その重大発表とはもちろん、マクラーレンとホンダの関係が今季限りで解消されること、そして2018年にマクラーレン・ルノーが誕生すること、そして同じくトロロッソ・ホンダが誕生すること、そしてそれらに伴って変化が生じるドライバー体制などだ。
現時点ではまだ公式発表はないものの、これらに伴う正式な契約手続きは今週末のF1第14戦シンガポールGP開催前に終えられることになると考えられている。そして、今週中に相次いで、あるいは同時に、それぞれのチームから正式発表が行われることになりそうだ。
■トロロッソ・ホンダ誕生発表は一両日中に?
マクラーレン・ホンダ問題に関しては、スペインの『Marca(マルカ)』が、ホンダがついにマクラーレンとの決別を受け入れたと次のように報じている。
「この日本企業(ホンダ)はこのほど、マクラーレンと別れ、2018年からトロロッソに(パワーユニットを)供給することを受け入れた」
『Marca(マルカ)』は、ホンダのマクラーレン決別とトロロッソとの新契約締結に関しては「水曜日(13日)もしくは木曜日(14日)に発表されるだろう」と付け加えている。
■アロンソの去就はいまだ不透明
『Marca(マルカ)』はさらに、この一連の重大発表の中でカギとなる2人のスペイン人ドライバーたちについても触れている。
来季に向けた去就が不透明な状況にあるフェルナンド・アロンソについては、マクラーレンがルノーのパワーユニットに切り替えることで2018年もマクラーレンに残留することが濃厚になったと考えられているようだ。
だが、ホンダから得ていた巨額の支援金を失うマクラーレンは、アロンソに対して「報酬減額を申し入れた」ようだとのうわさもささやかれている。こうしたことから、アロンソがマクラーレンに来季もとどまるのか、あるいは違う道を選択するのか、それについての発表はもう少し先になりそうだ。
■サインツはマレーシアGPからルノーへ
一方、最近の報道によれば、トロロッソが来季ホンダへ移行することに伴い、レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソがカルロス・サインツの契約を即時ルノーに譲り渡すことで合意したと言われている。
伝えられるところによれば、サインツは少なくともルノーと2年契約を結んだものと考えられており、10月1日(日)に決勝が行われる今季の第15戦マレーシアGPからルノーR.S.17のステアリングを握ることになると見られている。
サインツに関してはルノーが昨年もオファーを出すなど、獲得を強く望んでいたことが知られている。レッドブル昇格の道が閉ざされたサインツもレッドブルやトロロッソとの契約を解除したいと示唆していたこともあり、ルノーが来季トロロッソからマクラーレンへ供給先を変更するにあたっての条件のひとつとしてサインツの移籍交渉が行われていたようだ。
『Marca(マルカ)』によれば、レッドブルのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコが、以前からレッドブルとの契約を解除したいと表明していたサインツをもはや今季これ以上トロロッソで走らせる意味がないと判断したために、この異例とも言えるシーズン途中でのチーム移籍が実現することになったのだという。
■サインツ移籍による玉突き現象も
このサインツのルノー移籍により、今季いまだにノーポイントとなっているジョリオン・パーマーが今週末のシンガポールGPを最後にシートを失うことになるのがほぼ確定的な状態となっている。
また、サインツが抜けた穴を埋めてトロロッソのシートに座ることになるのは、先週末にスーパーフォーミュラ2連勝を達成したレッドブル育成ドライバーのピエール・ガスリーだとうわさされている。
一方、ルノーで数回にわたってF1テスト走行を行っていたロバート・クビサだが、サインツのルノー加入決定により来季ルノーでF1復帰するチャンスは消えてしまったことになる。このため、クビサの方からルノーに対して両者が結んでいた短期契約の解除を申し入れ、ルノーもこれを承諾したと伝えられている。
そのクビサに関しては、ウィリアムズもしくはザウバーにF1復帰のチャンスを求めていくことになりそうだと言われている。
(TopNews)
トロロッソ・ホンダか。とろろそば。
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