MotoGPクラスの決勝レースは気温14度、路面温度15度のウエットコンディションの下、予定どおり24周で争われた。好スタートからホールショットを奪ったのは、3番手スタートのマルク・マルケス(ホンダ)。しかし、V字コーナーでホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がマルケスをインからオーバーテイクし、トップに浮上する。
ロレンソを先頭にマルケス、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ポールスタートのヨハン・ザルコ(ヤマハ)が続き、ドビジオーゾも好ダッシュを決めオープニングラップで5番手につけている。
2周目、ペトルッチが3コーナーでマルケスを、6コーナーでロレンソを交わしてトップに浮上。ペトルッチはファステストラップをマークして後続とのアドバンテージを広げ、トップをキープ。2番手をマルケス、ドビジオーゾが争う。
6周目の時点で最大1秒半差を築いていたペトルッチだったが、中盤に入ると、マルケスとドビジオーゾがペトルッチの背後に迫り出した。13周目、ついに90度コーナーでマルケスがペトルッチをオーバーテイクしトップに浮上。ドビジオーゾも続く14周目の1コーナーで、ややラインを外したペトルッチのインをついて1、2コーナーで2番手に浮上する。
3番手となったペトルッチはマルケスとドビジオーゾについていくことができず、トップ争いはマルケスとドビジオーゾの一騎打ちとなった。トップのマルケス、2番手ドビジオーゾはテール・トゥ・ノーズで周回を重ねる接近戦。チャンピオンシップを争うふたりはもてぎのコース上で激しく火花を散らす。
19周目、5コーナーでドビジオーゾがトップを奪うが、21周目の3コーナーでマルケスがやや強引にインを突き、トップを奪取。ドビジオーゾも6コーナーで再び前に出るが、V字コーナーの進入でマルケスが再びトップに立つ。ふたりの意地がぶつかり合った白熱の勝負は、最終ラップにまで持ち越された。
(AUTO SPORT)
ホンダ、大丈夫だろうか。
ホームのもてぎで、ドゥカティに負けて勝てないのは痛い。
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