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自民党総裁選(27日投開票)を巡り、読売新聞社は終盤情勢を探った。党所属国会議員の支持動向調査と党員・党友への電話調査の合計では、石破茂・元幹事長(67)と高市早苗経済安全保障相(63)、小泉進次郎・元環境相(43)が激しく競り合う構図が続いており、このうち上位2人の決選投票となるのは確実な情勢だ。
議員の支持動向調査は、衆参両院議長らを除いた368人を対象に行い、24日時点で98%の361人から聞き取りなどで意向を確認した。
54人の小泉氏がトップで、小林鷹之・前経済安保相(49)が42人、林芳正官房長官(63)が39人で続いた。以下は、茂木敏充幹事長(68)35人、高市氏31人、石破氏28人、河野太郎デジタル相(61)25人、上川陽子外相(71)23人、加藤勝信・元官房長官(68)21人の順だった。「未定」「未回答」は70人だった。
読売新聞社が14~15日に全国の党員・党友に行った電話調査の結果を基にした党員・党友票(368票)との合計は、石破氏126票、高市氏125票、小泉氏114票で、この3氏が他の候補者を突き放した。
党員・党友票は、調査後に衆院比例北海道で繰り上げ当選があり、国会議員票とともに1票積み増されたことに伴う再計算で、石破氏が1票増えた。
総裁選は国会議員票と同数の党員・党友票の合計736票で争われ、1回目の投票で過半数に達する候補がいない場合、決選投票となる。石破、高市、小泉3氏の得票率はいずれも2割未満で、国会議員票と党員・党友票の未定・未回答103票を足しても過半数に届かないため、決選投票となる見通しだ。
3氏の陣営は、140票前後を固めれば決選投票に確実に残れるとみて、支持拡大に全力を挙げている。党員、党友の投票は26日に締め切られるため、最終盤は国会議員票の積み増しに注力する方向だ。
来年夏の参院選で改選を迎える50人超の参院議員は、自らの選挙に有利な候補を見極めるため、一定割合が態度をまだ決めていないとみられ、各陣営の働きかけが特に強まる見通しだ。
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裏金議員が推薦人で、アベノミクス踏襲では、裏金問題も何も変わらない。
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