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「裏金議員」は一転、厳しい立場に――。石破茂首相は6日、派閥の政治資金パーティー裏金事件に関わった一部の議員を次期衆院選で非公認とする方針を発表した。直前まで「原則公認」で調整していたとされる自民党。突然の方針転換に、非公認となる陣営、街の人は何を思うのか。 「え? 非公認? そうなの?」 次期衆院選で東京24区に立候補を予定する自民党の萩生田光一・元政調会長(61)の地元・東京都八王子市。萩生田氏と長く活動を共にしてきた自民関係者は、非公認とする石破首相の方針に驚きを見せつつ「八王子に必要な人。いずれにしてもちゃんと支えていく」と強調した。 安倍派で「5人衆」と呼ばれる実力者の一人だった萩生田氏は、政治資金収支報告書への不記載額が2728万円あり、4月に党本部から「役職停止1年」の処分を受けた。不記載額は現職で3番目に多かったものの、衆院の政治倫理審査会には出席していない。 萩生田氏は次期衆院選に備え、この日も八王子市で各種行事に出席。市出身の医師を顕彰するイベントではマイクを握る場面もあったが、裏金問題には触れなかった。 石破首相が萩生田氏ら一部の「裏金議員」を非公認とする方針を発表したのは、その後のことだ。別の関係者は「仲間から『そう(非公認に)なっちゃったみたい』と連絡があった。でも我々としては、駅の街頭演説などやるべきことを粛々とやっていくだけだ」と話した。 不記載額が1817万円に上り、萩生田氏と同様に「役職停止1年」の処分を受け、非公認となる平沢勝栄・元復興相(79)=東京17区=の事務所がある東京都葛飾区。地元の人の反応はさまざまだった。 無職の小林恵子さん(87)は「今回も応援するけど、裏金のことはしっかり説明し、返金するなり対応してほしい」と注文を付けた。商店を営む男性(59)は「裏金自体は昔からあったことなのだろう」としつつ、「平沢さんはもう年だし、引退してよいのではないか」と冷めた様子だった。 自営業の長谷幸太郎さん(83)は「平沢さんは面倒見が良く人気がある。公認がなくても勝てるだろう」とみる。そのうえで「野党は裏金問題で自民が追い込まれているのに、対抗する政策もなくバラバラのまま。この状況が続けば、自民に票を入れることになる」と話した。【野倉恵、寺町六花】
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旧安倍派の大量落選で、少しは日本の政治もよくなるでしょう。
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