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(パ・リーグ、ロッテ0-3オリックス、19回戦、ロッテ15勝3敗1分、6日、ゾゾマリン)コロナショックを勝利で払拭することはできなかった。ロッテは6日、オリックス19回戦(ZOZOマリン)で打線がわずか2安打に抑え込まれ、0-3で敗れた。昨年から続く本拠地でのオリックス戦での連勝も11でストップ。首位・ソフトバンクも敗れたため、2ゲーム差は変わらないが、今後の厳しい戦いを予感させる零敗だった。 試合時間2時間27分での“泣き面に蜂”の完敗。“1軍半”の打線がわずか2安打、三塁すら踏めなかった。それでも、井口監督は努めて明るく振る舞った。 「優勝争いをしている中で主力が抜けることは非常に残念だが、若い選手にとってはチャンスだし、いい経験になる。ピンチをチャンスに変えてほしい」 1軍選手の新型コロナウイルス集団感染で、計22選手を入れ替えて臨んだ一戦。荻野、菅野、藤岡のレギュラー3人を欠く中、2軍から緊急昇格した選手を即スタメン起用した。1番にプロ初出場となる高部、9番に茶谷。しかし、高部が3三振、茶谷は1打席目に三振を喫して交代。途中出場した福田光も2打数無安打で、3人で計7打数無安打に終わった。オリックス先発は防御率、奪三振の2冠を独走する山本とはいえ、チームは山本との今季過去2試合では対戦打率・311(45打数14安打)と攻略に成功していた。 ZOZOマリンは5日に球場内が入念に消毒され、さらにこれ以上の感染者を増やさないため、球団は控え選手や一、三塁の各ベースコーチに試合中のマスク着用を新たに指示した。その中で今季9戦全勝だった本拠地でのオリックス戦に零敗を喫した。 指揮官が自身のPCR検査結果、そして選手の集団感染を知らされたのは5日深夜。「最善の感染防止策を取ってきた中でのことなので仕方ない。彼らには1日も早く元気になっってほしい」と話した。この日の朝には鳥谷ら陽性者からLINEなどで「申し訳ない」と連絡があったという。
残り27試合で、首位・ソフトバンクとは2ゲーム差。9試合の直接対決を残す。井口監督は「現状いる選手でやるしかない。これ以上、(感染者が)増えなければ、今戦っているメンバーでまたいけると思う」と、自らに言い聞かせるように繰り返した。今季本拠地開幕戦となった6月23日から右翼席に掲げられるファンが製作した「コロナ禍を共に乗り越えよう!」の横断幕。今が、そのときだ。(東山貴実)
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2軍レベルの戦力では厳しいだろう。
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