「赤絨毯」で出迎えたトランプの狙い
「赤絨毯」扱いを、英語ではred carpet treatmentと言うが、それは単に赤い絨毯を敷くことだけでなく「手厚くもてなす」「盛大にもてなす」という意味が込められている。 西側諸国のマスコミは、ウクライナの都市を侵略し、住民を殺害し、子供達を誘拐していくロシアの張本人を「手厚く」「盛大」にもてなすとは何事かという批判を込めてこの表現を使ったことは間違いない。 プーチン大統領を「赤絨毯」で出迎えることにトランプ大統領の意図があったのは間違いないだろう。 「ディール・メーカー(交渉上手)」を自認するトランプ大統領は、国際的に四面楚歌のプーチン大統領を「手厚く」「盛大に」出迎えて心を和ごませ、交渉の主導権を握ろうと考えたことは十分に考えられるからだ。 しかし、会談後関係者から漏れ伝わる情報によれば、トランプ大統領はウクライナ東部地方のロシアへの割譲と引き換えに和平を約束するというプーチン大統領の提案に合意したとも伝えられる。 せっかくの「赤絨毯」も効き目がなかったのだろうか、あるいは逆にそれでプーチン大統領はトランプ大統領の弱気を見抜き、強気に出て会談を支配したのかもしれない。
(執筆:ジャーナリスト 木村太郎)
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チキンか、何らかの脅しか。
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