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2019年1月15日火曜日

稀勢の里、初日から3連敗で横綱ワースト更新の8連敗




スポーツ報知

 ◆大相撲初場所 3日目 ○栃煌山(寄り切り)稀勢の里●(15日・両国国技館)


 九州場所を途中休場し、進退問題が再燃する中で初場所を連敗スタートした横綱・稀勢の里(32)=田子ノ浦=が、東前頭筆頭・栃煌山(31)=春日野=に寄り切りで敗れ3連敗。平成最後の国技館土俵で、「引退」の2文字がちらつく、相撲人生最大の危機を迎えた。 

 この日は父・貞彦さんの73歳の誕生日。巻き返しへ初日を出したかったが、通算18個目の金星を配給。さらに、昨年秋場所の千秋楽からの出場しての連敗が8となり、1999年の貴乃花と並んでいた横綱連敗ワースト記録を更新してしまった。


 昨年11月の九州場所で、横綱としては87年ぶりに初日から4連敗して途中休場。場所後に行われた横綱審議委員会では、初めて「激励」決議が出された。九州の休場を決断する際には「このままでは終われない。もう一度チャンスを下さい」と師匠に直談判。不退転の覚悟で初場所に臨んでいたが、非常に厳しい状況に追い込まれた。

◆稀勢の里 寛(きせのさと・ゆたか)本名・萩原寛。茨城・牛久市出身、32歳。188センチ、177キロ。02年春場所で鳴戸部屋から初土俵。17歳9か月の新十両(04年夏場所)、18歳3か月の新入幕(同九州場所)はいずれも貴乃花に次ぐ史上2位の若さ。10年九州場所で白鵬の連勝を「63」で止めた。11年九州場所後に大関昇進。13年12月に部屋の名称が田子ノ浦に変更。優勝2回。殊勲賞5回、敢闘賞3回、技能賞1回。得意は左四つ、寄り、突き、押し。
(スポーツ報知)
 いよいよ引退だろうか。どんなに負けてもよいから、最後まで勝負してもらいたい。

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