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2017年8月19日土曜日

大谷翔平 日本ハム ド軍ハーシュハイザー氏の前でV打

◆日本ハム4―0西武(18日・札幌ドーム)試合詳細

 大きな一発だけではない。大谷がパワーではなく技術をメジャーのレジェンドに見せつけた。初回1死三塁。追い込まれてから野上の外角低め、見逃せばボールのフォークに食らいつき、最後は右手一本で決勝打となる先制の中前打。4戦連続の安打&打点に「走者が三塁だったので、外野フライを打つつもりでいきました」と気持ちに余裕もあった。

 6回1死では驚異のバットコントロールを披露。内角低めのワンバウンドしそうなスライダーをゴルフスイングのように振り上げ、右翼線二塁打。普通なら切れてファウルになる打球だが、まるでイチローのようにバットを自在に操り、フェアゾーンに落とした。

 早ければ今オフとなるメジャー移籍へ向け、周囲は騒がしくなってきた。この日はダルビッシュや前田健太が所属するドジャースが、編成部門の責任者であるA・フリードマン編成担当社長に加え、通算204勝の球団レジェンドOB・オーレル・ハーシュハイザー氏(58)ら総勢8人態勢で練習から視察した。

 大谷のフリー打撃をネット裏でチェック。試合を見届けた。現在ド軍のテレビ解説を務める伝説の右腕は「シー・ユー・トゥモロー」と大谷について言及こそしなかったが、直々に来日し、練習から生チェックするのは異例中の異例だ。ド軍以外にもレンジャースやパイレーツなど、複数球団が札幌に集結した。

 これで8月の月間打率は4割。チームも約3か月ぶりの4連勝だ。栗山監督は「投手との駆け引きができてきた。2本目の安打も翔平らしいっちゃ、らしい」とうなずいた。投手での実戦登板こそもう少し時間がかかるが、大谷争奪戦は過熱する一方だ。(岸 慎也)

 ◆現役時代のハーシュハイザー

 88年にはメジャー記録となる59イニング連続無失点を記録。この年23勝(8敗)を挙げ、ワールドシリーズMVPにサイヤング賞を獲得。球宴にも3度選出。インディアンスなどを経て00年には古巣ドジャースで現役引退。変化球を巧みに操る投球術とタフさが武器で愛称は「ブルドッグ」。通算204勝。
(スポーツ報知)

 打者・大谷がすばらしい。
 中田の本塁打の伏線も大谷。
 打者専念でいいでしょう。

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