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石破茂首相は、11日午後6時から行われた党首討論で、国民民主党の玉木雄一郎代表から「総理、また(国民に)現金配るんでしょうか」などと「バラまき批判」を突きつけられ、「そのような侮辱はやめていただきたい」と色をなして反論する場面があった。 玉木氏は、2024年度の税収上振れ分を活用した国民への現金給付方針を与党が決めたことを念頭に、単刀直入に指摘。石破首相は「報道は承知していますが、政府の中で検討したということはありません」とかわしたが、今年2月、首相が国民民主党の議員に「今、税収の上振れ分を国民にお戻しするような財政状況ではない」と、現状とは異なる内容の答弁をしていたと指摘を受けた。 玉木氏はあらためて「政府としては、税収の上振れを還元する形での現金給付はことはできる状態にないと明言できますか」と踏み込んだが、石破首相は「それは、政策としていろんな選択肢があるのだろうと思っていますが、恒久的な財源をどう考えるかだ。上振れ時はいいでしょうが、下振れたらどうするのかということも合わせて考えないといけない」と、かみ合わない答弁でかわした。 玉木氏は「石破内閣としてはそういうことはしない、ということか」と指摘したが、石破首相は「与党からよく、お話を聞いてみないと分からない」と否定はせず、「与党からいろんな提案があった時、政府として議論をしながらそれがバラマキにならないよう、高所得者優遇にならないように、それがきちんとした財政の健全化に資するような形で政策というものは形成されるものだと思う」と、のらりくらりの答弁を続けた。 首相答弁に業を煮やした玉木氏は「選挙の時に現金を配るんですか。疑問が消えません」とした上で「総理ね、税収の上振れがあった時には、上振れた税収は、自民党でも公明党のものでもないですよ」と踏み込んで指摘。野党席から「そうだ!」の声が上がった。 玉木氏は続けて「もし還元すべき税収があるのなら、一生懸命働いている国民の、納税者のものだ。仮に返せることがあれば減税で納税者にお返しするのが筋だと思う」と指摘。「この国はまじめに働けば働くほど、税金を取られ社会保険料を引かれ、賃上げしても手取りが増えない。もし還元すべき税収があるなら、選挙前にバラまくのではなく、納税者に減税でお返しするのが筋だと思いますが、いかがですか」と、思いをぶつけた。 玉木氏の指摘がしゃくに障ったのか、石破首相は「私どもは、税収が自民党や与党のものなどと思った事は1度もございません。そのような侮辱はやめていただきたい」と猛反論。「自分たちのものだから国民にバラまく? そのようなことを考えたことは1度もない!」とした上で「国民の血税であるとともに、いかにして困っている方に手厚くするかも考えていかないといけない。私どもはいかにして(国民の)所得が増えるかに、一生懸命取り組んできた。国民に向けてバラまくなどというつもりはございません」と、語気を強めて反論を続けた。 玉木氏は首相発言に対応する予定でマイクの前に立っていたが、持ち時間の終了と党首討論の散会が告げられ反論できずじまい。中途半端な幕切れとなり、「残念です」とつぶやくしかなかった。
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国民を舐めている、つまらない選挙目的のバラマキではなく、食料品の消費税ゼロでしょう。税収の上振れ分で十分可能でしょう。

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