【記者の目】米メディアが8年総額1億9000万ドル(約298億3000万円)と契約規模を予想していた今井が、アストロズと3年総額5400万ドルで合意した。なぜ、これほど大きなギャップが生まれたのか。
一因として挙げられるのは、過去に巨額契約を勝ち取ってきた田中将(当時ヤンキース、現巨人)や山本(ドジャース)と比べ、日本で「圧倒的」と言える成績を残してきた期間が短い点だ。そのため、日本市場に精通するヤンキースやドジャースも、争奪戦に積極的には加わらなかった。しかし、米メディアの評価は総じて高く、代理人サイドも強気の姿勢を崩さなかった。
今井側としては、当然ながら総額1億ドル(約157億円)を超える契約を望んでいただろう。ただ、それが現実的でないと判断した時点で、毎年オプトアウト可能な短期契約を選び、まずはメジャーで自らの価値を証明する戦略に切り替えたと考えられる。今井には平均年俸は低いものの、ア軍より長期の契約オファーも届いていたという。それでも、短期ながら平均年俸の高い契約を選択した。
もう一つ注目すべき点は、ホワイトソックスによる村上の獲得に続き、アストロズという、これまで日本選手の争奪戦で存在感が薄かった球団が今井を獲得したことだ。巨人の岡本についてもパイレーツの名前が挙がっており、これらの球団は以前から日本選手に関心を示しながらも、なかなか選ばれてこなかった経緯がある。
今回の補強は単なる戦力獲得にとどまらず、日本とのパイプを太くしていこうとする各球団の意思表示とも言える。(MLB担当・奥田秀樹通信員)
***************************************************************
譲渡金抑制、リスク回避で短期契約が今後の主流でしょうか。

0 件のコメント:
コメントを投稿