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名古屋市内の小学校に通う小学生が、同級生に現金をだまし取られる被害に遭っていたことがわかった。その額は、93万円だ。
キャッシュレス時代だからこそ倫理的な部分を含めたお金の教育を
名古屋市守山区に住む親子。2024年1月に、父親は小学6年生の長男から耳を疑う悩みを打ち明けらた。 父親: 「いよいよお父さんに話さなきゃいけないことがある」と言い出して「なあに?」って軽く聞いたら「40万円騙されたんだよね」と。重ね重ね出てきて93万5000円になったということです 父親によると、名古屋市内の小学校に通う長男が、5年生だった2022年11月からの4カ月間に、複数の同級生に対して計93万円もの大金を支払ったという。 そのきっかけとなったのは1枚のメダルだった。 長男: 純金だと騙されたメダルも、音楽の時間に見せられて 同級生に見せられたのは、名古屋港水族館の記念メダルだ。 実際には数百円で販売されているものだが…。 <同級生> 「今後、価値が上がるよ」 メダルが純金でできているとウソを言ったうえで持ち掛けたのは、まるで投資話だった。 <同級生> 「金は1gで9000円。価値は上がり続けるもの」 同級生にメダルの購入を40万円で勧められた長男は、36万円を支払ってしまった。さらに…。 父親: カナダ10ドル札は、日本円のお札にはない「透かし」、透明部分がありまして、(同級生は)このお札はプラスチックという設定にしようとなるわけです 同級生たちは、カナダの10ドル札を「珍しい紙幣」と言って25万円で。 さらに、実際には高額で取引されていない日本の古い紙幣を10万円で買わせていた。 なぜ小学生同士でこれほど高額な金銭のやりとりが起きたのか。 父親: 息子が100万円持っているという話を学校でしてしまったと 長男: (同級生から)「お前ん家、貧乏なんだろう」とか言われて。お金のことでバカにされた記憶があったので、やっぱり見返したいという気持ちがあった 家の経済状況を馬鹿にされたように感じた長男。自宅に「100万円がある」と同級生に伝えてしまった。 しかしその100万円は、長男がもらった入学祝いやお年玉などを、母親が将来のために密かに貯めていた大切なお金だった。 父親によると、一部の同級生の親は謝罪し、93万円のうち25万円は返金されたが、70万円近くがまだ戻っていないという。 長男: 親にいろいろ注意された時からだんだんわかってきて、そこから(お金の知識を)身に付きました 子供たちの間で起きるお金のトラブルをどう防げばいいのか。子どもや親を対象にお金の使い方などを教えている専門家は…。 キッズ・マネー・ステーションの八木陽子代表: お金を悪いことをして手に入れるのはよくないよねと、人を騙すのはよくないよねと、倫理的な部分と一緒に教えていくのがお金の教育だなと。キャッシュレスだったり、何でも宅配で届く時代なので、お小遣いとか自分の中で考えて使ってみるみたいな体験をしてほしい 父親: 今いくら持っていて、これだけのお金で何がどれだけ買えるのかというのを改めて考えとして持てるような、お金の教育をしていきたいなと思っているところです 父親は警察に今回のトラブルを相談していて、警察は詐欺の疑いもあるとみて慎重に調べている。 (東海テレビ)
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だまし取る小学生は、将来の特殊詐欺の予備軍でしょうか。
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