「ドジャース11-15パドレス」(21日、高尺スカイドーム)
ドジャースの山本由伸投手はメジャー初登板となる先発マウンドに臨み、いきなり1死も奪えず2失点。さらに犠飛と2本の適時打も重なり、計5点を失った。1回5失点KOで初黒星となってしまった。
初回、先頭のボガーツに96マイルのストレートを投じたが、いきなり二遊間を破られた。次打者・タティスをストレートで押し込み追い込んだが、インサイドへの変化球が抜けて死球となった。一、二塁とピンチが広がり、クロネンワースには浮いた変化球を右翼線へはじき返される三塁打で、いきなり2点を失った。
なおも無死三塁とピンチは続き、マチャドはフルカウントからのスプリットを見極められ四球で歩かせた。ここで投手コーチがマウンドに向かって間を取った。5番、キム・ハソンにもボールが先行し、カウント3-1から中堅へ犠飛を打ち上げられた。
直後に暴投で得点圏に走者を進めたが、プロファーを空振り三振に仕留めメジャー初奪三振をマーク。キャンプサーノは三ゴロに打ち取ったかに思われたが、マンシーが三塁線のゴロを捕球できず、左翼線を転々とする間(記録は適時二塁打)に一挙4点のビッグイニングを許した。
さらにウェイドにも右翼線適時二塁打を浴び、5点目を失った山本。9番・メリルの打席で球数が40球を超える異常事態に陥った。ブルペンではリリーフ投手が準備を始める様子も映し出される中、最後はインサイドのカーブで空振り三振。3アウトを奪いベンチに戻る際には、強ばった表情を浮かべた。この回限りで交代を告げられた。
試合開始直前はベンチでチームメートとハイタッチをかわしながら、トラビス・スミス、ストレングスコーチと胸を大きく張るポーズをかわした。新通訳のアイアトン氏と言葉をかわし、大きく背伸びをして今か今かとベンチ前で憧れの瞬間を待ったが、厳しい立ち上がりが待っていた。
ゲームはドジャースが最大7点差を1点ビハインドに迫る猛追を見せたが、八回に大谷が同点機で凡退するなどあと一歩及ばず。韓国シリーズは1勝1敗の痛み分けとなった。
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制球難で、ストレートを狙われ、最悪のメジャーデビュー戦でした。
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