――平日の月曜日にもかかわらず、札幌ドームには全道からファンが来た。
「向こう(米国)に行くと言ってからも、いろんな方が足を運んでくれて。きょうも僕自身びっくりしている。本当にありがとうございます」
――ネクタイの色、メッセージは。
「赤と青を足して紫にしました」
――花巻東高校のスクールカラーでは?
「結果的に、そこも踏まえて。そうなりました」
――2012年12月25日、入団会見からちょうど5年。この5年間、何が成長できたか。
「僕は北海道で寮と札幌ドームを往復する毎日だった。野球だけに没頭できる5年間だった。その環境を与えてもらえた球団のみなさん、ファンのみなさんにものすごく感謝しています。自分が目指す方向にすごく成長できた」
――札幌ドームで一番印象に残るプレーは。
「初登板はすごく思い出があるかなと思います。緊張もしましたし」
――ご両親への思いは。 「父は野球を教えてくれた最初の人なので、そこに感謝したい。母は、やりたいことを、僕のやりたいようにやらせてくれたことにはすごく感謝しています」
――二刀流を日本でやり遂げたという手応えは。
「やり遂げたという感情はない。まだまだ道の途中。ここ(ファイターズに)に来ると決めたときは、栗山監督をはじめ、ごく少数の人たちしか『できる』と思っていなかった。そこに関しては、そういう考えを持っている人たちが僕の周りにいたことは、僕にとってラッキーだった」
――栗山監督は報道陣から大谷選手について聞かれると、厳しいコメントが多かった。
「監督室では『体、大丈夫か』と、真逆でした。感謝しています。僕を守るという意味で、あえて厳しくやってくれているんだなというのは記事を見て思うので。発信の意図を理解していました」
――メジャーに挑む覚悟を。
「覚悟というか気持ちみたいなものは、今まで、言い続けてきた。きょう実感しているのは、これだけの方に来てもらい、僕が入団したときにはない後押しだと思っています。あのとき直接行くよりは、この5年間を踏まえて、これだけ多くの人に背中を押してもらえるということが、僕にとってすごく大きなことなんじゃないかなと、きょう実感しました」
――子どもたちに伝えたいことは。
「こういうふうになりたいではなくて、ぜひ、超えるように頑張ってほしいと思っています。僕も負けないように、もっともっとうまくなりたいと思っているので。何年後かに、一緒にプレーできるかもしれない。それを楽しみに、一生懸命がんばりたい」
――今後はどんなプレーで、ファンを魅了するか。
「ここ(ファイターズ)で教えられたことを、向こうでやりたい。今まで野球を一緒にやってきた人、お世話になってきた人の思いも一緒にプレーに乗せて、一生懸命がんばりたい」
――北海道、ファイターズに来てよかったですか。
「よかったです」
――今後、北海道に戻ってくる予定は?
「(米国に)行くと決めた以上は、自分ができるまで、がんばりたい。みんなから『一番だね』と言われる選手を目指すうえで、今に集中したい。どうなるかわからないですが、今の時点では、エンゼルスでお世話になるので、そこで一生懸命、1日1日がんばっていきたい」
(朝日新聞デジタル)
打者・大谷の活躍を楽しみにしている。
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