【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は21日、米主導によるウクライナ紛争終結を視野に入れた自身とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の首脳会談の実現に向けた試みにもかかわらず、ロシアの側が会談を避けていると非難した。
ドナルド・トランプ米大統領は、ゼレンスキー、プーチン両氏を交渉のテーブルに着かせることで、3年半にわたるロシアによるウクライナ侵攻を終結させようとしている。
だが、先週米アラスカ州で行われたプーチン氏との首脳会談や、18日に米首都ワシントンで行われたゼレンスキー氏、欧州首脳それぞれとの会談にもかかわらず、和平合意に向けた具体的な進展はほとんど見られない。
ゼレンスキー氏は夜の演説で、ロシアが「会談をうまく逃れようとしている」と主張。
「率直に言って、ロシアからのシグナルはまったくもって言語道断だ。彼らはこの戦争を終わらせたくないのだ」「彼らはウクライナに大規模な攻撃を続け、前線でも猛烈な攻勢をかけ続けている」と続けた。
ゼレンスキー氏はプーチン氏との会談に意欲を示しているが、戦闘終結後のロシアによる将来の攻撃を抑止するためのウクライナへの安全保証について同盟国が合意した場合に限るとしている。
ゼレンスキー氏は、会談は「中立」な欧州の国で行われるべきだとして、モスクワでの首脳会談は排除している。また、中国がウクライナの安全を保証する案も拒否している。
一方、ロシアは、ウクライナは「長期的な」和平には関心がないようだとして、ロシア側の要求と相いれない保証を求めていると非難した。
トランプ氏は、和平合意の可能性を探る期間として2週間を設定。右派メディアのニュースマックスに対し、交渉が決裂した場合、米国は「おそらく別の対応を取らざるを得なくなるだろう」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News
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当初から、ロシアが和平交渉拒否は、想定内でしょう。

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