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2020年7月26日日曜日

日本ハム6点差大逆転! 中田10号決勝弾「必死でした」

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道新スポーツ

10年連続2ケタアーチ

 主砲・劇弾! 日本ハムは25日、敵地・ペイペイドームでソフトバンクと対戦し、最大6点のビハインドを逆転し9―7で勝利した。七回、今カードで全く当たりの止まっていた中田翔内野手(31)が、10年連続2桁アーチとなる勝ち越しの10号3ランを放つなど、一挙6点を奪った。これで今カード3勝2敗。きょう、今季初の6連戦勝ち越しを懸け、ルーキー河野竜生投手(22)が先発する。 【写真】中田がルーキー河野援護弾 三回9号3ラン

 バットを振り抜くと、息を吸い込み、獣のようにほえた。不振に陥り、21打席無安打だった中田が、小さな奇跡を積み重ねた戦いのクライマックスで奮い立った。6点差を追い付き、迎えた七回2死一、三塁。狙い球は絞らず「きた球に対して自分のスイングをする」と自然体で構えた。ソフトバンク椎野の初球。外寄りのスライダーに反応した。大逆転のストーリーを完結させる特大3ランになった。  序盤に大量失点し、敗色濃厚の展開だったが、仲間は諦めず食らいついた。これに触発された。開幕から孤軍奮闘してきた4番の意地が詰まった一撃。ヒーローインタビューでは「全く仕事ができていなかった。何とか自分で終わらせないように必死でした」と胸をなで下ろした。  ソフトバンクとの6連戦に入ったとたん、当たりが止まっていた。ボール球に手を出すケースが増え、チャンスで三振、併殺…。中途半端なスイングが目立った。自分を責め、ベンチで悔しさをこらえていた。試合前の打撃練習では、小笠原ヘッド兼打撃コーチの指導を受け、熱心に打開策を模索していた。  ただ、特効薬は見つかっていなかった。「細かい部分はいろいろあると思うけど、正直、それが分かれば苦労しないというか…。映像を見直して差がある、というような分かりやすい問題ではない」。過去、何度も経験した好不調の波。ひたすら試行錯誤するしかなかった。  パ・リーグの頂点を目指す上で、3年連続日本一のソフトバンクは避けて通れない相手だ。昨季終盤、分厚い戦力に触れて「150キロを超える投手が何人いるか…。出てくる投手が全員すごい。他球団の抑えクラスがゴロゴロいる」と実感を口にしていた。脅威だからこそ倒しがいがある。心構えを含め、最強ライバルを基準に打撃を磨いてきた。  今季32試合目で放った10号アーチ。これでプロ3年目の2011年から10年連続の2桁本塁打となった。広い札幌ドームを本拠地とする球団に所属し、クリアしたことに価値がある。  チームはまだ借金生活だが、パ・リーグは混戦模様で首位とのゲーム差は小さい。当然、主砲が再びアーチ量産態勢に入れば上位が見えてくる。もう、暗闇は抜け出した。背番号6が頼もしく、希望を増幅させた。 (榎本真之)

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 満塁本塁打を打たれても、全員野球で頑張るだけだろう。

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