ページビューの合計

2020年8月6日木曜日

日本ハム5割復帰逃した マルティネス魔の六回に5失点KO

配信

道新スポーツ

 借金完済ならず…。日本ハムは5日、札幌ドームで西武と対戦。同日30歳の誕生日を迎えた先発のニック・マルティネス投手が五回まで無失点と、ほぼ完璧な投球を見せたものの六回に2本の2ランを浴びて、まさかの途中降板。5失点でバースデー勝利はならなかった。打線も2点を奪うのがやっとで、勝率5割復帰を逃し、順位も5位に逆戻りした。 【写真】マル、七回に悪夢 四回まで無安打 完封ペース一転

 勝率5割復帰を目前に、チームの連勝は止まった。前夜に11得点の猛攻を見せた打線は、再三好機をつくりながらも、最後まで決定力を欠いた。計11安打を放ったが、西武投手陣を攻略できず2―7で完敗。8月初の黒星を喫した。  六回までは毎回、得点圏に走者を進めた。しかし、あと一本が出なかった。もどかしさの募る展開を、栗山監督は「全然(安打が)出ないよりはいいけどね。良かった部分はあるけど、考えないといけない部分も多い」と、淡々と振り返った。  痛恨の2発で、助っ人右腕の心はポッキリ折れた。この日30歳の誕生日を迎えた先発のマルティネスは、五回まで2安打無失点。快調に凡打の山を築いたが、突如崩れた。六回1死から源田に単打を許すと、1番・スパンジェンバーグに逆転2ランを被弾。さらに森の中前打と山川の13号2ランで、あっという間に突き放された。  1度途切れた緊張の糸を、つなぎ合わせるのは難しい。2被弾の直後には、目を疑うような光景が待っていた。4番・外崎を投ゴロに打ち取るも、打球を処理したマルティネスは一塁へ悪送球。地面スレスレで捕球を試みた清宮のファーストミットから、白球がこぼれ落ちた(記録は清宮の失策)。この場面で首脳陣は、投手交代を決断。2番手・井口をマウンドへ送り出した。  負の流れを断ち切りたい井口は、その後2死までこぎ着けるも、7番・木村の中前適時打で追加点を献上。ミスから招いたピンチを、乗り切ることはできなかった。  六回途中5失点で4敗目を喫したマルティネスは降板後、ベンチに戻り表情をゆがめた。「五回まで調子も良く順調に投げることができたが、自信を持って投じたボールを捉えられてしまった。2本目のホームランは失投。イニング途中で降板する結果になってしまい悔しい気持ちです」。自らの記念日を勝利で彩れず、ガックリと肩を落とした。  借金完済は遠のいた。それでも、上位チームとの差はわずか。1つの黒星を悲観する必要はない。栗山監督は「ここ一番でしっかり点が取れるようにやっていきます」。一夜明けのリベンジへ向け、すぐさま視線を切り替えた。 (宮西雄太郎)

*******************************************************

 本塁打を打たれて負けるのはしょうがないが、手抜きの送球ミスはいただけない。

0 件のコメント:

コメントを投稿