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2018年9月21日金曜日

渡邉諒 日本ハム プロ初2戦連発…内角真っすぐ「素直に」強振

◆日本ハム7―9ソフトバンク(20日・札幌ドーム)

 日本ハムの渡辺諒内野手(23)が、20日のソフトバンク戦(札幌D)に「7番・二塁」で先発出場し、6回に一時は同点に追いつく7号ソロ。19日・西武戦(メットライフ)の第4打席に放った6号2ランに続く、プロ初の2戦連続アーチとなった。試合は最大4点差を逆転され、3連敗。2位・ソフトバンクに4ゲーム差をつけられ、CSの本拠地開催に暗雲がたれこみ始めた。

 渡辺のバットが最短の軌道を走った。内角高めの146キロ。左腕・モイネロの角度のある直球をシャープにはじき返した。「インコースの真っすぐで、厳しいコースだったとは思いますが、素直にバットが出ました」。ハム党が待つ左翼席まで一直線。勝利にはつながらなかったものの、西武の変則左腕・小石の直球を左翼席へ運んだ前夜から2戦連続のアーチで、流れを引き戻した。

 不穏なムードを、一瞬でもはねのけた。初回に4点を先制しながらも、6回に5失点し、逆転された。白星が消えた先発・ロドリゲスは、ベンチでタオルをかんだ。攻守がかみあわない焦燥感。首位・西武に完敗した停滞感をそのまま残したようなベンチの雰囲気を、直後の一発で振り払った。4回には右前打も放ち、9月4日・西武戦(旭川)以来の10戦ぶりのマルチ安打を記録。上位相手に痛恨の3連敗を喫したチームの中で、気を吐いた。

 成長のシーズンだ。夏場から二塁手の1番手として、先発起用。プロ5年目で最多の47試合に出場する。前夜に6号2ランを放つまで、14打席連続無安打。生みの苦しみも経験する中で、実戦でしか学べないものを吸収している。「打てていない期間を狭めていかなければ。それを待っている」と栗山監督も期待を寄せた。(秦 雄太郎)
(スポーツ報知)

 試合は負けたけど、本塁打ありで、楽しい試合でした。

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