ロシア・モスクワ郊外の銃乱射事件を巡るプーチン大統領の対応が遅かったと一部で批判が出ている。 2004年に北オセチア共和国ベスランで人質330人以上が死亡した学校占拠事件以来、過去20年間で最多の犠牲者を出す惨事となったが、発生から約19時間も姿を見せなかったためだ。 今月中旬の大統領選までは国営テレビが連日プーチン氏の公務の様子を放映し、通算5選に向けたアピールに余念がなかった。だが22日の事件直後は大統領府が「プーチン氏はすぐに報告を受けた」と発表するのみ。23日未明に声明を出すと国営メディアが予告したが、誤報として訂正された。 代わりに23日昼まで旧ソ連構成国ベラルーシなどの首脳と電話会談。発生から18時間が過ぎた頃には「何に忙しいのか」(英BBC放送)といぶかる報道が出た。プーチン氏は23日午後にようやく国民向けに声明を発表した。
一方、心を痛めた国民は現場のコンサート会場近くに献花したり、献血ができる医療機関に行列をつくったりした。独立系ジャーナリストはSNSに「この状況で希望を与えるものがあるとすれば、それは人々の反応だ」と記し、政権の対応を疑問視した。
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未然に防げたテロを政治利用でしょうか。
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