大谷の右肘について、現地の専門家たちは手術は避けられないとの見方をしている。問題はどのタイミングで行うかだ。
手術を受けてから投手として試合のマウンドに戻るには、最低1年以上かかる。だが、ヤフースポーツが取材した4人の専門医によると、来シーズンにリハビリをしながら指名打者として試合に出ることは可能だという。打者としての復帰には、手術を受けてから4か月半から6か月かかる。
オレンジ・カウンティ・レジスター紙でエンゼルス番記者を務めるジェフ・フレッチャーは開幕前、いずれ大谷は投手か打者どちらか一本に絞るだろうと話していた。その考えは今も変わらないという。大谷がいつか大型契約を結べば、二刀流につきまとうケガのリスクは大き過ぎるからだ。
「たぶん2025年には、もう二刀流はやっていないだろうね。もしエンゼルスが2億ドル(約220億円)で大谷を獲得していたら、二刀流をやらせていなかったと思う」
ただし、フレッチャーは二刀流をやめた大谷が、投手と打者のどちらを選ぶのかについては、考えが変わったと話す。「大谷はいつかピッチングに専念するだろうと思っていた。でも今は分からない。打者としても素晴らしいからね」
大リーグでデビューをしてからわずか数カ月で、専門家たちの考えを改めさせてしまうほどのインパクトを与えた大谷。これからの野球人生で、さらにどれくらい進化して野球界の常識を変えていくのか。
想像もつかないほどの可能性があることは間違いない。
(志村朋哉/在米ジャーナリスト)
(時事ドットコム編集部)
いずれは、打者・大谷で一流の大リーガーだろう。
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