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高市早苗首相が固執していた2026年度予算案の年度内成立は断念に追い込まれた。衆院は「数の力」で押し切ったが、少数与党の参院では通用しなかった。首相は年度内成立に消極的だったとみて参院自民党への不満を募らせるが、首相の見通しの甘さや、参院を軽視するかのような態度に対し、自民内には冷ややかな見方が広がる。
甘い見通し、党内冷ややか
「国民の安心と強い経済構築のためという思いが、野党の皆さまと共有できなかった」。首相は30日の自民役員会で、野党に責任を求めるような表現で、予算案の年度内成立断念について説明した。 だが、そもそも16日に参院で実質審議入りした時点で、年度内に十分な審議時間を確保するのは困難との見方が与野党内の共通認識だった。 参院での審議時間は30日現在39時間で、野党が求める60時間から依然としてほど遠い状況。自民参院幹部は30日、「年度内成立が難しいのは想定の範囲内」と周囲に漏らした。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は当初から「魔法のつえでも無い限り、無謀な年度内成立は諦めた方がいい」と語っていた。 少数与党の参院では、予算委員長の職権で強行採決を繰り返した衆院のように審議を進めれば、予算案だけでなく、その他の法案審議も滞る可能性が高い。参院自民幹部は「年度内で国会が全て終わるわけではない。それが官邸とわれわれの認識のずれだ」と断じる。 首相が年度内成立にこだわる中、参院自民幹部は官邸に直接出向き、木原稔官房長官に暫定予算編成を要求。首相周辺からは「参院側から暫定予算の必要性を言ってもらって良かった」と安堵(あんど)の声が漏れたが、その後も首相は周囲に「年度内成立はやれるはず」と語っていたという。 「首相は衆院選で大勝したのに、国会が思い通りに動かないことに怒っている」。首相周辺は30日、こう漏らしたが、参院は衆院のように解散もなく、もともと人事などでも衆院に比べ独立性が強い。 参院自民には、充実した審議時間を確保することで、「独立国」(中堅議員)とも称される参院の存在感を示す狙いもあるとみられる。石井準一参院幹事長を中心にグループをつくる動きもあり、官邸内は警戒感を強める。 首相はなおも早期成立を目指しており、首相が出席する「集中審議」を1、2日に開く代わりに3日に成立させるよう参院側に求めていたという。この日程も現実的ではないとの見方が支配的で、自民参院国対幹部は板挟みの状況に「しんどい」と周囲に嘆く。 自民ベテランは「最初から無理なことは分かっていた。何のためのメンツかわからない」と苦言。重鎮は「首相は国対について理解がない。衆院選に勝って何でもできると、甘くみていた結果だ」との見方を示す。
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参院自民がまともで常識的ということでしょう。

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