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2020年7月24日金曜日

日本ハム宇佐見 ももクロパワーで1024日ぶり本塁打

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道新スポーツ

二回に逆転決勝3ラン

 宇佐見3年ぶりの一発で勝利つかんだ! 日本ハムは23日、敵地・ペイペイドームでソフトバンクと対戦し、3―2と1点差ゲームを制した。1点を先行された直後の二回、2死一、二塁の好機に宇佐見真吾捕手(27)が、巨人時代の2017年10月3日以来となる本塁打を放ち、派手な3ランで逆転に成功。先発ドリュー・バーヘイゲン投手(29)は2点は失ったが、高速ツーシームと変化球で6回を好投。その後は必勝継投で逃げ切った。好守備にも支えられ、バーヘイゲンは2勝目を飾り、チームは単独5位となった。

巨人時代から通算5本目 アーチかければ全勝

 白球が舞い上がった瞬間、右翼手はすぐに追うことを諦めた。日本ハムベンチから沸いた歓声と共に、宇佐見の放った大飛球がライトスタンドに吸い込まれていった。  移籍後1号が試合をひっくり返す値千金の逆転3ラン。「(本塁打は)久しぶりだったので、すごいうれしかったですが、試合途中だったので、そこまで喜ぶことができませんでした」。捕手としても懸命のリードで、勝利に貢献。今季初めてのヒーローインタビューで、ようやく安堵の表情を浮かべた。  久々の感触が心地よかった。1点を先制された直後の二回。2死からビヤヌエバが四球を選ぶと、高浜が左前打で続いた。「2人がつないでくれたので、何とか一本出れば」。カウント1―1から、ソフトバンク先発左腕・笠谷のスライダーを完璧に捉えた。  「打った瞬間、入ると思いました。特にホームランは意識していないです。うまく当たってくれれば、ホームランになると小笠原コーチとも話していた。それが最高の形になって良かった」  プロ通算5本目のアーチは、巨人2年目の2017年10月3日のヤクルト戦(神宮)以来、実に1024日ぶりだった。これまで本塁打を放った4試合は全て勝利を飾っており、不敗神話は継続した。  昨季途中に、巨人からトレードで加入。「打てる捕手」として、期待を込めてきた栗山監督は「打つ能力があって、こっちに来てもらっている。やっぱり今はキャッチャーだから打てなくていいという時代ではない。きょうみたいな打撃が、チャミ(宇佐見)らしい」と目を細めた。  春季キャンプでは、誰よりも遅くまで居残り練習に取り組んでいた努力家。だが、オフになると、その素顔は「モノノフ」に変身する。今季の登場曲に使用しているアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の熱心なファンを表す言葉で、DVDの購入と鑑賞はもちろん、数多くのライブに参戦してきた。昨季は自身の休日とライブの日程が重なると、一人でライブに出向き、ペンライトを振る熱の入りようだ。  日本ハムが誇る「モノノフ」の一打で、首位ソフトバンクを撃破した。今カードは、これで2勝1敗と勝ち星が先行している。「いい流れで来ていると思う。あしたも勝てるように頑張りたい」。敵地・福岡で、宇佐見はさらに大きく輝く。 (中田和樹)

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 今日も有原で勝って、波に乗りたい。

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