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2017年9月12日火曜日

井上尚弥、3階級制覇の前に統一戦「誰が一番、強いのか。それを証明したい」

 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者で、米国デビューとなった6度目の防衛戦をTKO勝ちで飾った井上尚弥(24)=大橋=が11日、成田空港に帰国。12月に計画する次戦で他団体王者とのビッグマッチを実現させ、来年にも1階級上のバンタム級で3階級制覇に打って出る決意を明らかにした。「ボクシング人生の分岐点」と掲げた米国進出で名前を売った「モンスター」がさらにビッグになる。

 モンスターはハングリーだった。井上は「予想以上に力みすぎて、めっちゃ筋肉痛。無事にチャンピオンとして帰って来られてホッとしている」と一息つき、秘めた野望を吐き出した。「スーパーフライ級で形を残したいので、年末に統一戦を(陣営に)お願いするつもり」。年々体が大きくなり、減量も苦しく、バンタム級は以前から視野に入れていた。世界3階級制覇への花道として、転向前に花火を打ち上げるのが狙い。「やり残したこと」については「統一戦ですね」と即答。「チャンピオンが4人いるわけだから。誰が一番、強いのか。それを証明したい」と言い切った。

 標的の候補は3人の王者だ。井上がV6防衛した同じリングのメインで、元世界4階級制覇のローマン・ゴンサレスを4回KOで沈めたWBCの強打者シーサケット。WBAのヤファイ。そしてIBFのアンカハス。井上がスーパーフライ級のラストマッチを年末に希望しているため、最短距離にいるのが唯一、次戦が決まっていないアンカハスだ。

 成田空港で直訴された大橋秀行会長(52)もゴーサインを出した。「スーパーフライ級で爪痕は十分残した」と語り、統一戦実現に「明日からいろいろ動きたい」と親指を突き上げた。井上も「相手あってのこと。タイミングもあるだろうけど、いつでも行きたい」と意気込んだ。

 V6戦は挑戦者のアントニオ・ニエベス(米国)をギブアップさせる圧倒的な6回終了TKO勝ち。米国デビュー戦を飾り「今まで以上に海外でやりたいという気持ちになり、そういう舞台で活躍していきたい!という思いに変わった」と井上。棄権した相手を倒せなかった悔しさもあり、自己採点は「70点」だった。今後は年間で国内2試合、海外1試合を希望するモンスターは「まだ始まったばっかり」と貪欲だった。
(スポーツ報知)

 井上強い。けれどパッキャオのように階級を上げて勝てるだろうか。

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