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2018年9月11日火曜日

現代人が注意すべきは、カロリーよりも糖質のとり過ぎ

●カロリーは気にしない、注意すべきは糖質の量だけ

 糖尿病が先進国ならではの“ぜいたく病”だったのは20世紀の話。WHO(世界保健機関)によると、2014年の時点で世界の糖尿病患者数は4億2200万人を突破したという。「今の時代、糖尿病は普通に暮らしている庶民がかかってしまう病気なんです」と山田さんは指摘する。
 
 糖尿病の原因となる高血糖、そして高血圧や脂質異常は、放っておくとドミノ倒しのようにさまざまな病気を発症する。この現象は「メタボリックドミノ」と呼ばれる。中でも糖尿病は病状が進むと網膜症を起こして失明したり、神経障害を起こして脚を切断するような深刻な合併症を引き起こす。最近では、日本人の最大の死因であるがんのリスクを高めることも分かってきた。

 その糖尿病は代表的な生活習慣病であり、予防・改善するには生活習慣を改善することが大切になる。かつて生活習慣の改善とは節制することだったが、「それでは人生が楽しくない。“不摂生”をしながら健康になれる生活習慣がある。それが“ロカボ”です」と山田さんは笑顔を見せた。

 ロカボとは、ゆるやかな糖質制限食だ。一般的な日本人は1食で90~100グラム、1日で約300グラムの糖質をとっている。ロカボでは1食の糖質を20~40グラム、糖質10グラムのスイーツも入れて、1日に摂取する糖質を70~130グラムに抑える。「ちなみに、おにぎり1個の糖質が40グラム程度」(山田さん)。

 つまり、1食の糖質摂取量をざっくり半分から3分の1にすればいいわけだ。なお、カロリー制限はまったくなく、たんぱく質や脂質はおなかいっぱい食べていい。糖質にさえ注意すれば、お酒を飲んでも構わない。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180911-43837923-gooday-hlth
(日経グッテイ)

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