◆日本ハム0-4楽天(23日、楽天生命)
難敵にまたも…。日本ハムは同一カード6連戦の初戦として23日、敵地・楽天生命パーク宮城で楽天と対戦。4番・中田翔内野手(31)をはじめ打線が、昨季0勝2敗と苦しんだ先発・弓削隼人投手(26)を打ち崩すことができず七回途中まで無得点。昨季、1軍で1度も登板がなかった先発のニック・マルティネス投手(29)が二回に2本の本塁打を浴びるなど5回4失点で降板。投打がかみ合わないまま、今季2度目の零封負けを喫した。
年が変わっても”天敵”が立ちはだかった。楽天の先発・弓削とは、昨季3度対戦し、0勝2敗。防御率も1・40とほぼ完璧に封じ込められていた。 相性の悪さは、序盤から顕著だった。193センチの横手投げ左腕。長いリーチから繰り出される直球と変化球のコンビネーションに、幻惑された。弓削相手に放った安打はわずか3本。最初の打順1回りで安打を放ったのは、8番の鶴岡のみだった。特に中軸の近藤、中田、渡辺は弓削から快音を響かせることができず、見事に打線を分断された。 また、奪われた20個のアウトのうち、16個が4球以内に勝負を決められるなど、ストライク先行で投げ込んでくる弓削のテンポを最後まで崩すことはできなかった。左腕の前に2三振を喫した主砲・中田も「要所要所でコントロールが良かった。カットボール、カーブのコントロールも良かったし、相手のペースで投げさせてしまった」と脱帽。相手に主導権を与えたまま試合を進めてしまった。 七回、中田が四球を選び、初めて先頭打者が出塁。弓削にわずかなほころびが見えたが、続く渡辺、王は連続三振。横尾も代わったJT・シャギワの前に二邪飛に倒れ、流れを変えることができなかった。その後も楽天投手陣の前に沈黙し、早くも今季2度目の零封負けを喫した。 やられてばかりではいられない。「次回は対策を考えて、しっかり対応できるようにしたい」と小笠原ヘッド兼打撃コーチ。栗山監督も「いろんな理由があろうと何とかしないといけない」と続いた。 シーズンも始まったばかりだ。一つの敗戦を引きずらないことも重要となる。この日から始まった同一カード6連戦は5週続いていく。今季の”肝”とも言えるこのスケジュールでは、体のケア同様、気持ちの切り替えの早さも鍵となりそうだ。指揮官は「誰もやったことがないから(戦い方は)分からない。新たな野球の蓄積ができるし、野球の本質が垣間見えるかもしれない。そういう経験になるのは間違いない」と話す。未知の戦いとなるが、一つずつ白星を積み上げていった先に、答えはあるはずだ。
*******************************************************
弓削を打てない。フルカウントまで見ていた感があるが、早打ちでもよかったのでは。
0 件のコメント:
コメントを投稿