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MLBが開幕して約1週間――。各試合の激闘はもちろん、さまざまなドラマが球界を賑わせる中で、小さくないトピックとなっているのが、「ABSチャレンジ」という新たな判定システムだ。 マイナーとオープン戦での限定的なテスト期間を終え、今季からMLBで本格導入された「ABSチャレンジ」は、ボールやストライクをロボット審判の検証に委ねる最新鋭の判定ルールである。その利用方法には取り決めも設けられ、各チームの打者、投手、捕手のみが1試合2回まで権利を保持。チャレンジが成功すれば回数は減らず、延長戦まで利用権が残っていた場合には、使い終わった次のイニングから、逆の場合は残っていなければ、突入後から1イニングごと上限1回まで、権利の再獲得ができる。 この一見すると単純そうなシステムだが、すでに米球界内では反響が拡大。悲喜こもごものドラマを生んでいる。 その中で自身の判定水準が可視化される審判たちに、ある種の“同情”を唱える声もある。1975年から99年までMLB審判を務めたリッチー・ガルシア氏は、米スポーツ専門局『CBS Sports』などに対して「試合を捌いている審判たちにとって、これほど恥ずかしいことはない。そうだろう? 3万人、4万人、もしくはそれ以上の観客の前で恥をかかされるのは、誰だって嫌だろう」と指摘。 さらにガルシア氏は、「要するにMLBが言わんとしているのは、『あんたら審判たちのストライクゾーンは信用できないから、野球のことを何も知らないコンピューターオタクたちが操作するシステムを使うぞ』ってことだ。その男たちは物理学の博士号か、一体何の学位を持ってるのか知らないが、とにかくあれこれ測定する役目を担うことになる」と拒否反応を示すように語った。 もっとも、現地時間3月28日に行われたレッズとレッドソックスの一戦では、球審を務めたCB・バックナー氏が両チームから8度もチャレンジを要求され、6度も判定が覆る事態も発生していた。こうした状況から、より正確な判定が下されることをポジティブに捉える向きもある。 先述のガルシア氏の意見をまとめた『CBS Sports』のマット・スナイダー記者は「いったいどちらがより屈辱的だろうか? たった0.1インチの判定ミスで即座に修正される方か、それとも、どちらかのチームの敗北に繋がるような判定ミスで、自分の名前と誤審シーンがSNS上で拡散され、何千万人もの人が、自分を酷評することか」と書き出し、「ガルシアの意見がどれほど的外れか。ABSはむしろ審判たちを助けている」と論じている。 「レギュラーシーズンだけで162試合もある長丁場で、時速100マイルの速球を100分の1インチ単位で完璧に判定することは、もはや人間には不可能だ。その中で全球正確なジャッジを期待するのは不公平とも言える。我々は皆人間。とんでもない誤審を防ぐために、少しばかりの助けを借りることに何の問題もない」 審判の存在価値を含めて賛否両論を生んでいる印象もある「ABSチャレンジシステム」。ちなみにMLBのあらゆるデータを取りまとめている『Savant』によれば、現地時間3月29日の試合終了時点での打者側の成功率は46%(57回のチャレンジ)で、捕手側の成功率は61%(67回のチャレンジ)を記録。どちらがより正確にボールを捉えられているかも興味深いところかもしれない。
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主審の誤審が多すぎです。すべてロボット審判のジャッジでよいでしょう。

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