ドジャースの大谷翔平投手(29)が、通訳を務めていた水原一平氏(39)が解雇された経緯について、韓国ソウルで行われた20日の開幕戦の試合後ミーティングで初めて知った可能性があることが22日、分かった。水原氏の違法賭博を報じた米スポーツ専門局「ESPN」のT・トンプソン記者が「ファーストテイク」という同局スポーツトーク番組の中で明かした。
水原氏の解雇が21日に発表されて以降、大谷とチームが沈黙を貫く中で、衝撃的な報道がなされた。事件が明るみに出る前の20日、水原氏に90分電話インタビューを行ったT・トンプソン記者が、ESPNのトーク番組の中で、大谷がこれまでの水原氏の賭博関与、自身の銀行口座からの送金について、20日のパドレスとの開幕戦終了時まで、知らなかったと語ったのだ。
同記者は現場にいたド軍職員からの情報として、当日の様子を詳細にリポート。開幕試合後に、ド軍オーナーのM・ウォルター氏がクラブハウスでミーティングを招集し、ESPNが違法賭博について報道する旨を伝え、水原氏が謝罪を行ったと話した。ギャンブル依存症と告白した水原氏に対し、ある選手が「だからどうした?」と突っ込むと、CEOのS・カステン氏が「大谷名義の口座から(違法賭博業者に水原氏の借金返済に充てて)送金されている」と説明したという。
驚きなのは、次だ。大谷が複雑な英語での説明を理解できず「何?」となり、ミーティング終了後に別の通訳に説明してもらい、初めて状況を知ったという。あくまで情報源からの証言ではあるが、同記者は「大谷はその話を聞いて初めて、自身の銀行口座からお金がなくなっていることに気づいた」と続けた。
水原氏は、連邦政府の捜査を受けている南カリフォルニアのブックメーカー(賭博業者)、M・ボウヤー氏と21年に知り合い、違法スポーツ賭博にはまり23年までに負債額が450万ドル(約6億8000万円)にまで膨れ上がっていたと米メディアは報じている。90分間の取材の中で、水原氏は23年に大谷に巨額の借金がある事実を明かし、負債の肩代わりを依頼。大谷は了承したが水原氏に金を渡すと再びギャンブルすることを恐れ大谷がパソコンで賭博業者に「ローン」の名目で送金したとしている。
だがその後、大谷の代理人弁護士が、大谷の銀行口座からの紛失金が「巨額の窃盗被害」と声明を発表すると、水原氏も「大谷はギャンブルや借金について何も知らなかった」と前言撤回。同記者が電話で「あなたは私にウソをついたの?」と聞くと、水原氏は「イエス」と答えたという。
23年の9、10月に50万ドル(約7500万円)ずつ送金されたと報じられているが、同記者は「水原氏や他の情報筋によると、8~9回は送金があった」と説明。同番組でホスト役は「どうやったら通訳が選手の銀行口座から金が送れるんだ? 大谷は自身は全く関与していないと話す日が来るのか?」などと口にした。大谷は米国に戻ったが、野球に集中できる環境は、整うまで時間がかかりそうだ。
*************************************************************
おバカな通訳の違法賭博で、大谷の選手生命に影響がないことを祈るだけでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿