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2018年10月21日日曜日

MotoGP日本GP決勝:マルケス、死闘を制しタイトル3連覇達成

MotoGP日本GPの決勝レースが行われ、マルク・マルケスが優勝。2018年のチャンピオン獲得を決めた。
 
 MotoGP日本GPの決勝レースが行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝。2018年のチャンピオン獲得を決めた。

 気温24度、路面温度35度、日曜日のツインリンクもてぎ上空は青空が広がり、絶好のコンディションでレーススタート時刻を迎えた。

 ホールショットを決めたのは、ポールポジションからスタートしたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)。2番グリッドのヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)と、3番グリッドのジャック・ミラー(プラマック・ドゥカティ)は若干接触しかけるシーンもあった。


 その間隙を縫って、大きく順位を上げたのが、6番手スタートだったマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。1周目にミラーをも交わして2番手まで浮上した。

 12番グリッドの中上貴晶(LCRホンダ)はスタートこそうまくいったがコースオフするシーンがあり、1周目に21番手までポジションを落としてしまうこととなった。

 9番グリッドからスタートしたバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も、レース序盤は好ペース。5周目までに5番手まで浮上してみせる。

 この5周目には、クラッチローがマルケスをオーバーテイクし、2番手に浮上する。またロッシもミラーを抜いて4番手に上がった。

 クラッチローが2番手に上がるのを見たドヴィツィオーゾはペースアップ。マルケスとの差を広げようとする。これにクラッチロー、マルケスはついていくが、ロッシ以下はこれについていけない。一方マルケスはドヴィツィオーゾから離されまいと、マルケスはクラッチローを抜き返し、ドヴィツィオーゾにプレッシャーをかける。

 ロッシの後方からは、アンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスのスズキ軍団がプレッシャーをかけてくる。そして10周目にはイアンノーネがロッシを抜き、さらに11周目にはリンスもロッシをオーバーテイクする。

 この11周目には、ミラーがザルコに抜かれ、さらにその直後には転倒を喫してしまう。

 14周目、マルケスがドヴィツィオーゾを抜いて首位に浮上する。しかし若干コースオフ仕掛けたことで加速が鈍り、ドヴィツィオーゾが抜き返す。さらにクラッチローもマルケス攻略を狙うが、マルケスはこれをなんとか抑えた。この間にスズキ勢の2台もトップ集団に追いつき、5台の先頭争いとなった。

 ただその直後だった。イアンノーネがヘアピンでまさかの転倒。リタイアとなってしまう。

 残り8周というあたりから、ドヴィツィオーゾがペースアップ。マルケスはこれについていくものの、クラッチローとリンスは遅れ始めていく。優勝争いはドヴィツィオーゾとマルケスのふたりに絞られた格好だ。

 20周目の最終セクターで、マルケスはブレーキングを極端に遅らせ、ドヴィツィオーゾとの差を一気に詰める。そして21周目のV字コーナーでドヴィツィオーゾをオーバーテイク。ついに首位に立った。

 逃げ切りを図りたいマルケス。それを阻止したいドヴィツィオーゾ。ドヴィツィオーゾは必死にレプソル・ホンダのマシンの後ろに食らいついていく。まさに死闘である。

 23周目のヘアピン。なんとドヴィツィオーゾがまさかの転倒。これでマルケスが完全にひとり旅の状態となる。

 マルケスはそのまま危なげなく走り切り、トップチェッカー。マルケスが2018年の日本GP優勝と、同年のチャンピオン獲得を決めた。マルケスはこれでタイトル3連覇。通算5回目のチャンピオン獲得となった。

 2位にはクラッチロー、3位にはリンスが入った。ロッシは5位。日本勢は中須賀克行(Yamalube Yamaha Factory Racing)が14位、中上貴晶は15位でのフィニッシュとなった。

 タイトルを決めたマルケスは、コースサイドに用意されたビデオゲームをプレイ。恒例のゴールドのヘルメットを取り出し、ウイニングランを行った。
https://jp.motorsport.com/motogp/news/motogp-japan-race-marquez-report/3199291/

 圧倒的にドゥカティ有利の状況で、日本でホンダが勝てたことは素晴らしいし、顔が立ったということでしょうか。

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