今季の残り試合は打者に専念する「彼が打撃をする上で障害は何もない」
エンゼルスのジョー・マドン監督は4日(日本時間5日)、敵地・マリナーズ戦前に報道陣の取材に対応し、大谷翔平投手の来季以降の二刀流継続に自信を見せた。2年ぶりの二刀流復活が期待された大谷は「右屈曲回内筋群の損傷」で今季の残り試合は打者に専念することになった。一部の米メディアでは打者専念論が出ているが、「彼なら(二刀流を今後続けていくことが)できると私は見ている。彼は最高級の投手。打撃の能力も私は見てきた。彼が(今後)片方を優先させる決断をし、それを我々に伝えてくる時が訪れる可能性もある。彼が打撃を好きなのは、私も理解している。現時点では、私の考えるところでは、彼なら二刀流ができると思う」と言葉に力を込めた。 大谷は2日(同3日)の本拠地・アストロズ戦で先発し、2回途中無安打5四球2失点で降板。降板後に右腕の違和感を訴え、MRI検査で右屈曲回内筋群の損傷と診断された。投球再開まで4~6週間。今季中の投手としての復帰は難しくなったが、チームに同行。指名打者としては状態を見ながら出場を続けるとしていた。この日の敵地・マリナーズ戦はスタメンから外れたが、マドン監督は「(負傷が打撃に)影響は出ないはずだ。私がこれまでに聞いたところでは、彼が打撃をする上で障害は何もないはずだ。今日は少し痛みがあるだけ。1日ごとに様子を見ていくことになる」と説明した。 今季の投手成績は2試合登板、0勝1敗、防御率37.80。マドン監督は「彼は数週間、投球自体をしない。正確に何週間かわからないが、少なくとも2週間ほどだ。彼が今季(試合で)投げるとは私は全く思っていない」と明かし、来季の投手復活へリハビリを進めていくとした。一方の打撃では27打数4安打の打率.148、2本塁打、7打点、1盗塁。持ち味の長打力を発揮している。まずは打者専念し、チームのポストシーズン進出へ力を注ぐ。
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今季は打者専念で活躍してもらいたい。
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