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第50回衆院選が15日に公示され、27日の投開票に向け決戦が始まる。小選挙区定数「10増10減」などを受けた新区割りで初めて実施され、小選挙区289、比例代表176の計465議席を争う。自民党の派閥裏金事件が表面化して初の総選挙で、「政治とカネ」の問題に国民の審判が下される。 自民は裏金事件の大逆風に加え、裏金前議員の公認・非公認の選定で石破茂首相(自民党総裁)の方針が二転三転するなど、ゴタゴタの中で選挙戦に突入する。勝敗ラインは公明党と合わせ過半数(233議席)の確保だが、首相は14日、党本部で記者団に「状況は非常に厳しいことは認識している」と述べた。 自民関係者によると、今月上旬に行った情勢調査で、旧安倍派の裏金前議員を中心に30人程度が落選する可能性があるとの結果が示された。単純に現有256議席から引けば、単独過半数を割る数字。別の関係者は、接戦区が40ほどあるとした上で「最悪のケースでは自民は200議席にも届かない」と指摘。現有32議席の公明党は25前後にまで落ち込むとの観測もあり、自公の過半数割れも想定されているという。 一方で、投票率の状況、選挙戦中の首相や党幹部の失言、または野党の敵失などの変動要因で「接戦区はオセロのようにパタパタパタッと大きく振れる」(同関係者)として、自民の単独過半数クリアの可能性も十分あるとの見方も示した。 政権交代を狙う立憲民主党は、現有98議席から180~190議席へ倍増近く伸びる可能性もあるとみられる。関係者によると「100台後半はいけると踏んで、候補者が足りなくならないように急いで比例代表の候補を増やした」という。 「自公で過半数」は安倍晋三元首相、岸田文雄前首相も公言した、いわば“常とう句”。こう言いながらも自民は、直近4回の衆院選全てで単独過半数を獲得してきた。党関係者は「“自公で過半数”は高いハードルではなかった。ただ今回ばかりは本当に高いハードルだ」と危機感を募らせている。
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裏金議員とブレる石破首相の自民党に、国民はどのような審判を下すでしょうか。若者や無党派層が投票して、投票率が上がるでしょうか。
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