ページビューの合計

2020年7月8日水曜日

日本ハム 最下位オリに1差…さらに売り出し中の野村骨折

配信

道新スポーツ

四回守備で右手小指に打球直撃

 カード頭またも取れず…。日本ハムは7日、敵地・京セラドームでオリックスと対戦し1―7で敗れた。先発の杉浦稔大投手(28)は五回途中3失点で降板。打線も相手先発のアンドリュー・アルバース投手(34)を攻略できなかった。さらに急成長株の野村佑希内野手(20)が、右手小指を負傷し途中交代。試合後に骨折が判明した。不運も重なる大敗を喫し、チームは最下位オリックスに1ゲーム差に詰め寄られた。

 またしても出はなをくじかれた。舞台を大阪に移しても負の流れを断ち切れなかった。終始相手にペースを握られ、見せ場なく敗れた。相手先発・アルバースに対しては、7回2安打8三振とお手上げ状態。栗山監督は「相手が良いのは分かっているけど、何とかしないといけないのが野球」と、言葉を絞り出した。  先手必勝は勝負の鉄則だ。しかしチームは開幕から、カード頭をことごとく落としている。この日を含め初戦の成績は0勝3敗1分け。指揮官は「取りたいと思ってやっているけど、なかなか取らせてもらえない」と、苦しい現実を正面から受け止めた。  まだペナントレースは序盤の段階。とはいえ、借金3の現実を楽観視はできない。主力メンバーの不振が目立ち、投打の歯車はチグハグなまま。チーム打率、防御率共にリーグワーストでは光を見いだすのは難しい。  小笠原ヘッド兼打撃コーチは「どのチームにも1年に1回はうまくいかない時がある。何とか1試合でも早く、かみ合うようにやっていきたい」と現状打破を誓う。最下位オリックスとはわずか1ゲーム差。一刻も早くチームを立て直し、猛牛の足音を遠ざける。  手痛い敗戦に不運も重なった。期待の新星がアクシデントに見舞われた。四回の守備時、若月の放った強烈な打球が、野村の右手小指を直撃した。野村は直後の攻撃で代打を送られ途中交代。試合中に大阪市内の病院へ向かい、精密検査を受けた結果、右第5指基節骨の骨折と診断された。きょう8日帰京し、都内の病院で精密検査後、リハビリなどの今後の方向性について精査する。  野村は前カードのソフトバンク6連戦で2度、勝利打点をマーク。ラインアップに欠かせぬ存在になりつつあったが、無念の離脱が決定した。波に乗れないチームにとって、若武者の不在は大きな痛手。日本ハムは開幕16試合目にして早くも、試練の時を迎えている。  1つの白星が、苦しむチームの特効薬となり得る。勝利の鍵を握るのは主軸打者の攻略だ。この試合では吉田正に4安打2打点、ジョーンズにも1安打2打点を許した。「野球は主軸を打つ人が絶好調になるとチームを勝たせられる。そういう人をつくらないことが原理原則」と栗山監督。重量打線の”肝”を封じ、勝利への道を開く。(宮西雄太郎)

***************************************************

 野村の骨折は痛いけど、代わりにチャンスを貰える選手に頑張ってもらいたい。


0 件のコメント:

コメントを投稿