巨人からポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた岡本和真内野手(29)がブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億円)で契約合意したことが3日(日本時間4日)、分かった。45日間の交渉期限が米東部時間1月4日午後5時(同5日午前7時)に迫っていた中での電撃合意となった。契約には500万ドル(約7億8000万円)の契約金が含まれ、オプトアウト(契約破棄条項)は入っていないという。記者会見は6日(日本時間7日)に行われる予定だ。
巨人からメジャーに挑戦する野手は02年オフにヤンキースにFA移籍した松井秀喜以来、ポスティングでの移籍は19年オフにブルージェイズ入りした投手の山口俊以来となる。岡本は昨年12月28日(同29日)に米国入りし、各球団と交渉を重ねていた。
ブルージェイズは25年にポストシーズンを勝ち進み、ワールドシリーズに進出。2年連続で頂点に立ったドジャースに3勝3敗の第7戦、9回1死までリードを奪うなど、頂点まであと一歩だった。一塁には主砲のゲレロが君臨するが、25年に三塁で70試合以上に先発した選手はおらず、巨人時代の主戦場だった三塁は固定できなかったポジションの一つだ。
岡本は智弁学園高(奈良)から14年ドラフト1位で巨人入団。1軍に定着した4年目の18年6月に高橋由伸監督(当時)から巨人軍89代4番打者に指名されると、史上最年少の22歳で「打率3割、30本塁打、100打点」を記録し、一気に大ブレイクした。
18年から23年までは史上9人目となる6年連続30本塁打。20、21年と2年連続で本塁打、打点の2冠に輝き、23年には自己最多の41本塁打で3度目のキングと日本を代表するスラッガーに成長した。同年はWBCでも決勝の米国戦でアーチをかけるなど2発。「OKAMOTO」の名前を世界にアピールした。
24年オフの契約更改では「昔から憧れていた場所でもありますし、目標にしている場所でもある」とMLBへの思いを告白。そして今オフ、球団3例目となるポスティング申請が認められ、「厳しい世界だと分かっています。承知の上で勝負したい」と覚悟を示していた。長打力とコンタクト率を兼ね備える打撃力だけでなく、一塁と三塁でゴールデングラブ賞を計3度受賞した守備力も高く評価されており、即戦力として争奪戦となっていた。
今オフ、同システムを利用した日本人選手では、ヤクルト・村上宗隆内野手(25)がホワイトソックスに2年3400万ドル(約54億円)で移籍。岡本と同じスコット・ボラス氏が代理人を務める西武・今井達也投手(27)は1日(同2日)に出来高を含めて3年最大6300万ドル(約99億円)でアストロズと契約合意していたが、通算248本塁打の大砲も2人に続いた。
15年9月に巨人の高卒新人としては1993年の松井秀喜以来となるお立ち台に上がり、「奈良県から来ましたジョニー・デップです!」と自己紹介してから10年が経過した。11年ぶりに“ルーキー”となる2026年。30球団で唯一カナダに本拠地を置き、25年はワールドシリーズまで進出したブルージェイズで、岡本和真が大暴れする。
◆岡本 和真(おかもと・かずま)1996年6月30日、奈良県生まれ。29歳。智弁学園高(奈良)では3年春夏の甲子園に出場。高校通算73本塁打。14年ドラフト1位で巨人入団。通算1074試合で打率2割7分7厘、248本塁打、717打点。ベストナイン2度、本塁打王3度、打点王2度。23年WBC日本代表。186センチ、100キロ。右投右打。昨季年俸は5億4000万円(推定)。
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大暴れしてもらいたい。

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