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2017年10月4日水曜日

日本ハム・飯山が引退会見「一つの夢が叶って、そして消えてしまった」

 日本ハム・飯山裕志内野手(38)が15日、今季限りで現役引退することを発表。札幌市内の球団事務所で引退会見を開いた。

 「飯山裕志は今シーズンをもって、引退させていただきます。正直、年齢を重ねると、毎年のように考えてはいた。けがをして、1年間、1軍でプレーできずにチームに迷惑をかけてしまった。それが一番の理由です」と鹿児島生まれの薩摩隼人。時折、言葉を詰まらせる場面もあった。

 1998年のドラフト4位で鹿児島れいめい高から入団した飯山は2001年に1軍デビュー。ファームで4年間を過ごした。

 「僕自身、そんなに能力のある選手とは思っていない。だから、練習から100%を出さないと、試合でも100%を出せないと思ってやってきた」

 主に試合途中から守備固めや代走として出場する「スーパーサブ」として通算20年で910試合に出場、打率・202、1本塁打、45打点を記録している。登場曲に長渕剛の「勇次」を使用することでもファンに親しまれ、巨人と対戦した2012年の日本シリーズ第4戦ではサヨナラ安打も放っている。 一番の思い出は北海道移転後初優勝を達成した2006年の日本一。「(田中)賢介だったり、森本だったり、ファームで1軍で優勝するためだ、と一緒にやってきたメンバーだった」。苦楽を共にした仲間とつかんだ優勝だった。

 引退を決意したのは約1週間前。鹿児島に住む父、久志さんに「父さん、おれ選手辞めるわ」と電話をかけた。小さい頃から一緒にキャッチボールをしてくれた父は「よく頑張ったな」と褒めてくれたという。

 20年目を迎えた今季は8月9日に出場選手登録され、9試合に出場。若手を起用するチーム方針もあり、今月1日に登録抹消となっていた。

 「今、ちょっと一つの夢が叶って、そして消えてしまった。時間をかけて、(今後を)考えていきたいです」と飯山。日本ハム一筋、20年間の功労者に球団は10月3日のオリックス戦(札幌ドーム)で引退試合を準備。試合後にはセレモニーも行われる予定だ。
(サンケイスポーツ)

 「一つの夢が叶って、そして消えてしまった」名言だろう。
 ドラフト会議の季節となり、逆に戦力外で去る選手もいて、プロの世界は厳しい。

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