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◇パ・リーグ 日本ハム8-5西武(2020年8月26日 メットライフD) 日本ハムの渡辺諒内野手(25)が26日、西武戦の9回にダメ押しの5号ソロを放ち、チームは今季最多タイ4連勝で楽天と並んで3位に浮上した。7点リードから6回に5失点して2点差に迫られ、嫌な流れとなっていた中での価値ある一発。2回には中前打を放ち、4試合連続複数安打で打率を・299まで上昇させて今季初の打率3割到達目前となった。 もはや直球を破壊させたらリーグ屈指だ。渡辺の直球打率は・400を誇る。今季のパ・リーグの球種別打撃成績では、同僚の近藤(・413)、ソフトバンクの柳田(・412)に次ぐ3位だ。この日、餌食にしたのは西武の守護神・増田だった。 「流れが悪くなり始めて追加点が欲しい場面での先頭だった。何とかして塁に出ようと思った結果、最高の形になって良かった」 2点差の9回だった。西武ベンチが勝ちパターンの投手を惜しみなく投入してくる中、増田の直球を砕いた。カウント0―1から内角高めの146キロを強振すると、快音を残した打球は左翼ポール際へ飛び込んだ。相手の追い上げムードを断ち切る一発に、栗山監督も「大きかったね。素晴らしかった」と感謝。ベンチ前では矢野外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐と少し照れくさそうにカメラ目線パフォーマンスも決めてみせた。 2回はビヤヌエバの先制3ランを演出する中前打を放ち、4試合連続複数安打。7月は月間打率・238と苦しんだが、今月はこれで同・385と不振を脱出した。「打撃の調子も良く、しっかり四球も選ぶことができている」と分析する25歳は、プロ7年目で初の打率3割に向けて「この状態を維持できるようにしたい」と意気込む。 チームは2カード連続で勝ち越し、今月13勝目(7敗1分け)を挙げて今月勝ち越しも確定した。昨季は7月終了時点で首位と0・5ゲーム差に迫りながら、8月に5勝20敗1分けと大失速したことが、シーズン5位につながった。今季最多の貯金3で3位に浮上したとはいえ、優勝だけを狙う栗山監督は語気を強めた。「優勝を目指しているんだから、3位なんてダメでしょ」。打線の軸・近藤を右ふくらはぎ打撲で欠場中の4戦全勝。この連勝は渡辺の活躍なくして語れない。(東尾 洋樹)
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渡邉諒の活躍により、チームの雰囲気がいいね。投手陣が抑えれば、昨季のような大失速はないだろう。
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