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[ロンドン 2日 ロイター] - 西側諸国の当局者は2日、ウクライナ侵攻という決定によってロシアのプーチン大統領の権威は弱体化したものの、ロシアの政治体制は独裁的で、近く政権交代となる公算は小さいという認識を示した。 この当局者は、ロシア軍がウクライナで後退を余儀なくされる状況となる一方、ロシアの侵攻を受けウクライナの国力は強まり、北大西洋条約機構(NATO)の拡大も促進されたと指摘。「実に壊滅的な間違いによってプーチン氏は弱まった」と語った。 さらに「ロシア国民は(ウクライナ侵攻が)容易に進むと考え、プランBを用意していなかった」とし、「プーチン氏が大きな間違いを犯したと誰もが分かっている」と述べた。 こうした状況によって、プーチン氏の後継者に関する議論が高まる可能性はあるものの、大統領交代が近く実現する公算は小さいという見方を示した。同時に、2020年代半ばの状況は「一段と興味深い」状況になるように見え始めたと述べた。 次回のロシア大統領選挙は2024年。プーチン氏は現時点で再出馬するかどうか言明していない。 プーチン大統領はこれまでにウクライナにおける「特別軍事作戦」に踏み切ったことを後悔しておらず、西側の覇権主義に対抗する需要な分岐点と位置付けている。 西側の当局者は、現時点でロシアがウクライナを巡り真剣に交渉する用意が整っているという兆候はないとし、「これは長く困難で、血に染まった紛争が続くことを示している」と述べた。
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独裁者を排除しないと戦争が終わらない。人命が無駄に失われていく。
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