奇跡の連覇へ全勝だ。阪神は24日、27日広島戦(マツダ)からの残り5試合に向けて、先発ローテーションを再編した。一時的に中継ぎに配置転換したジェレミー・ビーズリー投手(28)を先発に戻す。首位・巨人は優勝マジック4をともし、2ゲーム差をつけられた。逆転に望みをつなげるために、カードや球場との相性の良さを買った全勝ローテで挑む。 レギュラーシーズン最後の直接対決となった首位・巨人戦の敗戦から一夜明けた甲子園で、先発投手が汗を流した。2ゲーム差をつけられ、自力ではどうすることもできなくなった。それでも、勝負を諦めるわけにはいかない。残り5試合。チームは相性優先の先発を組み、全勝を狙う。 敵地で戦う27日広島戦は、昨季から同球場で7戦7勝の無双を誇る大竹がマウンドに上がる方向。ブルペンで調整をした左腕は「投げる以上は責任を持って、事前準備をというかできることをしたい。相手がここで、球場がここだからどうだ、とかは特にない」と、気を引き締めた。古巣・ソフトバンクが前日23日に4年ぶりにリーグ制覇をし「理想は(師事する)和田さんとの投げ合い」と抱負。勝ち進んだ先に待つ日本シリーズでの激突を心待ちにした。 舞台を神宮に移す28日のヤクルト戦は、ビーズリーが濃厚だ。安藤投手コーチが「(先発は)あと1回だけ」と語ったことから、一時的な中継ぎ措置を解除することが確実になった。助っ人は今季同カードは4戦4勝。ツバメ狩りを託される。 ラスト3試合はすべてDeNAが相手。本拠地での29日は、中6日で才木が確実視される。甲子園では今季10試合で6勝0敗、防御率1・51と抜群の安定感を発揮してきた。1―0で勝利した22日巨人戦でも、毎回のように走者を背負いながら、7回無失点で切り抜けた。1勝差に迫る14勝の巨人・菅野の今後の結果次第では、最多勝争いで並ぶことが可能だ。 30日は村上と青柳のてんびんがかけられているようで、近日中に決まる見込み。レギュラーシーズン最終戦の10月3日は、8月の復帰後に4勝を挙げ、左のエースとなりつつある高橋がマウンドに上がる方向だ。自力優勝の可能性は消滅したまま、とにかく勝ち続け、首位に重圧をかけたい。(倉世古 洋平)
《自力Vの復活 最短27日》 ○…阪神の自力優勝復活は最短で27日。条件は、巨人が25日からDeNA2連戦と中日戦に3連敗し、阪神が27日の広島戦に勝つか引き分けること。
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残り5試合全勝で逆転連覇できるでしょうか。
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