日本ハムの大谷翔平投手(23)、中田翔内野手(28)が14日のソフトバンク戦で、9回に今季初のアベック弾となる連続本塁打を放った。連敗を6で止め、ソフトバンクを首位から引きずり降ろす1勝。5位低迷する昨季日本一チームの意地に、3強のみなさん、ご注意を――。
打った瞬間、大谷はゆっくり歩きだした。5―1の9回。先頭で中田の外角フォークを強振した。バックスクリーン左横の5階席に推定飛距離145メートルの超特大弾を見舞った。「フォークが多かったのでフォークだけ狙っていった」。7月26日のロッテ戦以来となる4号ソロは、狙い澄ました一撃だった。
3番のアーチに、4番・中田も続く。同じくフォークを捉え、右翼スタンド最前列に一発を放った。8日の練習中に捻挫した左足首はまだ万全ではないが、2戦連発の14号ソロに「目の前であんな強烈な打球を見せられたので気合が入った」。今季初の「ON」アベック弾でダメ押しし、昨季優勝を激しく争ったソフトバンクを首位から2位に落とした。7月9日の再現だ。
中田は言った。「自分がDHに入ることで、チームの軸となる翔平が試合に出られない。それだけは避けたかった」。全力疾走ができる状態ではなく、守備での細かい動きは特に患部が痛む。しかし、一塁を守った。電気治療もそこそこに、テーピングをして13日から2戦連続で強行出場した。中田の男気、大谷への絶大な信頼がアベック弾を呼んだ。
投手での完全復活を視野に入れる大谷は「投打ともに状態を上げていけるように残りあと1カ月ちょっと頑張りたい」と言った。昨季日本一の原動力となった「平成のON」。優勝争いを繰り広げる楽天、ソフトバンク、西武の3強の脅威になる。 (柳原 直之)
▼日本ハム・太田(3年目の20歳が5試合目の先発出場で4回に決勝の適時三塁打。長打はプロ初)なんとか食らいついていけた。
▼日本ハム・白村(先発・村田が右ふくらはぎをつって4回で降板した後、1回を抑えて今季初勝利)勝ち星はラッキー。リードしたまま後ろに回したいと思っていた。
≪4年連続4度目 全て大谷→中田≫日本ハムは9回無死から大谷、中田が連続弾。2人のアベック本塁打は、昨年8月27日の西武戦(2者連続)以来9度目。うち、2者連続本塁打は4年連続4度目となり、全て大谷→中田の順で打っている。
(スポニチアネックス)
格下の投手で完全に舐められているけど、いつもこんな試合をしなければ。
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