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2017年9月21日木曜日

大谷翔平「メジャー挑戦」でひと儲けを狙う日本ハムの皮算用

「2014年に楽天・田中将大が、ヤンキースと7年契約、総額約159億7000万円で契約したのに比べて、契約金が最大約6億3000万円は、破格の安さと言わざるをえません」(球団関係者)

 大谷翔平(23)が、今オフにポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦する。日ハムに入団してまだ5年。 もちろん、同システム導入後、日本人最速となるが、日ハムサイドには早めに売りたい事情があった。

「2011年に、ダルビッシュがポスティングを利用して移籍した際、入札金として約40億円が日ハムの懐ろに入った。だが2013年に同制度が改革され、メジャー球団から支払われる譲渡金は、最大約22億円に抑えられることになった。このシステムは現在、日米間で協議中だが、来年以降、大幅に減額される可能性がある。1円でも高く売りたい日ハムとしては、この時期に移籍させるしかなかった」(担当記者)

 また、日ハムにはチームバランスなどを考えて、年俸を3億円以上出さないという不文律がある。例外は、メジャー移籍前のダルビッシュだけ。現在、大谷の年俸は2億7000万円だが、もし、来年残留して活躍すれば、3億円をオーバーすることは確実だ。

 さらに、移籍に拍車をかけている要因がある。

「日ハムは、札幌ドームの使用料が高すぎるため、新球場設立の予定。そのための “大谷資金” をあてにしている。しかも、シーズン終盤FA権を取得する中田翔を他球団に高く売るはずだったが、絶不調。阪神に移籍する話もあったが、ここにきて撤退したという話がある」(球団関係者)

 一方、あるスポーツ紙デスクは、「日ハムは大谷の移籍前後で、ひと儲けしようと目論んでいる」と語る。

「12日の登板時、16球団32人のスカウトらが集結しましたが、彼らは、日ハムサイドが声をかけて、半ば招待された形でした。そこで大谷の素晴らしさを再度見せつけて、商品価値を上げたかったわけです。

 このタイミングでメジャー移籍を発表したのも、CS進出の可能性が消えたいま、残り試合をたんなる消化試合にしたくなかったから。“大谷見納め興行” で、少しでも稼ぎたいと。

 また、大谷がメジャーに移籍すれば、グッズ収入はメジャーにマージンを持っていかれてしまう。そこで、メジャー絡み以外の個人グッズやシーズンオフの国内イベント、テレビ出演におけるマネージメント業務からマージンを稼ごうとしている」

 大谷は今季終了後、右足首の手術に踏み切る。「メジャー挑戦はカネじゃない」と言い切る怪物が、いよいよ夢をかなえる時が来た。
(週刊FLASH 2017年10月3日号)

 大谷でひと儲けはおもしろい。
 本人の能力や希望にもよるけど、育ててメジャーに高く売るのもありだろう。

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