季試合前までも1割8分8厘と好機をものにできないことが多かった。初回に勝ち越しの2点適時二塁打を放った前夜の試合後。「これまで得点圏打率が上がってこなかった。チャンスで1本出るか出ないかで流れも変わってくる。これをきっかけにしたい」と話した通りの打撃を見せた。

 開幕から貧打に苦しんできた日本ハム打線のキーマンになる。右脇腹(内腹斜筋)肉離れの影響で開幕は出遅れたが、昇格以降は6、7番で起用。2番・大田が2戦で8安打7打点を挙げるなど、上位の状態は上向き始めた。「下位打線でチャンス作れば点が入るってことは分かった」と話していた渡辺。下位打線にもう一山作れれば、打線の厚みも増す。飛躍を期す右の大砲の成長から目が離せない。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 不動の二塁定着へ向けて、これからもチャンスで活躍してもらいたい。