ページビューの合計

2017年8月14日月曜日

MotoGPオーストリアGP決勝:ドビジオーゾが今季3勝目。2年連続でドゥカティが制しホンダ2台も表彰台

 MotoGP第11戦オーストリアGP、MotoGPクラスは、オーストリアのレッドブル・リンクで決勝レースを行ない、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝レースは気温23度、路面温度30度のドライコンディションで争われた。

 好スタートを切ったのはホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)。マルク・マルケス(ホンダ)が2番手で続くが、ロレンソはマルケスに約1秒のリードを取って1周を終える。2周目までロレンソはリードを拡大したが、マルケスがドビジオーゾと共にその差を縮め、6周目にはロレンソの背後に迫る。11周目の3コーナーでマルケスがロレンソのインをついてトップに浮上するが、立ち上がりでロレンソも並び、引かない。イン側からドビジオーゾが二人に並び、一瞬トップに浮上するが、4コーナーでトップに出たのはマルケス。

 ここからマルケス、ドビジオーゾの順で周回を重ねていくが、ロレンソが次第に遅れ始め、マルケスとドビジオーゾの一騎打ちがスタート。18周目の3コーナーでマルケスがラインを外し、ドビジオーゾがトップに浮上するが、20周目の7コーナーでマルケスがトップを奪還。

 しかし、22周目の1コーナーでドビジオーゾがトップを奪い返すと、マルケスも負けじと3コーナーでトップに立ち、両者並んだまま4コーナーをめざす。先行したのはドビジオーゾだったが、二人がバトルを展開したことで、その間に後方からダニ・ペドロサ(ホンダ)が二人との差を急速に縮め、トップ争いは3人となる。しかし、ペドロサは24周目あたりから遅れ始め、ドビジオーゾとマルケスのトップ争いとなる。

 26周目の1コーナーで突っ込みすぎたマルケスがラインを外し、一瞬、ドビジオーゾとの差が広がるが、マルケスはすぐにリカバリーし、ドビジオーゾの背後につく。そして、最終ラップの最終コーナーでマルケスがドビジオーゾのインを突くが、ラインがワイドに。インから立ち上がったドビジオーゾが先行し、今シーズン3勝目をマーク。僅差の2位にマルケスが続いた。

 ペドロサはマルケスから2秒485差の単独3位でゴール。ロレンソが終盤にヨハン・ザルコ(ヤマハ)とバトルとなったが、これを抑えきり、ペドロサから4秒遅れの4位でゴールした。ザルコが5位に入賞し、インディペンデントチーム、ヤマハ勢のトップとなった。

 6位にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、7位にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が入賞。アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)が8位、ロリス・バズ(ドゥカティ)が9位に続き、ワイルドカード参戦のKTMのテストライダー、ミカ・カーリョ(KTM)が10位に入賞した。

 アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が11位、スコット・レディング(ドゥカティ)が12位、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が13位、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が14位、カル・クラッチロー(ホンダ)が15位に入賞。

 アレックス・リンス(スズキ)は16位、エクトル・バルベラ(ドゥカティ)は17位、ブラドリー・スミス(KTM)は18位、ティト・ラバット(ホンダ)は19位、サム・ロウズ(アプリリア)は20位でチェッカーを受けた。

 ジャック・ミラー(ホンダ)は14位走行中の20周目の9コーナーで転倒リタイア。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)はスタートでウイリーして出遅れた後、6周を回ってピットに入りリタイア。ジョナス・フォルガー(ヤマハ)は3周を回ってピットに戻りリタイア。ポル・エスパルガロ(KTM)はスタートで他車と接触、マシンにダメージを受け、2周を回ってピットに戻りリタイアとなった。
[オートスポーツweb ]

 高速サーキットゆえに、マシン性能の結果だろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿