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2018年9月3日月曜日

【MLB】大谷翔平、新人王獲得の条件は? 米記者が議論「100年ぶりに現れた野球選手だ」

復帰登板の二刀流、ヤンキース勢と争う新人王レースをESPNが展望
 米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、敵地アストロズ戦に先発。3回途中2失点で88日ぶりの復帰登板を終えた。初回には復帰後初三振を奪取。あまりのキレ味に打者も反応できなかった“鋭利スライダー”をMLB公式ツイッターも動画付きで速報し、米ファンに興奮を呼んだ。二刀流が復活し、米メディアは新人王レースに脚光。大谷の獲得条件の一つとして、ある記者は「残りシーズンで30イニング、防御率3.00以下」を挙げている。

 二刀流が再び、米国に興奮をもたらした。初回2死一、二塁、大谷は5番ホワイトに対し、フルカウントから鋭利に曲がるスライダーで見逃し三振を奪取。復帰後初Kの瞬間をMLB公式ツイッターも「ショウヘイの三振が帰ってきた」と動画付きで速報し、米ファンに興奮をもたらすなど、存在感を見せつけたが、米メディアは大谷の賞レースにスポットライトを当てている。

 米スポーツ専門局「ESPN」は「ショウヘイ・オオタニの1年目のシーズンと未来」を見出しを打って特集。同局の記者3人が大谷の新人王獲得について、この試合前に議論を交わしている。大谷とともに候補に挙がっているのは、ヤンキースで23発を放つミゲル・アンドゥハー、同22発のグレイバー・トーレスだ。

 まず、ドリトル記者は「大谷はアメリカンリーグトップのルーキー。トーレスやアンドゥハーを超える余地はある」と大谷を最上位の評価。また、シェーンフィールド記者も「100年ぶりに現れた野球選手が大谷だ。彼は7月初め以来、投げていなかったが、アンドゥハー、トーレスより総合力では上回る。打席に立つのは少ないが、(この試合前まで投手として)49イニングと3分の1はハイレベルだ」と投打にわたる活躍ぶりを評価している。

 一方、ミラー記者のみ「2番手という評価」と言及。「少しだけトーレスに劣るかもしれない。バッターとピッチャーを同時にこなすことは信じられないしユニークだ」としながら「トーレスのオフェンス力は素晴らしい」と名門ヤンキースの主軸として活躍する21歳の能力を買っている。

「大谷の9月」の期待は? 「投手で10イニング以上、打者で3本塁打以上」
 
 議論では投打両面で活躍が期待される大谷の9月についても行われ、ドリトル記者は「ピッチングの面は未知の部分がある。彼の体調が100%に近くなればエンゼルスは彼を送り出すだろう」、シェーンフィールド記者は「ホームランと三振に期待する。彼の二刀流とSHOWTIMEをみんなが期待している」と高い期待を寄せた。

 トーレス推しのミラー記者も「投手としては10イニング以上、打者としては3本塁打以上を期待する」と具体的に数字を挙げながら、大谷の新人王獲得の条件として残りシーズンで30イニング、防御率3.00以下をマークし、OPSでトーレスを上回る数字を残すことを挙げている。この日は2回1/3にとどまり、さらにイニングを伸ばせるか。

 右肘を故障した影響で一時戦線離脱しながら新人王レースの有力候補の一角に挙がっている大谷。栄えある賞を手にできるか、残りシーズンの活躍が鍵になりそうだ。

THE ANSWER編集部
 打者、大谷の活躍で新人賞を取ってもらいたい。

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