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2019年5月12日日曜日

【日本ハム】渡辺諒、逆転弾&今季初猛打賞「入ってくれと思いながら走ってました」

◆日本ハム7―5西武(10日・札幌ドーム)

 日本ハムの渡辺諒内野手(24)が6回、逆転の3号2ランでシーソーゲームを制した。今季初の猛打賞も記録。平成最後の日の4月30日に誕生日を迎えたスラッガーが、10日遅れのバースデー弾を放った。打線が今季8度目の2桁安打で、先発・上沢に3勝目をプレゼント。再び貯金1を作った。

 渡辺は燃えていた。満塁弾で逆転された直後の6回無死一塁。「1点追う場面で『バントかな』と思ったら、『打て』のサインが出た」。「迷ってない」と渡辺を全面的に信頼した栗山監督の期待に、体が熱くなった。先発・多和田の内角低め140キロの直球を迷わずフルスイングし左中間スタンドへ。「しっかり捉えられたので。入ってくれと思いながら走ってました」と笑顔を見せた。

 今季初の猛打賞で勝利に貢献した。第1打席にはチーム初安打の中前打。5回の第2打席では、大田の3点適時二塁打のきっかけを作る右前打と大当たりだった。

 二塁の定位置をつかみつつある中で、日々壁にぶつかる。「本当に日によって調子が違う。精神的に一喜一憂したりする日が続くので」。8日のオリックス戦(札幌D)では3バントを失敗。真の定位置をつかむには凡ミスはいらない。「バントやエンドランのサインプレーもしっかりやらなきゃいけない。出たらこの前みたいに失敗しない様に。一発で決められるように」と信頼を勝ち得るためにやるべきことはまだ多い。

 長年二塁を守ってきた田中賢が今季限りで引退する。「賢介さんも最後の年なので。恩返しするためにも、レギュラーに定着して優勝して送れるように」。ベンチ裏では打撃の助言をもらうこともある。「まだ俺がやった方がいいって思われないように」。平成最後の日、4月30日に誕生日を迎えた24歳。令和のファイターズを担う二塁手に成長することが、大先輩へのはなむけになる。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 長打で試合をひっくり返せるのは最大の魅力だね。

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