配信
日銀が19日、マイナス金利政策の解除を決定したことについて、林官房長官は午後の記者会見で「日銀には引き続き政府と密接に連携をはかりつつ、2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現に向け適切に金融政策運営を行うことを期待したい」と述べた。 さらに、金利上昇に伴い国債の利払い費が増え、財政を圧迫する懸念について問われると「日銀はマイナス金利の解除を含めた金融政策の修正を行うことと併せて、当面緩和的な金融環境が継続することを公表している」と指摘し、「政府としては引き続き経済金融市場への影響を注意しつつ、財政の持続可能性への信認が損なわれることのないよう、歳出効率化努力を含め着実に財政健全化への取り組みを進めていきたい」と述べた。 マイナス金利解除を受けて日本経済がデフレを脱却した状況と言えるかについては「政府としてはデフレ脱却について、物価が持続的に下落する状況を脱し、再びそうした状況に戻る見込みがないことを定義としており、その判断は金融政策の変更そのものと連動するものではない」とした上で、「日本経済が再びデフレに戻る見込みがないと言える状況には至っていない」と語った。 その一方で、春闘での大幅な賃上げや、設備投資の好調さなどを指摘し「明るい兆しが見られる。経済の好循環を実現するために今が正念場だ。デフレ脱却の判断については物価の基調や背景を総合的に考慮し慎重に判断する必要がある。様々な指標の動きについて、これまで同様丁寧に見ながら適切に判断したい」と強調した。 日銀は今回、短期金利の誘導目標をこれまでのマイナス0.1%から、0~0.1%程度に変更する。金利の引き上げは17年ぶり。
***************************************************************
デフレ脱却、金利上昇で、賃上げ⇒消費拡大⇒企業の収益増⇒賃上げの景気の好循環になるでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿